化粧水や乳液はつけすぎてもよくない?つけすぎると肌はどうなる?肌を甘やかすことになるの?

化粧水や乳液は毎日使っていくうちに、つける量が増えてしまうこともありますよね。でも、多くつけたからといってそれだけ効果が高くなるものなのでしょうか?

逆に、つけすぎは肌を甘やかすのでよくないと言われることもあります。実際はどうなのでしょう?

そこで今回は、化粧水や乳液などの化粧品はつけすぎるとどうなるのか?つけすぎてもあまり意味がないのか?

また、逆に肌を甘やかすことになるのでよくないのか?さらに、本当に最適なつけ方、つける量などについてもご紹介してみたいと思います。

1.化粧品はつけすぎ、使いすぎても意味がない?

化粧水を手に取る様子

化粧水や乳液、クリームなどの化粧品は、その量が少なすぎると、もちろん乾燥を招いたり、効果が半減してしまいます。

では多くつけることで、効果が高まったりするのでしょうか?

例えば、浸透性の高い化粧水の場合であれば、ある程度の量を塗布することにより、浸透する化粧水の量も多くなることから、それだけ効果が高まるでしょう。

特に、乾燥肌の方や、肌内部が乾燥しているインナードライ肌の方、混合肌の方にとっては、多めにつけることでその恩恵を受けやすくなり、肌の状態がよくなることもあります。

●ただ、常識の範囲を超えてつけすぎても意味がないことがほとんど

ただ、浸透する量や、保湿成分を肌が受け入れるのにも限度がありますので、

常識の範囲を超えて多くつけたとしても、それ以上に効果はなく、あまりに多くつけすぎても意味がないといえます。

特に、普通肌の方や脂性肌の方の場合、元々それほど肌が乾燥状態にないことから、多くつけすぎたとしてもあまり意味がなく、それだけ無駄に化粧品を消費してしまうことになります。

また、乳液やクリームといった油分が多く含まれる化粧品の場合には、化粧水ほど肌に浸透することがないため、より一層効果が変わらないといえるでしょう。

2.つけすぎると肌はどうなる?

化粧水や乳液をたくさんつけてもいいのか悩む女性

このように化粧水や乳液、クリームを多くつけたとしても、その効果はあまり変わらないことが多く、効果が高まったりすることも少ないといえるですが、

では逆に、多くつけすぎることによって、肌にとってよくないことはあるのでしょうか?

結論から言うと、使用する人によってその反応は異なるでしょう。

多くつけたとしても何もないという方もいれば、

つけすぎることによって、配合されている成分が刺激になり、肌がかぶれやすくなったり、かゆみや赤みといたった刺激が起こりやすくなることもあります。

特に、香料や保存料、界面活性剤、着色料といった、刺激やアレルギーが起こる恐れのある成分が配合されている化粧品の場合、

使用する量が多くなるほど、当然それらが肌に乗る量も多くなるため、刺激が起こる可能性も高くなります。

また、そのような成分が配合されていて、浸透性の高い化粧水を使用した場合や、

敏感肌の方で元々成分の刺激に弱いといった方も、つけすぎることによって、刺激が強くなってしまうこともあります。

多くつけたからといって特に何の問題もないという方が大半だと思いますが、

つけすぎてもそれだけ大きな効果があるわけではなく、また、なかには、肌荒れが起きてしまうリスクが高まる方もいますので、

やはり、つけすぎによるメリットはあまりないといえるでしょう。

3.つけすぎは肌を甘やかすことになる?

化粧水や乳液のつけすぎによる肌の変化に悩む女性

特に、化粧水や乳液、クリーム、あるいは美容液などを毎日たっぷりとつけ続けると、肌を甘やかすことになるので、肌本来の機能も低下して、

肌自らが潤いを保てなくなったりしてよくないと言われることもあります。

これは本当なのでしょうか?

