温活は冷え性改善に効果的であり、また、体が温かいだけで、若々しさや美しさ、体系維持にも効果的だったり、
今お困りのあらゆる症状の改善にもつなげられます。
今回はそんな、冷え性を改善する「温活」、その中でも今すぐ簡単に始められる10の「温活」法をご紹介してみたいと思います。
1.体の冷えは本当に怖い!冷えで現れる症状とは?
特に女性の方で冷え性という方は多く、日ごろからそんな冷えに悩まされている方も多いと思います。
またそんな体の冷えは様々な症状の原因にもなることもわかっており、
例えば、体の冷えによって、
・血行不良
・低体温
・免疫力の低下
・むくみ
・自律神経やホルモンバランスの乱れ
・生理不順や不妊
・肩こりや腰痛
・下痢や便秘
といった症状が引き起こされることがあります。
一つ一つをみてみると、
●血行不良
体が冷えることにより、血行が滞りがちになり、血行不良の原因になり、
またそんな血行不良は、体の冷えと相関関係が強く、血行不良が原因でさらに冷えがひどくなることもあります。
●末端冷え性
特に、手足などの末端が冷えやすく、末端冷え性は特に女性に多く、年中手足が冷たいといった方もいます。
●低体温
低体温とは、体の深部温度が35℃以下になることで、
一般的には、平熱が36℃未満、35℃台の方のことをいいます。そんな低体温も体の冷えが原因になっていることが多くなっています。
●免疫力の低下
体の冷えが慢性的になると免疫力の低下も招きます。免疫力が低下すると、風邪などの感染症をはじめ、あらゆる病気への抵抗力も弱くなってしまいます。
●むくみ
体の冷えは血行不良を招き、さらにそんな血行不良が原因で体がむくんでしまうことがあります。
●自律神経やホルモンバランスの乱れ
体の冷えと自律神経、ホルモンのバランスも互いに大きく関係しており、
冷えが慢性的に続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなり、
自律神経やホルモンバランスの乱れが原因でさらに冷えがひどくなることもあります。
●生理不順や不妊
冷えにより、ホルモンバランスが乱れやすく、特に女性ホルモンの働きが弱まることがあり、生理不順や不妊につながってしまうことがあります。
●肌のカサつき、肌荒れ、くすみ
体の冷えによって、血行が悪くなると、肌の代謝も低下してしまいます。
肌が潤いを保てない状態も招いてしまいやすくなり、肌の乾燥や肌荒れ、くすみにつながってしまうこともあります。
●肩こり、腰痛
体が冷えることによって、血行不良となり、血の巡りが悪くなることで肩こりや腰痛の原因になってしまうことがあります。
●下痢や便秘
体が冷えることで下痢になりやすかったり、逆に、体の代謝が落ちることから、腸の働きが低下し、便秘につながることもあります。
2.体温を高く保つとこんなにいいことが!
逆に、体の冷えを防いで、体を温かく保ってあげることによって、得られる効果というものもたくさんあります。
それが、
●血行や代謝がよくなり、やせやすくなる
体を温め、体温をきちんと保つことができることで、血行もよくなり、
血行がよくなることで、体の基礎代謝も高めることができるようになります。
さらに、基礎代謝が高いことでそれだけでやせやすく、太りにくい体をキープすることができるようになります。
●肌の代謝やツヤもよくなる、肌にハリが出る
体が温まった状態が保たれることで、肌の血行や代謝もよくすることができます。
肌の代謝が高まることで、肌の生まれ変わり、ターンオーバーも整えられ、肌の血色がよくなったり、
潤いやツヤ、ハリも出て、若々しい肌を保つことができるようになります。
●免疫力アップで、病気にかかりにくくなる
体温がきちんと保たれることで、免疫力も高めることができ、病気への抵抗力も高まり、病気にかかりにくくなります。
また、免疫力のアップはアレルギーへの抵抗力も高めてくれます。
●便秘が改善される
体の冷えによって便秘になっていた方は、冷えを改善し、血行や代謝がよくなることで、腸の働きも自然な状態に戻すことができるようになります。
そのことで、便秘の改善にもつなげることができるようになります。
●自律神経やホルモンバランスが整う
体を温めるようにし、体温を保つことにより、自律神経やホルモンバランスも整えられるようになり、
さらに、そんな自律神経やホルモンバランスの乱れが原因となっていたあらゆる症状の改善にもつなげられるようになります。
3.今すぐできる簡単温活、10の方法!
