小じわ、ほうれい線、ちりめんじわ、表情じわに効く13の成分とは?しわは塗って消す時代へ

目元にいつの間にかできてしまっている小じわや表情じわ、ちりめんじわに、口元に刻まれるほうれい線って本当に嫌なものです。

それがあるために顔の印象が変わってしまったり、それが気になって思いっきり笑えないといった方もいるかもしれません。

今回はそんな女性の大敵、小じわや表情じわ、ちりめんじわ、ほうれい線の改善に効果的な成分や、その取り入れ方、注意点などについてもご紹介してみたいと思います。

1.潤い、弾力を与えてくれる成分で改善

肌の乾燥が原因で小じわやほうれい線ができてしまっていることも多く、そんな場合には肌へと潤いを与え、弾力も補給してくれる成分が有効となるでしょう。

そんな成分として、例えば、

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は人の肌の内部にも存在するムコ多糖類の一種で、

人の皮膚の真皮内にもあり、コラーゲンとコラーゲンの隙間を埋めて、弾力を支える成分でもあります。

それには、非常に高い保水力もあり、外側から肌へと与えてあげることにより、その優れた保水力で肌をしっとりと潤わせ、

水分を抱え込んで、維持する能力にも優れた成分となっていて、その潤いも長時間保つことができるようになっています。

そのために、小じわやほうれい線の改善にも効果的となっています。

セラミド

セラミドのイメージ

セラミドもまた、人が元々持つ成分であり、特に人の表皮を覆う角質層にも含まれる成分でもあります。

角質層の細胞と細胞とを埋めて、スポンジのような役割を果たす細胞間脂質の約50%がこのセラミドで占められているほどで、

肌の水分量や潤いを維持するのにも非常に重要な役割を果たしているものでもあります。

セラミドにもまた非常に優れた保湿力があり、小じわ、ほうれい線を改善させるのにも有効でしょう。

コラーゲン

コラーゲンのイメージ

ヒアルロン酸同様に、人の真皮層内に含まれ、真皮層内では、網目のように張り巡らされて存在し、

そのことにより肌の弾力やハリを支えるものとなっています。

それにもまた非常に高い保湿力や保水力があり、

肌へと弾力も与えてくれることから気になる小じわやほうれい線もふっくらとさせ、目立たなく整えてくれる効果が期待できるようになっています。

エラスチン

●コラーゲンとコラーゲンを結び付けて強化する

エラスチンのイメージ

エラスチンも、コラーゲンやヒアルロン酸と同様に、真皮内に存在し、また、コラーゲンとコラーゲンを結びつけて強化してくれる役割を果たしてくれるものでもあります。

エラスチンにも非常に優れた保湿力があり、これもコラーゲンやヒアルロン酸と同様に水分を抱え込む能力に優れた成分となっていて、

乾燥した肌へもたっぷりと水分を与え、小じわやほうれい線の改善のためにも効果的なものとなっています。

プロテオグリカン

プロテオグリカンのイメージ

プロテオグリカンも、元々人の体内、骨や筋肉、内臓、血管、皮膚にも存在する成分であり、

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸と同様に、細胞と細胞の間を埋め、結び付けている役割を果たしている成分でもあります。

●ヒアルロン酸よりも高い保水力

そしてそれは、非常に優れた保湿性、弾性力も有しているために、肌にもたっぷりと潤いを与え、弾力も高めてくれるようになっています。

その保水力というのはヒアルロン酸よりも高いとされていて、長時間保湿し続ける能力にも優れているとされています。

2.肌の代謝をよくして、改善させる成分

加齢などによって肌はどうしても代謝が悪くなったり、ターンオーバーも乱れやすく、そのことが原因で小じわやほうれい線が目立ってしまうこともあります。

そんな場合には、例えば、

プラセンタ

●アミノ酸、成長因子も豊富で、肌の生まれ変わりを促進

プラセンタのイメージ

プラセンタというのは元は「胎盤」という意味で、今では、そこから抽出される美容や体に有効な成分のことを言うことが多くなっています。

またそれには、ビタミンやミネラル分、酵素や核酸、アミノ酸も非常に豊富に含まれていて、

「成長因子」も豊富に含まれていることから、細胞の新陳代謝を促す効果が得られるようになっています。

その効果は肌の細胞にも有効で、肌の代謝、生まれ変わりを高めて、弾力を与えてくれる効果があり、そのために、小じわやほうれい線の改善にも有効とされています。

EGFやFGFなどの成長因子

●EGFは表皮、FGFは真皮の生まれ変わりを促進

EGF、FGFのイメージ

EGFは「上皮成長因子」とも呼ばれ、上皮細胞の生成や修復を促す働きがあり、

FGFは「繊維芽細胞増殖因子」とも呼ばれ、人の真皮内にある繊維芽細胞の生成や修復を促す働きのあるものとなっています。

そして、EGFは主に表皮の生まれ変わりを促進したり、再生を促してくれるようになっていて、

FGFは、真皮内の繊維芽細胞に働きかけて、その代謝や再生を促す効果があり、

その繊維芽細胞というのは、真皮内でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生成する細胞でもあり、そんな繊維芽細胞の生成が促されることによって肌の弾力やハリがより保たれることになります。

