ニキビは治すよりも予防する方が簡単!徹底的に防いでニキビ知らずの肌になる方法

ニキビができてしまうと、治すのに時間がかかったり、適切なケアも必要で、なかには誤ったケア、ちょっとしたことで悪化させてしまうこともあります。

それに、ニキビができてしまっているだけで気分も落ち込んだり、憂鬱になったりもしますよね。

それならば、最初から防ぐようにした方が簡単で、そのためにはいくつかの方法があり、それを心がけることにより、徹底的に予防することも可能になります。

1.そもそもニキビはなぜできる?

ニキビなどの肌荒れに悩む女性

そもそもニキビというのはどうしてできてしまうのでしょうか。

その根本原因は、

・毛穴に皮脂が詰まり、

・そこにアクネ菌などが繁殖

・その防御反応として、皮膚が炎症、化膿を起こす

ことにあります。

健康的な肌の場合には、毛穴から皮脂が分泌されても、そのまま毛穴から排出されて、そのまま肌の表面を覆い、

保護膜として肌を乾燥や外部刺激から守る役割を果たすものなのですが、

何らかの原因で、肌の環境が悪化することにより、毛穴から上手く皮脂が排出されずに、

そこにアクネ菌などの雑菌が繁殖し、炎症や化膿を起こして、ニキビとなってしまいます

毛穴でアクネ菌が繁殖し、ニキビができる説明図

また健康的な肌であれば、皮脂の分泌量も適切であるのに対し、

ニキビができやすい肌環境になってしまうと必要以上に皮脂が分泌されることもあります。

では、その毛穴に皮脂を詰まらせる要因、あるいは過剰な皮脂分泌の要因とはどのようなものなのでしょうか?

それにはいくつかあり、

例えば、

・脂性肌(もともと皮脂の分泌が多い)
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の乱れ
・肌の乾燥
・誤ったスキンケア
・睡眠不足
・ストレス
・体の冷え
・便秘

といったことが考えられます。

2.ニキビはできると治すのが大変

ニキビに悩む女性

ニキビはできてしまうと、やはり治すのが大変で、

確かに、肌のターンオーバーによって治癒はできるのですが、

ターンオーバーを待たなくてはなりませんし、

ターンオーバーが乱れてしまうことによって、治癒が遅れてしまうこともあります。

その間には、できるだけニキビを悪化させないケアを心がける必要があり、誤ったケアをしてしまって悪化させてしまうこともあります。

そのせいで、色素沈着として赤みやシミのように残ってしまったりすることもありますし、

最悪の場合には、デコボコとしたクレーターになってしまうこともあります。

3.ニキビは治すよりも防ぐ方が簡単、そのためには?

そう考えると、やはりニキビは治すよりも、防ぐことの方が簡単だといえ、

そのためには、どうすればいいのでしょうか?

