シャンプー、コンディショナーの適量とは?多すぎたり少なすぎるとどんなトラブルになる?

シャンプーやコンディショナーの適量ってご存知ですか?毎日何となく使っている方も多いかもしれませんが、

その量が少なすぎたり、多すぎたりしても、色々な髪、頭皮のトラブルにつながってしまいます。

今回はそんな、シャンプー、コンディショナー、リンスやトリートメントの適量について、

さらに、髪、頭皮トラブルが起きている場合に考えられる間違った使用量などについてもご紹介してみたいと思います。

ぜひ、毎日の適切なヘアケアにお役立てください。

1.シャンプーの適量は?

シャンプーを手に取る様子

シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどの1回の使用量は、製品の中には明記されているものもありますが、

「適量」とだけ書かれていて、明記されていないものも多くあります。

また、自分では、きちんと使用しているつもりでも、その量がその人に合っていないこともあります。

では、シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどの適量はどれくらいの量を目安にすればいいのでしょうか。

適量というのは、一般的には、使用する方の髪の長さによって異なります

当然髪が長くなるほどその使用量は増え、

シャンプーの場合であれば、例えば、

●男性の短髪や女性のショートの方であれば…

1プッシュ(500円玉大くらい、約3ml)くらい

シャンプーの1プッシュの量

●女性のボブであれば…

1プッシュ~1.5プッシュくらい

●肩よりも少し長いミディアムであれば…

1.5プッシュ~2プッシュくらい

●セミロング~ロングの方であれば…

2プッシュ~3プッシュくらい

が適量とされています。

2.リンス、コンディショナーの適量は?

●基本的にはシャンプーと同量、もしくは少し少なめ

リンスやコンディショナーの場合も、基本的にはシャンプーと同量と考えていいでしょう。

ただ、リンスやコンディショナーの場合、シャンプーよりも、髪に行き渡りやすくなっているものが多いため、

シャンプーよりも若干少なめの量でもいいでしょう。

3.トリートメントの適量は?

トリートメントの場合は、リンスやコンディショナーよりも、一般的に有効成分や保湿成分が多く、

また、直接髪になじませるものが多くなっていることから、さらに量を少なくしてもいいでしょう。

トリートメントは、シャンプーやコンディショナーなどと比べてもテクスチャが濃厚で硬いものが多く、そのため、ポンプ式のものよりも、チューブタイプのものが多くなっていますので、

その量の目安としては例えば、

●男性の短髪、女性のショート~ミディアムの方であれば…

100円玉大くらい

●女性のセミロング~ロングの方であれば…

500円玉大くらい

を目安に使われるといいかもしれません。

4.こんな髪、頭皮トラブルの時、量が合っていないかも?

