左右のバランスの整った顔立ちはやっぱり美人の条件で、左右どちらかが上がってしまっていたり、あごがどちらかに寄っていて、それが気になる方も結構いらっしゃるようです。
そんな顔のゆがみはどうして起こってしまうのでしょうか?また、防ぐにはどうすればよくて、一旦ゆがんしまっても、改善させることはできるのでしょうか?
そこで今回はそんな顔のゆがみのあらゆる原因や意外な原因、さらに、予防法に改善法、ゆがみを直す、今すぐできる簡単マッサージやエクササイズなども詳しくご紹介してみたいと思います。
今からは始めて、もうゆがみの気にならない、左右均整の取れたバランス美人になりましょう!
1.顔のゆがみの原因とは?
顔がゆがんでしまう原因としてはどのようなことが考えられるのでしょうか?
その原因は一つではなく、例えば、
●片方だけで噛むなど、噛み癖がある
食事をする時に、噛み癖があって、特に、左右どちらかでよく噛んでしまう癖のある方は、
どうしてもそちらだけに力が加わり続けることになり、骨格のゆがみにつながって、顔もゆがみやすくなります。
さらに、よく噛む方のあごに負担がかかってしまったり、そちらだけ筋肉が発達してしまうこともあり、
噛み合わせも悪くなりやすく、より顔の骨格の左右のバランスが悪くなってしまいます。
●頬杖をつく癖がある
頬杖をつく癖がある方も要注意です。
頬杖をつくことによって、どうしても顔の片方だけに力が加わり続けることになり、それが頻繁になってしまったり、大きな力が加わってしまうと、
やはり骨格のゆがみにつながり、顔のゆがみにもつながってしまいます。
特に、片方の頬骨だけが上がってしまったり、あごのゆがみにもつながってしまうことがあります。
●食いしばり、噛み締め、歯ぎしりをする癖がある
無意識のうちに、ぎゅっと歯を食いしばったり、噛み締める癖がある方や、寝ている時に歯ぎしりをしてしまう癖がある方は、
そのように噛み締めたり歯ぎしりをすることで、あごの関節に負担をかけ続けてしまうことになります。
特に歯ぎしりをすることで歯がすり減ってしまい、歯の噛み合わせが悪くなったり、左右のバランスも悪くなってしまうこともあり、
さらに、顔の骨格もゆがみやすくなります。
●うつ伏せや、いつも左右どちらかを向いて寝ている
うつ伏せや、いつも左右どちらかで横向きに寝ているという方も注意が必要です。
うつ伏せで寝たり横向きで寝ることによって、顔は常にどちらか片方だけに力が加わり続けることになり、
そのことで顔の骨格がゆがみやすくなります。
特にうつ伏せで寝ることは大きく骨格に負担がかかってしまい、よりゆがみやすくなるので注意が必要です。
●足を組む癖がある
足を組むことと顔がゆがむことは関係がないように思えますが、足を組むことにより、骨盤がゆがみやすく、
骨盤のゆがみは体全体のゆがみにもつながってしまいます。
そして、体の左右のバランスが悪くなることにより、顔の骨格にも影響が出てしまい、
骨盤が左右どちらかが上がってしまえば、同じ方向に顔も左右どちらかが上がってしまいやすくなります。
●左右どちらかに重心を置いて立つ
立っている時に、左右のどちらかに重心を置いて立つ癖のある方も多いかもしれません。
そうすることでやはり、足を組む時と同じように左右どちらかの骨盤に負担がかかってしまい骨盤がゆがみやすくなり、
それが全身のゆがみにつながり、顔のゆがみにもつながりやすくなります。
やはり同じように、負担のかかっている側の骨盤の方が上がりやすくなり、同じ方向に顔もゆがみやすくなります。
●左右どちらかの肩でカバンを持つ
カバンを持ったり、肩に掛けたりする時に、左右どちらかだけで持ち続けるという方も多いかもしれませんが、
やはりそのことによって体がゆがみやすくなります。
特にカバンをよく持つ方の関節に負担がかかり続けることになり、よく持ったり、肩に掛けたりする方だけ、肩が上がってしまって、
そのような骨格のゆがみから、顔のゆがみにつながってしまうことがあります。
●猫背など姿勢が悪い
猫背になる癖があったり、歩く時に、骨盤が前に出てしまっているといった、悪い姿勢が続くことでも体全体がゆがみやすくなります。
そのことでやはり顔のゆがみにつながってしまやすく、
特に、猫背が癖になっている方は、あごも出やすくなったり、そのことであごのゆがみや二重あごの原因にもなりやすいのでやはり注意が必要です。
2.顔のゆがみを防いだり、改善するには?
