1年のうちでも、人によっては、ニキビや吹き出物ができやすい時期や季節があって、それぞれに理由や原因があります。
今回はそんな、ニキビや吹き出物ができやすい時期や季節はいつなのか?
また、その理由や原因に、さらに、それぞれの時期や季節に適した改善法や対処法などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
ぜひ参考になさって、その時期や季節を意識した適切なケアで、しっかりと防いで、1年中、ニキビレス、つるつるの素肌を維持しましょう!
1.生理前
生理前になると、ニキビや吹き出物ができやすいといった方も多く、
これは、生理前にプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が増えることが関係しています。
通常、皮脂の分泌を促すのは男性ホルモンですが、
このプロゲステロンという女性ホルモンもまた、皮脂の分泌を活発にする作用があり、
このプロゲステロンは生理前の排卵期に最も多く分泌されます。
そのため、生理前になると、顔が脂っぽくなったり、テカりやすくなったり、
また、毛穴にも皮脂が詰まりやすくなって、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
さらに、このような時期は特に、精神的にも不安定になりやすく、ストレスや疲れも感じやすくなる時期でもあり、
そのようなストレスや疲れなどによってもさらに皮脂の分泌が過剰になることもあります。
また生理が始まると、プロゲステロンの分泌は減り、今度はエストロゲン(卵胞ホルモン)と呼ばれる女性ホルモンの分泌が増え、
そのエストロゲンは、逆に肌の状態を安定させてくれる女性ホルモンでもありますので、
生理が始まると自然と皮脂の分泌も落ち着いてきます。
ですから、このような時期にニキビや吹き出物ができやすいといった方は、
保湿はしっかりと行いながらも、できるだけ肌に刺激を与えないケア、
また、ホルモンバランスが関係していることから、いつも以上に、適切な睡眠やバランスのよい食事、運動など、規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。
さらに、一人でゆっくりと過ごせる時間を増やしたり、ゆっくりと入浴するなど、リラックスできる時間を増やすことも効果的でしょう。
2.ストレスの多い時期
例えば、仕事が急がしかったり、大切な仕事を任されて、プレッシャーの多い日々を送っていたり、また重要な試験などを控えていたりすると、
どうしても、そのようなプレッシャーや緊張から、ストレスがたまってしまいます。
このようなストレスは、適度なものであれば問題ないのですが、
それを上手く解消できずに、蓄積してしまうと、体では、ホルモンバランスの乱れや自律神経が乱れやすくなり、
さらに、ホルモンバランスが乱れることによって、女性であっても、男性ホルモンの分泌が活発になってしまうことがあります。
また、皮脂の分泌を司ったり、皮脂の量を増やすのはテストステロンという男性ホルモンであることから、
男性ホルモンが優勢になることで、皮脂の分泌も活発になり、
顔がべたつきやすくなったり、皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、毛穴でアクネ菌などの雑菌が繁殖して、ニキビができやすくなります。
そのため、ストレスの多い時期もニキビができやすく、注意が必要な時期であるといえ、
そのような時期には、特に、自分なりにストレスを解消できる方法でストレスをためないようにする、
休める時はしっかりと休むようにして、がんばりすぎない、
また、睡眠や栄養バランスにも気をつけるといったことを心がけるようにしましょう。
3.変化が多く、精神的に不安定になりやすい時期(特に春)
例えば、就職や転勤などで、今までの生活の環境がガラッと変わったり、また、入学や卒業などでも環境が変化し、
そのことで、これまでの生活のリズムも崩れやすくかったり、
そのような環境の変化からストレスを感じることも多く、
不安や焦り、寂しさなども感じやすくなり、そのような精神的なストレスは、ホルモンバランスや自律神経の乱れの原因にもつながります。
そして、ホルモンバランスが崩れることで、やはり、男性ホルモンの分泌が活発になることがあり、
そのことから、皮脂量も増え、ニキビができやすくなることがあります。
またこのように大きく環境が変化するのは特に春に多く、その意味では、春もまたニキビができやすい季節であるといえます。
そしてこのようなニキビは、その環境の変化に慣れていくことで自然と治っていくものでもありますので、
やはりその間は、できるだけストレスをためないようにしたり、無理をしないようにする、
適切な睡眠に休養、バランスのよい食事も心がけるようにすることが最適な対策法といえるでしょう。
