香りを身にまとうだけで、女性らしさや男性らしさ、爽やかさやフェミニンさ、可愛らしさも上品な雰囲気も、セクシーさも演出できたりするものです。
それにいい香りに包まれているだけで幸せになったり、気分も上がるものですよね。
それを叶えてくれるのが香水で、そんな香水の香りの種類にはいくつかの系統に分かれるのをご存知でしたか?
今回はそんな香水の香りの系統、タイプ、それぞれの香りの特徴や人気のおすすめ香水ブランドなどについてもご紹介してみたいと思います。
1.せっけん系、シャボン系
●性別、年代問わず人気、お風呂上りのような清潔感
香水の香りで人気が高いのはなんといってもせっけん系です。
せっけんの香りは爽やかで、嫌みがなく、女性、男性問わず、またどのような世代の方にも好まれる香りとなっています。
ふんわりと香らせることによって、お風呂上りのような香りを漂わせることができ、清潔感も与えることができる香りで、
季節を問わず、1年中つけることができるようになっています。
また、シーンを選ばず、様々なところで使用できるのも特徴です。
【石けん系の人気おすすめ香水】
・クロエ『オードパルファム』
・ジバンシィ『プチサンボン』
・ブルガリ『オムニア アメジスト』
・EANNE ARTHES『ブンブンシャボン』
・キャンメイク『メイクミーハッピーWB F ホワイトブーケ』 など
2.フローラル系
●女性らしさ、フェミニンさ、上品さも
フローラル系も香水では人気の香りです。
フローラル系はその名の通りに花の香りをベースに作られた香水であり、1種類の花をベースに作られているものから、
複数の花の香りを組み合わせ、調合して作られているものもあります。
さらに、花の香りを基調として、例えばピーチやアップルなどのフルーツの香りと合わせたフルーツフローラルや、
柑橘系やシトラス系の香りと合わせ、フローラルの甘さの中に爽やかさも加えられたフレッシュフローラルなどもあります。
フローラル系には非常に様々な種類があり、現在、香水の半数以上がこのフローラル系であるといえます。
また、フローラル系はどちらかというと甘めの香りが多く、女性向けの香りといえ、
女性らしさ、フェミニンさを演出するのにも適した香りとなっています。
そのため、デートや合コン、パーティーなどにも適した香りといえるでしょう。
【フローラル系の人気おすすめ香水】
・ジルスチュアート『クリスタルブルーム オードパルファン』
・ディオール『ミス ディオール ブルーミング ブーケ』
・シャネル『ココ マドモアゼル オードゥ パルファム』
・イヴサンローラン『ベビードール』
・ドルチェ&ガッパーナ『ドルチェ フローラル ドロップス オードトワレ』 など
3.柑橘系、フルーツ系、シトラス系
●爽やかさ、清潔感さにあふれ、男女ともに好かれる香り
柑橘系やシトラス系、フルーツ系の香りも人気が高くなっています。
大きな特徴は何といってもその爽やかさでしょう。
レモンやライム、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系のフルーツの香りが基調となっていることが多く、
フレッシュですっきりとした香りのものが多くなっています。
そんな柑橘系、シトラス系の香りもまた、性別や年齢を問わず、万人に好まれる香りとなっていて、
女性はもちろん、男性も違和感なくつけることができるようになっていますし、様々なシーンにもつけることができるようになっています。
また、そのすっきりとした爽やかさから、夏にも似合う香りであるといえるでしょう。
【柑橘系、フルーツ系、シトラス系の人気おすすめ香水】
・ロクシタン『ヴァーヴェナ オードトワレ』
・ドルチェ&ガッバーナ『ライトブルー』
・パームツリー オードパルファム グレープフルーツ
・ゲラン『アクアアレゴリアパンプルリューヌ』
・ブルガリ『プールオムエクストレーム オーデトワレ』 など
4.グリーン系
●清涼感や清潔感にあふれ、ビジネスシーンにも
グリーン系は、樹木や植物の葉、竹などをイメージさせる香りとなっていて、まるで森林の中にいるかのような爽やかさが特徴となっています。
その香りは、清涼感や清潔感があり、すがすがしく、また、落ち着きや安らぎを与えてくれるものも多くなっています。
爽やかでありながら、甘さは控えめなので、性別や年齢を問わずに好まれる香りで、女性も男性もつけることができるようになっています。
【グリーン系の人気おすすめ香水】
・エリザベスアーデン『グリーンティー』
・エルメス『ナイルの庭』
・ゲラン『ハーバフレスカ』
・シャネル『クリスタル』
・シャネル『19番』 など
5.ウッディ系
●爽やかで、深み、落ち着きもあり、大人の男性、女性にも
ウッディ系は、木の葉や皮、枝から成分を抽出して、香料として生成し、香りを表現したものです。
サンダルウッドやベチバーなどを由来とするものが多く、また、ヒノキやユーカリなどがその原材料として用いられているものもあります。
その多くは、樹木や高木をイメージした香りとなっており、爽やかでありながらも深みがあり、落ち着きのある香りが多くなっています。
甘さも少なく、シックな香り、大人っぽい香りのものが多くなっていますので、男性にも適していますし、
癒しやストレス緩和の効果ももたらしてくれる香りでもありますので、忙しい女性にも適した香りといえるでしょう。
【ウッディ系の人気おすすめ香水】
・グッチ『ギルティ アブソリュート プールオム』
・コム・デ・ギャルソン『ヒノキ』
