1.眉ティントとは?
眉ティントというのは、眉に塗り、数時間置くことで色素沈着させ、
その後、数日間は落ちることがないので、眉を書く必要がなく、眉メイクを維持することができるコスメアイテムです。
そんな眉ティントであれば、すっぴんになってもきれいな眉を維持することができ、また、汗や水にも強いので、
汗をかいても、プールや海などのレジャーでも、眉メイクが落ちてしまうといったこともなく、近年人気が高まっているものでもあります。
2.使い方は?
その使い方としては、それぞれの商品によっても異なりますが、
基本的には、
1.まず使用する前には、きちんとクレンジング、洗顔をして、メイクや皮脂、油分、汚れをきちんと落としておきます。
皮脂が油分が残っている状態で眉ティントを塗ってしまうと、色が定着しにくくなり、上手く発色しなかったり、長持ちしなくなることがあります。
2.洗顔した後は、いきなり眉ティントで眉を書くのではなく、
まずは、手持ちのアイブロウペンシルを使って、眉の輪郭を書くようにします。
このことで大体の眉の形を決めることができ、眉ティントをいきなり乗せるよりも、失敗を格段に減らすことができます。
またこの時、眉山の位置、眉尻の長さ、左右の眉のバランスが上手く書けているかをきちんとチェックするようにしましょう。
3.次に、いよいよ眉ティントのジェルを実際に乗せていきます。
先ほどペンシルで書いた輪郭の内側にジェルを乗せていくようにするのですが、
この時、眉頭から眉尻にかけて、ジェルを均一に塗っていくようにします。
4.ジェルが均一に乗ったら、一定時間そのまま放置します。
放置時間はやはり各商品によって異なりますので、それに従うようにしましょう。
一般的には、2~4時間以上放置するものが多くなっているようです。
5.眉ティントが乾いて、色が定着したら、はがします。
はがす際には、眉頭、眉尻どちらからでも構いませんが、ゆっくりと丁寧にはがすようにします。
はがしたら最後に、丁寧にアイブロウブラシで整えてあげるようにしましょう。
これで眉ティントの完成です。
3.上手く塗るコツ、きれいに仕上げるコツは?
このように、眉ティント自体は、基本的には眉に沿ってジェルを塗り、そのまま一定時間置いて、はがすだけというとても簡単なものであり、
製品ごとの使用方法を守っていれば、きれいに仕上げることができるんですが、
さらにきれいに仕上げるためにもいくつかのポイントやコツがあります。
それが例えば、
●塗る時には、油分、皮脂をきちんと取っておく
メイクが残った状態で塗るのはもちろん厳禁ですが、
皮脂や油分、汚れが残っている状態でも、その油分でジェルがはじかれてしまい、上手く色が定着せずに、
仕上がってみると思った以上に薄かったり、色落ちも早くなってしまうこともあります。
また、化粧水や乳液、クリームなどの成分、油分でも同じようなことが起こってしまうこともありますので、
やはり化粧水、乳液、クリームなどもついていない状態、まっさらな状態でつけるようにしましょう。
●自眉を整えておく
毛抜きやシェーバー、眉用のはさみなどで、眉の太さ、眉頭から眉山、眉尻にかけての角度、また、左右のバランスもきちんと確かめながら丁寧に整えておきましょう。
特に、眉ティントの場合、色が定着するとその後数日間は落とすことができないことから、いつもより丁寧に整えておくことをおすすめします。
●実際に眉ティントを塗る前に、ペンシルで輪郭を書いておく
この時も、書いた後に、眉の太さ、眉頭から眉山、眉尻にかけての角度、また、左右のバランスも鏡でしっかりと確認するようにします。
できれば、他の誰かに変になっていないか、確認してもらうのもいいですね。
●均一の量で塗る
塗る量にムラができてしまうと、眉の色づきにもムラができてしまいますので、注意しましょう。
●眉頭は塗らないようにする
眉ティントを塗る時には、基本的には眉頭から眉尻にかけて、均一に乗せていくようにするのですが、
眉頭からいきなりジェルを乗せることで、眉の輪郭がくっきりとしすぎてしまうこともありますので、
眉頭から1センチ程度はジェルを塗らずに、あえて残しておくこともおすすめです。
そして、その部分はメイクする時に、淡い色のアイブロウペンシルやアイブロウパウダーで書き足してあげることで、より自然できれいな眉に仕上げることができるんですね。
●放置する時間はきちんと守る
例えば、色が濃くなりすぎるのが怖くて、塗ってから目安となる放置時間よりも早めにはがしてしまうといった方もいらっしゃるかもしれませんが、
それだと色がきちんと定着せずに、色が薄くなりすぎたり、落ちるのも早くなり、持ちも悪くなってしまいます。
ですから、放置時間は守るようにし、できればそれよりも長めに置くくらいのほうがいいかもしれません。
●はがす時はゆっくりとはがす
急いではがしてしまうと、眉毛が抜けてしまったり、痛みも生じやすくなりますし、また皮膚にも過度の力がかかり、皮膚にもよくありません。
ですから、はがす時にはゆっくりと丁寧にはがすようにしましょう。
できれば、眉頭や眉尻はマスカラブラシを使って、眉ティントを浮かせるようにして、ある程度はがれたら、
指でゆっくりと丁寧にはがしていくようにしましょう。
4.どれくらい持つの?
