肌の保湿、潤いに欠かすことのできないアイテムといえば化粧水ですが、毎日使用するものだからこそ、何気なく使っているといった方も多いかもしれません。
その適量やつけるタイミング、正しいつけ方を知ることによってより肌の潤いを高め、化粧水を効果的に使用することが可能になります。
今回は化粧水の適量やつけ方についてご紹介しています。
1.化粧水はどれくらいつければいい?
化粧水の1回の使用量はどのくらいが適量なのでしょうか。
基本的にはそれぞれの化粧水の使用の説明に書かれている量を守るようにされるのがいいでしょう。
例えば100円玉大や500円玉大と書かれていれば、それを守られるのが一番いいようです。
そして、それよりも少なすぎるともちろん肌を乾燥させてしまいますし、
また、100円玉大や500円玉大と具体的に書かれている場合には、裏を返せば、それ以上の量を使用してもあまり意味がないということにもなるんですね。
化粧水の中には“適量”と書かれている場合も多く、そのような場合には、
一般的には、500円玉大くらいを目安にされるのがいいでしょう。
また、使用される方の肌の状態にもより、もし500円玉大ほどで十分に潤っていて、少し与えすぎているような感じであれば、もう少し少なくしてもいいかもしれませんし、
季節によっても、例えば乾燥がすすんでしまう冬場は、500円玉大よりも少し多めの量を使用して、たっぷりと保湿してあげる、
夏場などは、500円玉大よりも減らして使用されるといいかもしれません。
2.化粧水をつけるタイミングは?
化粧水をつけるタイミングとしては、洗顔後すぐが理想的です。
洗顔をした後の肌というのは、メイクや汚れが落ちているのはもちろんですが、それまで肌を乾燥から守ってくれていた皮脂までが落ちている状態になってしまっています。
そのために肌の水分が蒸発しやすく、最も無防備で、乾燥しやすい状態になっています。
できるだけ早く化粧水をつけてあげるようにし、できれば、洗顔する前にあらかじめ洗顔料と一緒に化粧水も用意しておいて、
洗顔した後にすぐに化粧水がつけられるようにしておくのもいいですね。
3.1日に何回つければいい?
1日に化粧水をつける回数としては、洗顔をした回数と同じでいいですね。
基本的には、朝と晩の2回の洗顔の後につけるようにします。つまり1日に2回ですね。
乾燥肌の方は特に、朝に化粧水などでしっかりと保湿しても、時間が経ってくると肌が乾燥してくるといった方もいらっしゃいます。
そのような方は、日中でもメイク直しの際などに化粧水で保湿されるのもいいですね。
その時にはティッシュやコットンなどで浮いたメイクや皮脂を拭き取ると思うのですが、その後に軽く化粧水をつけてあげるようにします。
もちろん、メイクが肌に残っている状態で化粧水をつけるわけですから、洗顔後に与えるほどには肌に浸透させることはできませんが、それでも、日中の肌の乾燥はある程度和らげることができます。
また化粧水の中には、ミストタイプの化粧水もありますので、それは吹きかけるだけで化粧水を与えることができるようになっていて、メイク直しの時もとても便利です。
ミスト化粧水をつけた後に、さっと軽くティッシュやコットンでおさえてあげるようにすると、余分なメイクや皮脂もおさえられて、そのあとのテカリも防ぐことができますね。
4.化粧水、手でつけるか?コットンでつけるか?
