アイライナー一つでパッチリとしたデカ目はもちろん、かわいい垂れ目や小悪魔風の猫目、クールビューティーな切れ長の目など、
なりたい目になれて、目元が変われば、顔全体の印象も簡単に変えることができます。
今回はそんなアイライナーについて、その種類や基本的な引き方、垂れ目、猫目、切れ長目の描き方、
さらに上手く描ける一工夫に注意点についても詳しくご紹介してみたいと思います。
1.アイライナーの種類は?
●ペンシルアイライナー
アイライナーのなかでも最も一般的なのがこのペンシルアイライナーで、
普通のペンのようにスルスルと簡単にアイラインを引くことができるようになっています。
ペンシルタイプのものと繰り出しタイプのものがあり、
その特徴として、簡単にラインが描けるので、
・初心者の方でも使いやすい
・ラインもくっきりとし過ぎないので、自然なラインを引くことができる
といった特徴があります。
ラインを引いた後に、指や綿棒などでぼかすこともでき、自然な陰影をつけることもできるようになっています。
●リキッドアイライナー
リキッド状のアイライナーで、
芯の硬いフェルトタイプに筆タイプのものがあります。
すっと軽く引くだけでアイラインを描くことができ、その特徴として、
・ムラなく、均一のはっきりとしたラインを引くことができる
という特徴があります。
筆タイプのものは、筆先が細いものも多く、細いラインから太いラインまで引くことができ、ラインの太さを調節できるようになっています。
また、水や汗にも強く、落ちにくくてにじみにくくなっているものが多いのもこのリキッドアイライナーの特徴です。
●ジェルアイライナー
ジェル状になっているアイライナーで、
繰り出しタイプのものや柔らかな筆タイプのものが多く、なめらかな描き心地になっているものも多くなっています。
リキッドアイライナーのように比較的くっきりとしたラインになっているんですが、ぼかすこともでき、濃淡を変えることも可能なので、
くっきりとした線に、ふんわりと柔らかい線も描くことができるようになっています。
太さも調節しやすくなっていますので、柔らかい印象の目元からはっきりとシャープな印象の目元まで、色々な目元も演出しやすくなっています。
●パウダーアイライナー
アイシャドウやチームなどのようにパウダー状になっているアイライナーで、
筆に取ってラインを引くようになっています。
パウダーの量も調節しやすく、ペンシルタイプよりもさらに自然なラインを引くことができるようになっています。
ぼかしたり、陰影を付けることもできるようになっていて、
ラインを描く際にまつげやまぶたに負担がかからないので、マツエクをしている方にもおすすめのアイライナーです。
2.こんな方にはこの種類がおすすめ
アイライナーにはこのように色々な種類があって、それぞれに特徴があるので、
選ぶ際には、例えば、
・自然なアイラインを描きたい→ペンシルアイライナー、パウダーアイライナー
・くっきりとしたラインを描きたい→リキッドアイライナー、ジェルアイライナー
・失敗したくない、簡単に描きたい→ペンシルアイライナー
・デカ目、目ヂカラをアップさせたい→リキッドアイライナー、ジェルアイライナー
といった選び方があるんですね。
3.アイラインの基本的な引き方
●ペンシルアイライナーの引き方
ペンシルアイライナーの場合には、
1.まず上のラインを引きます。
位置としては目頭(黒目の内側のあたり)から、目尻にかけて描いていくようにします。
この時、一気に線を引くようにするのではなく、
まつげとまつげの間を埋めるように、ペン先を小刻みに動かしながら、引くようにされるといいでしょう。
そうすることできれいにラインが引けますし、より自然なラインになります。
2.自然に仕上げたい場合には上のラインだけでいいのですが、より目元をはっきりとさせたい場合には、下のラインも引くようにします。
下のラインも同じように、ペン先を小刻みに動かしながら、まつげを埋めるように描いていきます。
下のラインの場合には、端から端まで描くのではなく、下のラインの大体3分の1くらい、
目安としては、黒目の外側から目尻にかけて描くようにするとより自然に仕上げることができます。
●リキッドアイライナーの引き方
リキッドアイライナーも、
1.まず上のラインを引きます。
位置としては目頭(黒目の内側のあたり)から、目尻にかけて描いていくようにします。
リキッドアイライナーの場合、目頭から目尻にかけて、まぶたのラインに沿って、すっと一気に引くようにします。
また、目尻まで筆がきたら、目尻の部分で止めると、より自然なラインになり、
目尻から少しラインを伸ばして、少しだけ跳ね上げるように描くことで、より目元をくっきりと、はっきりと描くことができます。