このように顔がゆがんでしまう原因には色々なものがあって、人それぞれでも違うものですが、
では、そんな顔のゆがみを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
3.生活習慣でゆがみを予防、改善させる方法
顔のゆがみの原因として、日常の癖が原因となっていることが多く、そんな癖を直すことでゆがみを防ぐことができます。
そのために大切なこととしては、
●食事の時に左右バランスよく噛むようにする
●頬杖をつかないようにする
●足を組まないようにする
●猫背を直す、姿勢をよくして過ごす
●カバンを持つ時には、時折持つ手をかえながら、バランスよく持つ
癖を直すのが難しい方はリュックなどを活用してもいいですね。
●仰向けで寝るようにする
特に寝る時の姿勢は無意識のことで、直すのはなかなか難しいですが、眠りにつく時にはできるだけ仰向けの姿勢を保つようにする、
左右どちらかに横向きに寝る癖のある方は、向く方向を変えてみるといった風にして、徐々に慣らしていくようにしましょう。
またどうしても、うつ伏せや横向きになってしまうといった方は、枕は骨格に負担のかかる固いものではなく、
できれば、負担のかかりにくい柔らかめのもの、優しく沈み込む低反発のものを選ぶのもおすすめです。
●食いしばり、噛み締め、歯ぎしりを直す
これも無意識のうちにやってしまうので、直すのはなかなか難しいことですが、仕事などで集中している時に噛み締めてしまうといった方は、意識して直すようにしたり、
息抜きできる時間を定期的に挟むようにしたり、
また、寝ている時に歯ぎしりする癖のある方は、歯のすり減りを防ぐためにもマウスピースをつけるようにするといったこともおすすめです。
4.マッサージで改善させる方法
顔のゆがみは、日常生活でその原因となっている習慣や癖などを直すことによって、改善したり防いだりすることもできますが、
今現在、ゆがみに悩んでいるという方は、改善させてくれるマッサージもおすすめです。
【頬骨の位置が左右違う場合に効果的なマッサージ】
例えば、頬骨の左右の高さが違っていて、どちらかが上がっていたり、下がっていたりする場合には、下がっている方の頬骨を上げるマッサージが効果的でしょう。
その方法としては、
1.まず、人差し指をくの字にしたり、あるいはグーの形にして、下がっている方の頬骨の下に指を引っ掛けるように当てます。
2.そして、耳の方向へ、斜め上、外側に向かって、引き上げるようにして、マッサージしてあげます。
マッサージは、長時間行うのではなく、1日に2~3分程度、改善が見られるまで毎日続けるようにしましょう。
また、両方の頬を持ち上げたいといった場合には、両方マッサージを行うようにしましょう。
【歯を食いしばる癖がある方は「咬筋(こうきん)マッサージ」】
歯を食いしばる癖や歯ぎしりをする癖があるという方は、「咬筋(こうきん)マッサージ」が効果的です。
咬筋(こうきん)というのは、歯を食いしばった時に盛り上がる部分にある筋肉のことで、
この部分に人差し指、中指を当てて、指の腹でくるくると円を描くようにして、優しくマッサージします。
そうするとで噛み締めや歯ぎしりなどで凝り固まった筋肉をほぐすことができ、骨格への負担も和らげることができるようになります。
また、どちらか片方だけ口が開けにくいといった場合には、そちらの方にだけ負担がかかって筋肉が凝ってしまっていることもあるので、
開けにくい方を中心にマッサージするというのも効果的で、そうすることで徐々に左右のバランスも整えることができるようになります。
※マッサージの際の注意点
マッサージをする時に、力が強すぎると逆に骨格に負担がかかってしまいますので、マッサージは優しい力で行うようにし、
