冷え性と肌の関係とは?冷えが肌荒れ、ニキビの原因にも?逆に体を温めると肌のハリ、若い肌も保てる?冷えを防いで、美肌を保つ方法も

女性にとって辛いのが体の冷え、そんな冷え性が肌荒れの原因になっているのをご存じでしょうか?

最近何だか肌の調子が悪い…、きちんとケアしているのに乾燥するし、肌荒れもするといった方は、もしかするとそんな体の冷えが原因になっているかもしれません。

そこで今回は、冷え性によって起こる肌荒れや、逆に冷え性を防ぐことでどんな美肌効果があるのか、

さらに毎日簡単にできる冷え性改善、体を温める方法、ケアなどについてもご紹介してみたいと思います。

体の内側から冷えをしっかり防いで、寒さに負けない、ポカポカ美肌を目指しましょう!

1.体が冷えると肌ではこんなことが起こる?

体の冷えによる肌荒れに悩む女性

●肌の血行が悪くなる

体が冷えるとどうしても血行が悪くなり、全身の血行不良を引き起こしてしまいます。

また特に、手足などの末端の部分には毛細血管が多く集まり、そのような毛細血管に血流が特に悪くなりやすく、

当然、肌もまた体の末端部分であることから、肌の血行不良にもつながってしまいます。

●肌に栄養や水分が行き渡りにくくなる

肌の栄養や水分というのは、肌に張り巡らされている毛細血管の血液によって送り込まれることになります。

そのため、体が冷えることによって血流が悪くなり、肌の血行不良も起こってしまうと、肌に充分に栄養や水分も行き渡りにくくなってしまいます。

●肌のターンオーバーが低下する

さらに肌に栄養や水分が行き渡りにくくなり、特に肌の水分量が低下することによって、肌の活性が失われやすくなります。

そして肌の活性が低下することにより、肌の新陳代謝の低下にもつながり、肌のターンオーバーも低下してしまいやすくなります。

●肌が乾燥しやすくなる

先のとおりに、体の冷えは肌の血行不良につながり、

また肌の水分は血流に乗って補給されることから、肌の血行不良は肌の水分量の低下につながってしまいます。

そのことによって肌が乾燥しやすくなり、そんな乾燥からキメの乱れや、あらゆる肌荒れにもつながってしまうこともあります。

●くすみやしわの原因になる

体が冷えることによって肌に栄養や水分が行き渡りにくくなり、そのことで肌のターンオーバーが乱れたり、肌も乾燥しやすくなり、

そのような肌の代謝の低下や水分、栄養不足によって肌がくすみやすくなったり、肌の弾力も失われてシワの原因にもなってしまいます。

●毛穴が詰まりやすくなる

肌の乾燥や肌の栄養不足により肌の弾力が失われてしまうと、毛穴も開きやすくなり、毛穴も目立ちやすくなってしまいます。

毛穴が開いてしまうと必然的に皮脂も詰まりやすくなり、

さらに、そこへ体の冷えにより肌の代謝も低下してしまうとそんな皮脂の排出が促されにくくなり、そこに角栓や黒ずみになって詰まりやすくなってしまいます。

●ニキビができやすくなる

このように肌の代謝が悪くなって毛穴に皮脂が詰まりやすくなると、毛穴で雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビができやすくなってしまいます。

また、ニキビができてしまうと肌の血行が悪く、肌の代謝も低下してしまっていることからニキビが治りにくくなったり、

ニキビ跡として残りやすくなるといった悪循環になってしまうこともあります。

2.体を温めると肌にこんなにいいことが!

お風呂に入って美肌効果を実感する女性

逆に体を温めて、冷えを防ぐことによってどのような効果があるのでしょうか?

例えば、

●肌の代謝がアップする

体の冷えを防ぐことにより、体の血行も良く保つことができるようになります。

そして体の血行がよくなることで、肌の血行もよくなります。

さらに、肌の血行がよくなることで必然的に肌の新陳代謝もよくすることができ、肌の代謝アップでターンオーバーも整えることができるようになります。

●肌の水分量が高まる

先のとおりに肌の栄養や水分というのは、血流に乗って補給されることから、体が温まり、血行が良くなることで、

肌内部にも十分に水分が行き渡ることになります。

そのため肌の水分量をしっかりと保つことができる肌環境に整えることができます。

●肌にハリがでる

さらに肌の血流がよくなって、肌の代謝がよくなったり、肌に栄養や水分が行き渡りやすくなると、

肌内部でコラーゲンやエラスチンの生成が促されやすくなります。

そしてコラーゲンの生成が促されることで肌にハリが生み出されやすくなります。

そのことから肌たるみの予防や改善効果も期待できるようになります。

●キメがなめらかになる

肌の代謝がよくなったり、肌の水分量がアップすることによって肌の内側らか肌の状態を健やかに整えることができます。

そのことで自然と肌のキメもなめらかに整えられ、

さらに、肌も乾燥しにくくなるので、乾燥によるキメの乱れも防ぐことができるようになります。

●肌に透明感が生まれる

体が冷えなくなることで、肌の代謝がよくなり、肌に潤いが保てるようになると、若い肌細胞が生まれやすくなり、肌に透明感も生まれてきます。

また、肌の代謝がよくなることによってくすみの原因になる古い角質が排出されやすくなったり、

シミ、そばかすの原因になるメラニンの排出も促されやすくなります。

そのことによってさらに肌に透明感が生まれりすくなります。

4.体の冷えを防いで美肌を生むにはどうすればいい?

