クレンジングで肌を傷めないために、気をつけたい絶対5か条

 

メイクをした日には必ずクレンジングをする必要があって、

素肌の美しさを守るために行っているそんなクレンジングがその方法次第ではかえって、肌を傷つけてしまうこともあります。

今回は、美しく健康的な素肌を守るために気をつけておきたいクレンジングについてご紹介しています。

1.石油系合成界面活性剤に気をつけたい

●全ての界面活性剤が悪いわけではない、そのほとんどが安全

クレンジングの多くには、メイクなどの油性成分を落とすために界面活性剤が使用されています。

界面活性剤は、水と油という本来なら混ぜることのできないものを混ぜ合わせることができる成分となっていて、

そのような特性を利用し、クレンジングでは、メイク料などの油性成分をなじませて、落とすことができる洗浄剤として使用されています。

混ざり合わない水と油

また油分と水分とを混ぜ合わせることができるので、洗浄剤としての配合量ほどには多くはないのですが、乳化剤としても使用されています。

このような界面活性剤は、肌に悪いとされ、よくないイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、

界面活性剤の全てが悪いわけではありません

界面活性剤は、自然界にも多く存在しますし、

肌に優しい無添加石けんもその界面活性剤の一種です。また、市販されている多くの洗剤や医薬品、食品にも使用されているものでもあります。

★気をつけたいのが石油系の合成界面活性剤

そんな界面活性剤のなかでも、クレンジングや化粧品において、気をつけたいのが、

石油系合成界面活性剤と呼ばれるものです。

合成界面活性剤が配合されたクレンジング

界面活性剤には、自然界に元々存在するものもあるのですが、人の手で作られた界面活性剤もあり、それは合成界面活性剤と呼ばれるもので、

なかでも石油系界面活性剤と呼ばれるものは、その名の通り、石油由来成分を原料に作られる合成界面活性剤となっています。

またそれには非常に優れた洗浄力があり、濃いメイクもファンデーションも簡単に落とすことができるために、クレンジングにも配合されているものもあります。

その一方で、洗浄力が高いために肌に必要な油分や潤いまでも洗い落としてしまい、肌の乾燥を進めてしまうものでもあります

●たんぱく質を変性させ、バリア機能を壊す恐れも…

さらには、肌にとって必要な皮膚常在菌まで殺菌してしまったり、たんぱく質を変性させるといった恐れがあることもわかっており、

皮膚もまたたんぱく質でできていますので、肌の角質層を溶かしたり、皮膚のバリア機能にも悪影響を与え、バリア機能を弱めたり、壊したりといった恐れもあるということです。

ですから、クレンジングを使用する際には、このような石油系の合成界面活性剤に注意して、

極力、配合されていないものを選ぶのが無難です。

ちなみに、特に気をつけたい石油系界面活性剤としては、

・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸ナトリウム
・スルホン(スルフォン)酸ナトリウム
・ポリオキシエチレンラウリル
・エーテル硫酸塩
・キシレンスルホン酸アンモニウム
・パレス-3硫酸ナトリウム
・パレス-3硫酸アンモニウム
・ステアリン酸グリセル
・アルキルエーテル硫酸ナトリウム

といったものが挙げられます。

ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムが使用された製品

「~硫酸」や「スルホン(スルフォン)酸」、「~ナトリウム」、「~アンモニウム」といったものが付いている場合には、

石油系の界面活性剤であることが多くなっています。

 

