ニキビの部位別の原因に対策、改善法(おでこ、あご、鼻、頬、背中、デコルテ、胸にもなぜニキビができる?)

おでこや頬、あごにこめかみ、鼻など、部位によってその原因や対策、改善法も異なることをご存知でしょうか?

ケアしてもなかなかよくならない方や、同じ所に繰り返しできるといった方は、実はそのケア法がその部位に合っていないかもしれません。

今回はそんな部位別のニキビの原因に、対策、予防、改善法、悪化させない方法も詳しくご紹介してみたいと思いますので、ぜひ参考になさって、根本からニキビを撃退しましょう!

1.おでこのニキビの原因と対策

おでこにできたニキビ

【原因】

おでこというのは、顔の中でも毛穴の数も多く、皮脂の分泌の活発な箇所でもあります。

そのために、毛穴に皮脂が溜まりやすく、毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなっています。

さらに、ホルモンバランスの影響を受けやすい箇所でもあり、

ホルモンバランスが乱れることにより皮脂の分泌が盛んになる思春期ニキビができやすい箇所でもあります。

また、大人ニキビができることもあり、大人ニキビの場合には、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ(脂っこいものの食べすぎなど)などが原因となることも多くなっています。

他にも、そんな過剰な皮脂の分泌やテカりを抑えようと、必要以上に洗顔しすぎてしまったり、ピーリングをしすぎてしまうなどの誤ったスキンケアが原因でニキビができることもあります。

【さらに悪化させる原因】

このようなおでこにできるニキビが悪化する要因としては、

例えば、おでこは髪の毛が当たりやすかったり、シャンプーやコンディショナーが残りやすかったり、あるいは、整髪料もつきやすい箇所でもあることから、

そのような刺激や汚れが残ることにより、ニキビを悪化させてしまうこともあります。

【対策】

特に、おでこのニキビを予防したり、改善したりするには、やはり日ごろのスキンケアで、きちんと洗顔して、皮脂を落とすことが重要です。

たっぷりの泡で優しく汚れを落としながら、でも、洗顔しすぎることなく、肌を乾燥させることがないように、素早く洗顔してあげます。

洗顔する女性

さらに、乾燥により一層皮脂の分泌が活発になることがあるので、きちんと保湿することも大切です。

おでこはあまり乾燥しないからと保湿しないとニキビを悪化させてしまうことになりますし、ニキビの治りも遅くなります。

ですから洗顔した後は化粧水に乳液やクリームできちんと保湿してあげましょう

また特に、ニキビが気になる方は、前髪がおでこに当たらないような髪形にするようにしたり、

前髪にあまり整髪料をつけないようにしたり、

また、シャンプー、コンディショナーと洗顔の順番は、シャンプー、コンディショナーを先にするようにして、

その後に洗顔し、シャンプー、コンディショナーがおでこに残らないようにしましょう。

2.頬のニキビの原因と対策

頬のニキビに悩む女性

【原因】

頬というのは、顔の中でも皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすい箇所でもあります。

そのため、Tゾーンなどに比べるとニキビができにくい箇所でもあるのですが、

そんな乾燥により、逆にその肌の乾燥を守ろうと皮脂の分泌が過剰になることがあり、それが原因でニキビができることがあります

また、肌が乾燥することで肌の新陳代謝も乱れて、古い角質が上手くターンオーバーできずに、その角質が毛穴に詰まることもあります。

さらに肌の乾燥によって角質や皮脂が固まりやすく、ニキビの炎症の原因になることもあります。

元々脂性肌の方であれば、頬であっても皮脂の分泌が盛んで、やはり毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビになることがあります。