このように体の冷えによって肌の代謝が悪くなったり、乾燥やくすみ、ニキビの原因にもなってしまい、

逆に体の冷えを防ぐことによって肌にハリが生まれたり、肌に透明感が生まれたりといいことばかりで、

冷えを防ぐことは美肌にもとてもいいのですが、でも実際に、冷えを防いで美肌を保つためにはどのようなことを心がけたり、実践すればいいのでしょうか?

例えば、

●適度な運動をして血行を良くする

ジョギングをする女性

体の冷えを防ぐには適切な運動がおすすめです。

運動を取り入れることで血行をよく保つことができるようになり、血行がよくなることで肌の代謝もよくなり、体が冷えにくくなります。

運動といっても何も難しいものではなくて、軽いジョギングやウォーキング、サイクリングなど簡単にできるものでも十分に効果があって、

全身の血行をよくするためには、できればウォーキングのような全身を使う運動がおすすめです。

さらにスクワットなど、太ももの筋肉を鍛える運動もおすすめで、

というのは、体の中でも大きな筋肉が太ももに集中していて、全身の約5割が太ももに集中しているということで、

そんな太ももの筋肉を鍛えることで体の筋力を保つことができ、筋力を保つことができることで血行がよくなり、体温の低下も防ぐことができるようになります。

またウォーキングなどの全身運動にしても、筋力を保つ筋トレにしても、無理して長時間行ったりすると、疲労の蓄積にもつながり、逆効果になってしまいますので、

ご自身の体力に合わせた無理のない範囲で行うようにし、できれば、1日に20~30分程度の軽めの運動がおすすめですね。

●入浴をする

入浴して体を温める様子

体の冷えを防ぐのにはやっぱり入浴もおすすめです。

温かいお湯にじっくりとつかるだけでも全身の血行がよくなり、代謝もよくなって、体も冷えにくくなります。

そのことでもちろん肌の代謝もアップし、美肌にもつながりますし、

汗や皮脂の排出も促されより肌荒れの起こりにくい、美しい素肌を保つことができるようになります。

お風呂の入り方も、熱いお湯というよりも、できれば、38~40度くらいのぬるめのお湯に20分程度じっくりとつかる入り方がおすすめです。

ただこの時も長時間入りすぎるのには注意しましょう。

また、夏場は特に、熱中症の心配もありますので、お風呂上りには水分補給を心がけるなどきちんと対策をしておきましょう。

さらに暑い時期など、普段からあまり湯船に入る習慣がないといった方は、足湯だけでも血行促進、体を温めてくれる効果がありますので、足湯だけでもおすすめですね。

●筋力を保つ

ダンベルで筋トレをする女性

体の筋力をしっかりと保っておくことにより、体の基礎代謝を高めることができるようになります。

また基礎代謝が高くなることにより、体も冷えにくくなり、冷え性の改善にも効果的となります。

特に、先のとおりに、全身の半分ほどの筋肉が太ももに集中しており、大きな筋肉も集中していることから、筋肉量を保つためにも太ももを鍛えるのは効果的ですし、

太もも以外にも、ふくらはぎには、末端の血液を心臓へと戻してくれる役割もあるため、ふくらはぎの筋力がしっかりと保たれることにより、末端の血流もよくすることができます。

末端の血流がよくなることで足の冷えも改善され、特に足先の冷え性に悩まれている方にも効果的です。

もちろん、下半身だけじゃなくて、上半身の全身の筋力を鍛えることでより美肌も維持することができます。

また筋力を鍛えるというと、ジムに通ったりといったイメージがありますが、例えば、毎日10回でも20回でもスクワットをやってみたり、

テレビを見ながら、腹筋や腕立て伏せをやってみたり、

さらに、運動が苦手といった方や忙しくて続けられないといった方は、通勤やお買い物の時に多めに歩くようにしたり、階段を多めに使うようにするだけでも足の筋力は十分に鍛えられますし、

