チーズで美肌、便秘解消も?ダイエットや骨太効果もある?その効果や食べたいチーズの種類、1日の目安量も

 

チーズが好きな方も多いと思いますが、でもチーズってカロリーが高くて、脂肪分も多くて太りやすいイメージがあって、

特に女性では好きだけど、敬遠してしまうといった方も多いんじゃないでしょうか?

でもそんなチーズには実は、色んな優れた効果があって、女性に嬉しい美肌になれる効果や、意外にもダイエットにもよかったりするのをご存じでしょうか?

そこで今回はそんなチーズについて、その優れた栄養価や効果効能、意外な効果に、

さらに数あるチーズの中でこんな効果にはこのチーズがおすすめなどについて詳しくご紹介してみたいと思います。

おいしく、賢く、チーズを食べながら、美も若さも手に入れてみましょう!

1.チーズにはどんな栄養が含まれている?

栄養豊富なチーズ

チーズは牛やヤギなどの乳に乳酸菌などを加えて発酵、熟成、凝固させたもので、発酵させることにより栄養価はさらに高まり、

例えば、チーズには、

・たんぱく質
・ビタミンA
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンE
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄
・リン
・脂質
・炭水化物
・必須アミノ酸を含むアミノ酸

などが豊富に含まれています。

また栄養バランスにも優れ、1日に摂りたい栄養素はほぼ全て補えるようになっているといえるのですが、

ただ、チーズにはビタミンCと食物繊維だけは含まれていません。

2.チーズの効果や効能は?

では、チーズを食べることでどのような効果や効能が得られるようになっているのでしょうか?