化粧水のつけ方について、よく迷ってしまうのが手でつけるかコットンでつけるか、ということです。
そしてそれぞれにもメリット、デメリットがあって、
・手でつけるメリット
・体温で温めて、化粧水の浸透が高まる
・手に取った化粧水を全て肌に与えることができる(コットンよりも経済的)
・手でつけるデメリット
・手が不衛生、雑菌が残っている状態だと、顔にも雑菌が移ってしまうこともある
・コットンのメリット
・細かな凹凸にも化粧水をしっかりとつけることができる
・コットンのデメリット
・コットンに化粧水が残ってしまい、手でつけるよりも多くの化粧水が必要になる
例えば、手でつける場合には、コットンのように摩擦が少なくなりますので、より肌に優しくつけることができるようになります。
そして、体温で化粧水を温めることができますので、より浸透しやすい状態で化粧水を与えることができるといったメリットもあります。
ただ顔の凹凸のある部分や細かい部分は手ではつけにくく、すみずみまでつけるのが難しいといったこと、
あるいは、不衛生な手で使用した場合には、手に残った雑菌が化粧水と一緒に顔にもついてしまうといったことも考えられます。
一方コットンの場合は、その点いつも清潔な状態で衛生的に使用することができ、
また、顔の凹凸、細かい部分にまでコットンをフィットさせることができるので、顔のすみずみにまで化粧水を与えてあげることができるようになっています。
しかし、コットンの繊維が肌に直接当たるために、それが刺激になったり、手でつけるのに比べて、化粧水がつく量が少なくなりますので、
ついつい化粧水をつける際に力が入ってしまう、押し付けるようにつけてしまうといったことも考えられます。
さらに、手でつける場合と比べても、使用する化粧水の量がどうしても多くなってしまうといったこともデメリットとして考えられます。
このようにそれぞれでメリットもデメリットもありますので、それを知った上で、また実際に、どちらもお試しになってから、
つけ心地や肌の状態もみながら、よりよい方を選ばれるといいですね。
5.化粧水の正しいつけ方とは?
手で化粧水をつける場合
①手に化粧水を取ると、まずは手の温度で少し化粧水を温めてからつけてあげるのがいいでしょう。
②そして次に、肌が乾燥しやすい頬から両手で優しく覆うようにつけてあげるようにします。
③頬につけたら次は、おでこ、あごに、やはり手で覆うようにつけてあげましょう。(化粧水が足りなければ、ここで新たに手のひらにとってあげるようにします。)
④鼻筋や小鼻、目の周囲など、手のひらではつけにくい部分は、指の腹で優しくつけてあげるようにして、
小鼻などは特につけにくくて残ってしまいがちな箇所でもありますので、しっかりとつけるようにしましょう。
目元は乾燥しがちでありながらとてもデリケートな箇所なので、指の腹で優しく押さえるようにつけてあげるのがいいですね。
コットンで化粧水を付ける場合
①まずはコットンに化粧水をしみこませてあげると、やはり手でつける場合と同様に、乾燥しがちな頬から化粧水を与えてあげるようにします。
②そしてその次はおでこ、あごに与えてあげましょう。
頬の部分につけた後に、コットンの化粧水が足りないと感じた場合にはさらに化粧水を付け足すようにしましょう。
④次に、鼻筋、小鼻、目の周りにも化粧水を与えてあげるようにします。
コットンの場合、繊維が刺激になることから、極力優しい力で、コットンをポンポンと押さえるようにして与えてあげるようにします。
コットンでつける場合に、コットンをすべらせるようにしてつけるといった方もいらっしゃるかもしれませんが、
すべらせるとどうしても肌をこすってしまい、余計に肌に負担になってしまいます。
それにそんな摩擦によって、キメが乱れたり、色素沈着を起こしてしまったり、あるいは、ニキビや吹き出物ができている場合には、悪化させてしまうこともありますので、
すべらせるのではなく、優しく押さえるようにしてつけるのがいいですね。
手でつける場合にも、コットンでつける場合にも、特に、乾燥しやすい目元や口元は重ねづけしたり、
最後に両手でハンドプレスして押さえるようにしてあげると、より化粧水をなじませることができ、保湿力も高めることができます。
6.まとめ
いかがでしたか?
化粧水は毎日のスキンケアには欠かせないアイテムなんですが、使っていてふと疑問に思うのがその使用量で、何となくで使っている方も多いかもしれません。
でも、その適量を知ることによって、より化粧水の効果を高めることができますし、使用量が少なすぎて乾燥させてしまうといったことや、
逆に無駄に使いすぎてしまうといったことも防ぐことができますね。
そして、正しいつけ方を知ることによってもさらに化粧水を効果的に使用することができるでしょう。
毎日化粧水をよりよく使い続けるために、今一度、使用量や使用方法を見直してみてもいいかもしれませんね。
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