太ってないのに二重あご?その意外な原因に解消させるセルフケア、簡単マッサージ、エクササイズでも改善できる?

1.肥満以外の二重あごの原因とは?

●肌のたるみ

肌のたるみが原因の二重あご

太っていないのに二重あごになる原因として、肌のたるみが考えられます。

たるみは加齢などにより、肌の弾力が失われることで生じ、

そうなると重力に逆らえなくなり、ほほが下がったり、こけたように見えたり、目元や口元のたるみなどにつながってしまいます。

そんな肌のたるみはあごの下の肌も落とし、下げてしまうことになり、二重あごの原因にもなってしまいます。

●むくみ、血行不良

顔がむくむことによって、太っていないのに、顔が大きく見えたり、太って見えることもあります。

あごの下にも肉がついたように見えて、二重あごになってしまうこともあります。

そんなむくみの原因としては、血行不良であったり、リンパの流れが悪くなることで、老廃物がたまってしまうことが考えられます。

●あご周辺の筋力の低下

体と同様に顔にも筋肉が張り巡らされており、そのことにより、表情を作ったり、瞬きをしたり、口を動かしたりといったことが可能になるのですが、

もちろんあごの周辺にも筋肉が張り巡らされています。

特にそのようなあご周辺の筋肉は、「オトガイ筋」と呼ばれるもので、物を噛んだりする時に使われる筋肉なのですが、

その筋肉が衰えることで、フェイスラインが持ち上げられなくなり、二重あごの原因になってしまうことがあります。

特に、あまり物を噛まなくなった現代人はこのあご周辺の筋肉が衰えることが多いといわれています。

●悪い姿勢、猫背

姿勢の悪い、猫背の女性

悪い姿勢が原因で二重あごになることがあります。

特に、猫背の方は要注意で、猫背では必然的に、顔や首が前に出やすくなり、

それが習慣化してしまうと、あごが前に出る姿勢が続き、あごにぜい肉がつきやすくなってしまいます。

そうなると、姿勢を戻した時に二重あごになってしまいます。

特に最近では、長時間のパソコンやスマホなどで姿勢が悪くなりやすく、猫背になりやすい方が増えていますので、注意しましょう。

●食いしばりや表情のこわばり、無表情

食いしばりや、表情がこわばってしまうことで、顔の筋肉も硬くなったり、収縮することがあります。

そのことにより、血行が悪くなり、あご周辺のたるみやむくみにつながり、二重あごの原因になってしまうことがあります。

また、無表情が続くことによって、顔の筋肉が使われなくなり、顔の筋肉の衰えにつながり、

そのことでやはり顔のたるみや、フェイスラインが持ち上げられずに、二重あごになってしまうこともあります。

2.しつこい二重あごを、セルフケア、日常生活で改善させる方法

このように二重あごには様々な原因があり、それを知ることによって、日常的にも改善させることが可能になります。

そのために、例えば、

●姿勢をよくする

背筋の伸びた、姿勢のいい女性

先のとおりに、姿勢の悪い状態や猫背の状態が続くと、あごが前に出た状態が続き、あごの下に皮下脂肪がつきやすくなってしまいます。

ですから、日ごろからできるだけ、姿勢を正しくして過ごすようにし、

特に、猫背には気をつけて、背筋をまっすぐにして過ごすよう心がけるようにしましょう。

●長時間うつむく姿勢をとらない

うつむいてスマホを操作する女性

長時間うつむく姿勢が続くことによって、あご周辺の筋肉が圧迫される状態が続くことになり、

血行不良の原因になったり、特に、あごから首にかけてのリンパも滞りやすくなります。

そのことで、あご周辺に老廃物が溜まりやすくなってしまいますので、長時間うつくむような姿勢は避けるようにしましょう。

うつむくことでしわの原因にもなってしまいますので、やはりよくありません。

また、そのような癖がある方はもちろん、

仕事柄、うつむくことが多いといった方は、定期的に上を向くようにしたり、背伸びをしたり、軽くストレットをしたりと、

時折、首を伸ばして、あご周辺の筋肉をほぐしたり、使ってあげるようにしましょう。

●よくかむ癖をつける

よくかんで食事をする様子

食事の際にはできるだけよくかむようにしましょう。

よくかむことで、特にあご周辺の「オトガイ筋」を効果的に鍛えることができ、フェイスラインを持ち上げる筋肉も鍛えることができます。

また血行もよくなることから、あご周辺の脂肪の燃焼も促され、ぜい肉もつきにくくなり、二重あごを防ぐことができたり、フェイスラインもすっきりとさせることもできるでしょう。

