ふと鏡を見るとファンデが毛穴落ち、メイクでかえって毛穴が目立ってしまっていることも…。そんな毛穴落ちはなぜ起こるのでしょう?
そこで今回は、毛穴落ちの原因に、毛穴落ちしやすい毛穴の種類、さらに、徹底的に防ぐメイク法、毛穴落ちしない肌を作るスキンケアなどについて詳しくご紹介してみたいと思います。
ぜひ参考になさって、ファンデを塗っても、時間が経っても、毛穴レス、至近距離で見られても平気なフラット美肌になりましょう!
1.毛穴落ちはなぜ起きる?
毛穴落ちが起こってしまう理由としては、
・過剰な皮脂の分泌
・皮脂によりファンデーションが溶かされ、毛穴に詰まる
といったことが考えられます。
通常の皮脂の分泌量であれば、ファンデーションと混ざり合っても毛穴に詰まることなく、目立つこともありません。
ただ、過剰に皮脂が分泌された状態だと、ファンデーションも同じ油分でできていることから、クレンジングの油分がファンデーションを溶かすのと同じ原理で、
皮脂がファンデーションの油分を溶かし、それが毛穴を詰まらせ、目立たせてしまうことになります。
2.毛穴落ちしやすい毛穴の種類がある?
さらに、毛穴の種類にも、毛穴落ちが目立ちやすい毛穴もあります。
それが、
・ぱっくりと開いた毛穴
・たるんで開いた毛穴(たるみ毛穴)
といった毛穴です。
ぱっくりと開いた毛穴は、過剰な皮脂の分泌が原因であったり、肌の乾燥が原因となって目立ってしまう毛穴で、
たるみ毛穴は、加齢などによって肌の弾力が失われることが原因となっていることが多い毛穴です。
また、毛穴が黒ずんでいたり、角栓が詰まっている状態だと、ファンデーションがそんな黒ずみや角栓、皮脂と混ざり合って、ポツポツと浮いて見える「毛穴浮き」しやすくなります。
3.毛穴落ちを徹底的に防ぐメイク法とは?
ではこのような、嫌な毛穴落ちを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
そのためには、
●下地で徹底的に防ぐ
毛穴落ちを防ぐには化粧下地が欠かせません。
化粧下地にも、色々なものがありますが、
おすすめは、肌への密着度が高く、皮脂をコントロールしてくれる下地です。
粒子が細かく、肌へとしっかりと密着してくれるものは、毛穴を補正するのにも優れていて、毛穴の開きや凹凸もフラットに整えてくれるようになっています。
そして、肌がフラットに整えられることで、毛穴にファンデーションが入り込むのも防ぐことができます。
さらに、皮脂をコントロールしてくれるものは、下地自体が過剰な皮脂を吸着してくれるようになっており、
ファンデーションが皮脂と混ざり合うことも防ぐことができるようになっています。
また、ビタミンCやビタミンC誘導体が配合されている下地もあり、
ビタミンCやビタミンC誘導体には、過剰な皮脂の分泌を抑えたり、毛穴を引き締める効果もありますので、そのようなものもおすすめです。
肌が乾燥していることで、その乾燥から肌を守ろうと、皮脂が過剰に分泌されることがあり、
それが毛穴でファンデーションと混ざってしまい、毛穴落ちの原因となってしまうことがあります。
例えば、Tゾーンはテカりやすいのに、Uゾーンはカサカサしているといった混合肌の方や、
洗顔した後はカサついているのに、すぐに肌がべたついてくるといったインナードライ肌の方はその典型で、
そのような方の場合、下地にも、保湿成分や美容液成分が配合されていて、肌をしっとりとさせてくれる下地もおすすめです。
肌の潤いが保たれることで皮脂の分泌も落ち着いて、毛穴落ちを防ぐ効果も得られます。
●毛穴落ちを防ぐ下地の塗り方
下地を塗る時にも、
1.まずは、下地を適量手にとって、顔の内側から、外側へと優しく塗り広げるようにして、少しずつ、均一に塗ります。
2.そして、仕上げに両手でハンドプレスして、なじませるようにしましょう。
3.さらに、特に毛穴落ちが気になる部分をスポンジなどで優しく叩き込むようにして、毛穴をフラットに整えてあげるとより効果的でしょう。
●毛穴落ちが気になるほどファンデは薄く塗る?
