ほうれい線があるだけで老けて見られたり、同じ年なのにほうれい線が目立たない人もいて、若々しく見えてうらやましいと思うことも多いですよね。
でもそもそもほうれい線って何?ほうれい線が目立つ人とそうでない人の差は?若い人でもほうれい線ができたりするの?目立たなくさせることはできる?と疑問に思うこともあります。
そこで今回はそんなほうれい線について、その原因や加齢以外の原因、目立たなくさせる方法やケア、エクササイズなどについても詳しくご紹介してみたいと思います。
毎日のケアで簡単ほうれい線ケア、もうほうれい線に悩まない、若見え口元をキープしていきましょう!
1.そもそもほうれい線って?
ほうれい線というのは、鼻の両端から口の両端にかけて表れる線のことで、
特に笑顔になることで目立つ線のことでもあります。
また、一般的には、年齢を重ねることで目立ち始めるものでもあり、
同じ年齢であってもほうれい線が目立つ方と目立たない方とでは、目立つ方の方が老けて見られることが多いということから、
美容業界やエイジングケア業界でも注目されているものでもあります。
2.ほうれい線が薄いことが若見えのコツ!
このように笑っていなくてもほうれい線が目立つだけで老けて見えることがあり、
逆に言えば、ほうれい線を目立たなくすることによって、若く見せることもでき、エイジングケアにとっても非常に大切になってくるものでもあります。
とはいえ、年齢を重ねてくるとどうしても目立ってしまうのもほうれい線の特徴であり、あきらめている方もいらっしゃるかもしれませんが、
その目立ってしまう原因をきちんと知って、予防、改善するケアをすることによって、目立たせることも十分に可能になるんですね。
3.ほうれい線が目立つ原因とは?
●肌のコラーゲン不足、肌のたるみ
肌内部のコラーゲンの量が不足すると肌にハリがなくなり、弾力もなくなってしまい、肌がたるんでしまいます。
そのことによって、頬が下がり、頬が下がることによりどうしてもほうれい線が目立ってしまいます。
コラーゲンの他にも、肌内部のエラスチンやヒアルロン酸などの減少も、ほうれい線の原因になってしまいます。
またそのように、肌内部のコラーゲンやエラスチンが減少する原因としては加齢によるものが主ですが、
他にも、睡眠や食事など、生活習慣の乱れや、過激なダイエットなどによってもコラーゲンやエラスチンの減少の原因にもなり、そのことでほうれい線が目立ってしまうこともあります。
若い方であってもほうれい線が目立つ方はこのような原因が考えられます。
●顔の筋力の低下
顔も、他の体の部位と同様に筋肉が張り巡らされ、そんな筋肉により、笑ったり、泣いたりといった表情を作ることができるのですが、
そんな顔の筋力が衰えることによって、顔の表皮を持ち上げる力も低下し、顔全体が重力に逆らえずに下がってしまうことになります。
頬も下がってしまうことになり、やはりほうれい線が目立ってしまうことになります。
このような顔の筋力の低下もまた加齢によるものが主な原因ですが、
他にも、顔の筋肉をあまり動かさずに、無表情で過ごす時間が多かったりすることでも顔の筋力の低下につながってしまうことがあります。
●肌の乾燥
肌の乾燥もまたほうれい線の原因になることがあります。
笑ったり、しかめっ面になったりと表情を崩した時に肌が乾燥していると、顔のしわが余計に目立って、
顔を戻した後もしわがなかなか元に戻らなかったという経験をされた方も多いかもしれません。
これは肌の乾燥により肌の弾力が失われ、肌の内側からしわを押し出して平らにする力が弱まることが原因で、
目尻などの小じわと同じように、ほうれい線もまた、乾燥により肌の弾力が低下することで深く刻まれてしまい、目立ってしまうことがあります。
やはり若い方であってもほうれい線が目立ってしまう原因にはこの肌の乾燥によるものも多くなっているようです。
●噛み癖や歯並びの偏り
例えば、食事の時に片方だけでよく噛む癖があるといった方も注意が必要で、それを繰り返していくうちに骨格のゆがみにもつながってしまい、
片方だけの頬が下がってしまうことがあります。
そのことによって片方だけほうれい線が目立ってしまうこともあります。
またそれと同じ理由で、歯並びが悪かったり、偏っていたりすることによって片方にだけ負担がかかり続け、やはり骨格のゆがみにつながってしまい、ほうれい線が目立ってしまうことがあります。
そのため、片方だけほうれい線が目立ってしまっているという方は特に、このような噛み癖や歯並びの偏りが原因になっていることがあります。
●メイク
意外に多いのがメイクが原因となっていることです。
ほうれい線の原因というよりも、メイクによって逆にほうれい線が目立ってしまうといった方が正しくて、
ファンデーションを厚く塗ることによってファンデーションの粒子がほうれい線の溝に入り込んでしまい、目立ってしまうんですね。
特にパウダーファンデーションを厚塗りした時にこのようなことが多くて、ほうれい線をカバーしようとして厚塗りすることで逆に目立ってしまうことになります。
4.ほうれい線を消すにはこの方法!