きちんとシャンプー、ヘアケアしていても、髪や頭皮に何らかのトラブルを抱えている場合には、もしかするとその量が合っていないことがあります。

例えば、

●髪がパサパサする

髪の乾燥、パサつきに悩む女性

→シャンプーが多すぎる可能性

シャンプーした後、もしくは、ドライヤーをした後に髪がパサつく、髪が広がりやすいといった場合には、

シャンプーの量が多すぎて、髪を必要以上に乾燥させてしまっている可能性があります。

このような時には、シャンプーの量を変えずに、コンディショナーやリンス、トリートメントの量を増やしてしまいがちですが、それでは根本的な解決にならないことが多く、

その前に、シャンプーの量を減らしてみることで、髪の状態が改善されることがあります。

●髪がべたつく

→シャンプーが少なすぎる可能性

きちんとシャンプーをしているのに、髪がべたつてしまうといった場合には、

逆にシャンプーの量が少なすぎるという可能性があります。

特に、髪のべたつきとともに、

頭皮がべたついていたり、かゆみもあるといった場合には

シャンプーの量が少なすぎて、洗浄不足の可能性がありますので、量を増やしてみるのもいいでしょう。

●コンディショナーやリンスが多すぎる可能性も

また、髪のべたつきはあるけれど、頭皮のべたつきやかゆみはないといった場合には、

今度はコンディショナーやリンス、トリートメントを付けすぎて、保湿しすぎてしまっているという可能性があります。

そのような場合にはやはり、コンディショナーやリンス、トリートメントの量を減らしてみるのもいいかもしれません。

●頭がかゆい、頭皮がべたつく、におう

頭がかゆく、かいてしまう様子

→シャンプーが少なすぎる可能性

シャンプーをきちんとしているつもりなのに、頭がかゆくなったり、べたついたり、におったりするといった場合にもやはり

シャンプーの量が少なくて、きちんと洗浄できていない可能性が高いです。

シャンプーの量をもう少し増やしてみて、さらに、シャンプーの仕方についても見直してみる必要があります。

例えば、しっかりと泡立ててから髪に乗せるようにして、

さらに、頭皮を中心に泡で優しく洗うようにしましょう。

そうすることで改善させることができるかもしれません。

●頭がかゆく、かくと粉のようなフケが出る

→シャンプーが多く、頭皮が乾燥している可能性

頭にかゆみがあり、かくと、粉っぽい、乾燥したような細かなフケが出るといった場合には、頭皮が乾燥している可能性があります。

そしてその頭皮の乾燥の原因に、シャンプーの量が多すぎて、洗いすぎてしまっていることも考えられます。

そのような場合には、シャンプーの量を減らしてみましょう。

●頭皮にトラブルがある(かぶれやかゆみ、抜け毛)

頭皮のトラブル、抜け毛に悩む様子

→シャンプー、コンディショナーともに多すぎる可能性

例えば、頭皮がかぶれたり、湿疹ができていたり、

あるいは、かゆみに赤み、抜け毛が多いといった場合には、

頭皮に何らかのトラブルが生じている可能性があり、

その頭皮トラブルの原因として、シャンプーやコンディショナー、リンス、トリートメントなどが多すぎる可能性もあります。

シャンプーが必要以上に多いと、毛穴に詰まりやすくなりますし、すすぎ残しも多くなりすく、それが頭皮に刺激になっていることもあります。

また、コンディショナーやトリートメントの場合、通常それらは、髪の保湿や補修が目的となっていますので、基本、髪の毛だけに付けて、頭皮には付けないのですが、

その量が多くなってしまうと、意図的ではなくても、頭皮に付いてしまうこともあり、それが刺激になることもあります。

ですから、それらの量を減らしてみるのもいいでしょう。

5.少ないよりも多いほうがトラブルにつながりやすい?

髪、頭皮のトラブルに悩む女性

このように、シャンプーやリンス、コンディショナー、トリートメントにも適量があり、

それを目安に使用することによって、より最適に、効果的に毎日ヘアケアすることができるようになっています。

そして逆に、その量が多すぎたり、少なすぎたりすることによって、効果的にヘアケアすることができなくなるのはもちろん、

髪や頭皮の様々なトラブルにもつながってしまいます。

また、量が少ない方が色々なトラブルの原因になってしまうと思いがちなんですが、どちらかというと量が多い方がトラブルにつながることが多く

例えば、シャンプーやリンス、コンディショナー、トリートメントについても、その量が多い程、より多くすすぐ必要があり、

当然、すすぎが足りないと、すすぎ残しも多くなってしまいます。

●すすぎ残しによる毛穴の詰まり、頭皮へ残ることでトラブルに

すすぎ残しが多くなると、今度はシャンプー剤やコンディショナー剤が毛穴に詰まりやすくなったり、頭皮に残りやすくなり、

それが頭皮のかゆみや脱毛などの、頭皮トラブルを引き起こすこともあります。

ですから、シャンプーやコンディショナーなどは、使用量が少なすぎるのもいけませんが、使いすぎる方が問題が多いと思っておいた方がいいかもしれません。

●使いすぎを防ぐためにシャンプーやコンディショナーの方法にも一工夫を

シャンプーを適切にする女性

またそれを避けるためにも、例えば、

・シャンプーをする前には、ブラッシングや余洗いをして、シャンプーの量が少なくてもきちんと泡立つ状態に整えておく

他にも、

・リンスやコンディショナー、トリートメントなどの保湿剤や美髪剤は、頭皮には直接付けずに、髪のダメージが多い毛先を中心に付けるようにする

といったことでも、使用量を抑えることができ、また、毛穴を詰まらせる心配もないでしょう。

 

6.まとめ

いかがでしたか?

シャンプーやリンス、コンディショナー、トリートメントなども、その使う量は適量としか書かれていないことも多くて、

毎日これくらいかなと、何となく使っている方も多いでしょう。

でも、その量がその人の髪の長さなどによって合っていない場合には、髪や頭皮にもあらゆるトラブルが起こってしまうことがあり、やはり使用量もとても大切なものになってきます。

こちらではそんなシャンプーにリンス、コンディショナー、トリートメントの適量について、髪の長さ別にご紹介してみましたので、ぜひ参考になさってください。

さらに、今現在、髪や頭皮のトラブルが生じて困っているといった方は、もしかしたらそんなシャンプーやコンディショナーの量に問題があるかもしれません。

こちらではそのような髪、頭皮のトラブルとシャンプー、コンディショナーの使用量との考えられる問題点などもご紹介していますので、こちらも参考になさって、

トラブルの改善、そして、より適切で効果的な毎日のヘアケアも目指しましょう!

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