家事をしている最中も、いつもより体を大きく動かすようにして家事をしたりすることでも筋肉は刺激されて鍛えることができるのでおすすめですね。

●体を冷やさない服装を保つ

マフラーなどの体を冷やさない服装

特に若い女性の中には、ファッション性にこだわって、寒いのを我慢しておしゃれをしているという方もいらっしゃるかもしれません。

また最近では、夏場であっても室内ではしっかりと空調が効いていて、屋外で着るような薄着で長時間過ごすと体が冷えてしまう環境も多くあります。

特にオフィスで長時間過ごす場合にはそのようなことが起こりやすく、そのような方の場合、知らず知らずのうちに体の芯から冷えを招いてしまっていることもあります。

ですから、例えばファッションが大切といった方であれば、今ではインナーでも薄くて暖かいものもたくさんありますので、そのようなアイテムを活用して、おしゃれを楽しみながら冷えもきちんと防ぐ服装を工夫してみたり、

夏場でもオフィスが冷えるといった場合には、薄手のカーディガンやひざ掛けなどを用意しておいて、いつでもさっと使うことができるようにしておいたり、

特に足元は冷えやすいので、夏でも少し厚めの靴下やレッグウォーマーを身に着けるようにしておくのもいいですね。

また、体を締め付ける服装はどうしても血流を悪くしてしまい、体の冷えも招いてしまいますので、

例えばきつすぎるストッキンやハイソックス、ジーンズなどには要注意で、特に足が冷えやすい方はあまりはかない方がいいですね。

さらに体の中でもお腹を温めることによって、交感神経をほぐすことができ、そのことにより末端の血流も促すことができて、血行促進にもなり、体も芯から温かくなるので、

お腹を温める服装、お腹を冷やさない服装にすることも大切です。

このように服装を工夫するだけでも体の冷えを防ぐことができ、代謝もよくなって美肌も維持することができるので、ファッションを楽しみながらも、体を冷やさないようにしておきましょう。

●食事で体を温める

温かい飲み物で温まる様子

毎日口にする食べ物、食材でも体を温めてくれるものがあります。

どうせ食べるなら体を温めてくれるものを上手く取り入れるのもおすすめです。

例えば、血行を促して体をポカポカと温めてくれる食べ物で有名なのが生姜です。

生姜にはショウガオールという成分が豊富に含まれそれが血行を促進して、体の冷えを防いでくれる効果があります。

冷えが気になる方、肌の代謝アップを目指したい方も、例えば、生姜をすりおろしてお料理に添えてみたり、生姜湯や紅茶やコーヒーに混ぜて飲んでもいいですね。

他にも、玉ねぎやニラ、にんにく、ラッキョウなど、いわゆる薬味野菜と呼ばれるものにも体を温めてくれる効果がありますし、

唐辛子やこしょう、スパイスなどにも血流をよくして、ポカポカと温めてくれる効果があります。

さらにお野菜の中でも、特にごぼうやかぶ、れんこん、山芋、大根といった、土の中で育つ根菜類、冬が旬のお野菜にも体を温めてくれる作用があるのでおすすめです。

また、たんぱく質は体内で熱を発する材料となり、体を温めてくれる効果があり、さらに、筋肉を作り上げるもとになる栄養素でもあり、

筋肉が保たれることによって、基礎代謝もよくなり、冷えにくい体にも整えてくれるので、たんぱく質をきちんと摂ることもおすすめですね。

5.まとめ

いかがでしたか?

体の冷えとお肌の調子とは一見何の関係もないように思えるのですが、

お肌というのは体の内側から作り上げられるものでもあることから体の調子がお肌の調子にもダイレクトに伝わりますし、

その中でも、体の冷えがお肌へと与える影響はとても大きいんですね。

例えば、体が冷えることによって血行が悪くなったり、体の代謝も落ちてしまいます。

そうなると肌の血行も代謝も悪くなり、ターンオーバーも乱れてしまって、さらにそのことによって肌乾燥やくすみ、たるみにもつながり、

他にも、毛穴に皮脂が詰まりやすくなったり、ニキビができやすくなったりもするんですね。

逆に、体の冷えを防ぐことによって、肌の代謝も活発にすることができて、肌が潤ったり、透明感が生まれたり、ハリも保つことができたり、ニキビができにくくなったりといいことがいっぱいで、

また、美肌を保つには冷えを防ぐことが欠かせないともいえるんですね。

でも、特に女性の場合冷え性の方が多くて、今では、冬はもちろんですが、夏でも、冷房の効きすぎた室内に長時間いることが多かったりと、

年中体が冷えてしまっている方も多いようなんですね。

こちらではそんな体の冷えが原因となる肌荒れや、さらにそんな冷えを防いで美肌を保つ簡単な方法、日ごろから心がけたいことなどについてもご紹介してみましたので、

ぜひ参考になさって、体をポカポカ温めて、体の中から肌代謝アップ、潤いとハリに満ちた美肌、肌荒れもしっかりと防いでいきましょう。

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