BBクリームはカバー力も高くて、時短メイクで、忙しい女性の救世主なんですが、
カバー力が高いだけに厚ぼったくなったり、のっぺりしてしまったり、ムラになりやすかったりといった難点もあって、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんなBBクリームについて、もっと上手く使いこなす方法に、簡単な一工夫でより自然に美しく仕上げる方法、
さらに、立体感やツヤなど、なりたい肌別に仕上げる方法、メイク直し法なども詳しくご紹介してみたいと思います。
1.BBクリームの基本の塗り方
BBクリームの基本的な塗り方としては、
1.まず、BBクリームを適量(目安としてはパール1粒分くらい)を手に取って、
指で、両頬、おでこ、鼻、あごの5箇所にポンポンと乗せていきます。
2.最初は、両頬、おでこの面積の広い箇所から塗り広げるようにします。
人差し指の腹を使って、頬は内側からこめかみに向かって、内から外へと優しく塗り広げていきましょう。
おでこも、おでこの中央から髪の生え際辺りへと、外側へ向かって塗り広げるようにします。
3.次に、鼻筋は上から下へと、やはり指の腹を使って優しく伸ばしてあげます。
4.あごの部分も上から下へと、優しく伸ばすようにします。
5.最後に、両手で顔を優しく覆って、ハンドプレスし、BBクリームをなじませてあげるようにします。
2.BBクリームをもう一段上手く使いこなす7つの方法
もっとBBクリームをきれいに自然に仕上げたい、のっぺりした感じもなくしたい、
そんな時には、もう一工夫でさらに美しく仕上げることができるようになっています。
そのために、例えば、
ポイント1:スキンケア(保湿)をしっかり行う
BBクリーム自体に保湿成分や美容液成分が配合されているものも多く、肌を保湿してくれるものも多くなっていますが、
それでもBBクリームを塗る前には、化粧水や乳液、クリームで肌を整えてあげるようにしましょう。
化粧水や乳液で肌をしっとりと柔らかく整えておくだけで、BBクリームが乗りやすくなりますし、
均一に乗せやすくなったり、ツヤも出すことができて、より美しく仕上げることができるようになります。
逆に、洗顔後にすぐにBBクリームを乗せてしまうと、肌の乾燥で、よれやすかったり、ムラになりやすくなってしまいます。
また、乳液やクリームの油分やベタつきが残ってしまった場合、そこへBBクリームを重ねるとよれの原因になってしまうことがありますので、
ティッシュなどで余分な油分やベタつきを抑えてから、塗るようにされるといいですね。
ポイント2:Tゾーンは薄めに塗る
おでこや鼻は皮脂の分泌が多い箇所なので、他のファンデーション同様、BBクリームを塗っても崩れやすくなる箇所でもあります。
そのような箇所を厚塗りしてしまうと、崩れた時によりテカって見えたり、汚く見えてしまうこともありますので、
Tゾーンは特に薄く伸ばすようにしましょう。
ポイント3:よく動かす部分も薄めに乗せる
よく皮膚を動かす場所も薄く乗せるのがおすすめです。
例えば、まぶたや目尻、口の周り、小鼻などはよく皮膚が動く箇所であり、
そのような箇所を厚塗りしてしまうと、皮膚が動いた時にクリームがよれやすくなってしまい、ムラや崩れの原因になってしまいます。
特に目尻などはカバーしたくてつい厚塗りしたくなる箇所でもあるのですが、笑った時によれてしまって、余計に小じわが目立ってしまうといったこともありますので、
やはり薄く塗り広げるようにした方がきれいな状態を保つことができるといえますね。
ポイント4:カバーしたい箇所は重ね塗りを
例えば、シミが目立つ箇所や色ムラ、ニキビ跡の色素沈着が目立つような箇所は、逆に、重ね塗りをしてカバーするのがおすすめです。
重ね塗りをする際にも、一度塗っているところへ重ねるので、厚く塗る必要はなく、少量を取って、薄く重ねるようにしましょう。
重ねる際にも、指を滑らせて乗せるとムラになりやすいので、
指で優しくポンポンと押さえるようにしてなじませてあげると、より自然になじませることができます。
ポイント5:小鼻などは部分的にパフ、スポンジを使う
顔全体には、指で乗せるようにして、
例えば、小鼻や目の周り、口元などの凹凸があって、指では乗せにくい箇所は、パフやスポンジの端などを部分的に使って乗せていくようにしてもいいですね。
ポイント6:テカリが気になる時はパフ、スポンジで抑える
BBクリームの中には、油分を多く含むものもあり、薄く塗ったつもりでも、仕上がってみるとテカりが気になってしまうこともあります。
そのような場合には、パウダーを重ねてテカりを抑えてもいいのですが、
特にルースパウダーなどは、油分が多く乗っている部分にたっぷりとパウダーがついてしまい、パウダー自体がムラになってしまうこともありますので、