★石油系界面活性剤だけに注意し、他は神経質になる必要はない

界面活性剤にはもちろん安全なものも多いですし、

石油系界面活性剤のなかにも、石油を用いるのではなく、植物由来のものもあったり、

今では化粧品や洗剤、食品など、そのほとんどが安全なものが使用されていますので、それほど神経質になる必要はないでしょう。

でもなかには、使い続けるうちに、肌に刺激になったり、乾燥してしまったり、バリア機能の低下につながってしまうといった方もいらっしゃるのも事実ですので、

特に肌が弱い方、敏感な方は注意が必要でしょう。

2.クレンジングでの摩擦、こすりすぎに気をつけたい

●クレンジング剤をクッションに極力優しい力で

クレンジングをなじませている様子

洗顔料や石けんなどでの洗顔の場合には、泡がクッションになって、肌を直接こすらなくても、汚れを落とすことができるようになっています。

また、クレンジングとテクスチャが似ている、乳液やクリームなんかも、塗る時には、ひと塗りさっと塗ることができ、肌をこすることも少ないでしょう。

でもクレンジングとなると、どうしてもメイクとなじませなくてはいけないことから、なじませる時間も長くなり、それだけ肌をこすってしまうリスクも高まってしまいます

人の肌は本当にデリケートで、少しの摩擦や刺激でも肌のキメが乱れたり、キメがめくれ上がって肌が乾燥しやすくなったり、

あるいは、こすれによって色素沈着が起こり、シミやくすみの原因にもなることもあります。

●時間がない時、クレンジングに慣れた時が注意のしどころ

もちろん普通にクレンジングしていれば、クレンジング剤がクッションとなって、肌への摩擦を緩和してくれるので、それほど肌に負担をかけることもないのですが、

例えば、急いでいたり、クレンジングに慣れてしまったり、落としにくいメイクをしている場合などはついつい力が入って、こすりすぎてしまうこともあります。

ですから、たとえ時間がなくても、落ちにくいメイクであっても、力で落とそうとするのではなく、クレンジング剤のみで優しく落とすよう心がけるようにしましょう。

3.クレンジングオイルに気をつけたい

●洗浄力や脱脂力が強く、乾燥しやすい

オイルクレンジング

クレンジングには、オイルタイプのものや乳液(ミルク)タイプのもの、クリームタイプのもの、ジェルや液体(リキッド、ローション)タイプのもの、

さらに、固形で肌に乗せると液体になるバームタイプのものなど様々なものがあります。

そのなかでも気をつけたいのがオイルタイプのクレンジングです。

このようなクレンジングオイルというのは、とても洗浄力が高くて、ミルクやクリームではなかなか落とせないようなメイクも簡単に落とすことができるようになっています。

ですからとても人気の高いクレンジングなのですが、それだけ洗浄力が高く、先にご紹介した合成界面活性剤も多く使用されていることにもなります。

そして肌も乾燥しやすく、特に乾燥肌の方や敏感肌の方は気をつけたいものでもあります。

●刺激の強い石油系界面活性剤が配合されていることも

また、今では少ないと思うのですが、なかには刺激の強い石油系界面活性剤が使用されているものもありますので、より注意が必要ですね。

★ポイントメイクだけオイルで、他は優しいミルクやクリームと使い分けもOK

クレンジングオイルでポイントメイクを落とす様子

クレンジングにはできれば、乳液タイプのものかクリームタイプ、リキッドタイプのものがおすすめで、

これらは洗浄力はオイルには劣るのですが、肌に優しいものが多く、

保湿成分や美容成分が配合されているものも多くなっていますので、乾燥も気にならないでしょう。

ただ、洗浄力が弱いものも多いのが難点で、ナチュラルメイクであれば問題なく落とせるのですが、

ウォータープルーフのマスカラやアイライナー、リップなど、落としにくいメイクだと肌に残ってしまったり、

きちんと落とそうとしてクレンジングに時間がかかったり、肌をこすりすぎてしまったりと、かえって肌に負担になることもあります。

そのような場合には、クレンジングオイルでさっと短時間で落としたほうが負担が軽いこともあり、

例えば、ポイントメイクだけはオイルで素早く落として、他の箇所はミルクやクリームで落とすといった使い分けをされるのもいいかもしれません。

4.シート、拭き取りタイプのクレンジングに気をつけたい

