ひじやひざ、かかとのくすみや黒ずみはいつの間にかできてしまっていることが多く、結構目立ってしまって、意外と人から見られていることも多いんですね。
そこで今回は、そんなひじやひざ、かかとの黒ずみがどうして出来てしまうか、また、くすみやすい人の特徴や予防法、改善法、防ぐために心がけたい日常の注意点などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
今すぐにでも始められるものばかりですので、黒ずみのない、ピカピカボディーを目指しましょう!
1.ひじ、ひざのくすみ、黒ずみの原因は?
ひじ、ひざというのは、体の中でも、関節にあたる部分であり、日常生活においてもよく動かす部分でもあります。
また、ひじ、ひざはそのように関節部分にあたる部分であることから、骨が皮膚に近く、皮膚も薄く、よく動かす箇所でありながらも、摩擦や圧迫といった刺激も受けやすくなっています。
そして、そのような摩擦や圧迫によって、肌ではメラノサイトが活性化されて、メラニンの生成が促されることになります。
メラニンが増えると、肌で色素沈着が起き、それが、くすみや黒ずみの原因となります。
そのような摩擦や圧迫により、皮膚では炎症も起きやすくなり、
炎症が起こると、炎症から皮膚を守ろうと皮膚の角質が厚くなります。
いわゆる角質肥厚の状態となり、
そのような角化し、厚くなった角質にもまたメラニン色素が多く含まれているために、よりくすんだり、黒ずんだ状態になってしまうことがあります。
また、ひじやひざが硬くなることも、この角質肥厚が原因となっています。
さらに、ひじやひざは、他の箇所と比べ、皮脂腺が少なく、肌を保護してくれる皮脂の分泌も少ないため、
そのことからもメラニンの生成が起こりやすく、よりくすみやすくなっています。
2.かかとのくすみ、黒ずみの原因は?
かかともまた、毎日の歩行によって圧迫や摩擦といった刺激を非常に受けやすくなっています。
そのような刺激によって、やはりメラニンの生成が促され、くすみや黒ずみになりやすく、
さらに、角質肥厚も起こりやすく、角質も厚くなって、より黒ずみやすくなっています。
また、過剰に角化が進むことによって、かかとが硬くなったり、カサカサしてしまうことも多くあります。
3.こんな方は要注意!
このようにひじやひざ、かかとという部分は、体の中でもくすんだり黒ずみやすくなっている箇所であり、
普通に生活をしていても黒ずみやすいのですが、毎日何気なく行っていることでも、そんなくすみや黒ずみをより加速させてしまうこともあります。
それが例えば、
●ひじをよくつく
特に、日ごろからひじをよくつく方は要注意です。
机などに直接ひじをつくと、ひじに過度の刺激が加わり、くすみやすくなりますし、こすれたりすることでも、くすみや黒ずみの原因になります。
また、日常的に刺激が加わることで、角質も厚くなりやすく、硬くなりやすくなります。
●ひざ立ちすることが多い
ひざ立ちをすることが多いことで、やはり、ひざが過度に圧迫されて、刺激となります。
そのことでくすみや黒ずみになりやすいので、日ごろからひざはあまりつかないようにしましょう。
●正座をすることが多い
正座をすることが多い方も要注意です。
やはり正座をすることで、ひざが圧迫されたり、こすれたりすることで、刺激を受けやすくなります。
●足を組むことが多い
足を組むことが多い方も、ひざが圧迫されたり、摩擦され、くすんだり黒ずみやすくなります。
また、足を組むこと自体、骨盤のゆがみや、体のゆがみにつながってしまいますので、避けた方がいいでしょう。
●タイトなボトムスやスキニーをはくことが多い
例えば、体にぴったりと合ったタイトなボトムスやスキニーをはくことが多いといった方は、
ひざの関節部分がどうしても刺激を受けやすくなってしまいます。
ひざを曲げたりするとその衣服でひざが圧迫されやすくなりますし、衣服とひざもこすれやすく、摩擦も起こりやすくなります。
●サイズの合っていない靴を履いている
サイズの合っていない靴を履いている場合にもかかとのくすみや黒ずみの原因になることがあります。
サイズの小さな靴を履いていることで、出っ張っているかかとの部分が圧迫されやすくなりますし、
サイズの大きな靴を履いていても、歩いている間にかかとがこすれやすくなり、やはりそれが刺激となってくすみにつながってしまいます。
●ナイロンタオルなどで体をゴシゴシと洗っている