このようにEGFやFGFは、肌の表皮、肌の真皮の弾力を保つのにも非常に効果的な成分で、

そのために、小じわやほうれい線を肌の内側から押し上げて、目立たなくするという効果も期待できるものとなっています。

レチノール

レチノールクリーム

レチノールは、ビタミンAの一種であり、脂溶性のビタミンでもあります。

またそれには、肌へと与えてあげることにより、肌の新陳代謝、生まれ変わりを促進するといった効果があり、肌を若々しく保つのにも効果的なものとなっています。

●古い角質も剥がれ落ちやすくし、よりターンオーバーを整える

レチノールには、剥がれ落ちにくくなった古い角質にも働きかけて、剥がれ落ちやすくし、より肌のターンオーバーを整えて、代謝を促してくれるといった効果も期待できるようになっています。

そのことにより肌にふっくらとした弾力が生まれやすくなり、小じわやほうれい線の改善、予防にも効果的とされています。

レチノールはこのような効果からエイジングケア化粧品にも多く配合されており、化粧品に配合されている場合、不安定で刺激のあるレチノールを、

さらに安定化させ、低刺激化させた「パルチミン酸レチノール」や「酢酸レチノール」として配合されているものも多くなっています。

そんなレチノールをさらに安定化させた「トレチノイン」というビタミンA誘導体もあります。

ただ「トレチノイン」はどちらかというと刺激の強いものが多くなっていますので、使用するのであれば「パルチミン酸レチノール」や「酢酸レチノール」がおすすめです。

コエンザイムQ10

●コラーゲンを生む繊維芽細胞を増やして、ハリを与える

コエンザイムQ10のイメージ

コエンザイムQ10というのは、人の体内でも生成される脂溶性の「ビタミン様物質」となっています。

また、それには優れた美容効果もあり、例えば、肌内部でコラーゲンを生み出す繊維芽細胞の増殖を助け、コラーゲンの生成を促すといった効果が期待できるものとなっています。