そのためにはまず、

●適切な洗顔

丁寧に洗顔する女性

ニキビを防ぐためにもやはり毎日の洗顔は非常に大切です。

毎日きちんと洗顔をして毛穴に皮脂や汚れを残さずに落とすことが大切で、

そうすることで雑菌の繁殖を防ぐことができ、ニキビができにくい肌を維持することができるようになります。

かといって、洗顔しすぎるのは肌を乾燥させてしまい、やはりそれもよくありません。

●基本は朝と夜の1日2回、たっぷりの泡で優しく洗う

洗顔料をたっぷりと泡立てた様子

基本的には、朝と夜の1日2回の洗顔が適切だといえます。

朝の洗顔は…夜の間に分泌された皮脂や汗を落とすことを目的とし

夜の洗顔は…日中に分泌された皮脂や汗、日中の活動でついた汚れを落とすことが目的となっています。

洗顔の際には、石けんや洗顔料をたっぷりと泡立てて、肌をこすることではなく、

その泡で皮脂、汚れを落とすようなイメージで、丁寧に、優しく洗うようにしましょう。

●保湿を重視したスキンケア

肌を潤す女性

ニキビを防ぐためにも、基本的には保湿を重視したスキンケアを行っていくことが重要であると考えます。

●乾燥が過剰な皮脂の分泌を招き、皮脂を詰まらせる要因にも

肌が乾燥してしまうことで、その乾燥から肌を守ろうとより多くの皮脂が分泌されてしまうことになり、

乾燥によって肌のターンオーバーも乱れやすく、そのように分泌された皮脂が上手く排出されにくくなって、詰まりやすくなってしまいます。

ですから、保湿はとても大切で、基本的には化粧水でたっぷりと水分を与えて、

乳液かクリームで蓋をするというシンプルなケアで十分ですので、肌を乾燥させないようにしましょう。

●脂性肌の方、ニキビができやすい方は、乳液、クリームを少なく

保湿クリームを手に取る様子

ただ、脂性肌の方の場合、他の肌質の方よりもニキビができやすい状態にあるといえますので、乳液やクリームなどの油分がかえってニキビの原因になることもあります。

そのような方の場合には、化粧水はたっぷりと付けて、乳液やクリームは薄く塗るようにし、

特に、皮脂の分泌が多いTゾーンはさらに薄く塗るようにされるといいですね。

●適切なメイク

ファンデーションやパウダー、アイシャドウなど

ファンデーションや下地には油分が含まれていることから、その油分が毛穴に詰まって、皮脂と混ざり合い、雑菌が繁殖して、ニキビになってしまうことがあります。

かとって全くメイクをしないというのも難しいですし、メイクの仕方によってはニキビを防ぐことも十分に可能です。

そのためには、

●下地は薄く塗る
●できればオイルフリーのものを使う

化粧下地

化粧下地にも油分が含まれていますので、お使いの際には、薄く塗るようにしましょう。

下地には毛穴をカバーする効果もありますので、ついつい、毛穴にすりこんだり、埋め込んだりしてしまいがちですが、

そうすると余計に毛穴が詰まってしまい、また落としにくくもなり、ニキビの原因になってしまうこともあります。

下地の後には、ファンデーションも重ねることになりますので、その両方で十分にカバーできるようになっていますから、下地をそれほどすりこむ必要はないんですね。

下地の中には、元々油分の少ないものやオイルフリーのものもありますので、そのようなものもおすすめです。

●ファンデーションはパウダーを選ぶ
●油分が少なく、毛穴に詰まりにくいものを選ぶ

パウダーファンデーション

ファンデーションはパウダータイプのものを選ぶのがおすすめです。

リキッドやクリームだとどうしても油分が多くなってしまい、

その分、肌をしっとりさせて、乾燥から防いでくれるようになっていて、乾燥肌にはありがたいんですが、

毛穴にも油分が詰まりやすく、ニキビを防ぐという点ではデメリットになってしまいます。

またリキッドやクリームは、カバー力も高いんですが、そのだけ肌へも密着しやすく、毛穴の奥にも簡単に入り込んでしまい、クレンジングをしても残りやすくなってしまいます。

その点パウダーだと、油分の配合量も少なく、粒子も大きいことから、肌の表面をふわっと覆うような感じでカバーするようになっていますので、

毛穴にも詰まりにくくなっています。

適度にカバー力もありますし、クレンジングでも落としやすく、薄いメイクであれば、洗顔料だけでも落とすことができます。

パウダーだとやっぱり肌の乾燥が気になるといった方は、メイクをする前の保湿をより十分にされると、乾燥も防げますね。

●使用するパフやブラシはいつも清潔に

パフやブラシ

メイクをする際に使用するパフやブラシはいつも清潔にしておきましょう。

パフやブラシを使い続けているとどうしても、皮脂や汗がついてしまったり、メイク前の化粧水や乳液、下地などがついたり、

ファンデーションの油分も残ってしまい、そこから雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

パフやブラシについた雑菌が肌へと移ることによってそれが直接ニキビへとつながってしまうことは実際にはまれなことかもしれませんが、

やはり、不衛生なものを使い続けるのは気持ちのいいものではありませんし、肌にとってもよくありませんので、

毎日とはいいませんが、定期的に洗浄したり、新しいものに取り替えるようにしましょう。

●毛穴を刺激するケアはしない

毛穴ケアをする女性

毛穴の皮脂の詰まりが気になるからと、頻繁に毛穴ケアを行っていませんか?