例えば、

●不足しがちな栄養素の補給

ビタミンやミネラルが含まれる肉や野菜

チーズは非常に栄養価に優れた食べ物となっていますので、食べるだけで各種ビタミンにミネラル、アミノ酸、脂質も摂ることができ、

不足しがちな栄養の補給ができるようになっています。

特に、カルシウムが豊富に含まれていて、カルシウムは食事からだけではどうしても不足してしまいがちな栄養素でもあり、

そんなカルシウム不足を補うのにも適した食べ物となっています。

●骨粗しょう症の予防

骨が丈夫な女性のイメージ

チーズにはカルシウムが豊富に含まれ、さらにチーズは、熟成の際にカゼインホスホペプチド(CPP)を発生させ、

このCCPがさらにカルシウムの吸収を促してくれるということもわかっています。

そのため牛乳などよりも、チーズの方がカルシウムの吸収率が高く、

その吸収率というのは50~60%とされていて、これは小魚と比べても倍くらいの吸収率を誇っているということです。

さらにチーズには、塩基性たんぱく質(MBP)というものも含まれ、これが骨を作り上げる骨芽細胞の働きを向上させてくれるともされています。

そのため、チーズを食べることで骨が丈夫になり、骨密度の向上や骨粗しょう症の予防にも大きな効果あります。

●ダイエット効果、血糖値を下げる効果

チーズのダイエット効果でスリムな女性

意外かもしれませんが、チーズにはダイエット効果も期待できるようになっていて、

それは、まずチーズは低GI値食品であるということが挙げられます。

GI値というのは、その食品を摂ってどれくらいの糖質が吸収されるか、血糖値がどれくらい上昇するかを表した数値のことで、

その数値が高いほど糖が吸収されやすく、血糖値も上がりやすく、太りやすいということになります。

そしてチーズのGI値というのは30~33程度とされていて、これは、大豆はキノコ類と同じくらいの数値となっているということです。

また一般的に50以下が低GI値の食品とされていますので、チーズもまた低GI値の食品であり、

食べても血糖値が上がりにくく、また太りにくい食品であると言えます。

ですから、普段の食事でうまく取り入れることで血糖値も上がりにくく、糖の吸収もうまく抑えることができるようになりますし、

特に、おやつとしてチーズを食べるのもおすすめで、

糖分が多い甘いスイーツの代わりに食べることで、糖分もしっかりと抑えられるようになり、よりダイエットに効果的なんですね。

甘いものが欲しい時には、甘さ控えめのレアのチーズケーキなんかでもいいですね。

●美肌効果

優しくスキンケアする女性

チーズには、良質のたんぱく質に、必須アミノ酸を含むアミノ酸も豊富に含まれています。

そんなたんぱく質やアミノ酸は、肌を作り上げる元ともなる成分でもあり、適切に補ってあげることによって、美しい素肌を作り上げることができるようになりますし、

さらにチーズに含まれるビタミンB2やビタミンB6などのビタミンB群には、肌のターンオーバー、新陳代謝を活発にする働きもあり、

肌細胞の生まれ変わりがよくなることで、肌にハリが出てきたり、肌の透明感が高まったり、

潤いが保てたりと、肌自体を若々しく保つことができるといった効果が期待できるようになります。

さらにビタミンB群には、余分な脂質の代謝を促すといった効果もあり、ニキビや毛穴の皮脂を防ぐことができたり、

セレンというアミノ酸も豊富に含まれ、これには肌の乾燥や老化を防いでくれる効果もあり、より美肌を促してくれるようになっています。

他にも、チーズに含まれる良質なタンパク質は髪の毛や爪も作り上げ、適度な脂質が髪へ潤いやツヤも与えてくれるようになりますので、

美髪や美しい爪をキープするといった効果も期待できるようになっているんですね。

●便秘解消

チーズの乳酸菌などでお腹がすっきりとした女性

チーズには、乳酸菌が含まれていますので、高い整腸作用も得られるようになっています。

その乳酸菌が腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整え、その整腸作用によって便秘の解消や予防にも効果的となっています。

また特に、チーズの中でもソフトタイプのチーズには、腸内の善玉菌の代表であるビフィズス菌を増殖させる因子が含まれているということも近年の研究で認められているということで、

より高い整腸作用、便秘解消効果が期待できるようになっているんですね。

●免疫力アップ、疲労回復、風邪予防

免疫アップ効果で生き生きとする女性

チーズには、免疫力を高めるビタミンAが含まれていて、体の免疫力をアップさせてくれたり、

さらに、チーズに含まれるビタミンB2には、脂肪の燃焼を促し、エネルギーへと変え、体にスタミナを与えるといった効果があり、

疲労回復を促してくれる効果も期待できるようになっています。

また、ビタミンAには、目や喉の粘膜を丈夫に保つという働きもあり、そのことからウイルスが侵入しにくい体に整えてくれる効果も期待できるようになっていて、

免疫力を高める効果に、疲労回復効果も合わさり、病気にかかりにくくしてくれたり、特に寒い時期の風の予防にも効果的となっています。

●高血圧予防

こちらも意外かもしれませんが、チーズには高血圧を予防するといった効果もあり、

というのは、カルシウムに豊富に含まれるカルシウムには、血圧を下げる効果が期待できますし、

さらにチーズには血圧を下げるペプチドも含まれていることもわかっているからなんですね。

またチーズには、余分な塩分の排出を促すカリウムも含まれているため、高血圧の原因となる塩分の摂取も防ぐことができ、より効果的となっています。

もちろん、チーズにも塩分は含まれているのですが、それと同時に排出を促す効果も得られることから、摂りすぎにはつながりにくく、血圧をあげる要因にもなりにくいとされています。

3.食べた方がいいチーズの種類はある?こんな時にはこのチーズがおすすめ!