他にも、食生活の偏り、例えば、脂っこい食事が多かったり、皮脂腺を刺激する甘い食べ物をよく食べたり、

また、睡眠不足など、生活習慣の乱れが原因でニキビができやすい箇所でもあります

さらに頬のニキビというのは、炎症が治まっても、ニキビ跡として残ることが多い箇所でもあり、

乾燥などでターンオーバーも乱れやすいことから、ニキビ跡になると改善させることが難しい箇所でもあります。

【さらに悪化させる原因】

そんな頬のニキビの悪化要因としては、髪の毛が当たりやすかったり、

寝ている時に、枕やシーツなどがこすれて、それが刺激になって、悪化することもあります。

そして、日ごろからマスクをすることが多いという方も、そのマスクの刺激が原因となることもあり、

他の箇所はニキビはあまりできにくいのに、マスクをしている周辺にニキビができやすい方は注意が必要でしょう。

さらに女性の場合には、ファンデーションを多く塗る箇所でもあり、

必然的に、毛穴に詰まりやすい箇所でもあるので、落としきることができないファンデーションの油分で悪化させてしまうこともあります。

【対策】

このような頬のニキビの予防や対策としては、何よりも、しっかりと保湿をしてあげることが大切です。

しっかりと化粧水、乳液、クリームで保湿をしてあげることにより、乾燥によって皮脂が過剰になることもなくなり

ニキビの予防はもちろん、肌の水分量が保たれることで、肌のターンオーバーもよくなり、できてしまっているニキビの治りも早くすることができます。

化粧水で保湿する女性

乾燥を防ぐためにも、クレンジングや洗顔のしすぎにも注意が必要です。

他にも、髪が長く頬に当たりやすいといった方は、髪の毛を束ねるようにしたり、耳に掛けるようにするのもいいですし、

枕やシーツなど、肌に直接当たるものは、肌触りのよい滑らかな質感のものを選ぶようにしたり、常に、清潔な状態に保つようにしておきましょう。

さらに、女性の場合、ファンデーションは、毛穴に詰まりやすいリキッドやクリームではなく、

詰まりにくく、落としやすいパウダーファンデーションを選ぶようにするというのもいいでしょう。

またこのような頬のニキビの場合、できてしまったら、例えば、皮脂を取り過ぎるケアやつぶしてしまうといった誤ったケア、

あるいは、気になって触ってみたりといったことで、ニキビ跡になりやすい箇所でもありますので、ケアにも十分に注意が必要な箇所でもあります。

3.あごのニキビの原因と対策

あごのニキビに悩む女性

【原因】

あごには、意外と皮脂腺が多く、毛穴の数も多くて、皮脂が詰まりやすい箇所でもあります。

それでいて、Tゾーンとは異なり、乾燥しやすい箇所でもあります。

そのため、Tゾーンと頬の特徴を併せ持った箇所でもあるといえ、

肌が乾燥することによって、頬よりも多く皮脂が分泌されやすく、それが原因でニキビができることも多くなっています。

さらにあごは、ホルモンバランスの影響を受けやすい箇所でもあり、

ストレスや睡眠不足、食生活の偏りなどの生活習慣の乱れの影響も受けやすくなっています。

また、どちらかというと、思春期ニキビよりも大人ニキビのほうができやすく

やはりストレスなどが原因でできることも多くなっています。

女性の場合には、生理前に分泌される黄体ホルモンという女性ホルモンには、皮脂の分泌を活発にする働きもあり、

そのために、生理前になると特にあごの辺りにニキビができやすくなるといった方も多いようです。

さらにこのようなあごのニキビは、一旦炎症が起こると、治りづらいという特徴もあり、治ってもまた繰り返し起こることが多い箇所でもあります。

【さらに悪化させる原因】

このようなあごにできるニキビの悪化要因としては、洗顔のし過ぎなどによる肌の乾燥が挙げられます。

乾燥することによりやはり皮脂の分泌がより活発になって、ニキビができやすかったり、悪化させてしまいます。

また、あごは、女性でもシェーバーなどでケアを頻繁に行う箇所でもあり、

その刺激によって悪化させてしまうこともありますし、皮脂腺自体を刺激して、過剰な皮脂分泌を招いてしまうこともあります。

また日ごろから頬杖をつく癖があるという方も要注意で、ニキビができてしまっている場合には特に、手が直接ニキビに当たって、悪化させてしまうこともあります。

【対策】

このようなあごのニキビに対しては、やはり、他の箇所と同様、保湿をしっかりと行うことが重要となります。

やはりクレンジングや洗顔のし過ぎに注意し、化粧水に乳液、クリームでしっかりと保湿してあげるようにしましょう

また、あごのニキビはホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れの影響を強く受ける箇所でもあることから、