また、長時間マッサージしたり、1日に何度もマッサージすることもやはり逆効果ですので、1日に数分程度、毎日少しずつ、それが改善されるまで続けるようにしましょう。
さらに、肌への負担や摩擦を減らすためにも、マッサージをする前に乳液やクリームをつけて、肌のすべりをよくしてからマッサージするのもおすすめです。
5.エクササイズで顔のゆがみを改善させる方法
例えば、顔の筋肉が衰えて、そのことによって骨格を持ち上げる力も衰え、顔のゆがみにつながってしまうことがあり、
そのような場合には、マッサージだけでは改善させることが難しいですし、
また、マッサージで逆に顔に負担をかけてしまう心配がある方は、顔のエクササイズがおすすめです。
【笑顔を作って頬を引き上げるエクササイズ】
頬の筋肉や口の周りの筋肉が衰えてしまって、顔がゆがみやすくなっている場合には、「笑顔を作って頬を引き上げるエクササイズ」がおすすめです。
その方法もとても簡単で、
●ニコッと笑って笑顔を作って、その表情を5~10秒ほどキープします。
●これを5回ほど繰り返します。
これだけの簡単なエクササイズですが、頬の筋肉に、口の周りの筋肉も鍛えることができ、
頬、口の周辺の筋肉が鍛えられることで、左右対称のバランスも整えらるようになります。
【あいうえお体操】
顔の筋肉の衰えによるゆがみには「あいうえお体操」もおすすめです。
このエクササイズでは、頬や口の周り、これにプラスして目を見開いてエクササイズすることで顔全体の筋肉をバランスよく鍛えることができるようになっています。
その方法もとても簡単で、
●「あ」「い」「う」「え」「お」と、順番に口を大きく開いていくだけです。
●ポイントは、口をできるだけ大きく開いていくことで、あいうえおと口に出さなくてもOKです。
口を様々な形に開くことによって、頬の筋肉、そして口の周りの筋肉も伸縮させることができるようになります。
そのことで普段使わないような顔筋も動かせるようになりますし、
さらにプラスして、目を大きく見開きながら行うのもいいでしょう。
そうすることで目の周りの筋肉も鍛えることができ、より左右のバランスを整えるのに効果的だったり、
特に、食いしばりや歯ぎしりの癖があるといった方は、あごの関節や筋肉が凝り固まりやすくなっていますので、
関節や筋肉をほぐして、柔らかくしてあげるのにも効果的です。
また顔全体の筋肉が鍛えられることでリフトアップ効果もありますね。
※エクササイズの際の注意点
口を開ける際には無理は禁物で、無理のない程度に開けるようにしましょう。
特に顎関節症の方は、大きく開けると症状を悪化させてしまうこともありますので、やはり無理のない範囲で行うようにしましょう。
●口角が下がりがちな方は…
【割り箸を挟んでエクササイズ】
口角が下がりがちで、表情がどうしても暗く見えてしまうといった方には、割り箸を使ってのエクササイズがおすすめです。
その方法も、とても簡単で、
●割り箸を口に挟んで、それを1分ほどキープするだけです。
●この時、口角もできるだけ上げるようにするといいでしょう。
お箸を噛む力も、強く噛んでしまうとあごの関節や歯にも負担になってしまいますので、軽く噛む程度にしましょう。
●口角の高さが違う方は…
【下がっている方の口角を上げるエクササイズ】
顔のゆがみから、口角のどちらかが下がっている、あるいは上がっているという方は、
下がっている方の口角だけを上げるエクササイズがおすすめです。
その方法は、
1.下がっているのが気になる方の口角を、キュッと持ち上げるようにして、
上げるようにします。
2.その表情を1分ほどキープします。
この時、口角の下がり具合やバランスにもよりますが、
大きく下がっているといった方は、骨格からゆがみがゆがんでしまっている可能性もありますので、少し高めに上げるようにすると効果的です。
※注意点
