顔が急に真っ赤に!そんな赤ら顔は治せる?その原因に治し方、予防法やセルフケアも

顔が急に真っ赤になったり、いつも赤かったり、特に頬や鼻が赤くなりやすかったりと、赤ら顔に悩んでいる方も、ケア次第では改善させることも十分に可能です。

そこで今回は、そんな赤ら顔の原因に、あまり知られていない意外な原因、さらに、今すぐできる改善法やセルフケアの方法、予防法なども詳しくご紹介してみたいと思います。

肌質だからとあきらめないで、毎日の簡単ケアで、赤みの気にならない、健康的な素肌を叶えましょう!

1.赤ら顔の原因とは?

赤ら顔の女性

赤ら顔になる、根本的な原因としては、

●毛細血管拡張症

「毛細血管拡張症」ということが考えられます。

それは、その名の通り、毛細血管が拡張する症状のことで、毛細血管は皮膚のすぐ下にあることから、拡張することによって、血管が皮膚を通して透けて見え

顔が赤く見えてしまう症状のことです。

特に、頬や鼻の辺りには毛細血管が多く集まっているため、その部分だけ赤くなりやすいという方も多いようです。

2.毛細血管拡張症を引き起こすこととは?

さらに、そような毛細血管拡張症を引き起こしてしまうのには、いくつかの原因が考えられ、

例えば、

●寒暖差

寒さが辛そうな女性

赤ら顔の原因となる毛細血管拡張症は、寒暖差によっても引き起こされやすいといわれています。

というのは、血管は気温の低い状態では収縮し、収縮することで皮膚の温度が下がりすぎるのを防ぐようになっているのですが、

特に、毛細血管は長時間気温の低い状態にさらされると、収縮の後に、徐々に拡張状態となり、毛細血管拡張症となることがあります。

その結果、顔が赤くなることがあり、

さらにそこへ、急に暖かい部屋に入ったりすることで、毛細血管はさらに拡張し、より赤みが増してしまいます。

特に、寒い地域に暮らしている方は、そのような寒暖差に頻繁にさらされることが多いため、毛細血管拡張症になりやすく、赤ら顔の方も多いといわれています。

●自律神経の乱れ

自律神経の乱れに悩む女性

血管というのは、自律神経によってその拡張と収縮がコントロールされています

また血流やその量、速度なども、自律神経により調整されているために、自律神経が整った状態であれば、血管、血流も正常に保たれますが、

逆に自律神経のが乱れると、血管、血流の乱れにもつながり、さらに、その乱れた状態が続くと、血管が拡張した状態が続くこともあり、

さらに、血管が透けて見えやすくなることもあります。

そのことで赤ら顔につながってしまうこともあります。

●辛いものや香辛料の摂りすぎ

辛味が強いとうがらし

辛い食べ物や香辛料が多く使われた刺激の強い食べ物を食べると、血行がよくなり、体も温まります。

それが適量であれば問題ないのですが、

食べ過ぎてしまうことで、血管が拡張しやすくなり、毛細血管拡張症の原因にもなり、赤ら顔につながってしまうこともあります。

●アルコールの摂りすぎ

アルコールを摂ることによっても、やはり血流がよくなり、血管が拡張しやすくなります。

やはり、それが適量であれば問題ありませんが、

飲みすぎてしまうと、血管が拡張している状態が長く続くようになり、毛細血管拡張症になってしまい、赤ら顔につながってしまうことがあります。

また、さらに肝機能が低下している方の場合、静脈内で血流が滞ってしまうことも多く、そのことでも毛細血管が透けて見えやすくなり、さらに顔が赤くなりやすいといわれています