例えば日ごろから、ストレスや疲れをためないようにリラックスできるような時間を作るようにしたり、

お風呂でリラックスする女性

バランスのよい食生活、特に体内バランスを整えてくれるビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜を中心とする野菜や、

健やかな肌を作ってくれる良質なたんぱく質をきちんと摂るようにする、

ホルモンバランスの乱れの原因となる睡眠不足を避けるといったことを心がけるようにしましょう。

また、シェーバーなどの日常のケアも、できるだけ優しく行うようにし、頬杖をつく癖がある方はそんな癖を直すといったこともいいですね。

4.口の周りのニキビの原因と対策

口の周りのニキビ

【原因】

口の周りもまたニキビができやすい箇所でもあります。

口の周りというのは、その場所から、頬とあごの特性が混在している箇所でもあり、

頬のように肌が乾燥しやすく、ターンオーバーも乱れやすくて、皮脂が過剰になったり、古い角質が肥厚して、毛穴の中で固まりやすい箇所でもあります。

それでいてあごと同様に皮脂腺が多く、より毛穴に皮脂が詰まりやすい箇所となっています。

また、ホルモンバランスの影響も受けやすい箇所となっていて、やはりあごと同様に、ストレスや生活習慣の乱れなどでニキビができやすく、

女性の場合には生理前にできやすい箇所でもあります。

そして口の周りにできるニキビも、やはりあごと同じように、治りづらく、治ってもまた同じような箇所にできることが多くなっています。

【さらに悪化させる原因】

このような口の周りのニキビの悪化要因としては、誤ったスキンケアが考えられます。

クレンジングや洗顔のしすぎでより乾燥を招いてしまったり、

また特に、鼻の下というのは、意外とスキンケアを怠りがちな箇所でもあり、

口の横の部分はきちんと保湿をしても、鼻の下はきちんと化粧水や乳液がついていないことも多く、そのことでより乾燥してしまうこともあります

また、口の周りというのは、直接食べ物が当たりやすい箇所でもあり、そんな、食べ物の刺激で悪化させてしまうこともあります。

【対策】

このような口の周りのニキビの予防や対策としては、やはり他の箇所と同様に、クレンジングや洗顔は適切に行いながら、

化粧水などでしっかりと保湿し、潤いを保ってあげることが大切です。

またあごと同様に、ホルモンバランスの影響を受けやすい箇所であることから、やはり、ストレスや疲れをためない工夫をする、

睡眠や栄養バランスにもきちんと気を使いながら、生活習慣を整えてあげるようにしましょう。

さらに、すでに口の周りにニキビができてしまっている場合には、例えば、辛い食べ物やスパイシーな食べ物など、刺激の強い食べ物はできるだけ避けるといったこともいいでしょう。