このように、体の冷えはあらゆる辛い症状の原因にもなってしまい、
逆に、体の冷えを防いで、体を温めたり、血行や代謝をよくすることで、様々な効果も得られるようになります。
そのために効果的になるのが、「温活」です。
「温活」という言葉は聞いたことはあるかもしれませんが、実際にどんなことをすればいいのかわからないといった方もいらっしゃるかもしれません。
「温活」といっても、何も難しいものではなく、
そのためには例えば、
温活その1:ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動
血行をよくしたり、代謝をよくして、体の冷えを防ぐのに効果的なことといえば、何といっても体を動かすことで、
なかでも効果的なのが有酸素運動です。
有酸素運動は、酸素を必要とする運動のことで、主なものとしては、歩いたり走ったり、あるいは泳いだりといった全身を使う運動です。
そのなかでも「温活」におすすめなのが、ウォーキングや軽いジョギングで、
ウォーキングや軽いジョギングであれば簡単に始めることができ、ジムに通ったり、特別な道具やマシンなども必要とせずに、いつでも行うことができます。
最初のうちは短時間からでも構いませんので、それを日常的に続けるようにしましょう。
忙しくて、ウォーキングやジョギングも難しいといった場合には、通勤や通学、お買い物の際にいつもより多く歩いてみたり、
駅やお店などでは階段を使うようにしたりといったことでもいいですね。
また、歩く時にはできるだけ早足で、きびきびと歩くようにするとより効果的です。
温活その2:軽い筋トレで筋肉を保つ
筋肉は脂肪に比べて熱を発しやすく、体を温め、体温を保つのに役立ってくれるようになっています。
そして逆に筋肉量が低下してしまうと、体が冷えやすくなり、冷え性につながってしまいます。
一般的に、筋肉が少ない女性の方が筋肉が多い男性よりも冷え性が多いのはそのためで、
さらに、運動不足などで筋肉量が低下してしまうとより体が冷えやすくなってしまいます。
ですから、筋トレをして筋肉をしっかりと保ってあげることも冷えを防ぐのには効果的で、
筋トレといっても、何も専門的なものでなくてもよくて、
例えば、
軽めのダンベルを買ってきて(今では100円均一でも売っていますね)、軽く筋トレをしたり、
上半身よりも下半身の方が筋肉の量は多いことから、
スクワットなどをして、下半身を鍛えるようにしてもいいですね。
これも、有酸素運動と同じように、続けることが大切ですので、無理なく簡単に続けられるものにしましょう。
温活その3:きちんと入浴する
温活の中でも、体を動かすのと同じように大きな効果を発揮してくれるのが入浴です。
冬場などは熱いお湯につかりたくなりますが、
温活では、入浴はできれば38~40℃くらいのぬるめのお湯に、肩までゆっくりとつかるのがおすすめです。
時間も、からすの行水ではなくて、できれば、15~20分程度はゆったりとつかるのがよくて、
そうすることで血行がよくなって、体の深部まで温めることができます。
そして、体の深部が温まることで、疲労の回復が促されたり、リラックスもでき、副交感神経も優位にすることができるようになり、
安眠効果も得られるようになります。
温活その4:足元を温める、足元を冷やさない
昔からよく言われるのが「頭寒足熱」ということで、
これは、上半身は涼しく過ごし、下半身、特に足元は温かくして過ごすのが体にとって最も理想的だということです。
さらに足の裏というのは、「第二の心臓」ともよばれるほどで、全身の血流にも関係している箇所でもあり、
やはり足の裏が冷えてしまうと、血行不良や、全身の冷えにもつながってしまいます。
ですから、冬場はもちろんですが、夏場であっても足元は温かくして過ごすようにしましょう。
そのためには、必ず靴下を履いて過ごすようにしたり、
寒い時期は特に、
・厚めの靴下を履く
・レッグウォーマーなどを活用する
・湯たんぽで足元を温める
・足湯につかる
といったこともおすすめです。
また、暑い時期であっても靴下を履くようにし、