色々な種類のチーズ

このように様々な健康効果や美肌効果、ダイエットにもいいチーズなんですが、

でもチーズと一口に言っても本当に色んな種類のチーズがあって、

例えば、モッツァレラやクリームチーズ、カッテージチーズといった、そのままでおいしく食べることができるフレッシュチーズや、

カマンベールが有名な白カビタイプのチーズ、また、ゴルゴンゾーラなどが有名な青カビタイプのチーズ、

さらにもっとも一般的なプロセスチーズと、色々な種類があって、どれを食べればいいか迷ってしまいますし、

それぞれで味も風味も違うので好みも分かれてしまいます。

基本的には、どの種類のチーズであっても栄養価が高く、その効果に大差はなく、お好みのものを選べばいいのですが、

でも、なかには求める効果によってはおすすめのチーズというものもあって、

例えば、

●便秘を解消したいなら…

チーズを食べて便秘の解消を目指したいなら、プロセスチーズよりもナチュラルチーズがおすすめですね。

プロセスチーズの場合、製造過程で加熱する必要があり、そのことで乳酸菌が死滅してしまうこともあるのですが、

ナチュラルチーズの場合には熱を加えないので乳酸菌が残ったままで、整腸効果がきちんと得られ、便秘解消にも効果的となっています。

●よりダイエットに効果的なのは…

チーズ自体、低GI食品なので、ダイエットに効果的と言えるのですが、とはいえ気になるのが脂肪分にカロリーです。

どうせ食べるのならもっとダイエットにいいチーズがいいといった場合には、フレッシュチーズがおすすめですね。

フレッシュチーズならプロセスチーズなどと比べても脂肪分やカロリーも低くなっていますし、

なかでもカッテージチーズやモッツァレラ、リコッタチーズあたりが、より低脂肪、低カロリーとなっていますので、おすすめです。

●もっと美肌になりたい場合には…

チーズ自体良質なたんぱく質にアミノ酸も豊富なので、どの種類であっても美肌にいいのですが、

なかでも、チーズに含まれるセレンというミネラルには、高い抗酸化作用があり、体の酸化を防いで若々しさを保ったり、

もちろん肌の老化を防いで肌にハリやツヤを与えるといった効果や肌に潤いを与えるといった効果、また抗炎症効果もあり、美肌にも非常に良いもので、

そんなセレンがチーズの中でも豊富に含まれるのカッテージチーズとなっています。

他にもカッテージチーズには、高い老化防止効果、若々しさを保つミネラルも豊富に含まれておりよりおすすめです。

4.やっぱりプロセスチーズが一番手軽?

プロセスチーズ

先のとおりにチーズには本当に色々な種類があって、風味も様々で好みもわかれるところで、

期待したい健康効果や美肌効果によってもおすすめの種類もあったりするのですが、

私たちにとって一番身近なチーズと言えば何といってもプロセスチーズかもしれません。

スーパーで必ずといっていいほど置いてある6Pチーズもその多くがプロセスチーズで、一番手に入りやすいですし、価格も他のチーズと比べるとお手軽なものが多くなっています。

でも、より高い効果を期待するのなら他のチーズがいいと思いがちかもしれませんが、

プロセスチーズからももちろん、良質のたんぱく質に、カルシウム、鉄分、ビタミンB群、ビタミンAも摂ることができますし、

確かに、乳酸菌は摂ることはできませんが、何より手軽に手に入れることができ、そのまま食べても、お料理に使ってもおいしくいただくことができて、

特にチーズ初心者の方にはやっぱりプロセスチーズがおすすめかもしれませんね。

5.食べ過ぎもいけない!チーズの摂取量は1日どれくらい?

キッチンスケール

このように体にもお肌にも、そしてダイエットにもいいチーズなのですが、

かといってやっぱりいくら食べてもいいというわけではありません。

チーズには良質のたんぱく質にビタミン、ミネラルと摂りたい栄養素が詰まっている一方で、塩分に脂肪も含まれていることも確かなので、

食べ過ぎてしまうとやはり塩分過多、脂肪分過多になり、逆効果です。

さらに、チーズには食べ過ぎることで、頭痛や吐き気が起こったり、下痢を引き起こしたり、また、体臭が強くなってしまうこともあるようで、そういった意味でも食べすぎには注意が必要です。

では、1日にどれくらい食べるのが適切であるといえるのでしょうか。

1日の摂取量としては、食べる方の性別や体重などにもよりますが、

プロセスチーズでいえば1日の目安としては、40~60g程度とされています。

これは、6Pチーズでいえば、2~3個程度の量となっています。

また6Pチーズを1日2個食べることで、不足分のカルシウムを補うことができるとされていますので、

これくらいを目安にされるといいかもしれせんね。

6.まとめ

いかがでしたか?

チーズって脂肪が多くて、カロリーも高くて、おいしいんだけど、食べ過ぎると太ってしまうというイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、

実は、適量食べることで、不足しがちなカルシウムや鉄分を補うことができたり、

良質のたんぱく質にアミノ酸も豊富なので、美しい肌、ふっくらとしたハリのある肌を保つことができたり、

さらには、チーズは糖の吸収が緩やかな低GI食品でもあることから、ダイエットにも良くて、ダイエットの時の料理やおやつにも最適なものでもあるんですね。

他にも、その整腸効果で便秘解消にも効果的だったり、高血圧を防いだり、免疫力をアップさせるという効果も期待できるということで、

まさに女性にも嬉しいですし、忙しい現代人の方、ダイエットを無理なくしたい方にもぴったりな健康、美容食品だったんですね。

一番手軽に食べられるプロセスチーズをはじめとして、今では、色々なチーズが手軽に食べられるようになっていますので、

チーズをおいしく食べながら、美肌もスリムも、若々しさも手に入れてみましょう!

よろしければシェアをお願いいたします。