5.鼻のニキビの原因と対策

鼻のニキビ

【原因】

鼻は顔の中でも特に毛穴が多い箇所であり、皮脂の分泌も活発であることから、毛穴に皮脂が溜まりやすく、雑菌も繁殖しやすい箇所もでもあります。

そんな皮脂がアクネ菌のえさとなり、増やして炎症を起こしやすくなっていますし、

ニキビの中でも、赤く炎症を起こす赤ニキビをはじめ、皮脂が毛穴につまり、それが固まって角栓となって毛穴から盛り上がって見える白ニキビや、

その皮脂が酸化して黒く見える黒ニキビができやすいという特徴もあります。

脂性肌の方でなくても、鼻だけは皮脂の分泌が活発であるといった方も多く、

また、ホルモンバランスが乱れることで皮脂がさらに過剰に分泌され、ニキビができやすくなることもあります。

【さらに悪化させる原因】

このような鼻のニキビの悪化要因としては、そんな皮脂やテカリ、ニキビが気になるからと、クレンジングや洗顔をしすぎてしまうことです。

鼻はもともと皮脂が活発な箇所であることから、それほど乾燥することはないのですが、それでも、クレンジングや洗顔をしすぎることにより、乾燥してしまい、

そのことで、バリア機能も低下して、皮脂の分泌がさらに活発になることもあります。

またそんな乾燥によって、やはり毛穴の中で皮脂や角質が肥厚して固まりやすくなります。

さらに、毛穴パックやピーリングなどの角質ケアをしすぎることもまた悪化要因となります。

そして、鼻というのは特に毛穴が多く、凹凸も多い箇所でもあることから、化粧下地やファンデーションが詰まりやすく、クレンジング、洗顔しても残りやすい箇所でもあります。

