気をつけていてもいつの間にか割れてしまう爪、小さなヒビから大きな割れになってしまうこともあって、それではきれいな爪も台無しです。ネイルをしている方ならなおさらショックですよね。
そこで今回は、そんな爪が割れる原因に、丈夫に保って割れるのを防ぐ方法、割れないようにする正しい爪の切り方、
さらに、割れた時のひどくさせない応急処置などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
ぜひ参考になさって、美しく丈夫な爪、いつ見られても自信の持てる爪を保ちましょう!
1.爪が割れる原因
爪が割れる原因には、いくつかのものが考えられ、例えば、
●乾燥
肌と同じように、爪にも水分、油分が含まれています。
爪には通常、水分が12~16%程度含まれているとされ、そんな水分が不足し、爪が乾燥してしまうと、必然的に割れやすくなってしまいます。
特に空気が乾燥しやすい冬場は、爪も乾燥しやすく、冬になると爪が割れやすくなるという方はそんな乾燥が原因となっています。
●たんぱく質不足
これも肌と同様に、爪はたんぱく質から作られてます。
そのため爪を主に構成するたんぱく質が不足することにより、爪は薄くなりやすく、爪自体がもろくなり、割れやすくなってしまいます。
たんぱく質以外にも、ビタミンB群やビタミンE、ビタミンA、亜鉛、カルシウム、鉄分といった栄養素も健康的な爪を維持するには不可欠とされていて、
それらの栄養素が不足することでも爪がもろくなりやすいとされています。
●外部からの刺激
ネイル、マニキュアをされている方であれば、除光液を使用すると思いますが、
そんな除光液を頻繁に使用することにより、爪の水分が奪われ、爪が乾燥して、割れやすくなります。
また付け爪をされている方は、その付け爪をはがす際に、無理やりはがすことで過度の力が加わり、割れやすくなることもあります。
そして、食器を洗う際にも、爪は乾燥しやすくなりますし、
また、その時に使用する食器用洗剤によっても乾燥しやすくなったり、洗剤に含まれる成分が刺激となり、爪が弱くなって、割れやすくなることもあります。
●誤った爪の切り方
爪を切る時に、思いっきりパチンパチンと切っている方も多いかもしれませんが、
そのようにパチンと一気に切ることによって、爪に過度に力が加わってしまいます。
そのことによって、爪に小さなヒビが入ることが多く、そのヒビから爪が割れやすくなることもあります。
●深爪や爪をかむ癖
つい深爪をしてしまう方や爪をかむ癖がある方も要注意です。
爪には、細菌や異物が指へと侵入するのを防ぐ甘皮(爪の根元にある半透明の皮膚の部分)というものがあるのですが、
深爪をしたり、爪をかんだりすることで、常に爪が短い状態にあると、より細菌や異物の侵入を防ごうとして、そんな甘皮が必要以上に育ってしまい
甘皮が育ちすぎることで、爪の水分や油分、栄養分を奪ってしまうことがあります。
そのことで、爪が必然的に弱くなり、割れやすくなってしまいます。
●体の冷え
体の冷えと爪とは何の関係もないように思えますが、
体が冷えることにより、血流が悪くなり、指先へもきちんと血液が行き渡らなくなり、
爪自体にも栄養が行き渡らなくなることがあります。
そのことで、爪がもろくなったり、割れやすくなることがあります。
2.爪を丈夫に、割らないようにする方法とは?