一気に描くのが苦手な方は、少しずつ筆を動かしながら描くようにしたり、
まずは目の中央部分から目尻にかけて半分だけ描いて、
その後に、その線につなげるようにして、目頭から目の中央へと引くという方法もあります。
2.リキッドの場合には、くっきりとしたラインなので、基本的には上のラインだけでもいいのですが、
よりデカ目を目指す場合には、下のラインも引くようにします。
ペンシルと同様に、全体を引くのではなく、下のラインの大体3分の1くらい、
目安としては黒目の外側から目尻にかけて描くようにするとより自然に仕上げることができます。
4.垂れ目風の作り方、キュートな癒し系
垂れ目風にすると顔全体の印象も柔らかくなり、可愛らしさや女性らしさ、キュートさも演出することができるようになります。
特に、シャープな印象の顔立ちの方でも、垂れ目風メイクによってより柔らかな印象を作ることができ、いつもの雰囲気も変えることができます。
さらに垂れ目風メイクは、目を大きくデカ目に見せることもできるようになるんですね。
そんな垂れ目風にするには…
基本的にはどのタイプもOKです。
より自然に柔らかくしたいなら→ペンシル、パウダー、
よりくっきり、はっきりさせたいなら→リキッド、ジェルがおすすめです。
1.まず、アイラインを目頭から目尻まで、まつげの隙間を埋めるように描いていきます。
この時、目頭から黒目の真ん中辺りにかけては、ラインが太くなるように引き、
黒目の真ん中辺りから目尻にかけて、ラインが細くなるように引くと自然できれいなラインになります。
2.そして、目尻の辺りまで来ると、
目尻から3~4mmほど、上まぶたのラインに沿って、その延長線を描くように、下向きにラインを引きます。
目尻のラインは跳ね上げずに、そのままのまぶたのラインに沿って下向きに引くようにすることで、垂れ目を強調することができます。
3.さらに、下まぶたの、目尻から3分の1程度アイラインを引いたり、
グレーやチャコール系のダークなアイシャドウを、目尻から3分の1程度の部分に入れると、より垂れ目になり、デカ目にもなれるのでおすすめです。
これでキュートでふんわりと癒し系のたれ目風メイクの完成です。
5.猫目風の作り方、はっとさせる小悪魔風
猫目風な目元もとてもかわいいですね。
猫のようなまん丸な目で、うるんだ目をしているけれど、ちょっとつり目風でもあり、
かわいらしささとともに、どこか小悪魔風も演出することができるようになります。
そして猫目風メイクでも目をパッチリと、デカ目も演出することができるので、目が小さくて、きちんと猫目になれるか心配な方も大丈夫なんですね。
その方法としては、
猫目風メイクの場合には、猫目の特徴である跳ね上げラインもくっきりと描くことができ、
デカ目にもなれる、リキッドやジェルがおすすめです。
1.まずは、目のラインに沿って、目頭から目尻にかけて、まつげの隙間を埋めるようにしてラインを引いていきます。
この時、目頭の部分は細く描くようにし、黒目の中央の部分、目尻にかけて少しずつラインを太くしていくようにします。
2.そして、目尻まできたら、今度は、ラインを少しはね上げるように、斜め上に引きます。
また、はね上げラインの長さは、短すぎても目立ちませんし、長すぎてもおかしくなってしまいますので、
5~8mm程度が自然でしょう。
短めにすると、控えめで可愛らしい猫目、長めにすると、華やかさが出て、よりぱっちりとした猫目になれます。
これでキュートで小悪魔な猫目メイクの完成です。
6.切れ長風の作り方、クールさと色っぽさを演出
クールな切れ長風の目元は、それだけでシャープな印象になり、大人っぽさや色っぽさも演出することができます。
大人の女性にも自然になじむクールビューティーなアイメイクですし、
それでいてどこか小悪魔風な雰囲気も出せる目元になれるんですね。
その方法としては、
使用するアイライナーとしては、基本的にはっきりとしたラインが引けるリキッドやジェルがおすすめです。
より自然な仕上がりにしたい時はペンシルやジェルも使用可能で、
上まぶたはリキッドで、下まぶたはペンシルで仕上げるというのもおすすめです。
1.まず、上まぶたの目頭から目尻にかけて、まつげの隙間を埋めるように、アイラインを引きます。
また、クールさを演出するために、全体的にラインが太くなり過ぎないように注意しましょう。
2.目尻まで描けたら、目尻から猫目風メイクと同じように、少し跳ね上げるようにラインを引きます。
3.さらに下まぶたにもラインを引いてもいいでしょう。
下まぶたに引く時は、下まぶたの目尻にかけて、3分の1程度に引きようにし、上まぶたのラインと自然につながるように引くようにします。
これで、クールな大人っぽい切れ長風メイクの完成です。
7.もう一工夫でアイラインはもっときれいに描ける!
