私たちが日ごろ食べている食材、食べ物の中には、気になる脂肪の燃焼を促してくれる食べ物もあり、ダイエットサポートや肥満の予防、
そして健康や美容、美肌にもとても効果的で、積極的に取り入れたい食べ物となっていて、
今回はそんな脂肪燃焼に効果的なおすすめの食べ物、飲み物についてもご紹介しています。
1.脂肪燃焼に効果的な栄養素は?
体に取り入れるだけで脂肪燃焼を促してくれる栄養素としては、
・食物繊維
老廃物の排出を促し、便秘の改善とともに脂肪の燃焼も促す
・L-カルニチン
体内の脂肪酸をエネルギーへと変換し、体脂肪として蓄積されるのを抑える
・ビタミンB群
糖質や脂質の代謝を促し、体脂肪の燃焼にも効果的
・DHA EPA
体内で脂肪の燃焼に関わる「褐色脂肪細胞」の生成を促し、体脂肪の減少を促進させる
・リコピン
脂肪を蓄積する脂肪細胞が増えるのを抑え、脂肪燃焼効果、中性脂肪を抑える効果も
・たんぱく質
体の基礎代謝を高める筋肉の元になる栄養素、筋肉が保たれることで、基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼も促進される
・カルシウム
体内で脂肪を合成する酵素を抑制し、また、体温の上げる効果もあり、基礎代謝も高めて脂肪の燃焼を促進する
・カプサイシン
トウガラシなどに含まれる成分で、体の代謝を良くしたり、脂肪を分解する効果も
・ショウガオール・ジンゲロール・ジンゲロン
ショウガに含まれる成分で、血行を促進し、体の代謝も高めて、脂肪の燃焼を促進する
・カテキン
緑茶などに含まれる成分で、体内で脂肪の分解、消費を高める酵素の働きを促し、脂肪の燃焼を促進する
といったものが挙げられます。
2.脂肪燃焼を促すおすすめ食材
ショウガ
ショウガには「ジンゲロール」や「ショウガオール」、「ジンゲロン」といった成分が豊富に含まれており、これはショウガの辛味の元ともなっている成分でもあります。
またそれらには、体へと取り込まれることにより体を温めたり、血行を促進するといった効果があります。
そのことによって、体の代謝もよくなり、体脂肪の燃焼にも効果的な食材となっています。
グレープフルーツ
グレープフルーツには、「ヌートカトン」という有効成分が豊富に含まれていることがわかっており、
このヌートカトンという成分には、体の中で「UCP」という脂肪の燃焼を促すたんぱく質の生成を高めてくれるといった効果も認められています。
そのために、体脂肪が燃焼しやすい体へと整えることができるようになり、
さらに、ビタミンB1も豊富に含まれていて、ビタミンB1には、糖質の代謝を促してくれる働きもあり、糖質が体脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるようになっています。
また他にも「ナリンギン」という成分も豊富で、このナリンギンには、食欲を抑えてくれる効果もあるということで、ダイエットにも非常におすすめの食材となっています。
海藻類
海藻類には「フコキサンチン」という色素成分が豊富に含まれ、
このフコキサンチンには体内に余分な脂肪が蓄積されないようにするといった働きがあり、
脂肪の分解や燃焼を促すといった効果も期待できるようになっています。
さらに、海藻類にはフコイダンという食物繊維も豊富に含まれていることから、脂肪の吸収を抑えてくれるといった効果もあり、脂肪の吸収を抑えて、排出、デトックスも促してくれるようになっています。
また、低カロリーでもあることからよりダイエットにも効果的な食材となっているんですね。
シナモン
シナモンには、糖質の代謝を促してエネルギーに変えてくれるビタミンB1や、
糖質や脂質の代謝を促してくれるナイアシンも豊富に含まれ、脂肪の燃焼も効果的となっています。
さらに「シンナムアルデヒド」という有効成分が豊富であることもわかっていて、そのシンナムアルデヒドという成分には、血管を拡張して、血行を良くしてくれるといった効果もあり、
血行が良くなることによって体の代謝も促されて、より脂肪燃焼も促されることになります。
他にも、むくみや冷え性の改善、中性脂肪やコレステロール、血糖値、血圧を下げるといった効果も期待できるようになっています。
チョコレート
チョコレートが脂肪燃焼を促してくれるのは意外かもしれませんが、チョコレートの原材料となるカカオには、ポリフェノールが豊富に含まれ、
そんなチョコレートに含まれるポリフェノールには体内でビタミンCの働きを助けてくれるとともに、体内の老廃物や余分な脂肪の燃焼を促し、排出してくれるといった効果が期待できるようになっています。
