「チョコ、ナッツ、コーヒーでニキビができる」は本当か?辛い食べ物やお酒は?ニキビを作らせない食べ方、飲み方も!

 

昔からチョコやナッツを食べたり、コーヒーを飲んだりするとニキビができやすいと言われることがあり、でも最近では逆に肌にいいと言われることもあります。

それはどちらが本当なのでしょうか?

今回はニキビができやすいといわれるチョコやナッツ、コーヒーは本当にニキビができやすいのか、それとも肌にいいのかについて、

またその理由やニキビができない食べ方、飲み方、

さらに、他にも気になる、辛い食べ物やお酒はどうなのかについてもご紹介してみたいと思います。

1.チョコレートがニキビに悪いって本当?

板チョコレート

一昔前であれば、チョコレートというと、お肌に悪くて、食べるとニキビができたり、吹き出物ができやすいとされていて、敬遠される食べ物でした。

今でも時々そう言われることもあって、避けている方もいらっしゃるかもしれません。

でもその一方で、最近では、チョコレートは実はお肌にとてもよくて、美肌になれたり、体にもいいので食べた方がいいと言われるようにもなっています。

では実際にはそのどちらが正しいのでしょうか。

●チョコそのものよりも、含まれる糖分、脂質が問題

結論から言えば、どちらも本当のことで、

肌に悪くて、ニキビや吹き出物の原因になるのは、チョコレートそのものというよりも、

チョコレートに含まれる糖分や脂肪分が原因になるためです。

チョコレートの原料になるカカオにも脂肪分は含まれていますし、

特に、ミルクチョコレートにはミルクの脂肪分に砂糖もたっぷりと使用されていることから、糖分も多く含まれています。

脂肪分を多く摂りすぎてしまうと、体内で代謝しきれなかった脂肪が過剰な皮脂の分泌につながってしまうことがあり、

そのため、肌が脂っぽくなったり、そのことで、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、毛穴で雑菌が繁殖し、

ニキビや吹き出物ができやすくなることがあります。

糖分の摂りすぎも皮脂腺を刺激することがあり、皮脂の分泌を促してしまうことにつながります。

さらに、糖分を摂りすぎることによって体の中で、ビタミンB1やB2、B6といったビタミンB群の消費を促し、ビタミンB群が不足しやすくなります。

ビタミンB群というのは、体内で脂質や糖質の代謝を促し、ニキビ予防にも効果的とされるビタミンであり、

そんなビタミンB群が不足することで、よりニキビができやすくなるといったことも考えられます。

●チョコレート自体はポリフェノール豊富で肌にいい

チョコレートのカカオポリフェノールできれいな素肌の女性

その一方で、チョコレートにはポリフェノールが豊富に含まれ、特にカカオポリフェノールが豊富であり、

そんなポリフェノールの抗酸化作用も得ることができるのも事実です。

ポリフェノールには、肌を美しく保ったり、肌の老化を防いだり、肌に透明感を与えるといった優れた美容効果も期待できるものであり、

チョコレートは美肌にもいいというのも事実なんですね。

ですから、食べすぎはよくありませんが、適量食べるのであれば、美容によいものといえます

●食べすぎには注意、食べるなら糖分の少ないブラックチョコを

特にニキビができやすい方は、食べすぎには注意して、

チョコレートを食べるのであれば、脂質や糖質が多いミルクチョコレートよりも、

脂質、糖質ともに比較的少なく、

かつポリフェノールが多いブラックチョコレートやビターチョコレートを選ぶようにするのがいいといえるでしょう。

脂質、糖質の少ないブラックチョコレート

2.ナッツ類がニキビを悪化させるって本当?

ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類

ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類もニキビができやすいということもよく聞くと思います。

●適量なら肌にいいが、食べ過ぎると脂肪過多に

これもやはり、ナッツ類には脂肪分が多く含まれているからで、

食べ過ぎることにより、どうしても脂肪過多になって、皮脂腺も刺激してしまいやすくなるからです。

でも一方で、ナッツ類には、老化防止や血行促進に効果的なビタミンEが豊富だったり、

脂肪分の中でも、体に蓄積されにくく、コレステロールにも働きかけてくれる不飽和脂肪酸も豊富に含まれていたりと、体や美容にもよいものとなっています。

ですから、ナッツ類を食べたい、でもニキビが気になるといった場合には、チョコレートと同じで、食べすぎには注意し、適量を食べるようにしましょう。

●1日に食べる量を決め、無塩や素焼きのものもおすすめ

食べる量も、ナッツの種類にもよりますが、

10粒くらいまでであれば、食べすぎにはならないでしょう。

また、できれば、油を使っていない素焼きのものや無塩のものを食べるようにしたり

素焼きのミックスナッツ

ナッツ類の中でも、比較的脂肪分の少ないカシューナッツやピスタチオを食べるといったこともいいかもしれません。

3.コーヒーを飲むとニキビができやすくなるのか

コーヒーにミルクを注ぐ様子

コーヒーもまたニキビができやすかったり、肌に悪いといわれることもがあったり、

最近では、逆に美肌にもいいといわれることもあります。

●コーヒーに含まれるカフェインが問題になることも

コーヒーの場合、肌に悪いというのは、コーヒー自体が問題ではなく、コーヒーに含まれるカフェインの作用が問題になることがあります。

というのは、カフェインには利尿作用があり、体の中のビタミンやミネラルの排出も促してしまうことがあり、

特に、水溶性のビタミンやミネラルが排出されやすくなるからです。

例えば、脂質の代謝を促し、ニキビの予防にも効果的とされるビタミンB群は水溶性ビタミンですし、

皮脂の過剰な分泌を抑えて、やはりニキビ予防、毛穴の改善にも効果的なビタミンCに、

肌の新陳代謝を促し、肌を健やかに保ったり、ニキビ改善にも効果的なミネラルである亜鉛もまた水溶性です。

これらのビタミン、ミネラルが排出され、不足することでニキビができやすくなってしまうことがあります。

他にも、カフェインには覚醒作用もあることから、就寝前にコーヒーを飲んだり、日中に飲みすぎたりしても、

眠りの質を下げてしまうこともあります。

そのことで、ニキビを防いだり、美肌を保つためにも必要不可欠となる質のよい睡眠をきちんと取ることができなくなったり、

さらに、睡眠不足になることで、成長ホルモンが十分に分泌されなくなり、逆に、皮脂の分泌を促す、男性ホルモンの分泌が優位になったりすることもあり、

ニキビや肌荒れにつながってしまうこともあると考えられます。

●加糖やミルク入りの場合、その糖分や脂質が原因になることも

さらに、加糖のコーヒーやミルク入りのコーヒーの場合、飲みすぎるとやはり、糖分、脂肪分を多く摂りすぎることになるので、

そのことが原因でニキビができやすくなることもあります。

●コーヒー自体はポリフェノール豊富で美肌、美白効果も期待できる

その一方で、コーヒーにはポリフェノールもまた豊富に含まれています。

最近では、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールも注目されていて、

そんなクロロゲン酸には、脂肪の燃焼を促して、ダイエットに効果的だったり、優れた抗酸化効果もあり、

肌のたるみやしみ、小じわなどを防いで、若々しい素肌、美肌を保ってくれる効果もあるとされています。

そのため、コーヒーも、飲みすぎるとやはりニキビや肌荒れの原因になってしまいますが、

適量飲むことで、美容効果やアンチエイジング効果も得られるものになっているんですね。

●1日に1~2杯が適量、ブラック、カフェインレスのコーヒーもおすすめ

ブラックコーヒー

ちなみに、飲むのであれば、1日に1~2杯程度でも十分にポリフェノールを摂ることができるようになっていますので、それくらいが適量であるといえるでしょう。

そしてできれば、ブラックで飲むのがおすすめで、

また最近ではノンカフェイン、カフェインレスのコーヒーもありますので、カフェインが気になる方はそのようなものもおすすめですね。

※特に、市販の加糖タイプの缶コーヒーには、糖分も脂肪分もたっぷりと含まれていますので、やはり飲みすぎには注意しましょう。

5.辛い食べ物、スパイスなどの刺激物はどうなの?