一度定着させるとどれくらいその眉メイクを持たせることができるのかについては、それぞれの商品で異なっていますが、
一般的には、3日程度といったものが多くなっているようです。
でも、上手く使いこなすことでそれよりも長く持たせることができるようになっていますし、
なかには一週間以上持たせることができるといった方もいらっしゃるようです。
5.長持ちさせるコツは?
どうせなら眉ティントも長持ちさせたいものですが、
そのためにも、いくつかのコツがあって、
例えば、
●放置時間を長くする
眉ティントを放置する時間は、一般的には2~4時間以上となっているものが多くなっていますが、
放置時間をそれよりも長くすることで持ちをよくすることができます。
眉ティントの場合、放置時間が長くなったからといって、それだけ色が濃くなることもありませんので、放置時間が長すぎて濃くなりすぎるといったこともありません。
逆に、短すぎる方が、定着しきらずに、薄すぎたり、落ちやすくなったりしまいますので、
しっかりと定着させて、持ちをよくするためにも放置時間は長いほうがいいでしょう。
●濃い目に塗る
特に初心者の方の場合、濃くなりすぎるのが怖くて、ジェルを薄く塗りたくなる方も多いですが、
眉ティントの場合、色が濃く出すぎることはあまりなくて、普通に塗っても意外と薄いなと感じることのほうが多いようです。
ですから、塗る際には、最初は少し勇気がいるかもしれませんが、濃い目に塗って、しっかりと色を定着させるようにした方が、長持ちさせることができるでしょう。
●クレンジング、洗顔時に気をつける
眉ティントは、毎日クレンジングや洗顔を繰り返していくうちに、徐々に落ちていくものです。
そのため、できるだけ持ちをよくしたい場合には、眉の部分だけは、クレンジングや洗顔をし過ぎないようにするのもコツです。
ゴシゴシとこすったりすることも避け、さっと洗い流す程度にすませるようにし、
コットンやシートなど拭き取るタイプのクレンジングを使用している方も、アイメイクを落とす際に、眉に触れ過ぎないよう気をつけるようにしましょう。
ただ、全く洗わないというのも衛生的によくありませんので、毎日、軽くても洗顔はするようにしましょう。
●眉にできるだけ触れないようにする
眉ティントをしている間は、眉をこすったり、触ったりといったこともできるだけ避けるようにしましょう。
やはり、摩擦などで落ちやすくなってしまいますので、気をつけるようにしましょう。
6.失敗しないためのコツは?失敗した時の対処法も
眉ティントはこのように、一度定着させると数日間は消えないので、その間は眉メイクをしなくてもいいですし、
すっぴんになっても消えないので、かわいいままでいられるというメリットもありますが、
逆に失敗したら、そのあと数日間、それで過ごさないといけなくなるので、失敗が怖いというデメリットもあって、
興味はあるけれど、なかなか眉ティントができないという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、失敗しないためのコツもいくつかあって、例えば、
●眉プレートを使う
眉ティントを塗る前の、輪郭を書く時にも、そして、眉ティントを塗る時にも、眉プレートを使って塗るというのもおすすめです。
眉プレートなら、その型どおりに眉を書くことができるので、形が崩れたり、
左右非対称になってしまったりする心配もなく、眉ティントでも、簡単にきれいな眉を書くことができるようになっています。
特に、お気に入りの眉プレートを日ごろから愛用されているといった方なら、それを使うことでさらに失敗も少なく書くことができるでしょう。
●輪郭を書いた後、人に見てもらう
先のとおりに、眉ティントを実際に塗る前には、ペンシルなどで輪郭を書いて、その後に、その輪郭に沿って、内側を眉ティントで埋める方法できれいに仕上げることができるようになっているのですが、
その意味では、その輪郭が仕上がりを大きく左右してしまいます。
ですから、輪郭が書けたら、自分で鏡で確かめるのはもちろんですが、できれば、誰か他の人にも確認してもらうのもおすすめで、
自分では気付けなかった形のゆがみや、眉山や眉尻の位置、左右の不ぞろいといったことにも気付いてもらえて、
客観的にみてより自然できれいな眉に仕上げることができるでしょう。
●少し細めに書く
最初、眉ティントに慣れていないうちは、いつも書いている眉よりも若干細めに書くのもいいかもしれません。
そうすることで、普通に書いたつもりでも、仕上がってみると太すぎてしまったといったこともなく、
やはり太く書いてしまうと修正がきかなくなってしまいます。
逆に、細い場合だと、後からメイクの時に、いつもお使いのペンシルやパウダーなどで付け足して、自然に仕上げることができます。
そして慣れてくると、これぐらいの太さがちょうどいいとわかってくるので、すぐにコツがつかめるようになるでしょう。
●最初は薄く塗る
