チョコにはカカオポリフェノールが含まれ、そんなポリフェノール効果で若返りや生活習慣病予防、美肌などの驚くべき効果があるのをご存知でしょうか?
また、チョコを食べるなら、より効果的な食べ方のコツなんかもあって、
そこで今回は、チョコレートの知られざる驚きの健康効果や美肌効果、チョコレートの選び方や1日どれくらい食べればいいか、
さらに、より効果的な食べ方のコツ、食べる時間帯やタイミングなどについてもご紹介してみたいと思います。
ぜひ、チョコをおいしく食べながら、健康も美肌も手に入れましょう!
1.チョコレートの効果とは?
●抗酸化効果・老化防止効果
チョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれており、そんなポリフェノールには高い抗酸化効果が期待できるようになっています。
そしてそのような抗酸化効果によって、体内に蓄積する活性酸素を除去したり、体の酸化や老化を防ぐといった効果も期待できるようになっています。
●血圧を下げる効果
カカオポリフェノールには、血管の炎症を鎮めたり、軽減させるといった作用があることもわかっており、
血管の炎症は、血管を狭くしたり、血管の老化も招いてしまうものであり、それが抑えられることで、
血管が広くなり、血管を若く保つことにもつながり、さらに、血圧を下げて、安定させたり、高血圧の予防にも効果が期待できるようになっています。
●HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす効果
チョコレートの原材料となるカカオバターにはフラボノイドも豊富に含まれ、それにはステアリン酸という飽和脂肪酸も含まれています。
その量というのは、50%以上にも上るといわれていて、
そんなステアリン酸には、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす作用があることも認められています。
さらに、善玉コレステロールを増やすだけではなく、逆に、LDLコレステロールと呼ばれる悪玉コレステロールにも働き、それを増やさないといった効果も期待できるようになっています。
●動脈硬化を防ぐ
先のとおりに、チョコレートには、抗炎症効果により血管の炎症を抑える効果が期待でき、
血管へのストレスやダメージを減らして、若々しく保ってくれる効果が期待できるようになっています。
そのことによって、しなやかで丈夫な血管が保たれ、動脈硬化を防ぐ効果も期待できるようになっています。
また、善玉コレステロールは血管を保護する働きもあり、悪玉コレステロールは血管を詰まらせる原因となるため、
チョコレートによる、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを抑える効果により、さらに動脈硬化を防ぐ効果が高くなっています。
●リラックス効果・ストレス軽減効果
カカオにはテオブロミンと呼ばれる成分が含まれ、これはカフェインの一種なのですが、そんなテオブロミンには、神経を沈静化させる働きがあります。
高ぶった神経も鎮めて、精神をリラックスさせてくれる効果が期待できるようになっていて、
さらにチョコレートには、GABA(ギャバ)と呼ばれるアミノ酸も含まれていて、そんなGABAにも優れたリラックス効果が期待できるようになっています。
チョコレートを食べた時に、幸せな気分になったり、気持ちが落ち着いたりするのはこのカフェインやGABAの効果とされ、
そのようなリラックス効果により、ストレスの軽減にも効果的となっています。
●脳の健康を保つ効果
チョコレートの原材料となるカカオには、緑茶にも含まれるカテキンも含まれており、
そんなカテキンには、脳内でアミロイド班と呼ばれるアルツハイマーの原因ともなる物質を抑えるといった働きがあることもわかっています。
さらにカカオに含まれるカカオポリフェノールには、脳の神経細胞の活動を活発化させるといった働きがあることもわかっており、
カフェインの一種テオブロミンには、集中力や記憶力を向上させるといった働きがあることもわかっています。
そのため、脳の健康を保ったり、脳の衰えを防いで、活性化してくれるといった効果も期待できるようになっています。
●便秘改善
カカオにはリグニンと呼ばれる食物繊維も含まれています。
そのためチョコレートからは食物繊維も摂ることができ、腸の働きをよくして、便秘の改善や予防といった効果も期待できるようになっています。
また、そんな便秘改善効果から、デトックス効果や肥満を防ぐといった効果も期待できるようになっています。
●肌の酸化を防ぎ、美肌効果
チョコレートにはその豊富なカカオポリフェノールにより高い抗酸化作用が期待でき、
そのような抗酸化作用により肌の酸化も防ぐことができ、肌の若々しさを保ったり、しわやたるみを防いだり、
紫外線によるダメージも緩和し、シミやくすみを取り去るといった美肌効果も期待できるようになっています。
さらにカカオポリフェノールには、アレルギーによる疾患の炎症を抑えるといった作用が期待できることもわかっていて、
アトピー性皮膚炎などの症状の緩和にも効果が期待できるようになっています。
ちなみに、チョコレートを食べるとニキビができるとよく言われるのですが、これには科学的な根拠はないとされていて、チョコレートが直接的にニキビの原因にはならないと最近では言われてます。
●冷え、むくみの改善
チョコレートには、血管内の炎症を抑え、血管を広げる効果によって、血流を改善してくれる効果も期待できるようになっています。
そして、血流が改善されることで、冷えやむくみの改善、予防にも効果が期待できるようになっています。
2.どんなチョコを選べばいい?