爪は一旦割れてしまうと、最初は小さな割れであっても、そこから、ヒビが広がって、割れた状態がひどくなってしまったり、
さらに、雑菌が繁殖してしまうこともありますし、出血や痛みを伴うこともあります。
ですから、もとから爪は割らないようにするのがいいのは言うまでもなくて、
また、ケアの仕方次第では爪を丈夫に保つこともできますし、割らないようにすることも十分に可能です。
そのために、例えば、
●保湿をする
先のとおりに、爪は乾燥することによって割れやすくなりますので、乾燥する季節などは特に、保湿してあげることが大切です。
簡単な方法としては、ハンドクリームを手に塗る際に、ついでに爪にも塗ってあげることです。
ハンドクリームに含まれる保湿成分や油分が爪もコートして、乾燥を防いでくれるようになっています。
他にも、「ネイルオイル」で保湿するのもいいでしょう。
このネイルオイルは、爪の保湿を目的に作られた爪専用の保湿剤であり、
そのため粒子が細かいものが多く、浸透しづらい爪にも浸透して、しっかりと保湿し、割れにくい爪も保ってくれるようになっています。
●たんぱく質、ビタミン、ミネラルを補給する
他にも、ビタミンB群やビタミンE、亜鉛、鉄分が不足することでも、爪がもろくなってしまいますので、これらの栄養素も積極的に摂るようにしましょう。
特にビタミンB2には、爪の成長を促す作用があり、亜鉛にはたんぱく質やコラーゲンの代謝を促す働きがあり、より丈夫な爪を作り上げるのに必要な栄養素となっています。
さらに、ビタミンAには爪の乾燥を防ぐ働きもあり、これらの栄養素も積極的に摂取されるといいでしょう。
●ベースコートやトップコートで補強する
ネイルをされている方なら、マニキュアを塗る時に、ベースコートやトップコートを併用される方も多いでしょう。
このようなベースコートやトップコートには、マニキュアの持ちをよくするのはもちろん、
爪を保護する効果にも優れていますので、マニキュアを塗る時だけではなく、
爪を割れにくくするために、マニキュアを塗らない時にも、ベースコートやトップコートだけを塗るようにするのもおすすめです。
特にベースコートには、爪に潤いを与える保湿成分に、トリートメント成分、爪の状態を改善させる美容成分や栄養成分が含まれているものも多く、
潤いと栄養を補給して、爪を丈夫にする効果に優れたものも多くあります。
またトップコートは、主にマニキュアなどのネイルアートを長持ちさせる目的で塗るものが多いのですが、
爪が割れたり、二枚爪になるのを防ぐ効果のある成分が配合されているものもあり、そのようなものを塗るだけでも、爪が補強され、割れるのを防ぐのにも効果的でしょう。
両方塗る方がもちろん効果的といえますが、どちらか一方だけでも補強する効果は得られるようになっています。
●食器洗いは手袋をはいて
食器洗いは、先のとおりに、爪を乾燥させて、もろくさせてしまう大きな要因となってしまいますので、
食器を洗う時はできるだけ、ビニール手袋などをはいて洗うことをおすすめします。
ビニール手袋が一番安心ですが、面倒だったり、洗いづらい場合には、食器洗いの前にハンドクリームを塗って、保護するようにしたり、
洗剤も、肌に優しい洗剤を使用するといったこともいいでしょう。
●洗剤を使う掃除の時も手袋を着用する
食器洗い以外に、爪に刺激になることとして、床や窓掃除、お風呂掃除などもあり、
水を使うことで爪が乾燥するのはもちろん、それらに使用する掃除用の洗剤にも肌や爪を乾燥させたり、刺激の強い成分が含まれているものもありますので、
やはり、その際にはビニール手袋をはいたり、ハンドクリームを塗ってから行うようにするといいでしょう。
●除光液の後は必ず保湿する
除光液もまた、爪を乾燥させ、爪をもろくしてしまいますので、
除光液を使った後は必ずしっかりと保湿をして、爪を守ってあげるようにしましょう。
その際には、ハンドクリームでもいいのですが、より保湿効果の高いネイルオイルもおすすめですね。
3.割れにくい爪の切り方は?
爪を切る時にも、爪は割れやすくなっていますので、
正しい切り方を意識して爪を切るようにする必要があります。
では割れにくい爪の切り方とはどのようなものなのでしょうか?
その方法として、
1.まずは、角を残し、伸びている爪の部分を一直線に切るようにします。
この時、パチンと一気に切ってしまうことでも割れの原因になってしまいますので、
少しずつ切ってあげるようにしましょう。
2.そのあと、角の部分を丸めるように、少しずつ切ってあげるようにします。
この時も、一気に切るのではなく、少しずつ切るのがポイントです。
角を切る場合には、爪切りでもいいのですが、
丸まるようにきちんと切れていなければ、その角がひっかかりやすくなったり、そのことで割れやすくなってしまうこともありますので、
角の部分は、ヤスリを使って丸めるようにするのもいいでしょう。
ヤスリも爪切りに付属しているものでもいいですし、別に用意してもいいでしょう。
この時も、爪に過度の力が加わらないように、優しく削るようにします。
3.最後に、爪の引っかかりがないように、ヤスリで滑らかに整えてあげます。
爪を切るのは、乾燥している時に切ってしまうとやはり割れやすくなることがありますので、
4.もし割れてしまったら?応急処置は可能?