毛穴をカバーするためにファンデーションはつい厚塗りになってしまうという方も多いかもしれませんが、
毛穴落ちの原因がファンデーションであることから、ファンデーションの厚塗りは逆効果です。
ですから、下地でしっかりと整えた後には、ファンデーションは薄く塗るというのが毛穴落ちを防ぐコツです。
特にTゾーンは、皮脂の分泌も多く、毛穴落ちしやすい箇所でもあり、さらに、テカりやすかったり、崩れやすいので、ファンデーションはさらに薄く塗るようにしましょう。
また、毛穴落ちを防ぐためには、肌への密着度が高いリキッドやクリームタイプのファンデーションが適しているとされていますが、
パウダーファンデーションでも、薄く塗るのではあればOKでしょう。
そして、塗る時には、リキッドやクリーム、パウダーでも、下地で整えた肌の上を軽く滑らせるようにして、薄く塗るようにしましょう。
下地で毛穴はしっかり整えられているので、ファンデーションでカバーする必要もあまりなく、さらに、ファンデーションで毛穴を埋めることもやめておきましょう。
ファンデーションで毛穴を埋めてしまうとやはりそれが毛穴落ちの原因になってしまいます。
●最後は必ずフェイスパウダーで仕上げ
ファンデーションを薄く塗ったら、最後にフェイスパウダーで仕上げるようにしましょう。
フェイスパウダーは毛穴を補正してくれる効果もあり、さっと乗せるだけでも、毛穴を目立たなく整えてくれます。
また、皮脂を吸着してくれるものも多く、皮脂が毛穴で詰まるのも防いで、より毛穴落ちを防ぐ効果もあります。
さらに、フェイスパウダーにも色々なものがありますが、肌にツヤを与えてくれるパール入りのものもおすすめです。
パール入りのものはツヤを与えて、肌を明るく見せてくれるとともに、
光の反射によって毛穴を飛ばしてくれるようになっていて、毛穴にパウダーを埋めなくても、毛穴を目立たなく整えてくれるようになっているんですね。
またそんなフェイスパウダーも、厚塗りは逆効果になってしまいますので、薄く、さっと乗せるようにしましょう。
4.それでも毛穴落ちしてしまった場合はどうすればいい?メイク直しは?
化粧下地からメイクをきちんと作り上げることで毛穴落ちも防ぐことができますが、それでも、毛穴落ちしてしまった時は、どうすればいいのでしょうか?
●重ね付けでのメイク直しはNG
一番やってしまいがちなのが、毛穴の目立ちが気になるからと、そのままファンデーションを重ね付けしてしまうことです。
そうなると余計に毛穴が目立ってしまったり、
毛穴にファンデーションが詰まって、皮脂とも混ざり合い、せっかく下地で毛穴落ちを防いでも、メイク直しが原因で毛穴落ちしてしまうこともあります。
そこで、毛穴落ちを防いだり、また実際に毛穴落ちしてしまっている時のおすすめのメイク直しの方法としては、
1.まず、ティッシュやコットンなどで、余分な皮脂を抑えてあげるようにします。
この時、あぶらとり紙を使うと皮脂を吸着しすぎてしまうので、ティッシュやコットンなどで、軽く抑えるのがおすすめです。
2.次に、化粧水を少しつけて、潤いを与え、肌を整えてあげます。
この時、普通にコットンでつけてもいいのですが、
スプレータイプのものも手軽に使えておすすめですし、毛穴を引き締めてくれるビタミンCやビタミンC誘導体が配合されたものも、より効果的でしょう。
化粧水だけでもいいのですが、その後に乳液でさらに整えるのもおすすめでしょう。
乳液で整えた後は、ティッシュやコットンなどで余分な油分を軽く抑えてあげるようにしましょう。
3.肌を整えた後は、化粧下地を薄く塗り、その後に、ファンデーション、フェイスパウダーを薄く重ねて、仕上げるようにします。
ファンデーションで仕上げるのもいいですが、
軽いメイクでいい時には、ファンデーションの代わりに、フェイスパウダーだけで仕上げるのも、よりナチュラルになっていいでしょう。
メイク直しにしては少し面倒かもしれませんが、毛穴落ちを防ぐ効果に、1日中毛穴を目立たせないようにすることもできるんですね。
5.スキンケアでも毛穴落ちを元から防ぐ肌作りを
毛穴落ちさせないためには、もちろんメイクの仕方も大切ですが、毎日のスキンケアでも根本から防ぐこともできます。
そのために必要なことが、
●徹底的に保湿する
毛穴落ちができてしまう原因に、毛穴の開きがあります。
そもそも毛穴が開いていなければ、毛穴落ちすることもありませんし、
またそんな毛穴の開きというのは、肌の乾燥や、そんな乾燥によって過剰に皮脂が分泌されていることが原因となっていることが多く、
それを防ぐためには、毎日、きちんと保湿してあげることが重要になってきます。
そのためには、当たり前のことですが、洗顔した後には、化粧水をたっぷりとつけて、水分を与え、
その後に、乳液やクリームで水分を肌内部に閉じ込めてあげるケアが必要になります。
肌の水分量がきちんと保たれることで、過剰な皮脂の分泌も自然と抑えられ、毛穴に皮脂が詰まることもなくなり、毛穴の目立ちも改善されます。
●毎日のクレンジング、洗顔で毛穴をきれいに保つ