さらに「エピカテキン」という成分も豊富に含まれ、
このエピカテキンには、血管を広げて血流を良くし、体の代謝も高めてくれるといった効果があることもわかっています。
そのためにより一層の脂肪燃焼効果が期待でき、またこのような効果をより得るためには、運動やエクササイズの前にチョコレートを食べる方がよいとされています。
さらに、このような有効成分はカカオに含まれていることから、カカオの含有量の多いチョコレート、できればカカオ70%以上のチョコレートや、
それよりも手に入りやすいものであれば、ダークチョコレート、ブラックチョコレートがおすすめです。
黒胡椒(ブラックペッパー)
黒胡椒(ブラックペッパー)には、ピペリンという成分が豊富に含まれ、このピペリンには、血管を拡張して、血流を促してくれるといった効果があります。
そして、交感神経の働きをよくして体を内側からしっかりと温めてくれるようになっています。
そのことにより体の代謝も促され、脂肪の燃焼にもつなげられるようになっています。
他にも冷えやむくみの改善、便秘の改善にも効果的となっています。
ブロッコリー
ブロッコリーには必須ミネラルの一種である「クロム」が豊富に含まれており、そんなクロムには、脂肪の燃焼を促して分解し、体脂肪として蓄積されるのを抑えてくれる効果や、
筋肉を増強してくれるといった効果も期待でき、より脂肪燃焼に効果が期待できるようになっています。
他にも、糖質や脂質の代謝を促して、体脂肪になりにくくしてくれるビタミンB1に、
糖質や脂質の吸収を抑えてくれる食物繊維も豊富に含まれていて、低カロリーでもあることからダイエットに非常に効果的な食材となっています。
トマト(リコピン)
トマトにはリコピンが豊富に含まれ、そんなリコピンには、体脂肪の元となる脂肪細胞に働きかけて抑えるといった効果が期待でき、
脂肪の燃焼のためにも効果的とされています。
そんなリコピンは熱にも強い成分となっていて、トマトを加熱調理してもリコピンを摂ることができるようになっていますし、
加工されたトマトジュースやトマトソース、トマトケチャップなどからでもリコピンを摂ることができるようになっています。
3.低カロリー、食物繊維豊富で代謝もアップ!
直接的に脂肪燃焼効果はないものの、低カロリーで、食物繊維豊富な食べ物を食べることによって、デトックスが促され、結果的に体脂肪の燃焼や代謝にもつなげられるようになるますので、そのような食材もおすすめです。
キャベツ
キャベツそのものが脂肪燃焼効果の高い食材というわけではないのですが、キャベツに含まれるカルシウムには、体内への吸収されやすいという性質があり、
そんなカルシウムには、脂肪の吸収を抑えてくれるといった効果や、摂取したカロリーを抑制してくれるといった効果が期待できるようになっています。
このようなカルシウムをキャベツを食べるだけで効率的に摂取することができるようになっていて、
また食物繊維も豊富に含まれることから、より脂質の吸収を抑えてくれて、デトックスも促し、代謝もよくなるので、結果的に脂肪の燃焼にもつなげられるようになります。
こんにゃく
こんにゃくもまた直接的に脂肪の燃焼を促すといったわけではありませんが、こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれ、脂質や糖質の吸収を抑えてくれるようになっています。
そして、そんな食物繊維によって、デトックスも促されますので、キャベツ同様に、結果的に体の新陳代謝もよくなって、脂肪の燃焼にも効果的となります。
こんにゃく自体、低カロリーであり、ダイエット中でも安心してたくさん食べることができますし、
また、こんにゃくに含まれるグルコマンナンには、お腹で膨らんで、満腹感を与えてくれるといった効果もありますので、食べ過ぎを防ぐといった効果も得られるようになっています。
きのこ類
きのこ類にはキノコキトサンというきのこ類特有の食物繊維が豊富に含まれています。
これには、腸内で脂質の吸収を抑えて、排出を促してくれるといった効果や、
また、脂質の代謝を促して、脂肪燃焼も促進し、とくに内臓脂肪の燃焼に効果的とされています。
そしてきのこ類は全般的に低カロリーとなっていますので、ダイエットにも効果的な食材でもあり、
さらに、便秘の改善や免疫力を向上させるといった効果、
他にも、血糖値や中性脂肪、コレステロールを抑制するといった効果、美容や美肌にも効果的なものとなっています。
4.たんぱく質を摂って、筋肉を増やして、効果的に脂肪燃焼
