チークの入れ方一つで、可愛くなれたり、大人っぽく上品になれたり、ふんわりとした柔肌やキュッと引き締まった小顔、面長やえら張りなどのコンプレックスまで隠せてしまうんですね。
そこで今回は、そんなチークの種類から、入れ方、円形や楕円形、斜め、酔っ払いメイクなど、なりたい顔別のチークの方法などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
100%チークを使いこなして、チークだけでなりたい顔を演出してみましょう!
1.チークの種類
チークと一口に言ってみても、種類は一つではありません。
ではどのような種類があって、それぞれにどんな特徴があるのでしょうか?
それには例えば、
●パウダーチーク
パウダーチークは、パウダーを固めたチークとなっていて、基本的にはブラシを使って肌に乗せるタイプのチークです。
サラッと軽やかな使い心地で、仕上がりも、ふんわりとエアリーな仕上がりになります。
色がつきすぎることもなく、ナチュラルな仕上がりになるのも特徴です。
ブラシでさっと乗せることができ、ムラにもなりにくいので、
メイク初心者やメイクが苦手な方も簡単に使うことができ、
また、カラーバリエーションも豊富なので、好みのカラーも見つけやすくなっています。
さらに、パウダーやリキッドなど、どんなファンデーションにもなじませやすいので、使い勝手もよく、
サラサラとして、マットな仕上がりにもなることから、テカりが気になる脂性肌の方も使いやすくなっています。
ただ、汗や水に弱いため、汗をかいたり、雨に塗れた場合には、こまめにメイク直しが必要になります。
【パウダーチークの特徴まとめ】
・ふんわりとナチュラルで優しい仕上がり
・マシュマロ肌にもなれる
・ブラシでさっと乗せて、簡単に使える
・ムラにもなりにくい
・サラッとした仕上がりで、テカりにくい
・カラーバリエーションが豊富
・汗や水には弱い
●クリームチーク・練りリーク
チークと言えば、以前はパウダーチークが主流でしたが、最近ではクリームタイプ、練りタイプのチークも増えています。
クリームタイプ、練りタイプのチークは、クリーム状のチークとなっていて、しっとりとなめらかな質感に仕上がるのが特徴です。
肌へのフィット感にも優れ、肌に適度なツヤ感も与えることができます。
また、パウダーに比べて、発色もよく、少量でも濃い目に色づくものが特徴で、
なめらかで肌なじみもいいことから、
肌の内側からふんわりとにじみ出るような血色感、自然にあふれるような色味、
また、若々しい、ほんのりとした頬の赤みなども演出することができるようになっています。
保湿成分が配合されているものも多く、肌に乗せていてかさついてくることもないので、乾燥肌の方も安心して使用できるタイプのチークとなっていて、
さらに、パウダーと比べても、汗や水に強くなっていて、持ちもよくなっているものも多くなっています。
使い方としては、指でつけるものが多く、指にチークを取って、頬に3箇所ほどポンポンと置いてから、指の腹で自然になじませるようにします。
最後に、スポンジなどで輪郭をぼやかすようにしたり、フェイスパウダーを乗せて仕上げると、より自然にふんわりとした仕上がりになります。
ただ注意点としては、クリームチークは発色がいいので、つけすぎると赤くなりすぎてしまうこと、
また、脂性肌の方が使うと、テカってしまったり、崩れやすくなることもあることです。
【クリームチークの特徴まとめ】
・しっとりとなめらかで、ツヤのある仕上がり
・肌の内側からあふれるような血色感も出せる
・少量でも色づきがよく、色の持ちもいい
・肌への密着感、フィット感もある
・保湿成分が配合されているものも多く、乾燥肌も安心して使える
・逆にオイリー肌の人がつけるとメイク崩れやテカりが気になることも
●リキッド・ジェルチーク
リキッドやジェルタイプのチークもあります。
クリームチーク、練りチークがしっとりとなめらかで、ツヤのある仕上がりになるのに対し、
リキッドやジェルタイプのチークは、クリームよりも軽やかで、みずみずしく仕上がるのが特徴です。
透明感もあって、フレッシュな印象に仕上げるものも多くなっています。
リキッドやジェルタイプは種類も豊富で、なかには、パール入りのものもあり、パール入りのものはツヤ感を出すことができ、
逆にツヤを抑えて、マットに仕上がるものもあり、メイクを抑えたい時に、軽く色づけできるものなど様々です。
また、クリームチークと同じように、保湿成分が配合されているものも多く、
水分も多く含むため、肌の乾燥を防いで、乾燥肌の方も安心して使えるようになっているのもこのタイプです。
ただ、クリームチーク同様に、テカりやすいものもあり、脂性肌の方の場合、崩れやすくなるものもあり、
さらに、使い方にコツがいるものもあり、慣れるまでに時間がかかったり、ムラになりやすいものもあります。
使い方としては、指で乗せるものが多く、指にチークを取って、頬の最も高い場所にポンポンと軽く乗せて、
その後に、指かスポンジで、トントンとたたきこむようにして、自然となじませるようにします。