特に、冷房の効いた部屋で過ごすことが多い方は、夏場でも足が冷えてしまうことが多いので、必ず足元は温めておくようにしましょう。
温活その5:“3つの首”を温める
“3つの首”というのは、首、手首、足首のことで、
このような首がつく箇所は、太い動脈が走っている箇所でもあります。
そして動脈が走っている箇所を温めることより、そこを流れる血液が温められ、温かい血液が全身に行き渡りやすくなります。
そのことで全身も効果的に温めることができるようになります。
特に、冬場などはマフラーで首元を温めてあげると、全身ポカポカしてくるのはそのためで、
そして冷える時期などは特に、トップスはハイネックのものにしたり、ネックウォーマーを身に付けたり、
手首、足首も冷やさないようにし、アームウォーマーやレッグウォーマーを活用してもいいですね。
足元、3首と同様に、冷やしたくないのがお腹です。
お腹周りは、胃腸や子宮といった重要な内蔵を守っている箇所でもありますので、お腹周りを冷やさないことも大切です。
お腹の冷えが気になる方は、腹巻などを活用するようにしましょう。
温活その6:防寒具で体を冷やさない
冬場になると当然、他の季節よりも体が冷えやすくなり、血行も滞りがちになりますので、外出時には防寒具でしっかりと体を温めてあげるようにしましょう。
先ほどの通りに、3つの首(首、手首、足首)をしっかりと温めるために、マフラーに手袋、靴下を着用して、冷やさないようにしてあげるのがおすすめです。
また、外出時には特に、室内と屋外との温度差も大きくなることから、防寒具もさっと脱ぐことができるよう着脱のしやすいものにして、
体温調節ができるようにしておくのもおすすめです。
温活その7:体を温める食べ物を積極的に食べる
食べ物の中には体を温めてくれるものもたくさんあります。
毎日の食事でそのようなものを積極的に取り入れることによって、体の内側から温めることができ、冷えも防ぐことができるようになります。
体を温めてくれる食べ物としては、例えば、
・しょうが(ショウガオールといった有効成分を豊富に含み、体を温めてくれる)
・トウガラシ(こちらも血行促進効果に優れたカプサイシンを含む)
他にも、
・ごぼう
・にんじん
・レンコン
・じゃがいも
・タマネギ
・自然薯 など
これらは、主に冬が旬となる野菜であり、特に、地中に埋まっている根菜類は体を温める野菜とされているんですね。
さらに、発酵食品も体を温めてくれますので、例えば、
・納豆
・チーズ
・お味噌
・お漬物
・キムチ
などもおすすめです。
他にも、
・ねぎ
・にんにく
・にら
など、薬味に使用されるようなものも体を温めてくれるので、おすすめです。
温活その8:体を温める飲み物を活用する
温かい飲み物を飲むとそれだけで体も温まりますが、
そんな飲み物の中にも、効果的に体を温めてくれるものがあります。
例えば、お茶の中でも、発酵させたお茶は体を温めるとされていて、
・紅茶
・烏龍茶
・プーアール茶
・杜仲茶
などは発酵させたお茶となっていますので、おすすめです。
他にも発酵させたお茶として、
・ルイボスティー
・たんぽぽ茶
・ヨモギ茶
・ドクダミ茶
・ローズマリーティー
などがあり、それらもおすすめです。
また他にも、ポリフェノールを豊富に含む飲み物には、血管を拡張して、血行をよくしてくれる効果が期待できるようになっていて、特に、
・ココア
・黒豆茶
なども体を温めるのに効果的となっています。
他にも、
しょうがの血行促進効果で体をぽかぽかと温めてくれますので、
・しょうが湯
・しょうが紅茶
などもおすすめで、
ごぼうが体を温めるのにも良いので、ごぼうから作られるごぼう茶なんかもおすすめですね。
また、お酒が飲める方であれば、
・ポリフェノールの豊富な赤ワイン
・発酵させたお酒(日本酒や紹興酒など)
もいいでしょう。
食べ物や飲み物のなかには、逆に体を冷やすものもあります。
そのようなものは、夏場などに食べたり飲んだりするととてもおいしくて、体をクールダウンさせてくれたりと、適量であれば問題ないのですが、
