今さら聞けないBBクリームとCCクリームの違いって?進化したDDクリーム、EEクリームの違い、選び方も

美容大国、韓国で火がついて、日本でも瞬く間に人気になったBBクリーム。今やファンデーションの定番にもなっていて、

さらに、今ではCCクリームにDDクリーム、EEクリームまで提供されています。

でも名前は知っていてもその違いは意外と知らない方も多いかもしれません。

今回はそんなBB、CC、DD、EEクリームの特徴や違い、さらに、賢い選び方などについてもご紹介してみたいと思います。

1.BBクリームとは?

BBクリーム
出典:ドクターシーラボ BBクリーム

BBクリームというのは、「Blemish Balm(ブレミッシュ バルム)クリーム」の頭文字を取った略称であり、

もとは、ドイツの皮膚科クリニックにて開発された医療用のクリームだとされています。

主に、皮膚科クリニックでピーリング後の敏感になっている肌に使用するものとして開発され、

施術後のデリケートな素肌へと塗布することで肌を優しく保湿して、肌を保護し、

また、肌の修復を促してくれるものとなっています。

●韓国で注目され、その後世界に広まった

BBクリームでメイクした女性

そんなBBクリームが美容大国である韓国で注目されるようになり、芸能人をはじめ、一般の方にも広がり、

さらには、韓流ブームの後押しもあって日本にも広がり、その後世界的にも広がりを見せるようになりました。

●乳液に美容液、化粧下地、ファンデーション、日焼け止めを兼ね備えたオールインワンタイプのものがほとんど

元々は医療用のクリームであったものが、それに加え、カバー力や美容機能、UV機能、エイジングケア機能など、様々な機能が加えられ、

一般の方にも使用しやすいようにアレンジされたのが今のBBクリームの形となっています。

また基本的には、BBクリームだけで、乳液に美容液、化粧下地、ファンデーション、日焼け止めの役割を果たすものも多くなっており、化粧水後はこれだけでベースメイクができるようになっています。

2.CCクリームとは?

CCクリーム
出典:エクスボーテ CCクリーム

CCクリームというのは、

「Color(色)を、Control(コントロール)する」という意味があったり、

「Color(色)を、Correcting(補正)する」

「Color(色)を、Conditioning(調節)する」といった意味があったりと、

その名の由来には明確なものはないようです。

またその使用方法も、各メーカーの商品により異なっていて、

例えば、BBクリームのようにこれだけでベースメイクができるというものから、

主に化粧下地として使用するといったものまで様々です。

●肌色を補正する目的のものが多く
●ナチュラルな仕上がりが特徴

CCクリームを手に取った様子

基本的にCCクリームは、肌色を補正することを目的として使用するものが多く、ファンデーションとしての機能を備えるものもあるのですが、

化粧下地として使用して、ファンデーションと併用することができるものも多くなっているようです。

そのために仕上がりもとてもナチュラルで、素肌っぽく仕上げることができるものが多くなっています。

3.進化を遂げたDDクリームやEEクリームもある!

●DDクリームは、BBクリームに似た使用感とカバー力

DDクリーム
出典:KOSE DDクリーム

●保湿力やスキンケア効果、エイジングケア効果の高いものも

今ではさらにDDクリームやEEクリームと呼ばれるものまで提供されています。

DDクリームというのは、「Dynamic Do-All」や「Daily Defense」といった頭文字を意味しており、CCクリームと同様にメーカーによりその定義は様々です。

DDクリームも、BBクリームと同様に、

それ一つで、乳液から美容液、化粧下地、日焼け止めの機能も備えていて、オールインワンタイプのファンデーションとなっています。

BBクリームと非常に似ているのですが、DDクリームの方が保湿力の高いものが多く、

さらに、エイジングケア効果のある成分が配合されているものも多くなっているのもその特徴で、

メイクをしながら、小じわやたるみ、毛穴を目立たなくしてくれるといったアンチエイジング効果が得られるものも多くなっています。

DDクリームのエイジングケア効果で若々しい肌

●EEクリームは、BB、CC、DDクリームの機能を併せ持ったクリーム

●カバー力も透明感も演出できる

EEクリーム

EEクリームというのは、こちらもメーカーやブランドによりその由来は異なり、

「Ever Effect(より効果的)」や「Energy Enchancer(エネルギー増強剤)」といった頭文字であることが多いようです。

またEEクリームは、それまでのBBクリームにCCクリーム、DDクリームの全ての機能や特性を兼ね備えたクリームとなっていて、

BBクリームやDDクリームのカバー力に、CCクリームの色補正効果を兼ね備えているために、

カバーしたいところはきっちりとカバーしながらも、ナチュラルな透明感も出すことができるといわれています。

また紫外線防止効果に保湿力も備えたものとなっています。

4.BBクリームとCCクリーム、DDクリーム、EEクリームの違いは?