体を洗う時に、ゴシゴシと強い力で洗っていたり、特に、硬いナイロンタオル、ボディーブラシなどで洗っている場合には要注意です。
やはり、肌への刺激が強すぎますし、特に、関節部分で皮膚が薄いひじやひざが刺激を受けやすく、黒ずんでしまいます。
●ピーリングやボディスクラブをすることが多い
ピーリングやボディスクラブなども注意が必要です。
確かにピーリングなどをすることによって、古い角質が取り除かれ、くすみや黒ずみの改善にも効果的なのですが、それは適切に行っている場合のみで、
例えば、頻繁に行っていたりすると、角質を取りすぎてターンオーバーが乱れ、それを守ろうと角質がより厚くなってしまったり、
強い力で行うことで刺激が強くなりすぎて、かえって、メラニンの生成を促し、くすみや黒ずみにつながってしまうことがあります。
●シェーバーなどで頻繁にムダ毛処理をしている
女性の場合、シェーバーなどでムダ毛処理をする方も多いかもしれません。
それもやはり適切なものであれば問題ないのですが、頻繁に行ったり、強く剃ってしまうことで、特に刺激を受けやすいひじやひざはくすみやすくなります。
また、毛穴の周辺というのは、わずかに膨らんでおり、シェーバーで剃ることで毛穴周辺は炎症が起こりやすく、
その炎症により色素沈着も起こりやすく、炎症が治まっても、毛穴部分がポツポツとした状態で残ってしまうこともあります。
●硬い床の上でエクササイズやヨガをしている
エクササイズやヨガをしているといった方で、硬い床の上で行っているといった方も要注意です。
特に、ヨガなどはひじやひざをつく姿勢を取ることも多く、硬い床の場合だと、どうしても過度に圧迫されたり、摩擦も起こりやすく、黒ずんだりくすみの原因になってしまいます。
4.くすみ、黒ずみを予防、改善するには?
では、このようなひじやひざ、かかとのくすみを防いだり、
また、すでにくすんだり黒ずんでしまっている場合には、改善させる方法はあるのでしょうか?
そのためには、例えば、
●摩擦や刺激を与えない
やはり、日常的にひじやひざに摩擦や刺激が加わることでくすみやすくなりますので、そのような摩擦や刺激を減らすことが大切になってきます。
例えば、ひじをつく癖があるという方は、その癖を治すようにしたり、
どうしてもひじをついてしまうといった方は、クッションやタオルを挟んで、刺激を和らげてあげるのもいいでしょう。
ひざをつくという姿勢も、ひざへの圧迫や刺激が大きくなってしまいますので、できるだけつかないようにしましょう。
また、ひざをつく際にも、やはりクッションや座布団、タオルなどを挟んでひざをつくようにするのがおすすめです。
●サイズの合う靴を履く
先のとおりに、靴が小さかったり、大きかったりしても、かかとへ圧迫や摩擦を与えてしまいますので、
靴は、自分の足のサイズに合ったものを履くようにしましょう。
そうすることで、かかとのくすみや黒ずみを防ぐことができるのはもちろん、足の疲れなども防ぐことができるようになります。
●できるだけ足を組まないようにする
足を組むことでも、ひざへ摩擦や刺激を与えることになり、黒ずみやすくなっていしまいますので、
足を組む癖がある方はできるだけ治すのがおすすめです。
●きちんと保湿する
きちんと保湿をして、潤いが保たれることによって、肌のターンオーバーをスムーズに保つことができるようになります。
ターンオーバーがスムーズになることで、くすみや黒ずみの原因となるメラニン色素の排出も促され、くすみにくくなります。
またすでに、くすみや黒ずみができていても、そんな色素沈着の排出も促されますので、やはり、くすみの改善にもつなげることができるようになります。
顔はきちんと保湿していても、体はあまり保湿していない方も多いかもしれませんが、
できればお風呂上りなど、化粧水やボディミルク、ボディクリームなどできちんと保湿してあげるのがおすすめです。
●体を洗う時は優しく洗う
体をゴシゴシと洗うことで、特にひじやひざは黒ずみやすくなり、そんな黒ずみを落とそうと、余計にゴシゴシと洗ってしまうと、より悪化してしまい、悪循環に陥ってしまいます。
くすみや黒ずみは、ボディーソープなどで落とすことはできないので、
体を洗う時には、たっぷりの泡で、優しい力でなでるように洗うようにしましょう。
また、ボディータオルを使用する場合には、刺激の強いナイロンタオルではなく、綿(コットン)や麻といった、肌触りがよく、肌に優しいタオルがおすすめです。
ボディーブラシは肌への刺激がどうしても強くなってしまいますので、使わないようにするのが無難です。