このようにチョコレートには優れた健康効果や美容効果が期待できるようになっていて、今まで知らなかったような効果も色々と認められてきているんですね。
ですから、チョコレートは毎日食べた方が良いというわけになるのですが、
でも、食べる際にもどんなチョコでもいいというわけではなく、どうせ食べるならより効果的に食べたいですし、
食べるチョコにも注意が必要なものもあります。
食べるなら、おすすめはカカオの含有量が多いチョコレートです。
今ではチョコレートの健康効果が注目され、カカオの含有量が多いチョコもたくさん市販されていますので、そのようなものを選ばれるのがいいですね。
できれば、含有量は70%以上のものが理想的とされていて、特にそのようなものを選ばれるのもおすすめです。
高カカオチョコレート以外なら、ミルクチョコレートよりも、ブラックチョコレートやダークチョコレートと呼ばれるものがおすすめです。
一般的に、そのようなものの方がカカオの含有量が多くなっていて、
ちなみに、製品の成分表のところに、カカオ豆やカカオ、チョコレートリキュール、
あるいは、カカオマスと表示してあるようなブラックチョコレート、ダークチョコレートは多くのポリフェノールが含まれていることが多いため、よりおすすめです。
また、ミルクチョコレートは最も一般的なチョコレートですが、
ミルクなどが多く使われていることから、ポリフェノールの量はどうしても低くなり、逆に、糖質や脂質、カロリーは多くなってしまいますので、あまりおすすめできません。
3.ホワイトチョコは意味がない?
一方、ホワイトチョコレートの場合、これはチョコレートと名がついていますが、
その原材料は主に、ココアバターに砂糖、粉乳となっていて、
一般的な茶色いチョコレートに使われるカカオが使われることがほとんどありません。
ですから、カカオに含まれる健康によいポリフェノールもほとんど含まれていませんので、ホワイトチョコに関しては、食べても、先にご紹介したような健康効果はあまり期待できないようになっています。
その上、一般的なチョコレートに比べて、ホワイトチョコの方がカロリーも糖質も多くなっているため、逆におすすめできないんですね。
4.食べすぎはやっぱりよくない!1日の適量は?
では、このようなチョコレートのポリフェノールによる健康効果を得るためには、1日にどれくらいチョコを食べればいいのでしょうか。
例えば、70%以上の高カカオのチョコレートの場合であれば…
1日に25グラム程度が適量とされています。
1枚あたりが5グラムのものであれば、5枚程度食べればいいということになります。
ブラックチョコやダークチョコの場合だと、カカオポリフェノールはそれよりも低くなりますので、
30~35グラム程度、6~7枚程度が適量かと思われます。
5.いつ食べるのがベスト?効果的な食べ方は?
このようなチョコレートには、食べる時間帯によって効果の差が出たり、
効果的な食べ方やタイミングなどはあるのでしょうか?
例えば、高カカオチョコレートを食べてから、血液中のカカオポリフェノールの濃度は約2時間でピークになるということがわかっていて、
そして、その後少しずつ体外へと排出され、24時間後には体内にほとんどとどまっていないこともわかっています。
そのため、チョコレートは1度に食べるよりも、数回に分けて、コツコツと食べるのがいいです。
そうすることで、血中のカカオポリフェノールの濃度が下がったところで、またポリフェノールを補給することができるようになり、常に一定の濃度が保たれることになります。
また、食べる時間帯で効果的な時間帯というのは特になく、小腹が空いた時などにこまめに食べるようにするのもいいかもしれません。
特に、高カカオチョコレートであれば、おやつにしても、ケーキやクッキーなどと比べてもカロリーも糖質もぐんと抑えることができますね。
さらに、チョコで健康になりたい、美肌になりたいけれど、太りたくないといった場合には、食べる時間帯を、午後の3時前後、食前に食べるようにしてもいいかもしれません。
午後の3時前後というのは、1日のうちでも最も体温が高くなっている時間帯であり、
カロリー消費も活発であることから、糖質や脂質も体に蓄積されにくい時間帯でもあります。
また、カカオポリフェノールには、空腹感を抑えてくれる効果もあるということで、食前に食べることで食欲が抑えられ、食べ過ぎを防ぐといった効果も得られるようになっています。
ですから、食べるのであれば、午後3時前後や食前に食べるのもおすすめですね。
6.まとめ
いかがでしたか?
チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれ、そのことによって、抗酸化効果や血圧を下げる効果、
あらゆる生活習慣病を防ぐ効果、それに、リラックス効果や脳の健康を保つ効果に美肌や便秘の改善といった効果なんかも期待できるようになっているんですね。
チョコレートのポリフェノールが何となく体にいいことは知っていても、こんなに色々な効果が期待できることまでは知らなかったという方も多いと思いますし、
以前のような、チョコレートは肌に悪いやニキビができやすいといったイメージも本当に変わってきているんですね。
かといって、やっぱり食べ過ぎてしまうと、カロリー過多になって太りやすくなるのも事実で、食べ方にもコツがあるんですね。
こちらではそんなチョコレートの知られざる健康効果や美肌効果、さらに、どんなチョコレートを選んで食べればいいか、
1日の量や食べるタイミング、時間帯などについてもご紹介してみましたので、
チョコレート好きの方も、今まであまり食べる機会のなかった方も、ぜひ参考になさって、チョコのポリフェノール効果で健康、美肌を目指しましょう!
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