乳液かクリームか、どちらを使えばいい?そのメリット、デメリットも

 

化粧水の後に付けるスキンケアアイテムに乳液やクリームがあります。

そのどちらも、化粧水の後に肌にふたをして、水分を閉じ込めてくれる役割は同じもので、肌へと必要な油分を与えてくれるものでもあります。

なかには、どちらのアイテムを使えばいいのかわからない、迷ってしまうといった方もいらっしゃるでしょう。

今回はそんな乳液とクリームについて、その役割や特徴、メリット、デメリットなどについても色々と比較しながら、その正しい使い方や選び方、使い分けなどについてご紹介してみたいと思います。

1.乳液とクリームの役割は基本的には同じ

乳液やクリームのボトル

スキンケアにおける乳液とクリームの役割は基本的には同じで、

洗顔後、化粧水を付けた後に顔へと塗布することで、化粧水で与えてあげた水分や美容成分を閉じ込める役割を果たします。

乳液もクリームも、油分が配合されていることから、化粧水の成分の蒸発を防いで、潤いを保つことができるようになっています。

他にも、肌が元々持っている水分の蒸発を防いでくれるといった役割や、その油分により肌を覆うことで、肌の皮脂膜の代わりにもなって、

乾燥した外気やホコリ、雑菌や細菌、あるいは外側からの摩擦といった外部刺激から肌を守るといった役割も果たします。

乳液やクリーム自体に保湿成分や美容成分が含まれている場合には、保湿、スキンケア効果を与える役割も果たします。

2.乳液とクリームの違いとは?