なかには、チップや、マニキュアのような小さなハケがついていて、
そのチップやハケで直接チークを乗せて、その後に、手やスポンジでなじませるタイプのものもあります。
その時も、なじませる際には、トントンとたたきこむようにして、自然となじませるようにしましょう。
そして、その後にフェイスパウダーを重ねるようにします。
ムラ付きを防ぐためには、少量を取って、少しずつつけるようにし、
なじませるのも、リキッドチークの場合、横に指をすべらせるのではなく、ポンポンと優しく押さえるようにするのがポイントです。
【リキッド、ジェルチークの特徴まとめ】
・みずみずしく、透明感のある仕上がり
・肌へのなじみがよく、自然な仕上がり
・ツヤ感の出せるもの~マットなものまで様々あり、好みで選べる
・保湿成分、水分を多く含み、乾燥しにくい
・伸びはいいが、ムラになりやすく、塗るのに少しコツが必要
・脂性肌の方は、テカりやすく、崩れやすいこともある
2.チークの入れ方で印象はこんなにも変わる!
チークは、頬骨の一番高い部分を中心として、少し円形に入れるのが基本で、普段はそうされている方も多いかもしれません。
しかし、基本的な入れ方から少し変えることで、顔全体の印象もガラッと変えることができ、普段の印象から、より可愛らしくなれたり、大人っぽく上品になれたり、
さらに、守ってあげたくなるようなか弱さや無防備さ、柔らかな肌の印象、さらに、面長やエラ、丸顔などのコンプレックスをカーバすることもできるようになります。
ここからはそんな、なりたい顔、印象別のチークの入れ方をご紹介してみたいと思います。
3.可愛い柔肌、優しい印象にしたいなら頬に丸く入れる
優しく、可愛らしい印象にしたいなら、丸く、円形にチークを入れるのがおすすめです。
ふんわりと柔らかな印象や女性らしい可愛らしさも演出することができるようになっています。
チークの入れ方としては、頬の一番高い部分、笑った時に一番高くなる部分を中心に、ふんわりと、丸く円を描くように入れていきます。
とても優しい印象になるので、きつめの印象の顔が気になるといった方にもおすすめで、
また入れる時には、色が濃かったり、大きく入れすぎてしまうとおかしくなってしまいますので、
色は薄め、鏡で顔全体を見ながら、自然な大きさで乗せていくようにしましょう。
4.上品に大人っぽく仕上げたいなら少し外側に
大人っぽさや、大人っぽい上品さを演出したい時には、チークは、頬の真ん中よりも少し外側に入れるのがすすめです。
真ん中に入れてしまうとどうしても幼い印象になりがちですが、
少しずらして外側に入れることで、ナチュラルさや控えめな感じもありながら、でも血色感もきちんと出すことが出来ます。
チークを入れる箇所としては、頬骨の一番高いところから耳の少し内側にかけて、円形に入れるようにします。
色も、華やかさを出したいならピンク系でもいいのですが、
より大人っぽく、自然な感じにしたい場合には、コーラル系のピンクやオレンジ系がおすすめですね。
5.楕円形に入れると、無防備な可愛らしさ
無防備な可愛さを演出したい場合には、楕円形に入れるのがおすすめです。
楕円形に入れることで、か弱い感じや思わず守ってあげたくなるような無防備さんも演出できます。
チークの入れ方としては、頬の最も高い部分を中心として、横に長く、縦に短めの楕円形に入れるようにし、
横の長さは、黒目の内側から下がった辺りから、黒目の外側からやや外側まで、
縦の長さは、頬骨のある位置から、上下ともに、少し内側の部分までの範囲で、楕円形になるようにすると自然に仕上げられます。
この時も、鏡で顔全体を見ながら、バランスを取るようにして色を乗せるようにしましょう。
6.小顔にするなら、チークを斜めに入れて
チークを斜めに入れることで、顔がキュッと引き締まった印象を与えることができ、小顔な印象に演出することができます。
チークを入れる位置としては、頬骨の一番高い位置より少し下の辺りから、耳の上へかけて横長に、斜めに入れるようにします。
あまりに長すぎると、やはりおかしくなってしまいますので、耳の少し手前くらいに入れるようにしましょう。
カラーも、ピンク系でもいいのですが、
より引き締まった小顔にしたい場合には、コーラル系やオレンジ系、ベージュ系などの色もおすすめです。
淡い色よりも、落ち着いたコーラル系などの方が、顔の横側の余白も上手くカバーでき、より引き締まった印象になれて、さらに、大人っぽさも演出できるんですね。
7.無防備な酔っ払いメイクなら、チークを目の下に
チークを目の下に入れることで、顔がぽっと赤らんだような、酔っ払いメイクも簡単にできてしまいます。
酔っ払いメイクも無防備さやか弱い感じ、守ってあげたくなるような女の子らしさも演出できるんですね。
チークを入れる位置も、頬骨の一番固い箇所よりも上の部分、目の下に当たる位置に、横長に楕円形に入れるようにします。
カラーもピンク系やローズ系、レッド系がおすすめで、
色を濃く入れすぎるとやっぱりおかしくなりますので、ほんのりと色づく程度に入れるようにしましょう。
8.面長さん向けのチークの入れ方は?
