ローヤルゼリーには、実に40種類以上もの栄養素が凝縮されていて、美容と健康に非常に効果的なことでも知られています。
でも具体的にどのような効果や効能が期待でき、またその種類にはどのようなものがあるのかについてはご存知でしょうか。
今回はそんなローヤルゼリーについて、その栄養や効果、効能、種類、それぞれのメリット、デメリット、賢い選び方などをご紹介してみたいと思います。
1.ローヤルゼリーとは?
ローヤルゼリーというのは、働き蜂が蜂蜜や花粉を食べ、それを基に作り出す物質のことであり、それは、乳白色をした液体となっています。
また、ローヤルゼリーを食べることにより、女王蜂を作り出したり、女王蜂の栄養源ともある物質でもあり、
女王蜂は働き蜂と比べても体長は約2,3倍も大きく、寿命は40倍、働き蜂が卵を産むことがないのに対し、女王蜂は毎日約1500個もの卵を産み続けるほどに高い生命力を誇っています。
そんな女王蜂の生命力を支えるためにローヤルゼリーには実に40種類以上もの栄養素が含まれているともいわれています。
2.どんな栄養素が含まれる?
ローヤルゼリーには例えば、
【ビタミン類】
・ビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・ビオチン
・イノシトール
・アセチルコリン
【ミネラル類】
・カルシウム
・亜鉛
・マグネシウム
・鉄
・銅
・リン
・カリウム
・マンガン
【アミノ酸】
[必須アミノ酸]
・リジン
・ロイシン
・イソロイシン
・フェニルアラニン
・メチオニン
・スレオニン
・トリプトファン
・ヒスチジン
[その他のアミノ酸]
・アルギニン
・プロリン
・γ-アミノ酪酸
・セリン
・グルタミン酸
・グルタミン
・チロシン
・タウリン
・β-アラニン
・アラニン
・シスチン
・オキシプロリン
・グリシン
・アスパラギン酸
・アスパラギン
【糖類】
・グルコース
・オリゴ糖
・スクロース
・フルクトース
【特有成分】
・デセン酸
・ビオプテリン
・類パロチン
などの栄養素が含まれ、非常に栄養価に優れたものということがわかります。
3.ローヤルゼリーの効果とは?
ではこのようなローヤルゼリーにはどのような効果が期待できるようになっているのでしょうか?
例えば、
美容、美肌効果
ローヤルゼリーには、肌の代謝をよくしてくれるビタミンB群に、肌細胞の基となるアミノ酸も豊富に含まれることから、
肌の内側から潤いを与えたり、肌のキメをなめらかに整えてくれるといった美容、美肌効果に優れたものとなっています。
老化防止、アンチエイジング効果
肌の若々しさを保つアミノ酸に、
さらに、“若返りホルモン”ともよばれるパロチンに似た働きをしてくれる類パロチンという特有成分も含まれていることから、
肌の老化を防いで、ハリや弾力、ツヤを与えて、若々しさを保ってくれるようになっています。
また肌だけではなく筋肉や内臓の働きも活性化し、体自体の老化を防ぎ、全身のアンチエイジングにも効果的となっています。
ホルモンバランスを整える効果
ローヤルゼリーに含まれるデセン酸には、体内でエストロゲンという女性ホルモンに似た働きをすることもわかっており、
不足しがちな女性ホルモンを補うという効果も期待できるようになっています。
そのために、乱れがちなホルモンバランスを健やかに整えるといった効果も期待できるものとなっています。
更年期障害の緩和・改善
このような女性ホルモン様の働き、ホルモンバランスを健やかに整える効果によって、
特に、女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れが原因となって起こる更年期障害の改善や緩和にも効果的となっています。
さらにローヤルゼリーには、女性ホルモンの分泌や自律神経を司る間脳に刺激を与えるという効果も期待でき、
間脳の老化も防いでくれるようになっていますので、
より健やかなホルモンバランスのために効果的で、女性らしさや心身の若々しさにもより効果的となっています。
冷えや肩こり、むくみの緩和
ローヤルゼリーには体の代謝をよくして、血行を促してくれる効果が期待でき、
優れた血行促進効果により冷え性の改善や、血行不良が原因となって起こる肩こりや腰痛、むくみなどの改善にも効果的となっています。