これも、人によって異なるでしょう。

例えば、乾燥肌の方や敏感肌の方、インナードライや混合肌の方の場合、元々、肌内部の水分量が低く、

化粧水などを少し多めに与えてることにより、肌の潤いもきちんと保たれ、肌の状態が改善されることもあります

また、そのような方で、たくさん化粧水や乳液などを使うと肌の機能が弱くなってよくないと思い、

肌を強くするために量を減らしたり、肌断食をする方もいますが、そのことで一層肌の水分量が低下し、バリア機能も弱まり、肌の状態が悪化してしまうこともあります。

このような方の場合、少し多めにつけたとしても肌が弱くなることはなく、それが必要な場合もあるでしょう。

●普通肌や脂性肌の方など、過剰なケアを続けることで、肌の機能が衰えることも

逆に、普通肌の方や脂性肌の方の場合、元々肌の潤いも保てる肌であることから、多くつけたとしてもあまり意味がない上に、

特に保湿力の高い化粧水などをたっぷりと使い続けることにより、肌の機能が低下してしまうこともあるかもしれません。

というのは、そのような化粧水や乳液、クリームなどでたっぷりと与えることで、常に肌の表面や角質層が保護される状態になるためで、

なかにはそのようなケアを始めてから、以前よりも肌が弱くなってきている、

肌がかゆくなりやすかったり、赤くなりやすくなったという方もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合には、化粧品を使いすぎている証拠ともいえ、そのことで肌の機能が弱くなっているともいえます。

4.まずは適量を守ることが大切

適量の化粧水

このように化粧水や乳液、クリームをつけすぎることのメリットは少なく、逆にデメリットの方が多いといえるのですが、

でも、使っていくうちに量が増えてしまうこともあります。

そのような場合には、まずは「適量を使う」、ということをいつも意識するようにしましょう

適量は製品によっても異なりますが、そのような適量はメーカーがテストや試作などを重ねながら、あらゆる肌質にも適したものとして導き出した量であり、

そして、適切に効果を得るための量とされていますので、まずはそれを守るようにするのがいいですね。

使いすぎもそうなんですが、適量を意識することで、逆にもったいなくて量を減らしすぎたり、そのことで肌の乾燥をひどくさせてしまうといったことも防げますね。

また適量は、ボトルやパッケージなどに記載されているものも多くありますので、明記されていればそれを守るようにし、

明記されていない場合には、

・化粧水なら…1回の量が500円玉硬貨くらい
・乳液なら…10円玉硬貨くらい
・クリームなら…真珠1粒分くらい

といったものが一般的には多いようですので、それを目安にされるといいかもしれません。

5.肌の調子を見て量を変えることも

化粧水を適量肌になじませる女性

基本的には、ボトルに書いてある適量を守るのが一番いいのですが、

実際に使ってみて、特に乾燥肌の方や敏感肌の方の場合、それでは足りずに乾燥してしまうといった場合には、量をもう少し増やしてみてもいいですし、

普通肌の方や脂性肌の方の場合には、少しべたべたするなと感じる場合には量を少し減らしてみるのもいいでしょう。

また、その時々の肌の調子によって調節してみるのがいいのですが、その際にも、増やしすぎ、減らしすぎには注意しましょう

6.季節によって量を変えることも

春の桜の風景

肌の調子とともに、季節についても考慮してもいいですね。

例えば、乾燥肌や敏感肌の方、あるいはインナードライ肌や混合肌の方であっても、普段は乾燥していても、特に夏場などは乾燥が和らぐこともあります。

そのような場合に、少し増やしていた化粧水や乳液の量を減らしてみてもいいですし、

また、普通肌や脂性肌の方も、冬場などは肌が乾燥状態になりやすいので、量を少し増やして保湿力をアップさせてもいいですね。

やはりこの時も、減らしすぎ、増やしすぎには注意しましょう。

7.まとめ

いかがでしたか?

化粧水や乳液ってどれくらいつければいいのかよくわからなかったり、適量を守っているつもりでも、いつの間にが増えてしまっていたりすることも多くて、

そんな時にふと疑問に思ってしまうのが、化粧水や乳液はたくさんつけるとそれだけ効果が上がるものなの?ということです。

でも、実際にはそのようなことはあまりなくて、たくさんつけたとしても、ある一定以上の効果は得られず、通常の量とあまり変わらないことの方が多いんですね。

ですから、それだけ化粧水や乳液が無駄になるともいえます。

また時に、化粧水や乳液をつけすぎると肌を甘やかすことになるのでよくないと言われることもあります。

これについては、使用する人の肌質によっても異なり、つけすぎたからといって何の問題もない方もいれば、実際に肌の機能を衰えさせてしまって、乾燥しやすくなってしまうといった方もいて、

特に、つけすぎの状態が長く続くほど、そのような傾向になってしまうことも多くなっているようです。

ですからまずは、化粧水や乳液は適量を守ることがとても大切で、そのうえで、

肌の状態を見ながら、そして、季節なども考慮しながら、量を調節していくのが正解だといえるんですね。

この時ももちろん、つけすぎや、逆に少なすぎにも注意しましょうね。

よろしければシェアをお願いいたします。