見た目印象を左右する口元のたるみ、たるんだ口元ときゅっと上がった口元では見た目年齢が5歳くらいは違うといわれていて、
もちろんきゅっと上がった口元でいる方が見た目年齢も若くいられて、生き生きと魅力的でいられますよね。
そこで今回は、そんな口元のたるみの原因や簡単にできるたるみ改善エクササイズ、いつものくせや生活習慣を見直して改善させる方法などについてもご紹介してみたいと思います。
ぜひ実践なさって、たるみのないきゅっと持ち上がった口元で、見た目年齢を若々しく、いつまでも生き生きとした印象を保ちましょう!
1.口元のたるみの原因とは?
●肌弾力の低下
口元のたるみの原因は、肌内部のコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった、肌の弾力を支える成分が減少し、
そのことにより肌内部の弾力が低下し、肌にハリが失われることが原因となっていることが多くあります。
またそのようなコラーゲンやヒアルロン酸の減少、肌弾力の低下の原因としては、加齢によるものが主な原因ですが、
●口輪筋の衰え
顔には、笑ったり泣いたりといった、表情を作り出したり、まばたきや口を動かす際に必要となる表情筋という筋肉が張り巡らされていて、
口元にも、「口輪筋(こうりんきん)」と呼ばれる筋肉が口の周りをぐるっと取り囲むように張り巡らされています。
そのような口輪筋は口角を上げたり、下げたりするのにも必要な筋肉で、そんな口輪筋が衰えてしまうことによって、口元をきゅっと押し上げて、支えることができずに、
口元のたるみ、下がりにつながってしまいます。
またそのような口輪筋の衰えの原因は加齢によるものがやはり多いのですが、肌弾力の衰えと同じように、生活習慣などによって衰えてしまうこともあります。
●表情のクセ
例えば、日ごろから無表情で過ごすことが多かったり、あまり笑ったりすることがないといった毎日を過ごしていると、どうしても表情筋が使われずに、
結果として口の周りの口輪筋も衰えてしまい、口元のたるみにつながってしまいます。
表情が乏しいこと以外にも、例えば、日ごろから柔らかいものばかりを好んで食べていたり、
あまり噛まずに食事をするクセがあったりすると、やはり口輪筋があまり使われずに、口元がたるんでしまうことがありますし、
噛む際にも、左右どちらかだけでよく噛む癖があるといった場合にも、あまり噛まない方の筋肉だけが鍛えられずに、そちらだけがたるんでしまうといったこともありますので、注意が必要です。
●悪い姿勢
姿勢が悪いことと口元のたるみは、一見無関係のようにも思えますが、
例えば猫背の姿勢が続くことによって、必然的にあごが突き出した状態が続くことになります。
そうなるとあごの筋肉や頬の筋肉が下の方向に引っ張られた状態になってしまい、それが長く続くことにより、顔全体のたるみ、下がりにつながってしまうことがあります。
顔全体のたるみは同時に口元のたるみに直結してしまいますので、悪い姿勢を続けることで口元のたるみの原因になってしまうこともあります。
2.エクササイズでたるみを改善しよう
このように口元のたるみには色々が原因が考えられ、その主なものは肌弾力の低下や表情筋(口輪筋)の衰えが原因となっていることが多く、
逆に、肌の弾力や筋力を維持してあげることによって、たるみのない口元、きゅっと引き締まった若々しい口元もキープすることができるようになるんですね。
そこでこちらでは、今すぐにでもできるたるみを防ぐことができるおすすめの簡単エクササイズをご紹介してみたいと思います。
●簡単な「あいうえおエクササイズ」
おすすめなのが「あいうえおエクササイズ」です。
その方法もとても簡単で、
口を大きく開けて、「あ」「い」「う」「え」「お」と口を順番に動かしていくだけです。
あいうえおと声に出してもいいですが、声に出さなくても口を大きく動かしていくだけでも効果的です。
またこの時、口元だけを動かすのではなく、顔全体を大きく動かすイメージで行うのもおすすめで、そうすることによって顔全体の表情筋も鍛えることができ、
顔全体のリフトアップといった効果もあるんですね。
●「いーうーエクササイズ」
「いーうーエクササイズ」もおすすめですね。
その方法もやっぱりとても簡単で、
1.まず「いー」と口を横に大きく広げます。
この時、口角を上げて、ちょっと大げさな笑顔を作る感じで口を横に広げると効果的です。
これを数秒続けます。
2.次に、今度は「うー」と言いながら、口をすぼめます。
この時、できるだけ唇を前に突き出すようにして口をすぼめるようにします。
これも数秒続けます。