パフやスポンジでテカりを抑えるようにするのがおすすめです。
パフやスポンジで抑える際には、何もついていないものを使って、抑える時には、その力でBBクリームがよれてしまわないように、軽い力でポンポンと抑えるようにしましょう。
ポイント7:ムラができた時もパフ、スポンジで抑える
BBクリームもリキッドファンデーション同様に、パウダーに比べてよれやすかったり、ムラになりやすいものでもあります。
そのような場合にも、パフやスポンジが役に立ちます。
よれやムラになっている箇所をやはり優しくポンポンと抑えるようにして、なじませてあげるようにしましょう。
パフやスポンジがBBクリームを吸いすぎてしまって、クリームが薄くなってしまった場合には、少しBBクリームを付け足して、パフなどで優しくなじませてあげるのもいいでしょう。
3.立体感、ナチュラル感、ツヤ肌、なりたい肌別の塗り方
●のっぺり感をなくしたい、立体感を出したい時は…パフやスポンジを使う
BBクリームは指で塗り広げていくのが最も一般的で、一番乗せやすいといえるのですが、
BBクリーム自体カバー力があるので、指で乗せると均一になりすぎて、全体的にのっぺりとした仕上がりになってしまうこともあります。
そんなのっぺり感が気になる場合には、パフやスポンジを使って乗せるのもいいでしょう。
パフやスポンジがBBクリームをある程度吸い取ってくれるようになっていますので、肌にべったりとクリームが乗ることがなくなり、適度に肌へと乗せることができるようになっています。
パフやスポンジなら、肌へ乗せる量も調節することができるようになるので、
例えば、顔の中央部分はしっかりと乗せてるようにし、
顔の周囲、フェイスライン部分は薄くといった風に乗せるようにすることで、
顔に立体感も与えることができるようになるんですね。
パフやスポンジでBBクリームを塗る場合には、直接パフに乗せてもいいのですが、
一旦手のひらにBBクリームを取ってから、パフやスポンジで適量クリームを取り、それから肌へと乗せるようにするのもいいでしょう。
●カバー力を高めたい時、ツヤ感を出したい時は…ブラシを使う
ブラシを使ってもBBクリームを乗せることができるようになっています。
ブラシだと一見難しそうに思えますが、平筆などを使えば、広範囲に一気に塗ることができるようになっていますし、
小鼻や目元、口元などの凹凸のある箇所にもきちんとクリームを乗せることができて、パフやスポンジで上手くいかなかった方もブラシの方が使いやすいといったこともあります。
ブラシで乗せていく方法としては、
・まず、BBクリームを適量手のひらにとって、そこからブラシで取るようにします。
・そして、頬やおでこ、あごの部分は内側から外側へとブラシを優しくすべらせるようにして乗せるようにし、
・鼻筋は上から下へとすっと伸ばし、小鼻もブラシの毛先を使って、細かい部分まで乗せていくようにします。
よれたり、ムラになった箇所は、最後に指やスポンジなどで自然となじませてあげると良いでしょう。
ブラシのいいところは、クリームを均一に肌へと乗せることができるということで、
指で乗せていくよりもカバー力をさらに引き出しやすくなり、カバー力を出したい時におすすめの方法です。
ブラシのタイプには、平べったい形をした平筆タイプと、
チークなどにも使用する立体筆タイプとがありますが、
平筆タイプは、よりカバー力を高めたい時、また肌にツヤ感を出したい時に向いていて、
立体筆タイプは、平筆タイプよりもBBクリームを薄く塗り広げることができることから、
より自然に仕上げたい時、
ムラにもなりにくいので、初心者の方や時短でメイクを仕上げたい時などにも向いているといえます。
●ナチュラルな立体感を出したい時は…シリコンパフを使う
シリコンパフを使ってBBクリームを塗るのもいいでしょう。
シリコンパフは普通のパフやスポンジのように使うことができ、
かつ、シリコンでできているために、BBクリームを取ってもパフやスポンジのように吸収することがないので、
取った分だけ肌へと乗せることができるようになっています。
ですから、指で乗せるのと同じように、BBクリームを使いすぎることがなく、経済的でもあります。
仕上がりは、通常のパフに近く、のっぺり感も少なく、自然な立体感も出すことができるようになっています。
ただ、そのようにパフがBBクリームを吸収することがないので、取っただけそのまま肌に乗せることになるので、取りすぎてしまうと厚ぼったくなったり、のっぺりしやすくなります。
ですから、通常のパフよりも取る量は少なめにするなどの工夫が必要になりますね。
そんなシリコンパフはさらに、パフの表面がつるつるとしていて、凹凸もないので、肌への当たりが非常に優しく、
塗る時の肌への負担もとても軽いので、敏感肌の方にもおすすめのパフとなっています。
4.下地や仕上げのパウダーは本当に必要ない?