生理痛、生理不順、PMS(生理前症候群)の緩和、改善
ホルモンバランスを健やかに整える効果に、優れた血行促進効果もあることによって体の冷えも防ぐ効果があり、
さらに、そのようなことが原因となって起こる、生理痛や生理不順、PMS(生理前症候群)といった、女性の生理に関する症状を和らげたり、
改善してくれるといった効果も期待できるものとなっています。
免疫力を高める
ローヤルゼリーには強力な抗酸化物質も含まれるために、
体内の免疫機能の低下につながる活性酸素を取り除き、免疫力を高めてくれる効果も期待できるようになっています。
またローヤルゼリーにはビタミンにミネラルなど栄養価にも優れており、
そのような栄養素の十分な補給により、さらに自己免疫力を高めることにつなげられるようになっています。
高血圧、低血圧の予防、改善
ローヤルゼリーに含まれるデセン酸やアセチルコリンには、血圧を調整し、安定させてくれるという効果も期待できるようになっており、
血圧を正常な状態へと整えて、高血圧、低血圧ともに、その改善や予防の効果が期待できるようになっています。
動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病予防
ローヤルゼリーには、パントテン酸が豊富に含まれ、
このパントテン酸には悪玉コレステロールを抑制し、減らしてくれるといった効果が期待できるようになっています、
さらに、そのような悪玉コレステロールや高血圧が原因となって血管が硬くなってしまう動脈硬化の予防や、
動脈硬化や高血圧が原因となって起こる、脳卒中や心筋梗塞などの生活習慣病予防にもつなげられるようになっています。
糖尿病、メタボリックシンドローム予防、ダイエット効果
ローヤルゼリーには、必須アミノ酸を含むアミノ酸にビタミンも豊富に含まれており、それらには、体の代謝を促進してくれる働きもあり、
体の代謝がよくなることで、燃焼しやすい体も維持することができるようになります。
そして、ダイエット効果やメタボリックシンドロームを予防する効果も期待できるようになっており、
さらにローヤルゼリーに含まれるデセン酸には、インスリン様の働きも期待でき、糖の代謝も高めて、糖尿病の予防にも効果が期待できるようになっています。
疲労回復、滋養強壮
ローヤルゼリーには、体のエネルギー代謝を促してくれるビタミンにミネラル、アミノ酸も豊富に含まれることから、
体の代謝をよくして、体内でエネルギーやスタミナを生み出す機能を高めてくれるようになります。
そのため、優れた疲労回復効果、滋養強壮効果も期待できるようになっています。
育毛効果
ローヤルゼリーには健やかな髪のために必要なたんぱく質にアミノ酸も含まれ、
さらに、毛母へと栄養を与え、毛根を活性化する働きがあるビタミンB群も豊富に含まれるために、髪の健康的な成長を促し、
育毛効果や髪にハリやコシを与える健毛効果も期待できるようになっています。
4.ローヤルゼリーはどうやって摂るの?どんな種類がある?
ローヤルゼリーの種類は3種類
このように様々な効果、効能が期待できるローヤルゼリーなのですが、実際に摂るにはどのようにすればいいのでしょうか。
一般的には、市販されているローヤルゼリーを活用することになるのですが、
それには大まかに分けて
・乾燥ローヤルゼリー
・調整ローヤルゼリー
という3種類のものに分けられます。
生ローヤルゼリー
生ローヤルゼリーは、加熱など加工をすることなく、自然に採取したそのままの形のローヤルゼリーとなっています。
乾燥ローヤルゼリー
乾燥ローヤルゼリーは、生のローヤルゼリーを乾燥させ、その水分の90%以上を飛ばして、粉末化したローヤルゼリーです。
その粉末をカプセル化しているものや瓶詰めになっているものもあり、
手軽に摂ることができることから、今ではこの乾燥ローヤルゼリーがローヤルゼリーの主流となっています。
調整ローヤルゼリー
調整ローヤルゼリーは、乾燥ローヤルゼリーにさらに、植物性油脂などを加えて加工したローヤルゼリーです。
他の栄養素や有効成分が加えられたものもあり、
形態としては、カプセルタイプのものや粒タイプのもの、液状のものなどがあり、乾燥ローヤルゼリー同様に摂取しやすいものが多くなっています。
5.それぞれのメリット、デメリットは?