他にも、皮膚細胞の活性化を促して、肌の新陳代謝、ターンオーバーを促すといった効果も期待できるようになっていて、

その結果として肌に弾力やハリが生まれやすくなり、小じわやほうれい線もふっくらと押し上げて改善してくれるようになっています。

コエンザイムQ10は抗酸化作用に優れた成分でもあることから、肌の老化を防いで、若々しく保ってくれる効果にも優れた成分となっています。

幹細胞エキス

リンゴ幹細胞エキスが抽出できるリンゴ

幹細胞エキスというのは、化粧品に配合されているものとしては、植物の幹細胞を用い、それを人工培養することによって増やして、

その細胞から有効エキスのみを抽出したものとなっています。

●肌の細胞内へ直接働き、ターンオーバーを正常に保つ

使用されている植物としてはリンゴやアルガンといった植物が用いられることが多く、

そんな幹細胞エキスには、肌へと与えてあげることによって肌の細胞内へと直接働き、肌細胞の生まれ変わりを活性化するといった効果があることも認められています。

加齢などによって衰えてしまいがちな肌のターンオーバーを正常化するのにも非常に効果的で、

肌を若々しい状態へと導き、肌のハリや弾力を保ち、小じわやほうれい線の改善にも効果的とされ、肌のたるみを改善させるにも効果的とされています。

さらに、肌の再生や修復を促す効果もあり、エイジングケアに優れた成分となっています。

3.優れた抗酸化作用で小じわ、ほうれい線を改善させる成分

肌の老化は肌のハリ不足や乾燥を招いてしまい、小じわやほうれい線に直結してしまいます。

そんな場合には、抗酸化作用がが高く肌の老化を防いでくれる成分が有効となるでしょう。

そんな成分には、例えば、

フラーレン

●強力な抗酸化作用で肌のサビ、老化を防ぐ

フラーレン

フラーレンというのは、炭素原子のみで構成された分子のことであり、またそれには非常に優れた美容効果があるために注目の高まっている成分でもあります。

実際にそれには非常に強力な抗酸化作用があることもわかっていて、肌の酸化や老化の原因となる活性酸素を吸着して、除去してくれる効果もあります。

肌を若々しく保ち、弾力も与えてくれるので、小じわやほうれい線の改善にも効果的とされていて、

またそんなフラーレンは非常に優れた安定性を誇った成分でもあり、紫外線などにも壊れることなく、その効果が長時間持続するという特性もあります。

アスタキサンチン

●ビタミンEの約1000倍もの抗酸化力で肌にハリ

アスタキサンチンが含まれるイクラ

アスタキサンチンというのはカロテノイドの一種であり、エビやカニ、鮭、鯛などにも含まれる赤い色をした色素成分となっています。

またそれには、非常に強い抗酸化作用があり、その効果というのはビタミンEの約1000倍、ビタミンCの約6000倍もの効果があるともされています。

その強い抗酸化作用により肌へと与えてあげることでも、肌の老化やたるみ、しわの原因となってしまう活性酸素を取り除いて、若々しく保ってくれる効果が得られ、

小じわやほうれい線を改善させる効果にも優れたものとなっています。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、壊れやすいビタミンCを安定化させた有効成分であり、それにもまた高い抗酸化作用があります。

肌の酸化物質を取り除いて、肌を若々しい状態へと整えてくれるようになっており、

コラーゲン生成を促すといった効果も期待できるために、より小じわやほうれい線の改善にも効果的でしょう。

4.こんな方にはこの成分がおすすめ

このように、小じわやほうれい線を改善させて、目元や口元を若々しく保ってくれる有効成分というのはたくさんあり、実際に使うとなるとどれを選べばいいのか迷ってしまいます。

例えば、

●肌の乾燥によって、小じわやほうれい線ができてしまっている場合には…

ヒアルロン酸やコラーゲン、プロテオグリカン、エラスチン

などがおすすめでしょう。

●加齢などによって、肌の弾力が失われていることによる小じわやほうれい線、

あるいは、

●ターンオーバーが乱れていることによって小じわやほうれい線ができてしまっている場合には…、

プラセンタやEGF、FGF、コエンザイムQ10、幹細胞エキス

などがおすすめですね。

5.美容液?クリーム?何で取り入れる?化粧水でも効果はある?

こちらでご紹介した有効成分が配合されたものであれば、化粧水でも乳液でも、クリームでも効果が期待できるようになっているでしょう。

なかでもより効果的に使用したいのであれば、美容液がおすすめです。

美容液には、一般的に化粧水や乳液などと比べて有効成分が高濃度に配合されており、効果も得やすくなっているものが多くなっています。

最近では、目元用、口元用と集中的にケアしてくれる美容液も増えていますので、そのようなものも有効でしょう。

●目元用、口元用の集中クリームがおすすめ
アイクリームならデリケートな目元にも安心して使える

さらに、より効果的なものとして集中クリームがあります。

アイクリームや目元、口元用クリームとして提供されていて、小じわやほうれい線が気になる箇所にのみ塗布して、集中的にケアしてくれるというものです。

当然、化粧水や乳液よりも有効成分が多く配合されていて、高い効果が期待できるものが多くなっていますし、

特に、アイクリームの場合には、皮膚が薄くデリケートな部分でもある目元にも使用することができるよう、低刺激性に作られているものも多くなっていますので、安心して使用することができるという利点もあるんですね。

6.レチノールには注意が必要?

先にもご紹介したとおりに、レチノールには肌の代謝を促したり、コラーゲンの生成を高める効果から、しわやたるみを改善したり、アンチエイジングにも非常に効果的で人気の高い成分でもあるのですが、

古い角質をはがすといった作用もあり、効果も高い分、刺激の強いものもあります。

特に肌が敏感な方やアトピー体質の方は使用には注意が必要で、心配な場合には使用を避けるか、

●比較的低刺激な「パルチミン酸レチノール」や「酢酸レチノール」を選ぶ

ようにされるといいでしょう。

レチノールの中でも「パルチミン酸レチノール」や「酢酸レチノール」は比較的低刺激となっていて、

敏感な目元用のクリームなどにも配合されているものとなっていますので、配合成分を確認して、そのようなものを選ばれるのもいいでしょう。

心配な場合には、実際に使用される前にパッチテストをしてから使用されるとより安心です。

7.まとめ

いかがでしたか?

目元の小じわや表情じわ、ちりめんじわに、口元のほうれい線というのは、女性にとってはどうしても気になってしまうもので、

それがあるだけで顔全体の印象が変わってしまったり、しわができるのが気になって上手く笑うことができなくなってしまうこともありますよね。

でも今では、そんな小じわやほうれい線にしっかりと働きかけて、目立たなく改善してくれたり、根本から防いでくれるといった有効成分もたくさんあって、

それらを上手く活用することによって、いつまでも若々しい目元や口元を保つことができるようになるんですね。

まずはどんな成分があり、その成分の効果や特性を知って、その上で、毎日のスキンケアに上手く取り入れていきましょう。

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