この時も顔全体を大きく動かすイメージで行い、この「いーうー」を10回程度繰り返すとより効果的です。
●風船エクササイズ
風船を使ったエクササイズも手軽でおすすめです。
その方法もとても簡単で、まず鼻から息を吸って、風船を膨らませます。
それだけなのですが、この時、口の周りと頬、そして唇の筋肉を意識して、それらの筋肉をしっかりと使うように風船を膨らませるようにします。
また、風船を膨らませる時は風船の口の部分は指で支えるのではなく、唇で支えるようにして、手は風船を軽く支えるように添えるだけにしておくのもより効果的です。
●ペットボトルエクササイズ
風船エクササイズをしたいけれど、風船が家にない、買いに行くのもちょっと…といった場合には、ペットボトルを使ったエクササイズがより手軽でおすすめです。
1.まず、空のペットボトル(500mlくらいのちいさなもの)を用意して、口にくわえます。
2.それを風船をふくらますのと同じ要領で、ペットボトルへと息を吐きだします。
この時、息が漏れないようしっかりとペットボトルを加えて、息を吐くようにします。
そして、頬が膨らむくらい口元に力を入れて、口輪筋や頬の筋肉を意識しながら息を吐くようにしましょう。
3.次に、今度は逆にペットボトルをくわえながら、息を吸うようにします。
この時、ペットボトルが少しへこむくらいに息を吸うようにするとより効果的で、
この時も、口の周りの筋肉、顔全体の表情筋を意識して吸うようにするとさらに効果的です。
そしてこの息を吐いたり吸ったりを3~5回程度繰り返すようにします。
●割りばしエクササイズ
ペットボトルと同じように割りばしを使ったエクササイズもとても手軽でおすすめです。
その方法もとても簡単で、
1.まず割りばしを横にくわえるようにします。
2.そして割りばしよりも口角が高くなるように、笑顔を作るようにします。
この状態を数秒キープして、元の表情にゆっくりと戻します。
この時も、口輪筋や顔全体の筋肉を意識して動かすようにしましょう。
鏡を見ながら行うとわかりやすくていいですね。
●専用のグッズでエクササイズ
今では、口元を効果的に鍛える専用のエクササイズグッズなどもありますので、そのようなものもおすすめですね。
例えば、有名なグッズとしては「パオ」のフェイシャルフィットネスグッズなどですね。
このようなグッズは口にくわえて顔を上下に動かしたりすることによって、口の周りの筋肉を効果的に鍛えることができるようになっています。
このようなグッズは人の顔筋や口輪筋の構造が研究され、より効率的にエクササイズできるように設計されていますので、
お箸やペットボトルを使ったエクササイズなどであまり効果が実感できなかった方も試されてみてもいいですね。
3.スキンケアで改善できる?
口元のたるみというのはその主な原因は肌弾力や筋肉の低下などによるもので、
体の内側から弾力不足を防いだり、口の周りの筋肉を鍛えるようにして、たるみを防ぐのが最も効果的なのですが、
スキンケアでもある程度は防ぐことができるんですね。
もちろん、保湿力の高い化粧水や乳液などでしっかりと保湿をして乾燥を防ぎながら、
さらにたるみには、それに加えて、コラーゲンやヒアルロン酸などの肌に弾力を与えてくれる成分や、
プラセンタやコエンザイムQ10、幹細胞エキスなどの肌の新陳代謝をよくして、内側からハリを与えてくれるような成分が配合されいてるアイテムを使用するのがおすすめです。
他にも、ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートしてくれる働きもあるので、ビタミンC配合のものもおすすめです。
また特に、コラーゲンやヒアルロン酸はもともと分子の大きな成分でもあり、浸透しづらい成分でもありますので、
できれば低分子化され、肌内部に浸透しやすくなっている低分子コラーゲンや低分子ヒアルロン酸などが配合されたものがより効果的でおすすめですね。
このような毎日のスキンケアとともに、エクササイズも合わせると内側から外側からより効果的にたるみを防ぐことができますね。
4.日ごろの習慣でもたるみを防ごう
エクササイズやスキンケアと一緒に心がけたいのが日ごろの習慣です。
何気ない習慣から知らず知らずのうちにたるみにつながってしまっていることもあって、
逆に、日ごろの習慣にも気を付けておくとより若々しい口元を保つことができるんですね。
そのために例えば、
●噛む時は左右バランスよく噛む
いつも片方ばかりで噛む癖がある場合にはどうしてもあまり噛まない側の筋肉が衰えてしまいがちで、
それが日常的になってしまうと、片方だけがたるんでしまうといった原因にもなってしまいますので、
