リンスにコンディショナー、トリートメントはどれもシャンプーの後に使うもので、髪を整えるアイテムですが、
ではこれらにはどのような違いがあるのでしょうか?
そしてこれらは同時に複数使う必要はあるのでしょうか?また、使い方に違いがあったりするのでしょうか?
そこで今回はそんな似ていて違いがよくわからないリンスにコンディショナー、トリートメントについて、その違いや、併用する必要があるのか?
さらに、使い方や注意点などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
今まで何となくで選んでいた方も、ぜひ、ご自身の髪に合ったアイテム選びに参考になさってみてください。
1.リンスとは?
リンスは、シャンプーした後の髪につけることにより、髪の表面をコーティングし、なめらかに整えるもので、
コーティングしてなめらかに整えることで、キューティクルの傷みを防ぎ、パサつきを防ぐことができるヘアケアアイテムです。
またリンスには「すすぐ」という意味があり、基本的にはすすぎやすくすることを目的として作られているものが多くなっています
2.コンディショナーとは?
コンディショナーも、リンス同様に、髪の表面をコーティングすることで髪をなめらかに整え、また、外部からのダメージを軽減させることができるヘアケアアイテムです。
コンディショナーもリンスも、どちらも、髪の表面をコーティングして、髪のダメージを防ぐことが目的のものですが、
リンスとの違いは、リンスがすすぎやすくすることを目的として作られているものが多いのに対し、
コンディショナーが「整える」という意味合いを持つことから、
髪の傷みを防いで、髪の状態を美しく整えることが目的で作られているものが多くなっていることです。
3.トリートメントとは?
リンスやコンディショナーが髪の表面をコーティングすることで、ダメージを防ぐのに対し、
トリートメントは、髪の内部に浸透する有効成分を配合することにより、髪の内側のダメージを補修したり、
髪の状態を健康的に、美しく整えることのできるヘアケアアイテムです。
内側から補修することができるようになっているため、シャンプーによるダメージはもちろん、
紫外線やカラー、パーマなどによるダメージの補修も可能になっているのも大きな特徴です。
また近年では、リンスやコンディショナーのように髪の表面をコーティングし、外側を髪を守る成分も配合され、
リンスやコンディショナーの機能を併せ持っているものも多く、そのようなものであれば、基本的にはシャンプーした後は、それだけでOKとなっています。
4.リンスとコンディショナーに明確な違いはない?
先のとおりに、リンスとコンディショナーは基本的にはどちらも、髪の表面をコーティングすることを目的として作られているものとなっていて、
一見同じような商品なので、リンスかコンディショナーかどちらかを選ぶ時には、迷ってしまうこともあるかもしれません。
ではこのリンスとコンディショナーに明確な違いというのはあるのでしょうか。
結論からいえば、リンスとコンディショナーに明確な違いというものはなく、製造している各メーカーでもその定義は異なるようです。
ですから、同じような成分が配合されていたり、
同じような効果があっても、メーカーによってリンスと銘打っているものもあれば、コンディショナーと名が付いているものもあります。
ただ、区別するための一般的な共通認識というものもあって、
例えば、リンスには「すすぐ」という意味があり、すすぎやすくすることを目的として作られているものがリンスで、
髪のダメージを防いだり、ケアする効果が高いものがコンディショナーとして、区別されることも多くなっています。
さらに最近では、コンディショナーでも、トリートメントのように髪の内部にまで浸透し、補修する成分が配合されているものも多くなっていることから、
髪の表面だけをコーティングするものをリンスと呼び、
髪の外側、内側も補修することができるものをコンディショナーとして区別することも多くなっているようです。
5.リンス、コンディショナー、トリートメントを併用する必要はある?
ではこのようなリンスやコンディショナー、トリートメントは複数を同時に使用する必要はあるのでしょうか?