保湿ケアとともに、大切になってくるのが、毎日のクレンジングに洗顔です。
毛穴に皮脂が汚れが残った状態だと、やはりそれだけで毛穴が押し広げられてしまい、毛穴の開きにつながってしまいます。
ですから、クレンジングでは、毛穴に詰まったメイクを落とすようにし、洗顔では、不要な皮脂や汚れをきちんと落とすようにしましょう。
かといって、過剰にクレンジングや洗顔をしすぎたり、強い力でゴシゴシと洗顔するのは肌を傷めてしまいますので、避けるようにし、
クレンジングの際には(クレンジングはできれば、オイルではなく、肌に優しいミルクやクリームがおすすめです)、
クレンジングを多めに取って、クレンジング剤をクッションにして肌をこすらないように、毛穴になじませるようにクレンジングし、
洗顔の際にも、キメの細かい泡を多めに作って、やはり泡をクッションにして、毛穴も優しく洗ってあげるようにしましょう。
●肌に弾力を与えて毛穴をふっくらとさせる
毛穴落ちしやすい毛穴というのは、ぱっくりと開いた毛穴や弾力不足によりたるんで開いた毛穴で、そこへ皮脂とファンデーションが混ざり合うことで起こってしまうのですが、
そんな開いた毛穴は、肌の弾力を高めてあげることで、内側から毛穴をふっくらと押し上げて小さくすることもできます。
そのためには、肌の弾力を高める成分が配合された化粧品や、
肌の代謝をよくしてくれる成分が配合されたエイジングケア化粧品なども効果的でしょう。
例えば、ヒアルロン酸やセラミド、エラスチンなどには、肌の水分量を高めて、肌の弾力も高める効果も期待できるようになっていますし、
プラセンタやEGF、FGF、フラーレンといった成分も、肌の代謝を促してくれたり、肌の老化を防いで、ハリや弾力を与えてくれるといった効果が期待できる成分となっています。
さらに、ビタミンCやビタミンC誘導体には、コラーゲンの生成を促して、肌にハリを与え、毛穴をふっくらとさせてくれる効果も期待できるようになっています。
このような成分が配合されている化粧品を取り入れてみるのも効果的ですね。
●過剰な皮脂にはビタミンC誘導体
過剰な皮脂が原因で、毛穴の開き、そのことで毛穴落ちしやすいといった方も多く、
そのような方の場合には、そんな皮脂の分泌を抑えてくれる効果の期待できるビタミンCやビタミンC誘導体を肌へ与えてあげるのも効果的でしょう。
さらに、そういったビタミンCやビタミンC誘導体には、毛穴を引き締めてくれるといった効果もありますので、過剰な皮脂に加え、毛穴の開きが気になる方にもより効果的です。
●メイク前のスキンケアも徹底的に
下地やファンデーションを塗る前のスキンケアでも、毛穴落ちしやすいか、毛穴落ちしにくい肌になれるかが左右されます。
特に朝は時間がなくて、メイク前には、さっとしか化粧水や乳液をつけないといった方や、
なかには、化粧水だけで済ませるといった方もいらっしゃるかもしれませんが、
肌が乾燥している状態だと、やはりそれだけで毛穴が開きやすく、皮脂も出やすくなってしまいますので、
洗顔後、下地を塗る前にも、化粧水できっちりと水分を与えて、その後に、乳液やクリームで整えてあげるようにしましょう。
そうすることで、毛穴もふっくらとさせることができ、過剰な皮脂も抑えれるようになりますし、
肌のキメもなめらかに整うので、メイクの乗りもよくなります。
特に、毛穴の開きが気になるといった方には、毛穴が気になる箇所にだけ、引き締め化粧水を使用して、毛穴を引き締めてあげるのもいいかもしれません。
このような引き締め化粧水には、過剰な皮脂を抑えてくれる効果があるものもあり、毛穴落ちを防ぐのにも効果的でしょう。
ただ、このような引き締め化粧水には、アルコールが多く配合されているものもあり、かえって肌を乾燥させてしまうものもありますので、
使用する場合には、肌の調子を見ながら適切に使用するようにしましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
メイクをしていて、ふと鏡を見ると毛穴落ちしてしまっている、そんな毛穴落ちで、毛穴をカバーするはずのファンデーションでかえって毛穴が目立ってしまうといったことも多いですよね。
それだけで本当にテンションが下がってしまいますし、そんな毛穴落ちを直そうと、ファンデをさらに重ねて余計に毛穴が目立ってしまったり、厚塗りになってしまったりと、本当に嫌なものです。
でも、そんな毛穴落ちにはきちんと原因があって、メイクの仕方によっては、長時間メイクをしていても、ファンデをきちんと塗っていても、防ぐこともできるんですね。
こちらではそんな毛穴落ちの原因や、毛穴落ちを徹底的に防ぐメイク法、根本から防ぐ肌作りの方法などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ毎日のメイクに、スキンケアに取り入れてみて、もう毛穴落ちに悩まない、時間が経っても、どこから見られても、毛穴のないつるつる肌をキープしましょう!
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