4.皮脂が多く、汗もいっぱいかく時期(特に梅雨~夏)
皮脂の分泌が多く、汗をいっぱいかいてしまう季節も注意が必要でしょう。
夏場は特に、肌がべたつきやすく、さらにそこへ汗もかきやすくなることから、より毛穴で雑菌が繁殖しやすく、
ニキビができやすい肌環境になってしまいがちです。
さらに、紫外線量も多く、そんな紫外線により肌が乾燥しやすかったり、バリア機能も低下しやすいことから、
より皮脂の分泌が活発になったり、ニキビができると、治りにくかったり、色素沈着なども促されて、ニキビ跡になってしまうこともあります。
またこのような時期は、外は蒸し暑く、室内は、冷房が効いて涼しく、乾燥していると、
温度や湿度の差が激しい環境で過ごされている方も多く、
そのことでさらに肌のバリア機能も低下しやすくなりますので、より注意が必要です。
このような時期にニキビや吹き出物ができやすいといった方は、
特に毎日のスキンケアが大切になってきますので、毎日の洗顔で、洗いすぎには注意しながらも、
余分な皮脂や汗はきちんと落としながら、
べたつきが気になる季節ではありますが、洗顔後は、水分とともに、油分も適度に与えて、きちんと保湿をして、肌を乾燥させないようにしましょう。
また、紫外線対策もきっちりと行うようにし、日焼け止めを塗るようにしたり、外出時には帽子や日傘などでしっかりと対策するのもいいでしょう。
5.季節の変わり目
秋から冬にかけて、あるいは、冬から春、春から夏にかけてなどの季節の変わり目には、
気温の差が激しくなりやすく、寒くなったかと思えば、急に暖かくなったり、また、1日の寒暖差も激しくなりやすく、
そのことで体調も崩しやすくなります。
また、体調を崩してしまうと、自律神経も乱れやすくなり、それが肌にも現れ、バリア機能が低下して肌が敏感になったり、
いつも使っている化粧品が突然使えなくなるといったことも、季節の変わり目に多くあることです。
そして、そんな敏感な状態を守ろうと、いつもより皮脂の分泌が活発になることもあり、
そのことでニキビや吹き出物ができやすくなることもあります。
また、疲れやストレスもたまりやすく、より自律神経やホルモンバランスも乱れやすくなりますので、
このような季節の変わり目に、ニキビや吹き出物ができやすいといった方は、
肌が敏感になっている場合には、敏感肌用のスキンケア用品を使うようにしたりして、肌に刺激を与えない、優しいスキンケアを心がけるようにしたり、
やはり、この時期も、生活習慣を整えるようにし、適切な睡眠にバランスのよい食事、適度な運動なども心がけながら、
また、決して無理をせずに、いつも以上に十分に休養をとることも必要でしょう。
6.乾燥する時期も意外と注意?
冬場など、湿度が低く、乾燥する季節には、あまりニキビができないイメージがありますが、
このような乾燥する季節も意外と注意が必要で、
肌が乾燥することにより、やはり、それをカバーしようと皮脂がより活発に分泌される方もいます。
そのことでニキビができてしまうこともあり、
さらにこのような冬場など寒い時期には、血行も悪くなることから、
肌の代謝も悪くなり、また、肌へ十分に栄養が行き渡らなくなりやすく、
一旦ニキビができてしまうと、治りにくいという特徴もあります。
ですから、このような時期にニキビや吹き出物ができやすいといった方は、
まずは、保湿が非常に重要で、
洗顔後にはたっぷりの化粧水で水分を与え、
その後に乳液やクリームの油分で、その水分を閉じ込めてあげるようにし、肌のバリア機能を丈夫に保ってあげるようにしましょう。
また、血行も悪くなりやすい時期なので、適度な運動や入浴などで血行をよくし、体を冷やさないようにすること、
そして、十分な睡眠で肌へと十分に栄養を行き渡らせる環境に整えてあげることも大切です。
7.まとめ
いかがでしたか?
ニキビは年中できやすいといった方もいれば、なかには、ある時期や季節にできやすく、その時期を過ぎれば、もとの健康的な素肌に戻るといった方もいらっしゃいます。
そして、その時期というのも共通していて、
例えば、生理前だったり、環境の変化が大きな季節だったり、季節の変わり目だったりすることも多く、
またそれにはそれぞれで、ニキビができる原因もはっきりとしているんですね。
さらにそれを知っていることによって、それぞれの時期や季節に応じた改善法や対策もわかりますし、
ニキビができやすい時期や季節があるといった方も、きちんと対策することによって、しっかりと防いで、乗り切ることができるんですね。
こちらではそんなニキビができやすい時期や季節について、その原因や、それぞれに応じた改善法、対策についてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、1年中、ニキビに悩まされない、ストレスフリーな素肌を目指しましょう!
よろしければシェアをお願いいたします。