抜け毛を防ぐブラッシング法があった!髪を守る対処法から、ヘアブラシ選びも

髪をブラッシングした時に、ブラシに髪の毛がごっそりと絡まっていてドキッとすることってありませんか?

でも、正しいブラッシングによってそんな抜け毛も防ぐことができますし、大切な髪の毛も守ることができます。

今回は抜け毛を防ぐ正しいブラッシングからブラシの選び方、それでも脱毛が気になる時の対処法などについて詳しくご紹介しています。

1.抜け毛を防ぐ正しいブラッシング

正しいブラッシングを毎日行っていれば、自然と抜け毛も防ぐことができるようになります。

その方法としては、

①まずは毛先からとかす

髪の毛は根元からとかすのではなく、毛先からとかすようにしましょう。

そして、ブラシを持っていない方の手で髪を支えるようにして、毛先から髪の毛の絡みをほどくように優しくといてあげるようにします。

いきなり根元からとかしてしまうと、毛先にブラシが移動するにつれて髪がより絡まってしまい、髪にダメージを与えてしまいます。

さらに、髪が必要以上に引っ張られて抜け毛にもつながってしまいます。

②次に、毛先よりも少し上の髪の毛を、同様に片手で支えながら絡まりをほどくように優しくとかします。

毛先よりも少し上から同じように、髪の絡まりをほぐすように優しくとかしていくようにします。

この時も、ブラシを持っていない手で髪をサポートするようにしてあげるといいでしょう。

③最後に、髪の根元から髪の中間辺りまでとかすようにします。

頭頂部辺りから優しく、ゆっくりと髪をとかしてあげるようにしましょう。

抜け毛を防ぐブラッシングの鉄則

・髪は毛先から、段階的に、下から上へとかしていく
・できるだけ髪を引っ張らないように、優しい力でとかす
・ロングやセミロングの方は、3~4段階ほど
・ショートの方は2段階程度で

2.正しいブラッシングにはこんな効果も

このように正しいブラッシングを行うことで、

・髪の絡まりを優しくほどくことができる
・頭皮、地肌に余計な力が加わらないので抜け毛が防げる

といった効果が期待できるようになるのはもちろん、

他にも、

・髪に付いたゴミやホコリを取り除く
・髪の広がりを抑える
・頭皮の油を髪へと行き渡らせ、髪にツヤを与える

といった効果も期待できるようになるんですね。

3.抜け毛防止のためにやってはいけないブラッシングとは?

では逆に抜け毛を防ぐためにやってはいけないブラッシングとはどのようなものなのでしょう。

例えば

力任せにブラッシングする

力任せにブラッシングしてしまうことによって、髪が必要以上に引っ張られることになり、本来なら抜けなくてもいい髪まで抜けてしまうことがあります

また、抜けている髪や絡まっている髪と一緒に引っ張られ、抜け毛を増やしてしまうこともあります。

さらに髪が引っ張られることによって、頭皮にも負担がかかってしまうことになります。

何度もブラッシングする

ブラッシングは基本的には、朝と晩、シャンプーの前の3回ほどが適当とされています。

しかし特に女性の中には、1日に何度もブラッシングするといった方もいらっしゃるでしょう。

当然、ブラッシングの回数が増えるほど、ブラッシングによって髪が抜ける機会が増えてしまい、それだけ抜け毛が多くなってしまいます。

特別な日であれば仕方ないのですが、普段ではやはり多くても3回程度にとどめておいて、髪の広がりなどが気になる場合には、手ぐしで整えるくらいにしておきましょう。

ブラシを直接頭皮に当ててのブラッシング

ブラシの毛先を直接頭皮に当ててブラッシングするのもあまりよくありません。

ブラシの毛先によってマッサージ効果が得られるとして、マッサージブラシのように毛先で血行を促すようにして使用される方もいらっしゃるかもしれませんが、

ブラッシングのためのブラシというのは、やはり髪をとかすために作られたものであり、頭皮マッサージのために作られてはいませんので、頭皮へ直接当てるのは頭皮への強い刺激になってしまうこともあります。