そのことがかえって、毛穴を悪化させたり、ニキビの原因になってしまうこともあります。

例えば、

・ピーリング
・スクラブ洗顔
・酵素洗顔
・毛穴パック

などがそれにあたります。

これらのケアはいずれも、肌の表面の古い角質を取り除いたり、

落としにくい毛穴の角栓や黒ずみを落とすことができるものとして人気の高いものでもあるのですが、

やはりどうしても肌や毛穴に刺激を与えてしまうものでもあります。

●ケアをするなら低刺激なものを、頻度にも気をつける

ニキビを防ぐという意味では、できるだけ行わないようにするのがいいのですが、

どうしても角栓や黒ずみが気になるといった場合には、ピーリングやスクラブ洗顔、酵素洗顔などは、低刺激性のものもありますので、そのようなものを選ぶようにしましょう。

そして、頻度、回数などにも気をつけながら(ピーリングであれば2週間に1回程度、酵素洗顔、スクラブ洗顔であれば1週間に1回程度といったふうに)、

頻繁に行わないようにしましょう

また、一時期流行した、シートタイプのはがす毛穴パックはやはり肌への刺激が強すぎますので、これだけはおすすめできません。

4.食べ物で徹底的にニキビを防ぐ方法

栄養バランスのよい食事

●基本は栄養バランスの取れた食事を
●そのうえで、ビタミン、ミネラルをきちんと摂る

体の内側からきちんと肌状態を健全に保つこともやはりニキビを防ぐには必要不可欠です。

そのためには、基本的には、偏った食事はせずに、

糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを適切に、バランスよく摂るようにしましょう。

またそのなかでも特に、ビタミン、ミネラルをきちんと摂るようにしましょう。

ビタミン、ミネラル豊富な野菜や果物

ビタミン、ミネラルには、体内で代謝や分解、吸収などを促して、体内バランスを整えてくれるようになっていますので、健やかな肌バランスのためにも欠かせないものとなっています。

特に、ニキビ予防に効果的なのが、

●ビタミン

・ビタミンC…過剰な皮脂の分泌を抑えてくれる
・ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12)…脂質や糖質の代謝を促し、毛穴に皮脂が詰まりにくくしてくれる
・ビタミンA(βカロテン)…肌の新陳代謝を促し、肌や粘膜も丈夫に保ってくれる

●ミネラル

・亜鉛…新陳代謝を高め、肌のターンオーバー能力を高めてくれる
・カルシウム…肌の代謝を高め、ホルモンバランスを整えたり、ストレスを緩和する効果も
・鉄…肌へと酸素や栄養を供給しやすくし、肌代謝をよくしてくれる
・マグネシウム…カルシウムの吸収率を高めてくれる

このようなビタミン、ミネラルの摂取がおすすめです。

また、肌細胞はたんぱく質で作られることから、たんぱく質もきちんと摂ることも大切です。

さらに、ニキビを防ぐためには特に積極的に摂りたい食材としては、

・緑黄色野菜を中心とする野菜

・ビタミンC豊富な果物

・海藻類

・たんぱく質豊富な肉や魚
(特に、脂質の少ない魚、特に、血流をよくするDHA、EPAが豊富な青魚がおすすめ、お肉なら、脂質の少ない部位)