このようにほうれい線が目立ってしまうのにはいくつかの原因があり、その主なものは加齢ですが、
他にも乾燥だったり、生活習慣が原因になっていることもあり、若い方にも無関係ではないんですね。
ではそんなほうれい線を改善させたり消す方法はあるのでしょうか?
そのおすすめの方法として、例えば、
●たっぷりと保湿をする
毎日のスキンケアでたっぷりと保湿してあげるようにしましょう。
乾燥することによってどうしても肌は弾力が低下してしまい、小じわができやすい状態になってしまいます。
ほうれい線の溝も乾燥によって深くなりやすく、目立ちやすくなってしまうので、それを防ぐためにも保湿をすることはとても大切になってきます。
水分を与えて、油分で蓋をするというケアでも十分ですが、さらに保湿系の美容液も加えて保湿力をアップさせてもいいですね。
特に年齢により肌の水分量が下がっている場合には、保湿が非常に大切になってきます。
●レチノールやビタミンC誘導体を与える
今では、しわ改善に特化したクリームなどもあります。
いわゆる、リンクルクリームと呼ばれるもので、主に目尻などに使用して、小じわを改善させるためのクリームなのですが、
ほうれい線にも効果的です。
例えば、レチノールという成分は、肌のコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンに働きかけ、生成を促し、しわやたるみの改善に効果を発揮してくれる成分として注目されていますし、
ビタミンC誘導体という成分は、やはり肌のコラーゲンに働き、ふっくらとしたハリを肌へと与えて、肌の内側からしわの改善、たるみの改善にも効果的な成分となっています。
このような効果から最近では、レチノールやビタミンC誘導体が高濃度に配合されたリンクルクリームもたくさん市販されていますので、
このようなクリームをほうれい線に使用してもいいですね。
ただこのようなクリームを使用する場合には、目尻に使用する時もそうですが、優しく丁寧に塗布するようにしましょう。
無理にしわを伸ばそうと力を加えて塗ってしまうと肌に負担もかかりますし、新たなしわの原因にもなってしまうので注意しましょう。
●たんぱく質を摂る
食事で体の中からほうれい線を改善させることもできます。
この時、積極的に摂りたいのがたんぱく質です。
肌の細胞はタンパク質でできていますし、肌の弾力を支え、しわを目立たなくさせてくれるコラーゲンもまたたんぱく質で構成されています。
ですからたんぱく質を十分に摂ってあげることで、肌細胞が作られやすくなり、コラーゲンも増えて、肌の弾力やハリも保たれやすくなり、
その結果としてほうれい線の予防や改善にも効果的となります。
たんぱく質は、肉類に魚介類、豆類に特に豊富に含まれ、バランスよく摂るのがおすすめで、特に大豆には良質なたんぱく質が豊富に含まれているうえに、
カルシウムなども摂ることができ、気になる脂質やカロリーは低くなっていますので、より美肌を目指す女性にはおすすめですね。
●顔筋を鍛えるエクササイズをする
顔の筋力が衰えることにより、肌がたるみやすく、頬が下がり、ほうれい線につながってしまうことがありますので、
そのような場合には、顔筋を鍛えるエクササイズもおすすめです。
でもエクササイズ自体が難しかったり、複雑なエクササイズはなかなか続けられませんよね。
そこでおすすめなのが、舌で内側からほうれい線を押し上げてくれる簡単エクササイズです。
その方法としては、
1.まず、右のほうれい線に沿うように舌で内側から押し上げるようになぞっていくようにします。
この時、内側からほうれい線を消すイメージで行うようにしましょう。
そして、ほうれい線を上下に3回程度なぞるようにします。
2.次に、左のほうれい線も同様に、内側から舌で押し上げるようになぞっていくようにします。
やはり同じように、ほうれい線が消えるイメージで3回程度なぞるようにしましょう。
できればこのエクササイズを左右2回を1セットとして、1日に1~2セットほど行うのがおすすめです。
このエクササイズにより、物理的に口の内側からほうれい線が伸ばされるという効果があるのはもちろんですが、
口の周りの皮膚を支える筋肉も刺激され、しわ伸ばし効果とともに、顔筋を鍛える効果も得られるようになっています。
さらにもっと簡単な顔筋エクササイズとして、
「あ」「い」「う」「え」「お」と大きく口を開けるエクササイズもおすすめです。
この動きをするだけでも、普段あまり動かすことのない顔の筋肉も効果的に動かすことができるようになり、
特に、たるむことによりほうれい線につながってしまう頬の筋肉も鍛えることができるようになるんですね。
どちらのエクササイズもお手軽にできるので隙間時間などに続けていきましょう。
●メイクを変える
メイクの仕方が間違っていて、そのことでほうれい線が目立ってしまっている場合には、メイクの仕方を変えるだけでも簡単にほうれい線を改善させることができますね。