もともと体の冷えやすい方が食べ過ぎたり飲みすぎたりすると、冷え性を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。
そんな体を冷やしてしまう食べ物としては、例えば、
・きゅうり
・キャベツ
・ナス
・レタス
・ほうれん草
・ゴーヤ など
これらの野菜は、夏が旬の夏野菜で、
また、南国で栽培されているような野菜となっていて、このような野菜には体を冷やす作用があるとされています。
他にも、
・スイカ
・パイナップル
・マンゴー
・メロン
・梨 など
これらの果物も、やはり南国で採れる果物となっていて、水分の多い果物も多く、体を冷やしやすくなっています。
飲み物としては、当然、きんきんに冷やした冷たい飲み物です。
夏場などはごくごくと飲みたくなり、また、水分補給は必要ですが、やはり冷たすぎたり、飲みすぎには注意です。
他にも、パイナップルやマンゴーなどの南国フルーツが使用されたジュースなどもやはり注意が必要でしょう。
意外かもしれませんが、コーヒーや緑茶も体を冷やしやすい飲み物とされています。
コーヒーの原料となるコーヒー豆は南国で栽培されるものであり、
緑茶は発酵させないで作られる飲み物なので、体を冷やてしまうことがあります。
ホットで飲む場合にはあまり問題ないといえますが、やはりアイスでたっぷりと飲むのは注意が必要といえます。
もちろん、アイスクリームやかき氷などの食べすぎにも注意しましょう。
温活その9:マッサージやストレッチをする
マッサージや軽いストレッチをするのも、血行をよくすることができ、冷えを防ぐのにも効果的でしょう。
特に、血行が悪くなりやすく、冷えやすい足をマッサージしてあげるのも効果的で、マッサージの仕方も難しいものではなくて、
・ふくらはぎや足の裏を優しくもみこんであげる
といった簡単なものでも効果的です。
冷えを感じた時や、お風呂上りの血行がよくなっている時などに、簡単にマッサージしてあげるのも効果的でしょう。
ストレッチも、体の冷えを感じた時やお風呂上りなどに、簡単に、全身を伸ばす程度でもいいですので、ストレッチをしてあげるのも効果的です。
リラックス効果も得られますので、眠る前に、簡単にストレッチするのもおすすめです。
温活その10:リラックスする、ストレス、疲れをためない
ストレスや疲れというのは、少しくらいであれば問題ないのですが、
それが蓄積したり、慢性的なものになってしまうと、血管を収縮させたり、
自律神経やホルモンバランスの乱れにもつながってしまいます。
そのことにより、一層体が冷えやすい状況を作ってしまいます。
ですから、できるだけ、日ごろからストレスや疲れはためないようにし、
そのためには、忙しくても1日のうちで何時間かはゆったりとリラックスできる時間を作るようにしたり、
ゆっくりとお風呂に入るようにしたり、読書や音楽など、心身ともにリラックスできるような時間を持つようにするのもおすすめです。
4.まとめ
いかがでしたか?
特に女性は冷え性に悩んでいる方も多くて、最近では、空調も充実していることから、夏場であっても冷房のよく効いた室内で過ごすことも多くなり、
1年を通して、冷えに悩んでいる方も多くなっているといいます。
そんな体の冷えはそれ自体がとても辛いものなのですが、さらなる血行不良やむくみ、肌荒れ、
免疫力の低下や便秘、生理不順など、あらゆる辛い症状の原因にもなってしまうものなんですね。
体の冷えはそれほど怖いもので、それを防ぐためにはやはり「温活」が効果的で、
そんな「温活」も何も専門的なものでなくてもよくて、軽く運動したり、きちんと入浴したり、しっかりと防寒したり、
また食べ物に気をつけたりと、日常的に簡単に取り入れることができるものばかりなんですね。
こちらでは、そんな簡単で今すぐ始められる「温活」についてご紹介してみましたので、ぜひ実践して、もう冷えに悩まされない体作り、
そして、冷えない、美しく若々しい女性を目指しましょう!
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