鏡は顔と並行ではなく覗き込むような位置に置くことで、目のラインや、目の際も見えやすくなり、自然で綺麗なラインを描きやすくなります。
ドレッサーの鏡の場合には、あごを少し上げて、まぶたが少し閉じるくらいの姿勢でで描くのがいいですね。
肘が浮いている状態だとどうしても、アイライナーを持つ手がぶれやすく、ラインを引く時に失敗しやすくなりますので、
できれば、ドレッサーや机などの台で肘を固定して描くのがおすすめです。
ペンシルアイライナーの場合には、指で軽くまぶたを持ち上げながら描くようにされるといいでしょう。
そうすることで、まつげとまつげの間も埋めやすくなりますし、まつげの根元からしっかりとラインを描くことができるようになります。
リキッドの場合には、筆が触れただけでラインが簡単に描けるようになっていることから失敗しやすく、
そのためラインを描く際には、目を開けてラインがきちんと描けているかどうかを確かめながら描くようにすると失敗が少ないでしょう。
8.アイラインを引く時、これだけは注意
●太いラインを引いてしまう
アイラインは引くだけで、目をパッチリと大きく見せてくれたり、はっきりとした目元を演出してくれるので、
使っていくうちについつい、もっとデカ目にしようとラインが太くなってしまうこともあります。
自分では気付いていなくても、知らず知らずのうちに変に見えてしまうこともありますので、ラインの太さには気をつけましょう。
例えば、二重まぶたの方がアイラインを引いて、少し離れて鏡を見た時に、二重のまぶたのラインがわからないくらいにまぶたが黒くなっていたら、それはやはり太く引きすぎで、
通常は、まつげの生えているライン、またはそれよりも若干太めくらいのラインが自然でしょう。
●目の周りをぐるーっと一周描いてしまう
上まぶたに下まぶたのラインも全部ぐるっと一周ラインを引くというのもやっぱり滑稽に見えてしまいます。
アイラインは基本的には、上まぶただけに引くようにするのが自然で、
下まぶたにも引く場合には、目尻から3分の1程度にとどめておくのがいいでしょう。
●まつげとまつげの間を埋めない
特にペンシルタイプのアイライナーの場合、すっと引いただけではラインをはっきりと描くことは難しいでしょう。
ラインが薄すぎるとアイラインの意味もあまりなくなってしまいますので、ラインを引く時には、
少しずつペンを動かしながら、まつげとまつげの隙間を埋めるように描いていくようにしましょう。
薄くなってしまった部分は、重ねて引くようにしてもいいですね。
9.まとめ
いかがでしたか?
アイラインは、目元をはっきりと見せてくれたり、ラインを引くだけで、目を一回り大きく、ぱっちりと見せてくれるものであり、
もはや欠かせないコスメアイテムになっています。
目を大きく見せてくれるだけじゃなくて、引き方次第では、かわいい垂れ目風になれたり、
小悪魔風の猫目になれたり、クールで大人っぽい切れ長風になれたりと、アイライン一つでなりたい目元、顔全体の印象も変えることができるんですね。
こちらでは、そんなアイラインについて、アイライナーの種類から、基本的な引き方、
なりたい目元別アイラインの引き方などについてもご紹介してみましたので、ぜひ引き方をマスターして、上手く使いこなしながら、ぱっちりデカ目、憧れの目元を演出してみましょう!
よろしければシェアをお願いいたします。