そのことで雑菌が繁殖し、悪化することもあります。

【対策】

このような鼻のニキビの予防、対策としては、クレンジングは適切に行いながらも、ほどほどに行うようにします。

また、皮脂が活発で毛穴に詰まりやすい箇所もであることから、洗顔できちんと落としてあげる必要があるのは確かなので、

洗顔の際には、できれば泡洗顔をするようにし、たっぷりのきめの細かい泡で丁寧に洗ってあげるようにします

鼻を丁寧に洗顔する女性

できるだけ、手は肌に直接触れないようにし、洗いすぎにも注意しましょう。

そして、皮脂が活発な鼻であってもきっちりと保湿をしてあげましょう。

化粧水でたっぷりと水分を与えて、その後は乳液やクリームの油分で水分を閉じ込めてあげます。

油分は必要ですが、特に皮脂の分泌が多い方やテカりやすい方、ニキビができやすい方は、油分の多いクリームよりもさっぱりと使用できる乳液を薄く塗るようにしましょう。

特に、鼻用の毛穴パックなどは肌への刺激も強く、そのことでかえって皮脂腺を刺激してしまうこともありますので、極力使わないようにし、

角栓などが気になる場合には、ジェルやクリーム、洗顔などで優しく行えるピーリングを頻度などにも気をつけながら慎重に行うようにしましょう。

6.こめかみの原因と対策

こめかみのニキビに悩む女性

【原因】

こめかみというのは、おでこと同じで皮脂の分泌が活発な箇所であり、毛穴に皮脂が意外と詰まりやすい箇所でもあります。

それでいて、洗顔時には、おでこほどには丁寧に洗浄されることの少ない箇所でもあり、

洗浄し忘れやすく、汚れが残りやすい箇所でもあり、そのため、おでこよりもこめかみの方がニキビができやすいといった方もいます。

さらに、おでこと同様、ホルモンバランスの影響を受けやすい箇所でもあり、ホルモンバランスの乱れやすい時期でもある思春期ニキビも、

ストレスや生活習慣の乱れでホルモンバランスが崩れやすい大人ニキビも、両方ともできやすい箇所となっています。

さらに、こめかみは、顔の中でも外側に位置するため、どうしても、角質が肥厚しやすく、古い角質が厚くなりやすい箇所でもあり、

毛穴にも詰まりやすくなっていて、そのことからニキビができてしまうこともあります。

【さらに悪化させる原因】

こめかみのニキビをさらに悪化させてしまう原因としては、やはり顔の端にあることから、洗顔の際に汚れが落としにくく、

毛穴の皮脂や汚れが十分に落としきることができないことからニキビが悪化してしまうこともあります。

さらに、髪の毛も触れやすい箇所なので、それが刺激になったり、髪についた整髪料が刺激になることもありますし、

また、シャンプーやコンディショナーが直接つきやすく、それも刺激になることがあります。

そして、寝ている間にもやはり枕でこすれやすい箇所でもあり、それが刺激になることもあります。

他にも、顔の端にあることから、保湿の際に、十分に化粧水や乳液がつけづらかったり、

あるいは、つけ忘れやすい箇所でもあることから、乾燥しやすく、そのことで悪化してしまうこともあります。

【対策】

このようなこめかみのニキビの予防や対策としては、やはり、洗顔の際に、顔の端まで泡を乗せて、きちんと洗浄し、

毛穴の皮脂も落としてあげるようにしましょう。

そして、その後は、他の箇所と同じように、化粧水に乳液、クリームもきちんとつけて、保湿をするようにします。

また、ストレスや疲れに気をつけて、適切な睡眠に、バランスのよい食生活など、生活習慣にも気をつけながら、ホルモンバランスを整えてあげることも重要ですし、

やはり、シャンプーやコンディショナーがこめかみの部分に残らないように、洗顔はシャンプーをした後に行うようにしましょう。

特にこめかみによくニキビができる、あるいはすでにできてしまっている場合には、できるだけ、髪が当たらないようにしたり、

直接当たってしまう枕カバーは、なめらかで肌触りのよいものにする、カバーは常に清潔にしておくといったことも大切になってくるでしょう。

7.背中のニキビの原因と対策

背中のニキビ

【原因】

背中もまた、ニキビができやすい箇所であり、それは、背中にも皮脂腺が多く、毛穴に皮脂が詰まりやすい箇所であり、

そのため、雑菌が繁殖しやすく、また背中は顔とは違い、皮膚が厚く、より毛穴に皮脂が詰まりやすくなっています。

またどうしても手の届きにくい箇所でもあるため、

きちんと洗っているつもりでも、汚れが残ってしまい、そのことが原因でニキビができやすくなることもあります。

さらに、汗もかきやすい箇所でもあることから、より雑菌が繁殖しやすく、特に、真菌が発生しやすい箇所でもあります。

真菌はカビの一種であり、その真菌が毛穴の奥の「毛のう」と呼ばれる部分で繁殖することにより、

赤いプツプツとした炎症を起こすことがあります。

これは、「毛のう炎(毛包炎)」と呼ばれ、顔にできる一般的なニキビとは原因菌が異なり、

また、顔にはあまりできずに、体に多くできることから「身体ニキビ」と呼ばれることもあります。

このような「身体ニキビ」は、一見普通のニキビのように見えますが、普通のニキビが赤くはれたり、それがひどくなると、赤い炎症の中に白や乳白色の膿が溜まった状態になるのに対し、