ではBBクリームとCCクリーム、DDクリーム、EEクリームにはどのような違いがあるのでしょうか。

●カバー力に違い

まずは決定的な違いとしてそのカバー力があります。

●BB、DD、EEクリームはカバー力が高く、CCクリームはナチュラル

BBクリームやDD、EEクリームは基本的にはカバー力が高く、しっかりとカバーできるものが多いのに対し、

CCクリームは仕上がりが非常にナチュラルで、比較的カバー力が低いものが多くなっています。

●機能にも違い

また、ベースメイク、ファンデーションとしての機能の違いも挙げられます。

●BB、DD、EEクリームは美容液、下地、日焼け止めを兼ね備えたものが多い

●CCクリームは化粧下地代わりに使用したり、ファンデーションと併用することも

BB、DD、EEクリームの場合には、乳液や美容液、化粧下地、日焼け止めの機能も兼ね備えていて、化粧水の後にはこれ一つでベースメイクができるようになっているものが多いのに対し、

CCクリームは、BBクリームのようにオールインワンタイプのものもありますが、ナチュラルに仕上がることから、化粧下地と併用したり、

CCクリームを化粧下地代わりに使用して、その後にパウダーファンデーションを乗せるといった、ファンデーションと併用することによって、よりきれいに仕上げることができるといった使い方が適しているものもあります。

●BB、DD、EEクリームは基本的には似ている?

DDクリームやEEクリームは基本的には、非常にBBクリームと似ていて、カバー力も高く、保湿やUVも可能なことから、それらに明確な差はあまりないといえます。

●強いて言うなら、DDクリームの方が保湿力が高く

●EEクリームの方が、BBにはない透明感も演出できる

強いて言うなら、DDクリームの方が保湿力が高いものが多く、エイジングケアまでできてしまうものが多くなっていることが挙げられるでしょう。

EEクリームは、先のとおりに、BB、CC、DDの特性を兼ね備えたクリームともいえるものとなっていますので、カバー力も透明感も両方とも引き出したい場合に、オールマイティーに使用することができるものとなっています。

5.こんな方、こんな時にはこのクリームがおすすめ!

●好みで選びたい場合には…

例えば、

・しっかりとカバーしたい

・きちんとメイクしたい

・毛穴や色むら、シミなど、カバーしたい箇所がある

といった場合には…BBクリーム、DDクリーム、EEクリームがおすすめです。

・ナチュラルに仕上げたい

・くすみや色むらを自然とカバーして、明るく見せたい

・軽い使用感が好き

・肌にあまり負担をかけたくない

といった場合には…CCクリームがおすすめでしょう。

・ファンデーションで肌が乾燥しやすい

といった場合には…保湿力に長けたDDクリームがおすすめですね。

●シーン別で使い分ける場合には…

例えば、

・デートや合コン
・パーティなどどのイベント
・家族でのお出かけ
・紫外線が気になる時
・オフィスでのきちんとメイク

といった場合には、しっかりとカバーできる、BBクリーム、DDクリーム、EEクリームがおすすめです。

・あまり外出しない日
・ファンデーションを塗るまでもないけど、肌色を整えたい時
・濃いメイクが好まれないオフィスでのメイク
・ちょっとそこまでお買い物

といった場合には、やはりナチュラルなCCクリームがおすすめでしょう。

6.まとめ

いかがでしたか?

今では簡単手軽に、でもきちんとカバーできるBBクリームがとても人気が高く、その種類も本当に豊富なものになっています。

さらに、よりナチュラルに仕上げることができるCCクリームに、より保湿力やスキンケア効果、エイジングケア効果の高いDDクリーム、

そんなBB、CC、DDクリームの特徴を兼ね備えたEEクリームまであるんですね。

それぞれで特徴や仕上がりも異なりますので、その違いをきちんと知ることで、自分に合ったクリームも見つけやすくなりますし、

好みや使いたいシーン、場所などによって上手く使い分けることも可能になるんですね。

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