ローヤルゼリーにはこのように3種類のものがあるのですが、それぞれでもメリット、デメリットがあり、
例えば、
●生ローヤルゼリーのメリット
●ローヤルゼリーそのままの栄養素を摂ることができる
生ローヤルゼリーのメリットとしてはなんといっても、ローヤルゼリーに加熱など加工が加えられていないので、
そのままのローヤルゼリーを摂ることができる点です。
ローヤルゼリーは特に熱によりその栄養素が破壊されてしまうこともありますので、生の状態ですとその心配もなく、
ローヤルゼリーそのものの栄養素を、そのままの形で100%取り入れることができるようになっています。
●生ローヤルゼリーのデメリット
●味に癖があり、苦手と感じる人も
ローヤルゼリーはそれ自体の味は、甘酸っぱく、かすかに苦味があります。
そして、人によっては少しピリッとした刺激を感じる方もいるようですし、
その形状も、乳白色で粘り気のあるものであることから、そのままで取り入れるには抵抗がある方もいます。
●品質が劣化しやすく、保存が難しい
生の状態であることから、どうしても酸化などにも直接さらされるといったこともあり、劣化しやすくなっています。
そのため長期保存も難しく、製品を購入して、開封してしまうと、早く消費しなくてはならず、
また、飲む時以外は冷蔵庫にいつも入れておく必要があるなど、保存や保管などを徹底的に行って、品質管理もきちんと行う必要があります。
●乾燥ローヤルゼリーのメリット
●カプセルタイプのものが多く、飲みやすい
乾燥ローヤルゼリーは生ローヤルゼリーを乾燥させて、カプセルにしているものが多いので、
生ローヤルゼリーよりも飲みやすく、取り入れやすくなっています。
そのため、癖の強い生ローヤルゼリーが苦手な方も手軽に飲むことができるようになっているでしょう。
●長期保存が可能で、簡単に携帯できる
乾燥させているので長期保存も可能で、鮮度の劣化や酸化などを気にすることなく飲むことができるようになっていますし、
携帯して、いつでも簡単に飲むことができるようになっています。
●少量で効率的にローヤルゼリーを摂取できる
さらに少量で効率的にローヤルゼリーを摂ることができるようになっているのも大きなメリットでしょう。
●乾燥ローヤルゼリーのデメリット
●加工の際にローヤルゼリーの栄養素が破壊されることも
乾燥させる際に熱を加える処理が施されている場合には、熱によってローヤルゼリーの栄養素が壊されてしまうことがあります。
ただ近年では、ローヤルゼリーを凍結させて、それを真空状態に置き、水分を昇華させて乾燥させるという「フリーズドライ(凍結乾燥)製法」で作られているものもあり、
熱を加えないので、栄養素をそのままに残すことができるものもあります。
●調整ローヤルゼリーのメリット
●カプセルタイプ、粒タイプなど種類が豊富で飲みやすい
調整ローヤルゼリーには、カプセルタイプや粒タイプなどもあり、乾燥ローヤルゼリーと同じく、飲みやすくなっているものが多くなっています。
●他の栄養素や有効成分がプラスされ、他の効果が得られることも
調整ローヤルゼリーには、ローヤルゼリーだけではなく他の栄養素や有効成分がプラスされた配合されているものもあり、
そのような場合、単体のものと比べても栄養価が高くなったり、他の効果が期待できるものもあります。
●調整ローヤルゼリーのデメリット
●純度100%ではなくなり、ローヤルゼリー自体の栄養価が下がる
他の成分が配合されていることから純度100%というもはなく、
ローヤルゼリー自体の濃度が下がり、ローヤルゼリーの栄養価がどうしても下がってしまうというデメリットがあります。
●なかには粗悪な原材料が混ざっていることも
他の原材料が低品質な原材料が使用されていて、そのような原材料でかさましされてしまっているものもあるようで、製品を選ぶ際にはそれを見極める必要があります。
6.どうやって選べばいい?賢い選び方は?
このようにそれぞれでメリットもデメリットもあり、選ぶ際には、
例えば、
◎より効果的にローヤルゼリーの栄養素をそのまま摂りたい場合であれば…
→生ローヤルゼリー
◎より手軽に効率的にローヤルゼリーを摂りたい
◎生ローヤルゼリーの味が苦手
といった場合であれば…
→乾燥ローヤルゼリーか調整ローヤルゼリー
◎他の成分や効果も得たいといった場合であれば…
→調整ローヤルゼリー
といった選び方もできるでしょう。
7.デセン酸の含有量にも注目!
ローヤルゼリーには特有成分としてデセン酸が含まれ、そんなデセン酸にはホルモンバランスを整える効果も期待でき、
特に、更年期障害の症状の緩和や改善にも効果的ということで、注目の高まっているものでもあります。
また、乾燥ローヤルゼリーの中には、デセン酸が高濃度に配合されているものも増えていて、
ホルモンバランスが気になる方や更年期障害が気になる方で、そのような効果を期待する場合には、特にデセン酸の含有量にも注目して、含有量の高いものを選ばれるのもいいでしょう。
8.まとめ
いかがでしたか?
近年、女性の間でもローヤルゼリーが注目されていて、
実際にそんなローヤルゼリーには、非常に優れた美容、美肌効果に、老化防止、アンチエイジング効果、
ホルモンバランスを整えて、更年期障害の改善といった、女性に嬉しい効果が期待できるようになっているんですね。
他にも、免疫力を高めたり、あらゆる生活習慣病予防、血圧、コレステロールが気になる方などにも効果的なんですね。
またそれには、生と乾燥、調整ローヤルゼリーと3つの種類があって、選ぶ際にも少し迷ってしまうかもしれません。
こちらでは、そんな3種類のローヤルゼリーのそれぞれの特徴、選び方についてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、ローヤルゼリーで、変わらぬ若さ、元気を手に入れましょう。
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