刺激が強く辛いトウガラシ

辛い食べ物やスパイスの効いた刺激の強い食べ物でニキビができるといったことも聞いたことがあるかもしれません。

でもやっぱりその一方で辛い食べ物はお肌に良いと言うことも聞きます。

これは、辛い食べ物やスパイスの効いた食べ物には、血行促進効果があり、血流を改善し、

そのことによって肌の代謝がよくなったり、発汗も促されるので、肌の老廃物の排出も促され、その結果、美肌になれるからなんですね。

●皮脂腺を刺激して、毛穴に詰まりやすくなることも

でも、やはりそのような発汗作用によって、皮脂腺も刺激されることになり、汗とともに皮脂の分泌もどうしても活発になってしまいます。

そのことで、皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビにつながってしまったり、吹き出物ができやすくなることもあります。

ですから、ニキビができやすいといった方はやはり注意が必要で、食べ過ぎないようにするのが無難といえるでしょう。

6.お酒(アルコール)の飲むのもニキビに悪いの?

シャンパンやワインで乾杯する様子

お酒はニキビにとってはどうなのでしょう?

お酒もまた、適量であれば、血行をよくしてくれたり、発汗も促して、肌の代謝をよくし、美容にとってもいいものです。

●飲みすぎるとビタミンB群を大量に消費、ニキビにつながることも

ただ、お酒は飲みすぎてしまうことによって、体の中では多くアルコールを代謝する必要が生じ、

そのことで、特にビタミンB群が多く使われることになります。

ビタミンB群は先のとおりに、体内で脂質や糖質の代謝を促してくれる栄養素でもあり、ニキビや肌荒れの予防にも効果的なビタミンでもあるので、

それが不足することによりニキビができやすくなることもあります。

ですからやはり、ニキビができやすい方は特に、お酒を飲む量にも注意が必要であると言えます。

7.ニキビを作らせない食べ方、飲み方のまとめ

ここで、ニキビをできにくくして、さらに美肌効果を得るための食べ方、飲み方をまとめておきましょう。

●チョコレートなら…食べ過ぎない、食べるなら、脂質、糖質が少なめなブラックチョコやビターチョコを選ぶ

●ナッツなら…食べ過ぎない、食べるなら、10粒くらいまでと1日に食べる量を決めておく

油を使わない素焼きのもの、無塩のものを選ぶ

比較的脂質の少ないカシューナッツやピスタチオを選ぶ

●コーヒーなら…飲み過ぎない(1日に1,2杯程度にしておく)

寝る前に飲まない

ブラックコーヒー、カフェインレスのコーヒーを飲むようにする

●辛いものやお酒は…食べすぎ、飲みすぎに注意、適量を守る

8.まとめ

いかがでしたか?

食べ物の中には、昔から、食べるとニキビができやすいといわれる食べ物もあって、

その代表といえるものが、チョコレートにナッツ、コーヒーだと思うのですが、

でも、最近ではそんなチョコやナッツ、コーヒーも肌に良いといわれることも多くなりました。

結論からいえば、そのどちらも本当のことであり、一見矛盾しているようにも思えるのですが、要はチョコやナッツ、コーヒーにしても、その食べ方や飲み方、

またその量や、商品そのものによっては、美肌にもなれたり、ニキビや肌荒れにもつながってしまうものだといえるんですね。

こちらではそんなチョコやナッツ、コーヒーが肌にいいのか悪いのか、ニキビができやすいのかについて、

さらには、他にも気になる辛い食べ物やお酒のニキビへの影響について、ニキビを作らせない食べ方や飲み方についてももご紹介してみましたので、

特に、ニキビができやすい方、またチョコやナッツ、コーヒーが好きな方で、でも美肌を保ちたい方、ニキビを作りたくない方はぜひ参考になさって、

好きなものを食べながら、ニキビ予防も目指してみましょう!

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