この時もやはり無理は禁物で、痛みや辛さを感じない程度に行うようにし、時間も、1分程度に留めておき、関節に負担にならないようにしましょう。
●あごが左右どちらかにゆがんでいる方は…
【あごを逆の方へ寄せるエクササイズ】
あごが左右のどちらかにゆがんでいるという方は、あごを逆の方向へ寄せるエクササイズがおすすめです。
その方法としては、
1.まず唇をすぼめた状態にします。
2.その表情のまま、口全体を直したい方向へと口を寄せるようにします。
この時、反対側のフェイスラインの皮膚がピンと張る状態になるまで寄せるようにしましょう。
3.さらに、口を寄せた側にほうれい線ができてしまわないように、その部分に人差し指を軽く添えて、
その状態を10秒ほどキープします。
4.10秒ほどキープしたらゆっくりと元の表情に戻します。
これを1日に5~10回程度無理のない範囲で行います。
※注意点
この時も、無理は禁物で、辛さや痛みを感じない程度に優しく行うようにしましょう。
そして、長時間その表情を保つことも禁物で、短時間、数回程度を毎日続けるようにして、
ゆがみが改善してきたら、エクササイズを終えるようにしましょう。
●体の骨格のゆがみが原因の方は…
【骨盤ゆがみ矯正体操】
例えば、骨盤のゆがみや体全体の骨格のゆがみが原因で、顔のゆがみにつながってしまっているといった方は、骨盤ゆがみ矯正体操がおすすめです。
その方法としては、
1.まず仰向けになって、両手を体の脇に置き、両足を交差させるようにします。
2.そして、そのまま両足を上へ上げるようにします。上になっている方の足が45℃くらいの高さまで足を持ち上げるようにし、それを10秒ほどキープします。
3.10秒ほどキープしたら、ゆっくりと足を下げます。
4.今度は、左右の足を組み替えて、同じように、45℃くらいまで持ち上げて、10秒ほどキープし、ゆっくりと足を元に戻します。
これを左右5回ずつ行いましょう。
この体操は、骨盤のゆがみを矯正するのに効果的で、骨盤のゆがみが整えられることで体全体のバランスも整えることができるようになります。
※注意点
この時も、無理のない程度に行うようにし、最初のうちは回数も少なめに、慣れてきたら徐々に増やすようにしましょう。
また痛みなどを感じたら中止するようにしましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
顔のゆがみって、知らず知らずのうちに日々進んでしまっていて、ふと鏡を見た時にそのことに初めて気付いて、ショックといったこともあります。
そして、そんな顔のゆがみには、やっぱり何らかの原因があって、特に、日々の生活習慣や無意識のうちにやってしまっている癖が原因になっていることも多くて、
例えば、食事の時の癖だったり、寝る時の習慣、頬杖をつく癖といったことが原因になっていることも多かったり、
体のゆがみが原因で顔のゆがみにつながっていることもあるんですね。
ですからそんな原因を知って、生活習慣を見直したり、癖を直すことによって、ゆがみは防ぐことはできますし、
さらに、すでにゆがみが気になるといった方も、そのような生活習慣や癖を改めることで改善させることも可能ですし、
それに加えて、改善させるマッサージやエクササイズなんかもあって、それを併用することでもさらに効果的に改善させることができるんですね。
こちらではそんな、気になる顔のゆがみの原因や毎日の生活からゆがみを防ぐ方法に改善させる方法、
簡単なマッサージやエクササイズで矯正する方法などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって左右のバランスの整った、芯から美しい顔立ちを目指しましょう!
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