特に多いのが、しわをカバーしようと思ってファンデーションを厚塗りしてしまって、そのことで逆に目立ってしまっているケースなので、
ほうれい線などのしわが気になる箇所には、ファンデーションは薄く乗せるようにしましょう。
特にパウダーファンデーションの場合、粒子が粗いことからしわに入り込むと目立ちやすくなりますので、
パウダーファンデの場合には、頬やおでこを先に塗ってから、パフに残ったファンデで最後にほうれい線部分にさっと乗せるくらいでいいですね。
また、リキッドファンデやBBクリームの方がどちらかというとしわが目立ちにくいので、ほうれい線が気になる方はリキッドやBBクリームを使うようするのもおすすめです。
さらに、肌にツヤ感や明るさを与えることによりしわを目立たなくさせることもできますので、
ハイライターをほうれい線の部分に使用するのもおすすめですね。
この時も厚く塗ってしまうと明るくなりすぎたり、不自然になって逆効果ですので、薄く乗せて、最後に自然に指で優しくなじませるようにしましょう。
●両方の歯でバランスよくかむ、かみ合わせを調整する
片方だけでよく噛むといった噛み癖があるといった方や歯並びが悪かったり、偏りがあるといった方はそれを改善することも効果的です。
食事の際には、左右両方でバランスよく噛むようにし、歯並びが悪いといった方は歯並びを調整するようにしましょう。
特に、左右のどちらか片方だけほうれい線が目立ってしまっているという場合には、このような噛み癖や歯並びが原因となっていることが多いので、
それを改善するだけでほうれい線もすぐに改善させることもできるようになっています。
●普段の表情に気を付ける
普段の何気ない表情にも癖というものがあり、そんな表情癖によってほうれい線が目立ってしまっているケースも結構多いようです。
例えば、普段無表情で過ごすことが多かったり、仏頂面をすることが多かったりすると、顔の筋肉を動かすことが少なくなり、
顔の筋力が衰えて、そのことでほうれい線が目立ってしまうこともあります。
表情の癖だけでほうれい線ができてしまうのはとてももったいないので、そのような方は、日ごろからできるだけ表情豊かに過ごすよう心がけたり、
先にご紹介した、顔筋エクササイズを意識的に行うようにするのもおすすめですね。
5.マッサージはおすすめできない?
ほうれい線を改善させる方法としてマッサージをされているという方も多いかもしれません。
マッサージには、肌の血行をよくして、肌の新陳代謝を促してくれたり、そのことによって肌のコラーゲンやエラスチンの生成が促されて肌にハリを与え、
肌のたるみを防ぐといった効果も得られるようになっています。
そのことからほうれい線の改善にも効果的とされているのですが、それは正しく、適切にマッサージが行われた場合に限ることなんですね。
例えばほうれい線改善のためのマッサージとして、物理的にほうれい線を伸ばそうとするものもあります。
このようなマッサージでグイグイとしわになっている部分を伸ばすことによって、一時的にはしわが伸びて、ほうれい線が目立たなくなって、効果があると思われがちですが、
そんな過度なマッサージを繰り返すことによって皮膚が傷ついてしまったり、肌が乾燥してしまっている状態で行えば、さらなるしわにつながってしまうこともあります。
ですから特に無理やりしわを伸ばすようなマッサージには気を付けるようにし、
マッサージをする場合には、極力優しい力で行い、しわを伸ばすというよりも、肌の代謝を促すことを意識して行うようにされるといいですね。
6.まとめ
いかがでしたか?
同じ年齢であっても、ほうれい線が目立つ方とそうでない方の場合、やっぱりほうれい線が目立たないだけで圧倒的に若くみえるんですね。
ですからエイジングケアが気になる女性にとっては、やっぱりほうれい線が気になってしまうもので、
できればほうれい線が目立たない口元、つるんとした素肌をキープしていたいものです。
でもそんなほうれい線は年齢とともにどうしても目立ってしまうものですし、年々、そんなほうれい線をあきらめてしまうといった方も多いかもしれません。
でもそんなほうれい線には目立ってしまう原因があって、加齢以外の原因もあったんですね。
同じ年齢でも目立つ方とそうでない方がいたり、若い方でも目立ってしまう方がいるのもそのせいで、
そんな原因をきちんと知ること、そして、その原因によって、きちんとケアして、改善させてあげることで、
年齢を重ねてもほうれい線に悩まない肌も保つことができるようになるんですね。
こちらではそんなほうれい線の原因、加齢以外の原因、さらに、毎日の改善ケアについても色々とご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、ほうれい線のない口元で、ずっと若見え素肌をキープしましょう!
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