●適度な運動、入浴などで血行をよくする

二重あご改善のため運動する助成

体全体の血行不良は、顔の血行不良も招いてしまいますので、体の血行をよくしておくことも大切です。

例えば、日ごろから適度な運動を続けたり、入浴をするようにして、血行をよくしておきましょう。

運動は、ウォーキングや軽いジョギング、軽い水泳、サイクリングなど、全身を使うような軽い有酸素運動がおすすめですし、

入浴の際も、さっと入るだけではなく、できれば、40℃くらいのぬるめのお湯に、15~20分程度ゆっくりと入るのがおすすめです。

●枕の高さを高すぎないものにする

二重あごにならない適度な高さの枕

枕の高さが高すぎると、うつむいた時と同じような姿勢になってしまい、

そのことで、やはりあご周辺の筋肉が圧迫されることになり、血行不良やリンパの滞りの原因になってしまいます。

そして、二重あごの原因につながってしまうことがありますので、枕の高さにも気をつけて、

できれば、仰向けで寝た状態で、頭が前に出過ぎないくらいの高さで、心地よく眠ることができるものにしておきましょう。

●肥満の方は無理のないダイエットをする

ダイエットする女性

太っていない方でも様々な原因で二重あごになってしまう方もいらっしゃいますが、やはり、太っている方のほうが二重あごになりやすいといわざるを得ませんので、

太っている方は、やせることによって二重あごも解消することができるでしょう。

また、ダイエットする際にも、やはり無理なダイエットは健康を損なう恐れがありますので、

できるだけゆっくりと時間をかけながらでも、無理のない、健康的なダイエットを心がけるようにしましょう。

そうすることで、フェイスラインも美しくすっきりとさせることができるでしょう。

3.マッサージでも改善できる?