・ランバン『オキシジン オム』
・ゲラン『サムサラ』
・ディプティック『タムダオ』 など
6.オリエンタル系
●エキゾチックで重厚な香り、ドレスアップしたいシーンにも
オリエンタル系は、東洋の神秘的な雰囲気を表現した香りとなっていて、どこかエキゾチックでセクシーな香り、甘美な香りのものが多くなっています。
甘い香油やインドのスパイス、アラビア樹脂、香木にハーブなどの香料も用いられることも多く、
シトラス系やフローラル系と比べても、重厚で、芸術的な香りのものも多く、使いこなすのも難しいタイプの香りといえるでしょう。
神秘的で、セクシーさも漂わせることもできるので、
普段使いというよりも、夜のパーティーやイベント、ドレスアップしたいシーンなどに似合う香りであるといえます。
また、オリエンタル系にもフローラルの香りもブレンドされ、軽くなった「フロリエンタル」といったものもあり、そちらの方が使いやすくなっているようです。
【オリエンタル系の人気おすすめ香水】
・シャネル『ココ マドモワゼル』
・ニナリッチ『レールデュタン』
・パコ ラバンヌ『ウルトラバイオレット』
・ブルガリ『オムニア』
・アナスイ『アナスイ』 など
7.シプレ系
●温かみ、格調高さや気品、上品さも醸し出す
シプレ系は、シトラス、柑橘系の爽やかな香りに、パチュリやオークモスといった樹木系の香りを合わせたタイプのもので、
爽やかななかにも、樹木の温もりや樹木がくすぶったような香りを漂わせるものが多くなっています。
温かみとともに、深みや格調の高さ、上品さや気品ある雰囲気も演出してくれる香りでもあります。
また、自然の温もりもあるので、上品さとともにリラクゼーションも与えてくれる香りも多くなっています。
【シプレ系の人気おすすめ香水】
・クロエ『ロード クロエ オードトワレ』
・サルヴァトーレ フェラガモ 『シニョリーナ エレガンツァ オーデパルファム』
・クリスチャンディオール『ミスディオール オーフレッシュ』
・ゲラン『ミツコ オードパルファム スプレー』
・ブルガリ『ローズエッセンシャル オードパルファム』 など
8.フゼア系
●清涼感、クールさにあふれ、知的さも出せるので、大人の男性にも
フゼア系は、オークモスやラベンダー、クマリンなどをベースとして調合された香りとなっていて、
それにスパイスや青草などの香りを合わせることも多く、清涼感、爽やかさのある香りが特徴となっています。
甘さはなく、クールなものが多くて、
また、爽やかさとともに、セクシーさや知的な雰囲気を醸し出すことができる香りのものも多くなっていますので、
大人の男性にも似合う香りといえるでしょう。
【フゼア系の人気おすすめ香水】
・カルバン クライン『エタニティ フォーメン』
・シャネル『アリュール オム』
・グッチ『ギルティ プールオム』
・カルバン クライン『シーケービー』
・ダビドフ『クールウォーター』 など
9.グルマン系、バニラ系
●幸せな甘い香り、可愛さも演出、若い女性向け
グルマン系、バニラ系は、甘くておいしそうなお菓子や果物などをイメージした香りとなっています。
甘い香りというのは嗅ぐだけで人を幸せな気分にさせてくれたり、多幸感をもたらしてくれる香りでもあり、このようなグルマン、バニラ系の香りが好きな方も多いようです。
ただ、甘い香りなので、男性は付けにくく、ビジネスシーンなどにも不向きな香りといえるでしょう。
【グルマン系、バニラ系の人気おすすめ香水】
・ジルスチュアート『ヴァニラ ラスト オード パルファン』
・クリスチャンディオール『ヒプノティックプワゾン』
・エルメス『ヴァニーユ ガラント』
・カルティエ『オードトワレ マスト ドゥ カルティエ』
・サンタ・マリア・ノヴェッラ『オーデコロン バニラ』 など
10.香水はどこに付ける?
香水を付ける場所としてはまずは、
基本的には、脈を打つ場所がいいでしょう。
そうすることで脈を打つたびに香りが程よく広がり、香水の効果が高まります。
例えば、
・耳の後ろ
・うなじ
・ひじの内側
・ひざの裏側
・足首
などにお付けになるのがいいでしょう。
また、体温が比較的高い場所につけることによって、香りの角が取れ、香りが丸くなるので、そのような場所もおすすめですね。
例えば、胸や腰などに付けてもいいですね。
逆に、汗をよくかく場所や、夏場などに薄着になって直射日光が当たるような場所にはつけないほうがいいでしょう。
汗や皮脂と混ざることによって香りが変質してしまいますし、
紫外線が当たることによっても香りが変わってくることがあります。
特に汗をかきやすい脇や背中なんかはにおいも気になりますので、つい付けたくなりますが、汗と混ざってかえって変な香りに変化してしまうこともありますので、
香水は付けないようにし、そのような場所には、専用のデオドラントなどで対処するようにしましょう。
11.まとめ
いかがでしたか?
香水と一口に言っても、その香りには本当にたくさんの種類があって、その種類によって効果も色々と変わるんですね。
例えば、爽やかさを演出できるものから、甘く、可愛らしい雰囲気、エキゾチックさや上品さ、セクシーさを演出することができる香りなど、本当に多種多様で、
付ける方の好みや香水を付けるシーン、また年代や性別などによっても適した香りというものもあるんですね。
ぜひ賢く選んで、合う香りを見つけて、香りで自分らしさを演出してみましょう。
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