眉ティントの場合、濃く塗ったとしても、色が濃く定着しすぎるといったこともあまりないんですが、
それでも、最初のうちは、眉が濃くなってしまったらどうしようかと心配なものです。
そのような場合には、最初のうちは、あえて薄く塗ることもおすすめです。
薄く塗ることで、当然、色の定着も薄くなりますので、これぐらいジェルを乗せると、これくらいの色で定着するというのがわかりますし、
また、濃すぎると修正が難しくなりますが、薄すぎたとしても、あとからペンシルやパウダーなどを重ねて、簡単に色も調節することができます。
さらに、多少形が失敗しても、色が薄いので、眉ティントが消えるのも早く、早く塗りなおすことも可能になります。
●失敗した時はすぐに綿棒で修正する
眉ティントは失敗するとやり直しができないイメージがあって、確かに、色が定着してしまうと、消えるまではそれで過ごす必要があるのですが、
でも、ジェル自体に色が濃くついていることから、ジェルを塗っている最中に、はみ出しや太さなどもよくわかって、
ジェルが乾ききっていない状態だと簡単に拭き取ることができるようになっています。
ですから、書いている途中でも修正が簡単で、修正する時には、乾かないうちに、綿棒などですぐに修正するようにしましょう。
●失敗してもいいように大型連休などの時に試してみる
眉ティントは、とても使いやすくて、一般的には、眉に沿って塗って、はがすだけという手軽さもあって、大きく失敗することも少ないコスメアイテムでもあるのですが、
それでも、数日間消えないということもあり、失敗が心配といった方は、最初は、大型連休中で、
あまり外出することもなく、人に会うこともあまりないという日を利用して、その間に試されるのもおすすめです。
眉ティントは数日間で必ず消えるようになっていますし、その間であれば、失敗も気にすることなく、使い方のコツもつかめますね。
7.使用する際の注意点
●肌が弱い方は注意
眉ティントというのは色を数日間保つことから、
その色素を肌の角質層まで浸透させて、定着させるという性質があります。
そのため、多少肌へと刺激を与えてしまうアイテムでもあります。
もちろん一般的に使用できる、低刺激な染料、成分が使われていますので、多くの方が何の問題もなく使用できるようになっているのですが、
それでも、特に、敏感肌の方や肌の弱い方、これまでに、化粧品で肌トラブルを起こしたことがあるといった方の場合、刺激が起こることもあります。
ですから、そのような肌の弱い方は注意が必要で、使う前には、二の腕の内側など、目立たない部分で一度試されてから使用することをおすすめします。
●安価なもの、ノンブランドのものには注意
今では、眉ティントも様々なものが提供されていて、様々なブランド、メーカーからも市販されています。
その多くが、質が高く、安全性にもしっかりと考慮されて開発されていますので、問題なく使用できるものですが、
なかには、あまり一般的に使用されていない成分が使われていて、それが肌トラブルになってしまうこともあります。
そのため、眉ティントを選ぶ際には、
有名なメーカー、ブランドのものを選ぶようにし、
例えば、フジコの眉ティントは今では定番ですし、他にもキャンメイクやメイベリンからも眉ティントは提供されていますので、
このようなものを選ぶようにするのが安心でしょう。
逆に、安価なものや、聞いたことがないブランドやメーカーのものには注意が必要なものがありますので、そのようなものはあまり選ばない方がいいかもしれません。
またできれば、国内のメーカーやブランドのものの方が質がよく安心で、海外ブランドのもの、その中でも特に安価なものは選ばない方が無難でしょう。
8.まとめ
いかがでしたか?
眉ティントは今ではとても人気のコスメで、
一度塗ったら、その後、数日間は眉メイクをしなくてよくて、とても楽ですし、
汗や水、皮脂などにも流れにくく、
すっぴんになっても眉が消えてしまうことがないので、旅行やお泊りなんかにもとても便利で、もはや欠かせないという方も多いかもしれません。
でも、使ったことのない方にとっては、やっぱり、形が変になったり、濃くなったり、太くなりすぎたりといった失敗が心配で、
失敗するとしばらく消せなくなるので、それも心配で、
興味はあるけれどなかなか実際には使えないという方も多いかもしれません。
でも、正しく使うことで失敗することも避けることができますし、コツさえつかめば、簡単にきれいで思い通りの眉に仕上げることができて、
それが何日もキープできる本当に便利なアイテムなんですね。
こちらではそんな眉ティントについて、その正しい使い方や、よりきれいに仕上げるコツ、
さらに長持ちさせるコツに、失敗しないコツなどを詳しくご紹介してみましたので、
よりキュートな眉メイク、すっぴんでも消えない眉、メイクの時短にもぜひお役立てください。
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