マッサージも二重あご改善のためには効果的でしょう。

マッサージといっても、専門的で難しいものだとやはり続けるのが難しくなってしまいますので、例えば、簡単なものとして、

【フェイスライン引き上げマッサージ】

その方法としては、

1.まず、人差し指から小指の四本の指を、あごの下の中央に当てます。

2.そして、あごの中央から、フェイスラインに沿って、耳の下まで持ち上げるようにします。

フェイスラインを引き上げるマッサージをする様子

この時、二重あごの原因となる脂肪を引き上げるようにして手のひらを移動させるといいでしょう。

3.これを左右4~5回程度繰り返すようにします。

また、このように指の腹を使ってマッサージするのもいいですが、

軽くこぶしを作って、そのこぶしであごの下から、耳の下へと引き上げてもいいでしょう。

【リンパを流すマッサージ】

リンパを流すマッサージも効果的でしょう。その方法としては、

1.まず、人差し指から薬指の腹を使って、あごの中央から、耳の下までさするようにして、老廃物を耳の下まで集めます。

2.その後、耳の下から、今度は鎖骨のリンパ節(首の付け根から鎖骨の間にある、くぼんだ部分)へと向かって、

さするようにします。

二重あご改善のためのリンパマッサージの様子

こうすることで老廃物を鎖骨のリンパ節へと上手く流して、排出を促すことができます。

※ただし、マッサージを行う時には、力を入れすぎずに、優しく行うようにしましょう。

マッサージをした後に、肌が赤くなっているようであれば、力を入れすぎている証拠ですので、もっと優しい力で行うようにしましょう。

また、肌への摩擦が気になる場合には、マッサージクリームや乳液などをつけてから行うことをおすすめします。

4.簡単エクササイズですっきりさせる方法

エクササイズを行うことで、効果的に顔の筋肉を鍛えることができるようになり、引き締め効果やたるみを防ぐ効果もあります。

なかでも、二重あごに効果的なエクササイズもあって、

例えば、

【上を向いて「あいうえお」エクササイズ】

1.まずは、頭をゆっくりと後ろに倒し、天井を見るようにします。

2.次に、口を「あ」「い」「う」「え」「お」の形に開けるようにします。

この時、口に出さなくても構いません。

また、「あいうえお」の口の形が辛ければ、

「あ」「う」→「あ」「お」の順番で、それを繰り返すように、口を開けるようにするといいでしょう。

3.「あいうえお」、もしくは「あう、あお」の口の形を、上を向いたまま、

4~5回繰り返すようにします。

4.そしてゆっくりと顔、頭の位置を戻し、正面を向きます。

【上を向いて舌を出すエクササイズ】

上を向いて舌を出すエクササイズも簡単で効果的です。

その方法としては、

1.先ほどと同じように、頭をゆっくりと後ろに倒し、天井を見るようにします。

2.そして、口を開けて、舌を出すようにします。

この姿勢を、5秒ほどキープします。

3.舌を元に戻して、顔をゆっくりと下ろし、正面を向きます。

これをやはり、4~5回繰り返すようにします。

【口角を引き上げるエクササイズ】

口角を引き上げるエクササイズも効果的で、

1.まず、笑顔を作るように、口角を上へと引き上げます。

2.これを5~10秒ほどキープします。

3.そして元の表情へと戻します。

これをやはり、4~5回繰り返すようにします。

このように笑顔を作ることでも、口の周辺、あごの周辺の筋肉を鍛えることができ、フェイスラインの引き上げにもなりますし、同時に、口角の下がりも防ぐことができますね。

このような簡単なエクササイズだけでも、最初のうちは結構疲れるもので、特に、口の周りが疲れていることがわかり、

普段使われていない口、あごの周辺の筋肉が鍛えられていることがわかります。

※やはりエクササイズを行う際にも、首を傾けすぎたり、また、口を開ける際にも、大きく開けすぎないよう、無理のない範囲で行うようにしましょう

5.ストレッチでもっと手軽に改善

ストレッチをしてあげることでも、あごやフェイスラインの顔筋を鍛えたり、また、ほぐしたりすることもでき、あごのすっきりにも効果的でしょう。

その方法もやはりとても簡単で、

【二重あご改善のための簡単ストレッチ】

1.まず、ゆっくりと上を向いて、あごや首の筋肉を伸ばすようにします。

この姿勢を5秒ほどキープします。

2.次は逆に、地面を見るように、ゆっくりと下を向きます。

この姿勢を5秒ほどキープします。

3.ゆっくりと頭を戻し正面を向きます。

これだけです。これを2~5回ほど繰り返します。

特に、長時間パソコンで作業をされている方や、スマホなどを長時間見ることが多い方は、

顔の筋肉が凝り固まりやすいので、このストレッチを時々行うようにして、ほぐしてあげるようにしましょう。

二重あごの改善にも役立ちますし、簡単にできて、リフレッシュにもなるのでおすすめです。

6.まとめ

いかがでしたか?

二重あごというと、太っている方ができやすいというイメージがありますが、でも、太っていなくてもなぜか二重あごの方もいらっしゃって、

しかも、いつのまにかできてしまっていて、二重あごというだけで、太って見えたりしますし、老けて見えたりもして、とても嫌なものです。

でも、そんな二重あごも体脂肪や皮下脂肪だけが原因ではなく、

例えば、姿勢の悪さや血行不良、あごの周りの筋肉の衰えなど、様々な原因があって、人それぞれでもその原因が違っていたんですね。

こちらでは、そんな二重あごの意外な原因について、

さらに、日常生活で改善させる方法や、毎日簡単にできる二重あご改善マッサージやエクササイズ、ストレッチなどについてもご紹介してみましたので、

二重あごに悩まれている方は、今一度その原因について見直してみて、日常生活からもその原因を正したり、

また簡単マッサージやエクササイズなども手軽に行いながら、もう二重あごが気にならない、すっきりとしたフェイスラインを手に入れましょう!

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