アスタキサンチンにはビタミンEの約1000倍もの抗酸化作用があり、老化防止、アンチエイジング、美肌や美白といった効果があるとして、
特に、年齢が気になる方に非常に効果的な成分として注目が高まっています。
今回はそんなアスタキサンチンについてその驚きの効果や効能、効果的な取り入れ方、
さらに、1日の摂取量や気になる副作用や注意点などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
1.アスタキサンチンとは?
アスタキサンチンというのは、カロテノイドの一種であり、赤色をした天然色素です。
また、エビやカニなどの甲殻類をはじめ、鮭や鯛、イクラなどにも含まれているものでもあり、
そしてそれには、非常に高い抗酸化作用があることもわかっており、
その作用というのは、同じよう抗酸化に優れているとされるビタミンEの実に約1000倍もあるとされています。
2.アスタキサンチンの8つの効果とは?
このようなアスタキサンチンには非常に優れた健康効果、効能が認められるとして近年注目が高まっている成分でもあるのですが、
その効果として、例えば、
●高い抗酸化作用
アスタキサンチンには、先のとおりに高い抗酸化作用が認められていて、
その作用というのは、同じように抗酸化に優れているとされているビタミンEと比べてもその約1000倍、
ビタミンCの約6000倍、また、コエンザイムQ10の約800倍もの抗酸化作用があるといわれています。
またそのような抗酸化作用によって、体の中では、生活習慣の乱れやストレス、紫外線などによって蓄積され、あらゆる病気や疾病の原因となる活性酸素を除去することができるといった効果も期待できるようになります。
●老化防止
アスタキサンチンのこのような高い抗酸化作用によって、体内の活性酸素が抑えられるようになり、
そのような活性酸素というのは、蓄積されると老化の原因もなってしまうものでもあり、
抗酸化によって活性酸素が抑えられると、老化も防ぐことができ、
若々しさを保つといった効果も得られるようになります。
●肌老化、抗しわ、抗たるみ効果
このような抗酸化作用というのは、肌老化の防止にも効果的であり、肌の老化を防いで、肌を若々しく保つといった効果も期待でき、
特に、しわやたるみ、くすみなどの加齢による肌老化の予防や改善といった効果も期待できるものとなっています。
さらに、アスタキサンチンのそのような抗酸化作用は、紫外線によるダメージも緩和させる効果もあり、紫外線は、シミやそばかすの原因になるだけではなく、
光老化も引き起こし、やはりしわやたるみの原因にもなってしまうものであるため、
そのような光老化も防ぐことができるので、より優れた抗しわ、抗たるみ効果が期待できるようになります。
●美白、シミ、そばかすを防ぐ効果
アスタキサンチンには、優れた抗酸化作用によって紫外線のダメージも和らげるといった効果も期待できるようになっています。
そのことにより、メラニンの生成も抑えられ、シミやそばかすができてしまうのを抑えるといった美白効果も期待できるものとなっています。
●疲労回復、特に筋肉疲労の回復
アスタキサンチンを摂取することによって、体内ではそのエネルギー源として、
脂肪が優先的に消費され、筋グリコーゲンといった筋肉中の糖の消費は抑えられるということもわかっています。
そして、体に蓄積された脂肪や食事から摂取した脂肪がエネルギー源として使われやすくなり、疲労の回復が促され、
また特に、筋肉中のグリコーゲンの消費が抑えられることにより、
筋肉疲労も起こりにくくなったり、筋肉疲労の回復が促されるといった効果が得られるようになっています。
さらに、疲労の原因となる乳酸の生成も抑えられたり、筋肉痛の軽減、予防にも効果的とされていますので、
疲れが気になる方はもちろん、アスリートやよく運動をされる方で、より運動パフォーマンスを向上させたいといった方にも効果的な成分とされています。
●眼精疲労の回復、眼病の予防
アスタキサンチンによる眼精疲労回復の効果も多く報告されており、
これは、肌と同様に、目も紫外線が直接当たりやすく、そのため、活性酸素が発生しやすい箇所であり、
アスタキサンチンによりその活性酸素が除去されることで、目を健やかに保つことができる効果が期待できるためであると考えられています。
眼精疲労回復の他にも、ピントを調節する機能の改善効果や、
紫外線のダメージが原因とされるあらゆる目のトラブル、
あるいは黄斑変性症や白内障、ブドウ膜炎、網膜炎といった症状に対してもその抑制効果が期待されることもわかっています。
●血管を若く保つ効果
アスタキサンチンには、その優れた抗酸化作用によって、体内で脂質の酸化を防いでくれる効果も期待できるようになっています。
特に、悪玉コレステロールの酸化を防いで、善玉コレステロールは守ってくれる効果が期待できるようになっており、
悪玉コレステロールは血中で増えることで、血液中の脂質異常を招いて、血管を傷つけたり、血管の老化を招いてしまうものでもありますので、
それが抑制されることによって、血管の老化を防いで、若々しく保つといった効果も期待できるようになります。
●動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防
アスタキサンチンにはこのように、体内で脂質の酸化を防いで悪玉コレステロールを抑えるといった効果が期待でき、
そんな悪玉コレステロールが原因となる動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果的とされています。
他にも、体内で「アディポネクチン」というホルモンの分泌を促すといった効果が期待できることも報告されていて、
このアディポネクチンというホルモンは、「長寿ホルモン」とも呼ばれるものであり、
血管の修復を促したり、血糖値を下げるインスリンの働きを助けるといった作用、また、脂肪燃焼を促すといった作用もあり、
そのため、糖尿病やメタボリックシンドロームといった生活習慣病予防にも効果的とされているんですね。
3.どうやって取り入れる?より効果的に取り入れるには?