・良質なたんぱく質豊富な大豆製品

といった食品を積極的に摂るようにされるといいでしょう。

●皮脂腺を刺激する脂質、糖分を摂りすぎない

●糖分が皮脂の材料になることも

糖分たっぷりのケーキ

脂肪分を摂りすぎることによって代謝し切れなかった分は体へと蓄積されてしまうとともに、皮脂として分泌されやすくなってしまいます。

糖分を摂りすぎることによっても、体内では、ビタミンB群が必要以上に消費されてしまうことになり、

ビタミンB群は脂質の代謝に関わる栄養素でもあることから、

脂質が代謝されにくくなり、皮脂の分泌につながってしまうことになります。

さらに糖分自体が皮脂を作る材料ともなりますので、より皮脂を分泌させてしまうことになります。

●動物性脂質、炭水化物、高GI食品の摂りすぎにも注意

脂肪分の多い食べ物

特に動物性の脂質には皮脂腺をより刺激することがあり、ニキビができやすくなってしまいますし、

甘いものはもちろん、糖質の多い炭水化物や、高GI食品もまた、体内でビタミンB群を多く消費してしまうので摂りすぎには注意が必要です。

●辛いもの、カフェインなどの刺激物にも注意

辛い食べ物

辛いものやスパイスの効いた刺激の強い食べ物、カフェインの摂りすぎにも注意が必要です。

特に、辛いものやスパイスの効いたものは発汗作用もあるのですが、皮脂腺も刺激してしまいやすく、過剰な皮脂の原因になってしまいます。

胃腸に刺激や負担を与えてしまうことにもなりますので、そのことでさらに肌の状態を悪化させてしまうこともあります。

カフェインも、適切に摂るのであれば問題なのですが、

過剰に摂ってしまうことで胃酸の分泌が多くなってしまい、胃に負担をかけて、そのことが肌へと現れてしまうこともあります。

辛いものなどの刺激物はほどほどに、そしてカフェインの入った飲み物は適切に飲むようにしましょう。

●食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖を摂って、便秘を防ぐ

食物繊維や乳酸菌などですっきりとしたお腹

便秘で肌荒れをしてしまう方も多いと思いますが、便秘になることによって体内では老廃物が蓄積されてしまいやすくなり、

そのことで肌の新陳代謝が乱れやすくなったり、

本来なら排出されるはずの皮脂もスムーズに排出されずに、毛穴に詰まり、ニキビができやすくなることがあります。

やはりニキビを防ぐためにも、便秘にならないことも大切で、

そのためには、

・食物繊維
(胃の中では消化されずに、腸の中で老廃物を巻き込んで、便を作り、腸の働きも活発にしてくれる)

また、

腸の中で善玉菌を増やしてくれる、

・乳酸菌
・オリゴ糖

などを積極的に摂ってあげるようにしましょう。

また、腸の働きを高めてくれる水分も十分に取るようにしたり、

体の代謝をよくするために運動をするようにしたりといったことも便秘を防ぐのには効果的ですね。

5.毎日の習慣、心がけで徹底的にニキビを防ぐ

●睡眠を適切に取る、睡眠不足に注意

睡眠を取る女性

睡眠は美しい肌を維持するためには非常に重要であり、もちろん、ニキビを防ぐためにも欠かすことのできないものです。

毎日、質のよい睡眠を取ることで肌の新陳代謝を整えることができ、ニキビの原因となる皮脂もスムーズに排出できる肌環境にも整えることができます

そうなると、毛穴に皮脂も詰まりにくくなったり、ニキビのできにくい素肌も維持することができるようになります。

●ストレスをためない、疲れをためない

ストレスが緩和された女性

ストレスや疲れが溜まってしまうことで、体の免疫力が低下したり、自律神経やホルモンバランスも乱れやすくなってしまいます。

肌の代謝の低下や、肌のコンディションの低下にもつながり、

過剰な皮脂の分泌を招いたり、毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビにつながりやすくなってしまいます。

なるべく日ごろからストレスや疲れをためないようにし、

ストレスや疲れが溜まったなと思ったら、無理をせずに、適切に休養を取る、

楽しいことをするといった風に、常にコンディションを整えておくようにしましょう。

●運動をする、血行をよくしておく

ジョギングをする女性

血行が悪くなることによって、肌の血行も悪くなり、肌の代謝も落ちてしまいます。

そのことにより毛穴から皮脂が分泌されても、排出がスムーズに行かなくなり、詰まりやすくなってしまうことがあります。

運動不足や血行不良というのは、肌のくすみやたるみにもつながってしまいますし、

そんな肌のくすみやたるみに悩まれている方で、それと同時に、毛穴の黒ずみやざらつき、ニキビにも悩まれている方も多いようです。

そのような肌環境の悪化を防ぐためにも、日ごろから適度な運動を取り入れて、血行をよくしておくことが効果的で、

運動といっても何も、特別なエクササイズや激しい運動などをする必要はなくて、

ちょっとしたウォーキングや軽いジョギングなどでも十分に効果的で、無理なく続けられるものがいいでしょう。

軽い運動はストレスの解消にも効果的ですし、

また、血行を良くするという意味では、入浴をするのも効果的ですね。

●体を冷やさない

体の冷えに悩む女性

今では、夏場であっても、1日中冷房の効いた室内で過ごしているという方も多く、季節を問わず、体の冷えを感じるといった方も多いかもしれません。

そんな冷えもまた、血行不良を引き起こして、肌の代謝も低下させてしまいます。

肌にも栄養や水分が行き渡りにくくなり、肌の乾燥にもつながりますし、やはりニキビにつながってしまうこともあります。

それを防ぐためには、例えば、冷房の効いた部屋にいる時は、一枚多めに羽織るようにしたり、特に、手足を温めておくようにする、

また、冷たい飲み物や冷たい食べ物など、体を冷やすものをとり過ぎないといったことも大切です。

●顔を触り過ぎない

●マッサージはほどほどに、スキンケアでの肌の触りすぎにも注意

スキンケアする女性

顔を必要以上に触ってしまうことにより、皮脂腺を刺激してしまうことがあります。

特に、日ごろからよくマッサージをするといった方は要注意で、マッサージによる刺激で毛穴に皮脂が詰まりやすくなることもあります。

マッサージはしないようにするか、するのであれば、極力優しい力で行うようにしましょう。

肌が赤くなるまでマッサージするというのはやはり過剰といえますので、そのようなことも避けましょう。

スキンケアの際にも、必要以上に肌を触りすぎてしまっている方も意外と多くて、

化粧水を付ける際にも、肌に触れるのは必要最小限にとどめておくことようにしたり、ハンドプレスの際も長くしすぎないといったことも大切ですね。

さらに、日ごろから肌を触る癖があるといった方、頬杖をつく癖があるといった方も注意が必要でしょう。

●飲酒をしすぎない

お酒を飲みすぎることによって、肝臓を必要以上に働かせてしまうことになり、内臓の状態を悪化させてしまいます。

そのことにより肌の状態も悪くなることがあります。

また、アルコールを分解する際に、体内では、糖質を摂取した時と同じように、ビタミンB群を大量に消費してしまいます。

ビタミンB群は、先の通りにニキビを防ぐのには欠かすことのできない栄養素でもあることから、ニキビができやすくなることもあります。

さらに、お酒自体に糖分が含まれているものも多くなっていますから、その事でニキビができることもあります。

ですから、お酒は適量にして、飲みすぎには注意しましょう。

6.思春期ニキビは防げないこともある?

高校生

●ホルモンバランスが原因の思春期ニキビは防ぐのが難しい

大人ニキビとは異なり、思春期ニキビの原因のほとんどはホルモンバランスの変化によるものです。

10代半ばから後半にかけてのいわゆる思春期の頃には、成長ホルモンの分泌が活発になり、それまでとはホルモンバランスが急激に変化することになります。

女性ならエストロゲンやプロゲステロンという女性ホルモン、男性であれば、テストステロンという男性ホルモンの分泌量が非常に多くなり、

そのような成長ホルモンは、過剰に皮脂を分泌させる要因ともなり、毛穴に皮脂も詰まりやすくなってしまいます。

その意味でも、思春期ニキビは非常に防ぐことが難しいニキビといえるのかもしれません。

●ニキビができてしまったらとにかく優しく、適切なケアを
●脱脂力や殺菌力の強いケア用品も注意

思春期ニキビができてしまった場合には、やはり、大人ニキビと同様に、

適切で丁寧なケア、生活習慣を心がけるのが最もいいと思います。

思春期ニキビ用のケアアイテムも提供されていますが、なかには、非常に脱脂力や殺菌力が強く、かえって肌を乾燥させたり、

刺激が強いものも多いので、あまりおすすめできません。

もし使用するのであれば、ニキビができている患部にのみ使用するようにしたり、できるだけ、保湿力の高い、低刺激なものを選ぶようにしましょう。

7.生理前、生理中のニキビも防げない?

生理前のニキビに悩む女性

女性の場合、生理前や生理中にもニキビができやすくなります。

これは、生理前になるとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が活発になり、このプロゲステロンには皮脂の分泌を盛んにするという作用もあるからです。

さらに、生理前や生理中になるとどうしても、心身ともに不安定になりやすく、

ストレスも受けやすい状態になってしまうことから、男性ホルモンの分泌も促されやすく、

男性ホルモンにもまた皮脂の分泌を活発化させる作用があります。

このような時期もまた、ニキビができやすく、防ぐことが難しい時期といえます。

先にご紹介しました、適切なケアや生活習慣を心がけていれば、青春ニキビほどには防ぎにくいといったこともないとは思いますが、

できてしまった場合でも、通常は、肌に優しく、適切なスキンケアを心がけ、肌を極力刺激しないようにし、

最低限ニキビを悪化させないように心がけながら、じっくりと治していくようにしましょう。

8.まとめ

いかがでしたか?

一旦ニキビができてしまうと、よっぽど肌の代謝がいい人なら別ですが、通常は完全に治るのにはかなりの日数がかかってしまい、

その間に、適切なケアが必要になりますし、誤ったケア、ちょっとしたことでも、悪化してしまうこともあります。

それに、ニキビができているだけで、気分が落ち込んでしまうものですよね。

それなら元からニキビを防ぐ、作らない方が簡単だといえます。

そのためには、いくつかの方法があって、そのどれもが毎日の心がけで簡単に実践できるものばかりで、

ニキビ予防にはもちろん、きれいな肌、健康的な肌のためにも効果的なものばかりですので、ぜひ実践して、ニキビ知らずの肌になりましょう。