クレンジングシートを使用している女性

クレンジングのなかには、不織布などのシートにあらかじめクレンジング剤が染みこませてあって、拭き取るだけで、さっとメイク落とすことができるシートタイプも人気です。

クレンジングシートやメイク落としシートとも呼ばれるものですね。

●簡単手軽、でも摩擦による刺激が強すぎる

このようなタイプのクレンジングは、確かに、シートで拭くだけなのでとても簡単で、手軽に使うことができるのですが、

やはりこちらもシートで直接肌をこすることになりますので、肌への摩擦が気になります。

拭き取る際には、極力優しい力で拭き取るようにすれば、あまり刺激になることはないかもしれませんが、

クレンジングオイル同様、時間がなかったり、慣れてきたりするとついごしごしと拭き取ってしまうこともあるでしょう。

色素沈着でくすみができた肌

そういった場合の肌への負担は、通常のクレンジングとは比較にならないくらいに大きなもので、

特に摩擦によって色素沈着、くすみにつながってしまう恐れも大きくなってしまいます。

 

●使用回数を減らすなどの工夫も

クレンジングシートはとても手軽なのでどうしても使いたいといった場合には、毎日使用するのではなく、週に1,2回程度に抑えるか、

疲れていたり、時間がなかったりで、クレンジングがきちんとできない場合にだけ使用するといった方法がおすすめです。

また、クレンジングオイル同様に、ポイントメイクにだけ使用するといったこともいいでしょう。

その際にも極力優しい力で拭き取ることが鉄則ですね。

クレンジングシートのほかにも、コットンにクレンジング剤をなじませて使用するタイプのものもあり、それも同じで、使用する回数を抑えたり、優しい力で、かつ短い時間でさっと落とすようにしましょう。

5.ダブル洗顔不要のクレンジングに気をつけたい

ダブル洗顔不要のリキッドクレンジング

クレンジングの中には、メイクだけじゃなく、普通の肌の汚れも落とすこできる、いわゆるダブル洗顔不要のものもあります。

これは、メイクなどの油性の汚れに、皮脂や水性の汚れも落とすことができるものとなっていて、

クレンジングした後に、新たに洗顔料で洗顔する必要がなく、これだけで済ませることができるとても便利なものとなっています。

●ダブル洗顔不要で肌への負担は軽い、でも洗いすぎてしまうことも…

そしてこのようなダブル洗顔不要のクレンジング自体悪いものではなくて、

洗顔料で洗顔する必要がないので、それだけ肌の乾燥や、肌への負担も少なくなり、かえってメリットも多いものでもあります。

ただ、メイクも通常の汚れも落とす必要がありますので、どうしても洗浄力が強くなったり、脱脂力が強くなったり、あるいは、合成界面活性剤の配合量が多くなってしまうものもあります。

肌に優しいものもあるのですが、そのような場合には、逆に洗浄力が足りずに、汚れを落としきることができなかったり、

特にウォータプルーフ処方のメイクが残ってしまったりすることもあります。

さらに、汚れをきちんと落とそうとして、かえって、クレンジングしすぎてしまったりして、肌に余計な負担をかけてしまうこともあるでしょう。

特に今まできちんとクレンジングと洗顔料でダブル洗顔をされてきた方であれば、クレンジングだけではやっぱり何だか気持ち悪くて、

結局、ダブル洗顔不要のクレンジングに洗顔料で洗ってしまうといったこともあるかもしれません。

そんな場合にはやはり通常のダブル洗顔を行われる方がいいですね

6.まとめ

いかがでしたか?

メイクをしている方であればやはりクレンジングはどうしても必要で、

クレンジングの方法、あるいは使用しているクレンジング次第では、肌をきれいに保つために行っていることがかえって肌を傷つけてしまうこともあるんですね。

そしてそうならないためにも気をつけていただきたいのが、肌を弱めてしまう石油系界面活性剤に、クレンジングによる摩擦、

クレンジングオイルやクレンジングシートの使用、また、ダブル洗顔不要のクレンジングです。

まだ他にも色々とあるかもしれませんが、この5つに気をつけていれば、大切な素肌に過度に刺激を与えることなく、素肌の美しさを守りながら、安心してクレンジングできるようになるでしょう。

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