3.毛細血管拡張症以外にもこんな原因も

他にも、毛細血管拡張症が原因でない場合もあります。

それには、例えば、

●誤ったスキンケア

誤ったスキンケアで肌荒れに悩む女性

誤ったスキンケアでも赤ら顔につながってしまうことも多いです。

例えば、洗顔やクレンジングの際に、落ちにくいメイク汚れや毛穴の汚れを落とそうと、ゴシゴシと強い力で洗ってしまったり

洗浄力の強い洗顔料やクレンジング剤を使い続けたりすることで、徐々に皮膚が薄くなってしまうことがあります。

また、ピーリングやスクラブといった角質を取り除くケアでも、それが過剰になってしまうと、やはり皮膚が薄くなってしまいます。

そのことで、血管が透けて見えてしまい、赤ら顔になりやすく、

さらにそのように皮膚が薄い状態が続くと、バリア機能も低下し、角質層も十分に育たなくなることから、刺激にも弱くなり、刺激により肌が赤くなることもあります

●ニキビやニキビ跡

ニキビを拡大する様子

例えば、ニキビや吹き出物の炎症が多いと、顔全体が赤く見えやすく、赤ら顔に見えてしまうことがあります。

特に、皮膚の深部にまでダメージを受けてしまっているニキビ跡は、赤みを帯びたままで残ってしまうこと多く、

そんなニキビ跡が多くあることで、やはり赤ら顔に見えてしまうことがあります。

●過剰な皮脂の分泌

皮脂が過剰に分泌されることにより、その皮脂が肌に刺激となり、炎症を引き起こして、赤みを帯びてしまうことがあります。

特に、長時間、過剰な皮脂が肌に残ることで皮脂が酸化を起こし、

そのような酸化した皮脂は、さらに肌に悪影響になりやすく、炎症も起こしやすくなります。

また、過剰な皮脂の分泌は、皮膚の常在菌のバランスも乱れやすくし、雑菌の繁殖も促してしまうことから、脂漏性皮膚炎も引き起こしやすく、より赤ら顔に見えてしまうこともあります。

●外部刺激による炎症

例えば、紫外線によるダメージや、ホコリやゴミ、花粉などの外部刺激によって肌が炎症を起こし、肌に赤みを帯びてしまうこともあります。

通常、バリア機能が正常な状態であれば、そのような外部刺激では赤くなることは少ないですが、

誤ったスキンケアや生活習慣などで皮膚が薄くなってしまっている場合は特に、外部刺激により赤ら顔のようになってしまうことが多いようです。

4.赤ら顔は治せる?その方法は?

このように赤ら顔の原因には様々なことが考えられ、人それぞれでもその原因は異なります。

また、生まれつきだからとあきらめている方もいらっしゃるかもしれませんが、ケアの仕方や、日常で注意すべきことをきちんと心がけておくことで、十分に改善も可能になるでしょう。

そのために例えば、

●肌をこすらないようにする

肌をこすらない優しいケアをする女性

人の皮膚は「表皮」、「真皮」、「皮下組織」に分かれ、皮膚の表面を覆い、守っているのは表皮であり、

その表皮の厚さというのはわずか0.2mmほどしかないといわれています。

さらにその表皮の最も外側に位置し、肌の表面を守っている角質層はデリケートで、肌をこすったりすることでも簡単に剥がれ落ちてしまうことがあります。

そして、それを繰り返すことでどんどん皮膚も薄くなってしまい、赤みや血管も目立ちやすくなりますので、

赤ら顔を防ぐためにも、肌はこすらないようにすることが大切です。

そのために、例えば、

洗顔やクレンジングの際には、必ず泡やクレンジング剤をクッションにして、肌をこすらずに優しく洗うようにしたり、

さらに、スキンケアやメイクの時にも意外と肌をこすってしまっていることも多いので、

化粧水や乳液を付ける時も、手で覆うように優しくなじませるようにしましょう。

肌をこすらないよう保湿する様子

また、ファンデーションをパフで塗る時には、できるだけ優しい力で、パフを滑らせるようにして塗るようにしましょう。

特に赤ら顔が気になる方は、化粧水はコットンではなく、手でつけるようにしたり、

ファンデーションは指でつけることができるキリッドやクリームタイプを使用するといったこともおすすめです。

●正しい洗顔、クレンジング(バリア機能を弱めない)

ぬるま湯で優しく洗顔する様子

スキンケアの中でも特に肌を薄くしたり、バリア機能を弱めて、赤ら顔の原因になりやすいのが洗顔やクレンジングです。

肌を強くこすってしまったり、洗浄力の強いものを使うだけでも、バリア機能を弱めてしまいますので、

洗顔やクレンジングの際には、やはり先のとおりに、たっぷりの泡やたっぷりのクレンジング剤をクッションにして、

直接肌に指が触れないようにするという心持ちで優しく洗うようにしましょう。

たっぷりの泡で優しく洗顔する女性

また、洗い流す際にも、指で泡やクレンジング剤を落とそうとするのではなく、

たっぷりのぬるま湯を、優しい力加減で当てながら、優しくすすぐようにします。

特に赤ら顔が気になる方は、洗浄力がマイルドな洗顔料や、

保湿成分が配合されているもの、弱酸性のものなど、肌に優しいものを使用するようにしたり、

メイクも、強力なクレンジングが必要な濃いメイクは避けて、さっとクレンジングしただけでも落とせるような軽めのメイク、

できれば、洗顔料だけで落とせるようなメイクをするのが理想的です。

さらに、クレンジングは拭き取りタイプのクレンジングを使用している方も多いかもしれませんが、

やはりこれも肌をこすりすぎてしまい、皮膚を薄くしてしまいますので、赤ら顔が気になる方、赤ら顔を防ぎたい方は使用を避けたほうがいいでしょう。

●きちんと保湿する(バリア機能を育てる)