このように爪を丈夫に保って、割らないように心がけていても、いつの間にか割れてしまっていることもあります。
そんな時には、これ以上割れをひどくさせないための応急処置の仕方もあります。
例えば、
●トップコートで接着させる
トップコートは本来、爪にツヤを出したり、マニキュアを保護して長持ちさせるためのアイテムですが、
爪が割れたり、二枚爪を防ぐ効果もありますので、割れた爪を補強するのにも使えます。
トップコートをお持ちでない方は、今では100円ショップやドラッグストアなどでも簡単に手に入れることができますし、
さらに、トップコートでもいいのですが、ネイルグルーと呼ばれる爪用の接着剤もありますので、そちらでも割れた部分を補強することが可能になっています。
またその方法としては、
1.まず、ティッシュを爪が割れた部分を覆えるほどに小さく切ります。
2.そして、爪が割れている部分にトップコートを塗ります。
3.そこへ先ほどのティッシュを乗せます。
4.それが乾くまで待ちます。
乾いたら、再びトップコートを重ねて塗るようにします。
これで、割れた爪の応急処置が完了です。
●絆創膏を貼る
トップコートやネイルグルーがない場合には、絆創膏を使ってもいいでしょう。
その方法もとても簡単で、
1.まず、ガーゼ部分と接着部分とを両方残すような形で、割れた爪が覆えるくらいの大きさに小さく切るようにします。
2.そして、爪の割れている部分にガーゼ部分が当たるように絆創膏を貼り付けます。
これで、応急処置的に固定させておきます。
●ネイル用のレスキューキットを使う
今では、いつもきれいなネイルが保てるようネイル用のレスキューキットというものもあります。
例えば、ネイルグルーやリペアパウダー、やすりなどがセットになっているものや、
亀裂を補修するコートや、爪を補強してくれるコートがセットになっているものなどもあり、
色々なものがあって、そのどれもがその場で簡単に応急処置ができるものとなっています。
ドラッグストアなどでも市販されていて、1000円前後で購入できるものが多くなっていますので、一つ購入しておいて、ポーチなどに携帯しておくのもいいですね。
●軽い割れならジェルネイルや瞬間接着剤を使う
ほんの少し、軽く割れているくらいであれば、ジェルネイルで固めて、固定するという方法もあります。
また、トップコートやネイルグルー、それに、補修キットやジェルネイルも持っていない、でも、今すぐに爪の割れを補修したいといった場合、
軽い割れであれば、瞬間接着剤で固定する方法もあります。
ただしこれらは、軽く割れている場合に限ってのことであり、例えば、割れた部分から出血していたり、傷になっているような場合、痛みを伴っているような場合には行わないようにしましょう。
また、痛みなどがなくても、深い割れの場合もやめておきましょう。
特に、瞬間接着剤の場合には、使用する際には、皮膚や髪の毛など、他の箇所につかないように注意しましょう。
5.まとめ
いかがでしたか?
爪が割れてしまうと、特にネイルをされている方であれば、結構ショックなもので、気をつけているつもりでも、いつの間にか割れてしまっていたり、
そこからまた割れがひどくなって、ボロボロになってしまうこともあります。
そしてそのように爪が割れるのには、乾燥や外部からの刺激、栄養不足、また、体の冷えなど意外な原因もあって、
それを避けたり、改善させることによって、もとから爪が割れるのを防ぐこともできますし、
丈夫で美しい爪を保つことができるようになるんですね。
こちらではそんな爪が割れる原因について、さらに、割れるのを防いで、丈夫に保つ方法、
また、万が一割れてしまった場合、それ以上に割れるのを防ぐためのその場でできる応急処置法などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、女性のおしゃれに欠かせない、きれいで丈夫な爪を維持していきましょう!
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