「身体ニキビ」は、赤くはれた真ん中に膿の溜まったポケット状のくぼみがあったり、

まだ、炎症がひどくない場合には、細かく、硬いぽつぽつとした状態のものも多く、ある程度は区別がつくようになっています。

【さらに悪化させる原因】

背中のニキビをさらに悪化させる原因としては、手の届きにくい場所であることから、洗う時にどうしても、優しく洗うことができず、ゴシゴシと洗ってしまうことが多く、

その刺激で悪化してしまうこともあります。

特に、タオルで洗うことが多くなるので、やはり過度に力が加わってしまい、刺激が強すぎたり、

またそのことで肌が乾燥したり、肌のバリア機能を低下させることになったり、よりニキビのできやすい肌環境になってしまうこともあります。

さらに、ボディソープがきちんと落としづらい箇所でもあり、それが肌に残ってしまったり、

シャンプーやコンディショナーをした後に、それらが直接ついて、残ってしまうこともあり、それが刺激になることもあります。

また、衣服がこすれることによって刺激になることもあります。

【対策】

このような背中のニキビの予防や対策としては、まずは、きちんと汚れや皮脂、汗を落としてあげることです。

洗う時には、摩擦によって汚れを落とすのではなく、たっぷりと泡立てて、その泡で優しく洗うようにします。

背中をたっぷりの泡で洗う女性

やはり、背中は手で洗うのは難しいのでタオルを使うと思いますが、ボディタオルも、ナイロンのタオルだとどうしても刺激が強くなってしまいますので、

できれば、綿などの、肌触りのなめらかなボディタオルで洗うようにしましょう。

その時も、ゴシゴシとこするのではなく、泡で優しく洗うようにしましょう。

そして、洗い終わったら、ぬるま湯できちんと洗い流すようにしましょう。

また、しっかりと汚れを落とそうと、洗浄力の強いボディソープや石けんを使いたくなりますが、

そのような洗浄力の強いものは肌を乾燥させたり、バリア機能を低下させることもあり、そのことでより皮脂の分泌が促されてしまうこともありますので、

ボディソープであっても、洗浄力の強いものは避け、優しい使い心地のものがおすすめです。

また、シャンプーやコンディショナーが残りやすい箇所でもあるので、体を洗うのはシャンプーの後にするようにしましょう。

さらに、背中は汗もかきやすく、そのことで雑菌が繁殖し、ニキビが悪化してしまうこともありますので、

衣服も、いつも清潔なものを身に付けるようにし、

特に、汗をかきやすい時期は綿などの通気性や吸湿性がよく、汗や湿気がこもらないような素材の衣服がおすすめです。

また、「身体ニキビ」の場合には、専用の治療薬などもあり、真菌を取り除くことで改善させることもできるようになっています。

治療薬は市販のものもありますが、皮膚科などで処方してもらう方がより安心でしょう。

8.胸 デコルテのニキビの原因と対策

デコルテのニキビ

【原因】

胸やデコルテという部分もまた、背中と同様に、皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発な箇所となっています。

毛穴に皮脂が詰まりやすく、炎症を起こす赤ニキビに、プツプツと小さな白ニキビもできやすい箇所でもあります。

さらに、汚れを落とそうとゴシゴシと洗ってしまいやすい箇所でもあり、肌を乾燥させて、より皮脂の分泌が活発になり、それが原因でニキビができることもあります。

また、デコルテや胸という部分はホルモンバランスの影響を受けることもあり、そのため、思春期ニキビができやすかったり、

大人の方でも、ストレスや食生活、睡眠不足などでホルモンバランスが乱れるとニキビができやすくなることもあります。

また背中と同じように、胸やデコルテにもまた、真菌(カビ)が原因でできる「身体ニキビ」ができやすい箇所でもあります。

【さらに悪化させる原因】

このような胸やデコルテにできるニキビを悪化させる原因としては、やはり、手が届きやすく、汚れなども見えやすい箇所でもあることから、

洗う時につい強く洗ってしまうことで、それが刺激になったり、肌を乾燥させて、悪化させてしまうことがあります。

さらに、衣服の刺激やこすれといった刺激も受けやすく、また、通気性の悪い衣服を着ることで汗をかいたり、蒸れやすくなって、悪化の原因になります。

そしてやはり、背中と同様に、シャンプーやコンディショナーを洗い流した後に、直接ついて、残ってしまうことがあり、それが刺激になることもあります。

さらに、アクセサリーを着ける方であれば、そのアクセサリーの刺激で悪化することもあります。

【対策】

このような胸やデコルテのニキビの予防や対策としては、

背中と同様に、たっぷりの泡で優しく洗って、汚れをきちんと落としてあげることです。

もちろん、ゴシゴシと力一杯に洗うのは避けて、ボディタオルも、ナイロンタオルではなく、綿などの肌に優しいボディタオルを使うのがおすすめです。

そして、やはり、シャンプーやコンディショナーが残らないよう、シャンプーの後に身体を洗うようにしましょう。

また、衣服もやはり、いつも清潔なものを身に付け、汗や湿気がこもらないような通気性のよいもの、吸湿性のよいものを着用されるのがおすすめです。

そして、こちらも背中と同じように、「身体ニキビ」の場合には、真菌を取り除く専用の治療薬を用いるのも効果的でしょう。

9.まとめ

いかがでしたか?

ニキビは、おでこや頬、あごや口の周り、鼻、こめかみ、背中やデコルテにもできて、色々な箇所にできます。

一見どの箇所にできるニキビも同じように思えますが、でもそのできる箇所によって原因も違っていて、

おでこに特にできやすいといった方や、あごにできやすいといった方などもいて、それはそれぞれで原因が違っているからなんですね。

さらに、そのことからその予防法や対策、改善法も違ってくるんですね。

こちらではそんなニキビができる箇所、部位別の原因に、それぞれに適した予防法、改善法、対策についても詳しくご紹介してみましたので、

特に、同じような箇所にニキビが繰り返しできてしまうといった方や、色々とケアしてみてもなかなかよくならないといった方、

根本的にニキビを防ぎたい方もぜひ参考になさってください。

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