ではそんな乳液とクリームにはどのような違いがあるのでしょうか。

●油性成分と水性成分の配合量の差

手のひらに乳液を乗せた様子

手の甲にクリームを乗せた様子

乳液とクリームでは、配合されている油性成分と水性成分の配合量に違いがあります

一般的には、乳液よりもクリームの方が油性成分の量が多く、乳液の油性成分の配合量が15%から20%程度であるのに対し、

クリームは、全体の20%から50%程度含まれているものが多くなっています。

一方で、乳液の方がクリームよりも水性成分が多く含まれていることになります。

●乳液はサラッとクリームはこっくりとしたテクスチャ

このような成分の違いから、そのテクスチャにも違いがあり、

乳液はサラッとした軽いテクスチャのものが多く、

クリームはどちらかというと、こってり、こっくりとした重いテクスチャのものが多くなっています。

またさらに、その保湿力についても、クリームの方が油分が多くなっていることから、乳液よりも保湿力が高く、エモリエント効果が高いものが多くなっています。

3.乳液の特徴、メリット、デメリットについて

乳液かクリームかどちらを使えばいいのかわからない時には、乳液やクリームの特徴やそのメリット、デメリットについて知っておくことも大切でしょう。

乳液の特徴

乳液のテクスチャのイメージ

基本的には、肌の皮脂膜の役割を果たして、水分を閉じ込めるアイテムで、

また、乳液は、化粧水ほどには水分が多くなく、クリームほどには油分が多くない、まさに化粧水とクリームの中間のようなアイテムとなっています。

乳液のメリット

●みずみずしく、水分も油分も適度に与えてくれる

化粧水とクリームの特性を両方兼ね備えたようなアイテムとなっていることから、その水分で肌へと潤いを与えて、みずみずしさを保ってくれるとともに、

適度に油分も与えてくれるようになっています。

そして、化粧水で与えた水分や、乳液自らが与えた水分、また、肌に元々ある水分も閉じ込めて、潤いを保ってくれるようになります。

●サラッとしたテクスチャで軽い付け心地

乳液を手に取る様子

テクスチャもサラッと軽いテクスチャのものが多く、つけていても、さっぱりとつけることができるようになっていて、使用感が軽いものが多くなっています。

べたつきが少ないものも多く、そのようなサラッとしたテクスチャから、肌へと塗る際にも、するすると塗ることができるようになっていて、

肌に摩擦を与えることなく、肌を傷つけることなく塗ることができるようになっています。

乳液のデメリット

■保湿力、保護力が足りないことも

乳液で乾燥を感じる女性

そのような軽い付け心地、また油性成分がクリームよりも少ないことから、なかには、保湿力が足りないと感じる方もいます。

保湿効果や保護効果の持続性についても、どうしてもクリームよりも低くなってしまうことから、時間とともに肌が乾燥する方もいらっしゃいます。

また、それほど多くなくても、油分が含まれていることから、脂性肌の方やニキビのできやすい方であれば、毛穴に油分が詰まって、肌荒れしてしまうこともあります。

さらに、水性成分も多く含まれていることから、どうしても、乳化剤や防腐剤といった添加物が配合されているものが多くなってしまうといったこともあります。

4.クリームの特徴、メリット、デメリットについて

ではクリームの方はどうでしょうか。

クリームの特徴

クリームを指に取る様子

乳液同様、肌へと必要な油分を補給して、肌内部の潤いを守り、また、外部刺激からも肌を保護してくれるアイテムとなっています。

クリームのメリット

●必要な油分をしっかりと補い、潤い続く

保湿クリームでしっとりとした肌

クリームには油性成分が多く含まれ、高い保湿力が期待でき、またエモリエント効果にも優れているために、

肌をふっくらと柔らかく保ってくれたり、なめらかに保ってくれる効果も期待できるようになります。

そして、肌内部の水分蒸発を防いでくれる効果も長時間持続し、

夜に塗布して眠れば朝まで、朝に塗布すれば夜まできちんと潤いが続いてくれるものも多くなっています。

そのような効果から乾燥肌の改善にも最適なものとなっています。

●皮脂膜となり、刺激から肌を保護、バリア機能も守る

さらに、肌の皮脂膜の役割も果たして、乾燥した外気やホコリ、摩擦といった外部刺激からも素肌を守ってくれる効果にも優れたものとなっています。

肌のバリア機能を守るのにも適したアイテムといえます。

クリームのデメリット

■使用感が重く、べたつきやすい

クリームの重さ、べたつきが気になる女性

油分の配合量が多いことから、どうしても肌がべたついてしまったり、使い心地が重くなってしまいます。

なかには、塗っていて肌に圧迫感を覚える方もいらっしゃいます。

また、こっくりとしたテクスチャのものが多くなっているために、肌へと塗り広げにくいといったことや、

均一に塗り広げにくい、あるいは、塗り広げる際にどうしても指に力が入ってしまい、肌を必要以上にこすってしまうといったこともあります。

■油分が毛穴につまり、肌荒れすることも

そして、そんな油分が毛穴に詰まってしまい、毛穴で雑菌が繁殖して、ニキビや吹き出物、肌荒れにつながってしまうこともあります。

5.どちらを使えばいいのか?

このように見ていくと、

乳液がおすすめな方としては

・普通肌の方、あまり肌が乾燥しない方
・軽い乾燥肌の方
・混合肌の方、脂性肌の方
・ニキビや吹き出物ができやすい方
・軽い使用感を好まれる方

例えば、普通肌の方であまり肌が乾燥しないといった方や、

あるいは、混合肌や脂性肌の方、ニキビや吹き出物ができやすいといった方であれば、乳液がおすすめでしょう。

また、軽い乾燥肌の方でも、乳液でも十分に保湿し、水分も閉じ込めてくれるようになっています。

クリームがおすすめの方としては

・重い乾燥肌の方
・乾燥性敏感肌の方
・保湿力を重視したい方

すぐに肌がカサカサと乾燥し、ごわついてしまうような重い乾燥肌の方や、

バリア機能が低下している敏感肌の方であればクリームの方が適しているといえるでしょう。

クリームの高い保湿力で毎日ケアしてあげることによって、乾燥や敏感などの肌状態も改善させることができるでしょう。

●敏感肌の方でクリームの硬いテクスチャが苦手な方は無添加乳液も◎

また敏感肌の方の場合、クリームの硬いテクスチャやこっくりとしたテクスチャが苦手で、塗る際に刺激になってしまういった方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合には、無添加の乳液などもありますので、そのようなものをお使いになるといいかもしれません。

6.乳液とクリームを上手く使い分けてみるのもいい

●朝は乳液、夜はクリーム

朝は、メイクをする必要があるので、べたつくクリームは避けて、化粧下地の前に、乳液を使うようにし、

夜はしっかりと保湿するため、また、日中受けた肌のダメージを修復するためにもクリームでしっかりと保湿してあげるといったように

1日で使い分けるてみるというのもいいでしょう。

●春夏は乳液、秋冬はクリーム

季節によって、使い分けるのもいいですね。

例えば、春や夏、あまり乾燥が気にならない季節には、乳液を、

秋や冬、肌の乾燥が気になる季節にはクリームを使用して、肌のコンディションを整えてあげるというのもいいでしょう。

7.両方使うことってある?

では、そんな乳液とクリームを両方使うことはありなのでしょうか。

●極度に乾燥する場合、両方つける方がいいことも

基本的には、乳液、クリームどちらかでいいのですが、

例えば、極度に乾燥してしまい、乳液とクリームを重ね付けしたほうが肌の調子がいいという場合には、両方使うのがおおすすめです。

●気になる箇所にだけクリームを重ねてみてもいい

目元にクリームを塗る女性

通常は、乳液のみでふたをして、乾燥が気になる目元や口元にだけ、保湿力の高いクリームを重ね付けするといった使い方もいいかもしれません。

ただ、重ね付けしたり、スキンケアアイテムの種類が多くなれば、それだけ肌への負担や、塗る際の摩擦、刺激なども多くなってしまいますし、与えすぎにもなってしまいますので、