食事をする時には左右バランスよく噛むようにしましょう。
また、より口輪筋を鍛えて、口元のたるみを防ぐためには左右バランスよく、よく噛んで食べることも大切ですね。
●猫背などの姿勢の悪さを改善する
日ごろからきれいな姿勢で過ごすように心がけることも大切です。
猫背などの姿勢の悪さが習慣になってしまうことによって、あごが前に出る姿勢が長時間続くことになり、
口元の皮膚や筋肉が下に引っ張られる状態が続き、たるみにつながってしまうことがありますので、
猫背になりがちといった方は意識的に姿勢をよくするよう過ごすようにしましょう。
そうするだけで気になっていたたるみが改善することもありますし、
また最近では、スマホなどを長時間使うことで知らず知らずのうちに下を向くことが多くなり、
そのことによってやはり口の周りが下に引っ張られ、たるんでしまうこともありますので、
スマホを使う時には、できるだけ目線が高くなるように保つようにしたり、
定期的に休憩を取るようにしたり、特に長時間猫背が続いてしまうといったことがないよう心がけられるといいですね。
●表情を豊かに過ごす
無表情で過ごすことが多かったり、笑う回数が少ないと、どうしても口角が下がりがちで、
また、顔の筋肉を動かす機会も減るので、口輪筋も鍛えられずに、そのことで口元のたるみにつながってしまうこともあります。
特に最近ではパソコンやスマホを長時間使う方も増えていて、知らず知らずのうちに無表情で過ごしてしまう方も増えているので注意が必要です。
そのような方でたるみが気になるといった方は、日ごろから意識的に表情豊かに過ごすようにしたり、
先にご紹介した口輪筋を鍛えて、口角を上げることができるエクササイズを習慣にされるのもいいですね。
5.意外!背中をほぐすのも効果的?
口元のたるみを改善させるのには、口輪筋という口の周りを直接鍛えるのがとても効果的なのですが、
意外にも背中をほぐしてあげるのも効果的でおすすめです。
というのは、後頭部から背中にかけて僧帽筋という筋肉が広がっているのですが、この筋肉は表情筋ともつながっている筋肉でもあり、
この僧帽筋が柔軟に保たれていることによって表情筋を引き上げることもできるようになり、
また逆に背中の筋肉が凝り固まっていたり、衰えてしまっていることによって表情筋を支える力も弱くなってしまい、
口元はもちろんですが、顔全体のたるみの原因になってしまうこともあるんですね。
ですから背中をほぐしたり、筋肉を適切に鍛えてあげることでたるみの予防にもつなげることができるようになるんですね。
そのために例えば、肩を大きく、ゆっくりと回して、肩甲骨の周りをほぐしてあげたり、
さらに、手を後ろで真っすぐの状態で組んで、左右の肩甲骨が近づいている状態を保ち、
そのまま上に上げるようにし、数秒間、その姿勢をキープして、その後ゆっくりと元に戻すといったストレッチも効果的で、
筋肉をほぐすとともに、肩甲骨周りを鍛えるのにも効果的です。
腕を上げた時に、顔も同時にあげて、天井を見るようにされるとより効果的です。
どちらも簡単にできるストレッチで、たるみの予防はもちろん、背中ほぐしはリフレッシュやリラックスにも効果的なので、
お仕事の合間や疲れた時にさっとストレッチするのもおすすめです。
6.まとめ
いかがでしたか?
口元のたるみって女性にとってはやっぱり気になるもので、たるみがあるだけで実年齢よりも老けて見られてしまったり、
自然と口角も下がってしまって、表情も暗く見られてしまったりと、気になることばかりで、
逆に、口元にたるみがなくて、きゅっと持ち上がっていると、それだけで顔全体が若々しく、生き生きとした印象を保つこともできて、いいことばかりなんですね。
そんな口元のたるみって、年齢とともにどうしても出てきてしまうもので、仕方ないと思いがちですが、
でも効果的にエクササイズをして日ごろから口の周りを筋肉を鍛えてあげたり、たるみの原因となっている習慣を改善することによって、
年齢関係なく防ぐこともできるんですね。
そして最近では若い方であっても、生活習慣だったり、表情のクセなどでもたるんでしまう方も多くなっていて、
そんな方にもエクササイズや生活習慣の改善はとても効果的なんですね。
こちらではそんな女性が気になる口元のたるみの原因や効果的に簡単にエクササイズして、口元を若々しく保つ方法などについてご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさってきゅっと持ち上がった口元、いつまでも若々しい口元をキープしていきましょう!