面長さんの場合、頬骨の一番高いところや頬骨の上に入れてしまうと、それだけで面長が強調されてしまうこともありますので、
頬骨の一番高いところよりも少し下の位置に入れるのがおすすめです。
頬の下に色味が出ることによって、面長の印象を和らげることができ、チークのほんのりとした赤みも合わさって、可愛さや血色感も出せます。
入れ方としては、頬の高い位置よりも少し下に、横長の楕円形か菱形に入れてもいいでしょう。
この時、頬の下にシェーディング効果を狙って、濃いブラウン系を使ってしまう方もいますが、
濃いブラウンだと逆に影になりすぎてしまって、頬がこけたような印象になってしまうこともありますので、
カラーとしては、ピンク系やコーラル系、ブラウンでも赤みの入ったローズブラウンなどがおすすめです。
9.エラ張りさん、丸顔さん向けのチークの入れ方は?
エラが張ってそれが気になるといった方には、シェーディングをかねたチークの入れ方がおすすめです。
入れ方としては、笑った時に頬骨が一番高くなる位置から横長に楕円形に入れるようにします。
この時、普通に横長に入れると可愛い印象になり、斜めに入れるとよりシャープな印象になり、小顔効果も高くなります。
このようなチークにさらに、エラの部分に淡くシェーディングを入れるとより効果的でしょう。
エラが気になる方で、チークの入れ方で一番注意したいのが、丸く入れてしまうことです。
頬骨の高いところを中心に丸くれたり、特に、黒目よりも内側に入れてしまうと、それだけでエラや丸顔が強調されたり、顔が大きく見えてしまうこともありますので、
丸く入れるのはよほど幼さを演出したい場合以外には避けた方がいいかもしれませんね。
10.あごにもチークを入れて、血色感アップ
チークは、頬だけに入れる印象ですが、あごに入れるのもおすすめです。
あごは、頬と同じように顔の中でも出っ張った部分で、そこにほんのりと赤みを乗せることで、顔の血色感を高めることができ、
顔全体も若々しく、可愛らしい印象にもなれます。
特に、血色感がなくて、くすみが気になる方にはおすすめです。
チークを入れる時も濃く入れるとそこだけ目立ってしまいますので、頬の部分よりも若干薄めに、淡く入れるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
毎日何となくチークを入れているという方も多いでしょうし、面倒なのでチーク自体省いてしまっている方も多いかもしれません。
でも、チークの入れ方一つで顔全体の印象も変えることができ、可愛い印象にしたり、大人っぽい印象になれたり、
さらに、小顔効果や柔肌、顔のコンプレックスな部分をカバーすることもできるんですね。
それにチークはパウダーだけだと思いがちなんですが、パウダー以外にも、クリームやリキッド、ジェルなどもあって、
それぞれでその仕上がりや特徴も違っているんですね。
特に普段チークをあまり使わないといった方は、チーク選びにも迷われるかもしれません。
こちらではそんな、チークの種類からその特徴、なりたい顔別、与えたい印象別のチークの入れ方などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、チークを使いこなして、可愛らしさ、大人っぽさ、ふんわりとした柔肌や小顔と、なりたい顔を演出してみましょう!
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