きちんと保湿する女性

きちんと保湿して、肌の水分量が保たれていることで、角質層も健全に育ち、バリア機能も丈夫になり、角質層の厚い健康的な肌を保つことができるようになります

そのことで、血管が目立ってしまったり、刺激で肌が赤くなることもなくなりますし、

逆に、肌が乾燥状態にあることで角質層も十分に育たずに、バリア機能も保たれなくなり、肌が刺激ですぐに赤くなったり、血管も透けやすくなってしまいます。

またさらに、そのように皮膚の薄い状態は過剰な皮脂の分泌も招きやすく、より肌の炎症も引き起こしやすくなり、赤みの原因になってしまいます。

そのため、朝と晩のスキンケアで、しっかりと潤いを保ってあげるようにしましょう。

そのためには、本当に基本的なことですが、化粧水でたっぷりと水分を与えて、乳液やクリームの油分でその水分を閉じ込めるケアを毎日続けるようにします。

また特に、洗顔した後は肌の水分が蒸発しやすくなっていますので、洗顔後はできるだけ早く保湿してあげることも大切です。

●ピーリング、角質ケアをやめる

ピーリング、角質ケアする女性

特に赤ら顔が気になる方は、ピーリングやスクラブ、ゴマージュといった角質ケアはやめたほうがいいでしょう。

毛穴パックなども肌への刺激が非常に強く、1,2回の使用であっても、皮膚を薄くしてしまいます。

また、今現在皮膚の赤みなどがない方でも、角質ケアを続けることによって肌が薄くなってしまい、赤ら顔になってしまうことがありますので、注意する必要があります。

できれば角質ケアは避けるようにするか、

どうしても古い角質や毛穴の黒ずみなどが気になる場合には、肌の状態を見ながら、月に1、2回、多くても週1回程度にとどめて、適切に行うようにしましょう。

●きちんと防寒し、寒暖差を避ける

マフラーや手袋できちんと防寒する女性

寒暖差で顔が赤くなってしまう方も多く、それが頻繁に続くことによって、毛細血管拡張症の原因にもなり、慢性的な赤ら顔になってしまうこともあります。

それを避けるためにも、日常生活の中でも、できるだけ寒暖差を減らすことも大切です。

例えば、冬場の外出時にはマフラーを着用するようにして、なるべく顔を冷やさないようにしたり、

今では、風邪やインフルエンザ予防のためにマスクを着用する方も多いですが、マスクでも多少の防寒になりますので、冬場には、頬も覆い隠せる大き目のマスクを着用して出かけるのもいいでしょう。

●洗顔時はぬるま湯で洗い流す

ぬるま湯をすくう様子

寒い時には、洗顔する際にもつい熱めのお湯を使いたくなりますが、

顔が冷たい状態から、いきなり熱いお湯で顔が温まることで、血管も拡張しやすく、赤ら顔の原因にもなってしまうことがあります。

また熱いお湯は肌の必要な潤いや皮脂まで奪いやすく、肌を乾燥させやすいため、そのことでも肌が赤くなりやすくなってしまうこともありますので、

冬場であっても、洗顔時にはぬるま湯で洗うようにしましょう

逆に、夏場に冷たい水で洗顔するのも、やはり肌の温度が大きくなり、肌が赤くなることもありますので、夏場もぬるま湯を使うのがおすすめです。

5.日常生活で気をつけたいことも!

毎日のスキンケアはもちろん、日常生活で、日ごろから気をつけておきたいこともあります。

それが例えば、

●生活習慣を正す

質のよい睡眠を取って、さわやかに起床する女性

生活習慣を正すことは、健康的で美しい素肌のためにはもちろん、赤ら顔の予防や改善のためにもとても大切です。

例えば、毎日、質のよい、適切な睡眠を取ることで、きちんと成長ホルモンも分泌され、健全なターンオーバーを保つことができ、また自律神経も健やかに保つことができるので、

赤ら顔の改善も促されることになるでしょう。

そして、毎日の食事も、偏食や暴飲暴食は避け、

あらゆる食品から、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることで、やはり、肌のターンオーバーが正常に保たれ、