●透明感、立体感を出したいなら、下地やCCクリームを併用する
BBクリームはそれだけで下地の機能も兼ね備えていることから、基本的には化粧下地は必要ありません。
ただやはり、それだけではどうしても透明感や立体感、ツヤをあまり出すことができなくて、よりのっぺりしてしまうといったこともあります。
そのような場合には、化粧下地やCCクリームと併用してもいいです。
特にCCクリームは、肌の色を補正してくれる効果に優れていますので、下地代わりに使用することで、より肌を明るく見せてくれたり、
色ムラやくすみ、シミなどもさらにカバーして、BBクリームの仕上がりも高めてくれるでしょう。
ただ、BBクリーム自体カバー力が高いことから、下地やCCクリームを厚く塗ってしまうとBBクリームが浮いたようになってしまいますので、
併用する場合には、どちらも少なめに、薄く乗せていくようにしましょう。
また、より自然にのっぺり感をなくしたい場合には、
下地やCCクリームを肌全体ではなく、明るめの下地やCCクリームを使用して、鼻筋やおでこ、あごなど、出っ張っている箇所にだけ薄く乗せて、
その上からBBクリームを重ねるという方法で、下地やCCクリームをハイライトのように使用するのもおすすめです。
●べたつき、テカりが気になる時は、パウダーで仕上げる
BBクリームはそれだけでベースメイクを完成させることができ、基本的にはその後に何もつけなくてもよくなっています。
ただクリーム自体、保湿力が高いものも多く、薄く仕上げたつもりでも、べたつきが気になったり、油分でテカってしまうこともあります。
そのような場合には、フェイスパウダーやフィニッシュパウダーで仕上げるのもいいでしょう。
この時も、パウダーであってもたくさん乗せてしまうと白っぽく浮いてしまったり、せっかくBBクリームで出したツヤ感も消えて、マットになりすぎてしまうので、
パフで軽く取って、ポンポンと軽く、ふんわりと乗せていくようにしましょう。
5.メイク直しにももう一工夫を
BBクリームは、肌への密着度も高いことから、パウダーファンデなどと比べても比較的崩れにくくなっています。
でも、それでも皮脂が浮いてきたり、テカってきたりして、崩れが気になることもあります。
そのような場合には、まずは、ティッシュなどでテカりや皮脂が気になる箇所を軽く抑えるようにして、
その後に、崩れた箇所にだけBBクリームを少し乗せてなじませるようにしましょう。
メイク直しでも、BBクリームを少しだけ重ねるのが基本だと思うのですが、
重ねることでよれたり、ムラになってしまったり、周りと上手くなじませることができないこともありますので、
ティッシュオフしたら、フェイスパウダーだけを乗せて、整えるのもいいでしょう。
フェイスパウダーだけでもテカりや崩れを抑えることも十分できますし、より自然に仕上げることができます。
また、特に時間のない時にはこの方法の方が簡単に直すことができるでしょう。
乾燥する季節や、ティッシュオフした後に肌が乾燥する場合には、化粧水などで保湿をしてからメイク直しされると安心ですね。
6.まとめ
いかがでしたか?
BBクリームはそれだけで、ファンデーションとして使うことができるのはもちろん、美容液に下地、日焼け止めなんかの機能も兼ね備えていて、
1本でベースメイクを完了させることができるアイテムです。
そのために、メイクもとても簡単で、忙しい朝や、忙しい女性にもぴったりで、愛用されている方も多いでしょう。
とても便利なんですが、その一方で、カバー力が高すぎて、普通に塗ったつもりでも、厚ぼったくなったり、のっぺり感が出てしまったり、ムラになりやすかったりと、
使いこなすのに苦労されている方も意外と多いようです。
でもそんなBBクリームも簡単な一工夫で、よりきれいに、自然に仕上げることができるようになるんですね。
こちらではそんなBBクリームを使う時の一工夫に、よりきれいに仕上げる方法、なりたい肌別の仕上げ方、メイク直しなどについてもご紹介してみましたので、
普段何気なく使っているBBクリームもさらに上手く使いこなして、より美肌、ツヤ肌を演出してみましょう。
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