このように非常に優れた効果が期待でき、特に、老化防止に効果的なアスタキサンチンですが、
実際に取り入れるにはどうすればいいのでしょうか。
●食品から取り入れる
アスタキサンチンは、人の体内では生成することができない成分であり、そのため外側から摂取してあげる必要があります。
そのために最も手軽な方法としてはやはり食品で取り入れることでしょう。
また、アスタキサンチンは、先のとおりに、
・カニやエビなどの甲殻類
・鮭
・鯛
・イクラ
・タラコ
などにも含まれ、
特に赤色をした魚介類に多く含まれています。
ですからこのような食品から摂るのが最も手軽な方法でおすすめです。
カニやエビなどもおすすめなのですが、
特に鮭には他の魚介類よりも比較的多くアスタキサンチンが含まれていますので、よりおすすめです。
アスタキサンチンは脂溶性の成分であることから、
油に溶ける性質があり、油と一緒に摂ることで吸収率も高めることができるようになっています。
ですから、鮭であれば、油で炒めて食べたりしてもより効果的ですね。
また、イクラやタラコといった赤色をした魚卵にも含まれていて、おいしくいただくこともできるのでおすすめなのですが、
魚卵というと心配なのがプリン体だと思います。
プリン体が気になるといった方は、タラコよりもイクラの方がプリン体は少な目となっていますので、食べるならイクラのほうがおすすめです。
ただ、やはりイクラにもプリン体は含まれていますので、食べすぎには注意しましょう。
4.1日の摂取量は?どれくらい摂れば効果がある?
ではこのようなアスタキサンチンは1日にどれくらい摂ればいいのでしょうか?
アスタキサンチンについては1日にこれ以上必要という摂取量というのは、はっきりと定められているわけではありませんが、
アスタキサンチンのこのような健康効果や抗酸化効果をしっかりと得ようとするなら、
1日に6mg以上の摂取が推奨されているようです。
食品から摂るのであれば、例えば、鮭であれば切り身6切れ分程度、
イクラ丼であれば2杯分くらいは必要となる量だといいます。
そう考えると結構な量となり、現実的にはあまり食べられない量となっています。
もちろん、6mg以下であっても、効果が期待できるものとなっていますので、こんなに多く食べなくても、1日に鮭の切り身一つであっても、効果を得ることができるができるようになっているでしょう。
ですから日ごろから、できるだけ取り入れるようにする、継続的に取り入れるといった心がけをされるといいでしょう。
また6mg以上を目指したい、より効果を得たいといった場合には、
最近ではアスタキサンチン配合のサプリメントも多くありますので、そういったものを活用するのもいいでしょう。
その際には、配合量を確認して、しっかりと配合されているものを選ぶようにしましょう。
5.副作用はある?摂る上で注意する点は?
では、このようなアスタキサンチンは摂ることで副作用などはあるのでしょうか?
今現在ではアスタキサンチンによる副作用などの報告はなく、安心して取り入れることができる成分となっているようです。
さらにアスタキサンチンは脂溶性であり、脂溶性の成分というのは体へ蓄積される心配があるのですが、
アスタキサンチンは、体内へ摂取すると約8時間で血中の濃度が最大となり、その後約72時間で体の中から消失するということもわかっていて、
さらに、継続的に摂取したとしても、摂取した前後で血中濃度に変化はないこともわかっています。
そのために、ビタミンAやビタミンDのように体内への蓄積を心配する必要もないことが確認されています。
ただ、どのような成分もそうなのですが、過剰に摂取することはあまり好ましくありません。
アスタキサンチンを食品から摂るだけであれば、過剰摂取の心配はありませんが、
ただ、鮭やカニ、エビ、イクラといった魚介類に含まれている性質上、多く食べてしまうとどうしても塩分も摂りすぎてしまいますので、
食べる量も節度を持って食べるようにしましょう。
また、サプリメントについても、サプリメントは特に、簡単に過剰摂取できてしまうものでもありますので、やはり飲みすぎには注意して、
サプリメントには各商品で必ず用量が決められていますので、それを必ず守って、適切に飲むようにしましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
アスタキサンチンは近年、健康や美容志向の高い方からも注目されている成分でもあり、
また実際に、アスタキサンチンには強力な抗酸化作用があったり、そのことで、活性酸素を取り除いてくれる効果が得られたり、
老化防止やアンチエイジング、小じわやたるみ、くすみの予防、紫外線ダメージの予防といった美肌効果、
他にも、眼精疲労の回復や疲労回復、血管も若く保って、生活習慣病予防などの効果も報告されているんですね。
またそんなアスタキサンチンは、鮭やカニ、エビ、鯛、イクラなどのとても身近な食品にも含まれていて、簡単に摂ることができるようになっていますし、
今ではサプリメントなどもたくさんあり、
さらに副作用などの心配もない成分となっているようですので、安心して取り入れることができるようになっているんですね。
こちらではそんなアスタキサンチンについて、その効果や効能、取り入れ方や、効率的な取り入れ方、注意点などもご紹介してみましたので、
そんなアスタキサンチンの自然のパワーを大いに活用して、変わらぬ若々しさ、年齢不詳の若々しい素肌、生活習慣予防も目指していきましょう!
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