過剰に皮脂が分泌されることもなく、肌荒れも起こしにくい素肌、そして赤ら顔の予防や改善も促してくれるようになります。

また、運動不足は、血行不良の原因となり、肌の代謝も滞り、健全なバリア機能も育たなくなる原因にもなりますので、日ごろから、運動不足は避け、適度な運動を続けるようにしたり、

さらに、入浴などで体を温め、血行もよくして、体が冷えるのも防いでおきましょう

●辛いもの、アルコールの摂りすぎに注意する

アルコール

先のとおりに、辛い食べ物やスパイシーな食べ物を食べ過ぎたり、アルコールを摂り過ぎることで、血管が拡張しやすく、慢性的な毛細血管拡張症の原因にもなってしまうことがあります。

ですから、辛いものやお酒は食べ過ぎたり飲みすぎたりしないようにし、特に、赤ら顔が気になる方は、できるだけ控えた方がいいでしょう。

また、脂肪分の多い食事も過剰な皮脂の分泌を招いて、ニキビや炎症の原因にもなってしまいますので、やはり控えた方がいいですし、

カフェインや塩分の多いものも、肌にあまりよくないので、摂りすぎには注意しましょう。

●紫外線対策もしっかり

日傘を差して、しっかり紫外線対策する女性

紫外線ダメージにより、肌バリアは低下しやすく、特に、すでに皮膚が薄くなって赤ら顔になってしまっている方の場合、紫外線によりその症状が悪化してしまうこともあります。

ですから、日ごろから紫外線対策もしっかりと行うようにしましょう。

そのためには、外出時には必ず日焼け止めを塗るようにしたり、UV効果の高い下地やファンデーションで紫外線対策してもいいですし、

肌が敏感になっていて、日焼け止めやUV効果の高い下地やファンデーションでも赤くなってしまうといった方は、

日傘を差すようにしたり、つばの広い帽子で防いでもいいですし、外でもできるだけ日陰の所を歩くようにしたりといった心がけもいいですね。

紫外線は、赤ら顔だけじゃなく、しみ、くすみ、肌老化、しわなどの原因にもなってしまいますので、徹底的に防ぐようにしましょう。

●肌に刺激になるものは極力避ける

強力なクレンジングや、ゴシゴシと顔を洗ったり、拭いたり、あるいは、ピーリングやスクラブなどの肌への刺激が強いケアはもちろん、

他にも、知らず知らずのうちに肌への刺激になっていることも多く、

例えば、シャンプーやコンディショナーが落としきれずに肌に残っていたりすると、それが刺激になることがありますし、

ヘアスプレーやワックスが肌について、刺激になることもあります。

さらに、何度も同じタオルで顔を拭いたり、ごわついたタオルで顔を拭いたり、

また、枕カバーやシーツをあまり洗っていなかったり、やはり、枕カバーやシーツがごわついていたりすると、それが刺激になることもあります。

このようなことが直接赤ら顔の原因になるわけではありませんが、特に、肌が弱くなって赤ら顔になっている方の場合、その刺激で症状が悪化してしまうこともあります。

ですから、シャンプーやコンディショナーはきちんと洗い流すようにする、そのためには、シャンプーの後に洗顔するのがおすすめですし、

タオルや枕カバー、シーツなど肌に直接触れるものは、清潔にしておき、柔らかく、肌触りのよいものを使用するようにしましょう。

また、髪の毛が当たって刺激になることもありますので、刺激に弱い方は、髪が当たりくいような髪型やスタイリングを心がけるようにするのもいいですね。

6.まとめ

いかがでしたか?

常に顔が赤い、ちょっとした刺激や気温差でも顔が赤くなってしまう赤ら顔、そんな赤ら顔が恥ずかしくて、コンプレックスになっている方も多いといいます。

これは、生まれつきそのような肌質という方もいらっしゃいますが、その多くは何らかの原因でそうなってしまっているという方も多くて、

その原因も様々なんですね。

さらに、原因を知ることによって、改善させたり、予防することもできますし、元々そのような肌質の方も、改善させることも十分にできるんですね。

今回はそんな、赤ら顔の原因や意外な原因、さらに、改善させたり予防するための方法や日常生活で注意するポイントなどについても色々とご紹介してみましたので、

今現在、赤ら顔に悩まれている方も、赤ら顔になるんじゃないかと心配な方も、ぜひ参考になさって、もう赤みに悩まされない、コンプレックスのない素肌を目指しましょう!

よろしければシェアをお願いいたします。