●体をよく動かす時はゆったり目の服装で
ぴったりとしたボトムスやスキニーなど、体にフィットした服が好きな方もいらっしゃいますが、そのような体にフィットした服というのはどうしても関節部分に当たるひざやひじへの摩擦や圧迫も大きくなってしまいます。
特に、家事やエクササイズなど、体をよく動かす時には、フィットする服ではなく、できるだけゆったり目の服を着るのがおすすめです。
また、ゴワゴワと肌触りの悪い洋服や、ジーンズなどの分厚くて固めの生地の服もまた、ひじやひざへの摩擦が大きくなってしまいますので、
やはり、体をよく動かす時には着ないようにして、
肌触りのよい生地の洋服、できれば、肌に優しい天然繊維の衣服を着用するのがおすすめです。
●むだ毛処理をする時はクリームがおすすめ
女性にとって欠かせないのが、むだ毛の処理ですが、
T字のシェーバーは、さっと簡単に処理できるので、お使いの方も多いかもしれませんが、
そんなシェーバーの刺激によって、ひじやひざに黒ずみができてしまうこともあります。
ですから、むだ毛処理をする場合には、できればシェーバーではなく、専用の除毛クリームをお使いになるのがおすすめです。
クリームだと肌へと摩擦や刺激を与えることなく処理できますし
シェーバーのように頻繁に処理をする必要もなくなるので、より肌への刺激も抑えられることになります。
●色素沈着の場合には美白ケアも
すでにひじやひざ、かかとにくすみ、黒ずみといった色素沈着が起こっている場合には、顔と同じように美白ケアをしてみるのもいいでしょう。
使用する化粧品も、顔に使用している美白化粧水や美白乳液、美白クリームを使用するのでもいいですし、
今では、美白ボディクリームなどの体専用のものもありますので、そのようなものを使用するのもいいでしょう。
美白成分には、ビタミンC誘導体やアルブチンといったメラニンに働きかける成分や、肌のターンオーバーを促して、くすみの排出を早めてくれる成分が配合されているものも多くあります。
ただ、顔のシミやそばかすと同じように、一度塗ったからといってすぐにくすみが解消されるわけではありませんので、
毎日きちんとケアしながら、地道に、少しずつ目立たなく整えていくようにしましょう。
●古い角質でごわつき、硬くなっている場合には、適度なピーリングも
例えば、同じくすみや黒ずみであっても、その部分がごわついていたり、硬くなっている場合には、古い角質が肥厚している可能性が高いです。
そんな角質肥厚によって黒ずみが起こっている場合には、ピーリングやスクラブなどで古い角質を取り除いてあげるのも効果的でしょう。
古い角質が取り除かれることで、くすみ自体の解消にもなり、肌のターンオーバーも促されることから、くすみの防止にもなります。
ただし、顔の角質ケアと同じように、ピーリングやスクラブは正しく行う必要があり、
頻繁に行ったり、強い力で行ったりすると逆にくすみがひどくなったり、肌を弱めてしまうこともありますので注意が必要です。
行う際には、多くても週に1,2回程度に抑えるようにし、優しい力で角質を取り除くようにします。
また、黒ずみが気にならない時には無理に行う必要はないでしょう。
5.まとめ
いかがでしたか?
ひじやひざ、かかとは皮膚が薄く、関節部分にも当たることから、体の構造上、くすみや黒ずみができやすい箇所なんですね。
そして特に、薄着になってくると、ひじやひざを出す機会も多くなりますし、サンダルを履いたりするとかかとも見えてしまいます。
そんな時に、黒ずんでいたりくすんでいたりすると結構気になるもので、そこだけがくすんでいると、他はきれいなのに、全体的にくすんだ印象になってしまったり、
くすみがあるだけで年齢が出たり、老けて見えることもあるので、余計に気になります。
でも、そんなひじやひざ、かかとのくすみや黒ずみも、毎日のケアでしっかりと防ぐことができるようになりますし、
すでにできてしまっている場合にも、改善して、目立たなくさせることもできるんですね。
こちらでは、そんなひじやひざ、かかとの黒ずみの原因や黒ずみができやすい人の特徴、
さらに、今すぐにでも始められる予防法に解消法、ケアの仕方などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ実践なさって、見られても恥ずかしくない、つるんときれいなひじ、ひざを保ちましょう!
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