その点は注意が必要でしょう。

8.乳液、クリームにもいろんな種類がある

今では、乳液やクリームにも、保湿機能だけじゃなくて、保湿プラス、色々な効果が期待できるものも多く提供されています。

★保湿乳液、クリーム

保湿乳液
(出典:ソフィーナボーテ 高保湿乳液)

保湿、美容成分が配合された乳液、クリームとなっています。

肌へと適度に油分と水分を与えながら、肌の潤いを保ってくれるようになっています。

最もスタンダードな乳液、クリームだといえ、市販されているものの多くがこのタイプの乳液、クリームとなっています。

★美白乳液、クリーム

美白乳液
(出典:ロート製薬 ハダラボ 白潤乳液)

美白有効成分が配合されている乳液、クリームとなっています。

それらには、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、カモミラETといった美白有効成分が配合されていて、

肌内部でメラニンの生成を抑制し、シミやそばかすができるのを防いでくれるようになっています。

さらには、メラニンの排出を促してくれる効果が期待できるものもあり、

できているシミやそばかすに働きかけて、改善し、くすみなども改善して、透明感も与えてくれるといったものもあります。

★エイジングケア乳液、クリーム

エイジングケアクリーム
(出典:SK-Ⅱ)

エイジングケア効果が期待できる乳液、クリームとなっています。

例えばそれらには、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌にハリや弾力を与えてくれる成分が配合されているものや、

プラセンタやEGF、FGF、レチノール、アスタキサンチンなどが配合され、肌の新陳代謝を促して、ハリを生み出してくれる効果があるものも多くなっています。

また、高い抗酸化作用によって、肌の老化を防ぎ、

年齢とともに気になるたるみやくすみの改善を促してくれる成分が配合されているものも多くなっています。

★昼用(UV)乳液、クリーム

UV乳液
(出典:ソフィーナボーテ 高保湿UV乳液)

肌へと潤いを与えるとともに、UVカット効果のある成分が配合された乳液、クリームとなっていて、

紫外線による日焼けや肌ダメージを防いでくれるようになっています。

なかには、UVカット成分とともに、ビタミンC誘導体などの美白有効成分も一緒に配合されていて、紫外線カットに美白効果が得られるようになっているものもあります。

日焼け止め乳液、日焼け止めクリームと呼ばれることもあります。

★夜用(ナイト)乳液、クリーム

夜用クリーム
(出典:DHCエンリッチナイトクリーム)

通常のものと比べても油分が多かったり、保湿効果が高いものが多くなっています。

さらに、肌の生まれ変わりや、肌の修復を促してくれる有効成分が配合されているものも多くなっていて、

眠る前に塗ることによって、夜の間の最も肌の新陳代謝が高まる時間を利用し、より肌の代謝や修復を促して、高い美容効果が期待できるものが多くなっています。

★ティント乳液

ティント乳液
(出典:うす化粧乳液)

色が薄く付いた乳液のことです。

肌色が付いているものが多く、塗ることで、潤いを与えてくれるとともに、肌の色を整えたり、毛穴のカバーといった効果が期待できるものもあります。

そのために、乳液でありながら、化粧下地の役割を果たしたり、これだけで薄化粧ができるものもあります。

色つき乳液や薄化粧乳液と呼ばれることもあります。

★ゲルクリーム

ゲルクリーム
(出典:エバメール ゲルクリーム)

ゲルに油性の成分を配合したクリームとなっています。

クリームよりもテクスチャはみずみずしいものとなっており、油分も含んでいるんですが、水分も多く、水分の多いクリームといった感じです。

付け心地もみずみずしく、軽いものが多くなっているために、

クリームのこってりと重い感じが苦手な方で、でも油分もきちんと補いたいといった方にも使いやすいクリームとなっています。

なかには、化粧水や美容液をつける必要がなく、これだけで保湿ができてしまうようなオールインワンタイプのものもあります。

★目元用クリーム、リンクルクリーム

リンクルクリーム
(出典:エリクシール美容濃密リンクルクリーム)

目元や口元、特に乾燥や、小じわなどが気になる箇所に塗るクリームのことです。

レチノールなどの有効成分が高濃度に配合されていて、目元や口元へと塗ることで、特にシワに集中的に働きかけて、目立たなく改善してくれるものとなっています。

目尻の小じわやちりめんじわ、口元のほうれい線の改善に効果的なものが多くなっています。

9.まとめ

いかがでしたか?

乳液もクリームも、水分を閉じ込めて、肌の潤いを保ち、

また、皮脂膜の役割も果たして、肌を守ってくれるアイテムで、基本的にはその役割は同じなんですね。

でも、配合されている水分と油分の量や、テクスチャには大きな違いがあって、

それとともに、効果や使い心地も違っていて、それぞれにメリットがあり、デメリットもあります。

どちらを使えばいいのか、最終的には使用される方の好みによるところですが、それぞれの特徴やメリット、デメリットを知ることによって、よりその方に合った使い方ができるようになり、

また、昼と夜とで使い分けたり、季節によって使い分けることによって、さらに効果的な使い方もできるようになるんですね。

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