リンス、コンディショナーでいえば、基本的には、髪をコーティングするという役割では同じなので、この2つを併用する必要はなくて、どちらか1つを使えばいいでしょう。
また、トリートメントについても、基本的には髪の内部の補修が主な目的ですが、
今では、髪の表面もコーティングして、リンスやコンディショナーの効果も備えているものがほとんどなので、
トリートメントを使えば、リンスやコンディショナーを使う必要はないといえます。
ただ、トリートメントだけでは不安という場合には、リンスかコンディショナーを併用されてもいいかもしれません。
併用する場合には、リンスやコンディショナーには、髪の表面を保護する成分が含まれていることから、
トリートメントの前に使ってしまうと、トリートメントの成分の浸透を妨げてしまいますので、順番としては、
シャンプー→トリートメント→リンスかコンディショナー
の順番で使用するようにしましょう。
6.使い方に違いはある?基本的には同じ?
では、リンスやコンディショナー、トリートメントの使い方には違いはあるのでしょうか?
各商品によってその使用方法も異なると思いますが、
基本的には、どのアイテムも、シャンプーをした後に、ぬれた髪に直接なじませて、その後に洗い流すものがほとんどです。
なじませ方も、基本的には同じで、髪のダメージが大きい毛先からなじませるようにし、
髪の中間、髪の根元(頭皮から約1cmくらい)の順でなじませるようにします。
髪全体になじませたら、その後は数分おいて、成分を浸透させ、その後に洗い流すようにします。
なじませる時には、手の平でなじませるようにするのもいいのですが、
より有効成分を髪全体になじませるために、手ぐしをするように、髪の間に指を入れて、優しくもみこむようにしながらなじませてあげるのもいいでしょう。
また、なじませる際には、手の平でなじませる時も、手ぐしでも見込むようにする時も、強い力でなじませてしまうとキューティクルのはがれの原因になってしまいますので、
基本的に、リンスもコンディショナーも、トリートメントも、髪のダメージの補修を目的とするヘアケア用品であるため、使用するのは髪のみで、頭皮にはつけないようにします。
特に、コンディショナーやトリートメントには油分が多く含まれているものもあり、
頭皮につけると毛穴を詰まらせたり、べたつきの原因になってしまうこともありますので、頭皮にはつけないようにしましょう。
リンスやコンディショナーの場合、シャンプーの直後につけて、そのままお湯で洗い流すものがほとんどですが、
トリートメントの中には、洗い流さないタイプのものもあります。
さらに、細かく分けると、
・乾いた髪につけるタイプ
のものに分けられます。
このようなトリートメントの場合、例えば、ぬれた髪につけるタイプのものは、シャンプーした後、軽くタオルドライをして、その後に、髪全体になじませるようにして使います。
髪全体になじませて、有効成分を浸透させたら、その後は、いつものようにドライヤーで普通に乾かすことができるようになっています。
乾いた髪になじませるタイプのものは、シャンプーをした後に、タオルドライし、ドライヤーで乾かした後に、髪全体になじませるようにします。
特に、ぬれた髪に使用するものは、ドライヤーの前に髪をコーティングできるようになり、ドライヤーの熱から髪を守ってくれるようになっていますので、
ダメージのひどい方にもおすすめです。
また、乾いた髪に使用するものは、最もキューティクルが開きやすい、髪がぬれた状態でなじませる必要がないので、
髪がぬれた状態で髪をあまりこすりたくない、摩擦を与えたくない方におすすめです。
もちろん、このような洗い流さないトリートメントも、なじませるのは髪だけで、頭皮にはつけないようにしましょう。
7.まとめ
いかがでしたか?
シャンプーの後につけるヘアケアアイテムとして、リンスにコンディショナー、トリートメントがありますが、
それってどう違うのかはっきりとはわからずに、何となく、イメージで選んでいるという方も多いかもしれません。
基本的にはリンスとコンディショナーは、髪の表面をコーティングして、ダメージを防ぐもの、
トリートメントは、髪の内部に成分を浸透させて、髪の内部のダメージを補修するものという区別があったんですね。
そして使い方も、基本的にはどのアイテムも変わらないのですが、違う点や、注意する点なんかもあって、
こちらではそんな、よく似ていて違いがあまりわからないリンスやコンディショナー、トリートメントの違い、使い方、
そして、それらは併用した方がいいのかなどについてご紹介してみましたので、どれを使えばいいのか迷われている方、
より自分に合ったヘアケア用品選びの際に、また、より効果的な髪のダメージケアのためにもぜひ参考になさってみてください。
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