そして頭皮を傷めてしまうこともありますので、できるだけ毛先は頭皮に当てないように優しくとかすようにしましょう。

また頭皮の血行促進やマッサージを行うのであれば専用のマッサージブラシを使用するようにし、マッサージのし過ぎにも注意しましょう。

4.抜け毛が気になる時におすすめのヘアブラシ

目の粗いブラシ

抜け毛が気になる時には、目の粗いブラシがおすすめです。

目の細かいブラシだと、髪が絡まっていた時に余計に髪が引っ張られてしまって、髪が抜けやすくなってしまいます。

その点、目が粗いと、髪の絡まりを優しくほぐしてくれて、髪もさほど引っ張られませんので、頭皮にも優しく、でも髪もきちんと整えることができるようになっています。

そんな目の粗いブラシとしては、例えば、1本1本の目の間隔が広くなっているスケルトンブラシがおすすめです。

クッション性の高いブラシ

ブラシの中には、クッションブラシといって、ブラシのラバー部分にクッション性の高い素材が使われているものがあります。

ブラシの目がこんもりと丸く並んでいるのも大きな特徴で、クッション性が高いので、髪をとかす際にも優しくとかすことができ、

頭皮に当たった際にもクッションになって、頭皮へのダメージも緩和してくれるようになっています。

幅の広いブラシ

ブラシの中には、パドルブラシというものもあります。

通常のブラシと比べてもブラシの目が並んでいる幅が広くなっているタイプのブラシで、一度に広い範囲の髪をとかすことができるようになっています。

一気に幅広く髪をとくことができるようになっているので、とかす回数も減らすことができ、それだけブラッシングによって髪が抜けてしまうことも防ぐことができるようになっています。

また、柔らかくてクッション性の高いものも多くなっており、より髪や頭皮に優しくブラッシングできるようになっています。

さらに、髪にツヤを与えてくれる効果や、切れ毛や枝毛も防いでくれるといった効果にも優れていることから人気の高いブラシでもあります。

毛先が丸いブラシ

毛先に小さな球が付いていて、丸くなっているブラシもあります。

丸くなっていることで、頭皮へ直接ブラシがあたってもダメージを抑えることができ、頭皮を傷つけることなく優しくブラッシングすることができるようになっています。

毛が柔らかいブラシ

またブラシはできるだけ毛の柔らかなものを選ぶようにしましょう。

ブラシの毛先を手で押してみてすぐに曲がってくれるものがおすすめです。

実際に使用して、ブラシが頭皮に直接当たっても、痛みを感じないことはもちろんですが、当たっているという感触もあまりないくらいに柔らかいくらいの方が、抜け毛が気になる時にはおすすめでしょう。

●コームは避ける

抜け毛が気になる時には、コームは避けた方がいいでしょう。

コームは髪をとかして、髪の絡まりをほどき、まとめるのに優れたものとなっているのですが、

どうしても、目が細かく、硬いことから髪が抜けやすく、頭皮へのダメージも大きくなってしまうものが多くなっています。

5.ナイロン製か?天然毛か?

ブラシにはナイロン製のものから、猪の毛や豚の毛などが用いられた天然毛のものもあります。

●ナイロン製は安価で、お手入れも簡単

ナイロン製のものは多く市販されていて、安価に手に入れることができ、また、簡単に水洗いもできることから、取り扱いも簡単です。

髪の汚れを取り除くのにも適しているのですが、静電気が起きやすく、枝毛や切れ毛、髪のダメージの原因にもなってしまうこともあります。

●天然毛は柔らかく、髪と頭皮に優しい

一方、天然毛の場合は、髪や頭皮へのあたりが柔らかく、優しいものが多くなっており、静電気も起きにくいので、髪へのダメージも気になりません。

ただ、ナイロン製に比べる高価なものが多く、ブラシ自体のお手入れの際には、ぬるま湯でしっかりと洗い、またしっかりと乾かす必要があるなど、少し手間がかかってしまいます。

このように、どちらも一長一短があり、どちらがいいとは一概には言えませんが、地肌や髪への優しさのことを考えれば、天然毛のほうがいいとされています。

ただ、天然毛のヘアブラシの場合、目の細かいものが多くなってしまいますので、できるだけ目の粗いものを選ぶようにして、

いいものが見つからない場合には、ナイロン製の目が粗く、ブラシの毛が柔らかいものを選ぶようにした方が抜け毛を防ぐためには効果的かもしれません。

6.コンディショナーなどで指通りのよい髪に整えておく

●指通りがよくなることで絡まりを防ぎ、ブラッシングもスムーズに

ブラッシングの際に抜け毛が気になるといった場合には、髪が絡まっていて、それをほどく際に余計に力がかかってしまい、本来なら抜けなくてもいい髪まで抜けてしまうことも意外に多くあるんですね。

日ごろから、コンディショナーやトリートメントをきちんとして、常に指通りのよい髪に整えておくことによって、

そんな髪の絡まりも防ぐことができ、ブラッシングもスムーズにできるようになり、必然的に抜け毛も防ぐことができるようになるでしょう。

コンディショナーやトリートメントは頭皮に悪いからと、シャンプーだけで済ませている方もいらっしゃるかもしれませんが、

使用する際には、髪のダメージのひどい毛先を中心に使用するようにして、地肌には直接つけないといった風に適切に使用すれば、頭皮に悪いといったこともありません。

むしろ、髪に水分や栄養を与えてくれるので、キューティクルも整えてくれて、髪の健やかさや美しさのためにもいいでしょう。

ただ、お湯に溶かしてそのまま髪にかけるタイプのリンスの場合、頭皮に直接当たってしまうことも多いので、注意が必要です。

7.それでも抜け毛が気になる時には?

正しいブラッシングをして、地肌に優しいヘアブラシを使用していても、抜け毛が気になる時もあります。

特に女性の場合、例えばホルモンバランスの影響を受けて一時的に抜け毛が増えてしまうこともあります。生理前や生理中、閉経後、あるいは、産前、産後などがそうですね。

そういった場合には、どうすればいいのでしょうか。

例えば、

●ブラッシングの回数を減らす

毎日、3、4回はブラッシングされている方であれば、朝と晩の最低2回のブラッシングに抑えるといったことも必要でしょう。

●あえてブラッシングせずに手ぐしで整える

ブラッシングを減らしたことで髪の絡まりや乱れが気になれば、手ぐしで整えるようにすることもおすすめです。

いつも丁寧にブラッシングされている方だと、手ぐしではどうしても物足りなくて、きちんと髪の絡まりがほどけているか心配になりますが、

手ぐしであっても丁寧に行えばある程度は髪の絡まりもほどくことができるようになります。

もちろん、手ぐしの際にも優しく行ってあげるようにし、髪を引っ張り過ぎない、地肌に指を押し付けないといったことが必要になります。

●抜け毛が減ってからブラッシングを再開

そして、一時的な抜け毛の場合には、抜け毛が気にならなくなってきたらまた、通常通りの回数でブラッシングを再開されるのがいいでしょう。

8.まとめ

いかがでしたか?

髪の毛が最も抜けやすいのはシャンプーの際だといわれていますが、ブラッシングの時に抜けてしまうことも意外と多いんです。

でも、そんな場合には、ブラッシングの仕方が間違っていたり、必要以上に力が加わってしまっていたりすることも多くて、

正しいブラッシング、その回数やタイミング、使用するブラシを見直すだけでも、抜け毛を大幅に解消することができるでしょう。

それでも抜け毛が気になる場合や、一時的な抜け毛の場合にもまたそれに適した対処法があって、それを実践することで大切な髪を守ることができるんですね。

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