豚肉を中心とする肉類
体にきちんと筋肉が付いていると、それだけで基礎代謝を高めることができるようになっています。
また基礎代謝が高くなると、体を動かしていなくても消費されるカロリーが高くなり、それだけで、基礎代謝が低い場合と比べても脂肪が燃焼されやすく、
太りにくく、やせやすい体を維持することができるようになります。
さらに筋肉はたんぱく質でできていますので、筋肉を保ったり、効率的に筋肉を作るためにはたんぱく質を摂ることが必要になります。
青魚を中心とする魚介類
魚や貝類、甲殻類にもたんぱく質が豊富に含まれています。
特に、サバやイワシ、アジ、サンマなどの青魚には、良質なたんぱく質が豊富に含まれているうえに、
そのような青魚の魚油には、DHAやEPAなどの、いわゆるオメガ3系の必須脂肪酸も豊富に含まれています。
またそういったオメガ3脂肪酸には、血液をサラサラに保ち、血流を良くしてくれるといった効果が期待できるようになっており、
その結果として、脂肪の燃焼が促されたり、皮下脂肪や内臓脂肪の蓄積を抑えるといった効果も期待できるようになっていますので、青魚を食べるのもおすすめです。
大豆製品
大豆やお豆腐などの良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
またお肉などに比べると脂質もカロリーも低く、筋肉をつけるためにも効果的でありながら、ダイエット中でも安心して食べることができるようになっている食材です。
さらに大豆には、コリンというビタミンが含まれているのですが、これには脂肪の燃焼を促したり、血圧の上昇を抑えてくれる効果や、脳内を活性化してくれるといった効果も期待できるようになっているということです。
他にも必須アミノ酸やサポニン、大豆レシチンなども含まれ、コレステロールや中性脂肪の低減といった効果も期待でき、
また女性に嬉しい大豆イソフラボンも豊富に含まれています。
卵
卵の、特に白身の部分はたんぱく質が豊富に含まれ、
さらに黄身の部分はビタミン、ミネラルと非常に栄養価が豊富となっています。
またアミノ酸も豊富に含まれていて、そのアミノ酸の中には、脂肪の代謝や燃焼を促したり、筋肉を強化してくれる働きのあるアミノ酸も豊富に含まれ、ダイエット中にも摂りたい食材となっています。
5.脂肪燃焼を促す飲み物もある?
緑茶
緑茶にはカテキンが豊富に含まれ、そんなカテキンには、体内で脂質の吸収を抑制して、体外へと排出してくれるといった効果や、
また、脂肪を燃焼させやすくしたり、分解も促してくれるといった効果も期待できるようになっています。
さらに、食事中に飲むことによって食事の脂肪分の吸収を抑えてくれるようになっていますし、
運動前に飲むことによってより脂肪の燃焼効果を高めてくれるようになっています。
コーヒー
コーヒーにはクロロゲン酸という成分が豊富に含まれ、このクロロゲン酸には、胃腸の働きを活性化したり、脂肪の燃焼を促すといった効果も期待できるようになっています。
さらに脂肪の蓄積を抑えてくれるといった効果や脂肪肝を防ぐといった効果も期待でき、そんなコーヒーの健康効果やダイエット効果も注目されています。
またコーヒーに含まれるカフェインにも脂肪燃焼効果が期待できるようになっているということです。
低脂肪乳
牛乳にもまたたんぱく質が含まれていることから、筋肉を保って、基礎代謝のアップ、脂肪の燃焼にも効果的でしょう。
また牛乳を飲むのであれば、脂肪分も気になりますから、低脂肪乳を選ばれるのがいいでしょう。
6.運動、エクササイズも組み合わせよう
このように脂肪の燃焼を促してくれる食べ物はたくさんあるのですが、もちろん食べるだけで体脂肪や体重が簡単に減ったり、やせられるというわけではなく、
これらの食材とともに、適度な運動やエクササイズも取り入れましょう。
そして、脂肪燃焼のためには有酸素運動がおすすめです。
でも何も、特別難しい運動やエクササイズが必要なわけではなく、例えば、ウォーキングや軽いジョギングでも十分ですし、
日常生活の中でも、例えば、通勤時に少しだけ多めに歩いてみる、エスカレーターやエレベーターではなく、階段を使ってみる、
お買い物の時には、車ではなく自転車で、さらに、荷物が少ない時には、歩いてお店に行ってみるといったことも効果的ですね。
また、家事の時にも、意識的に大きく体を動かすようにしてみるといったことでもいいんですね。
激しい運動はかえって体に負担がかかり、逆効果ですので、本当に簡単にできる有酸素運動でいいので、
日常的に無理なく続けられる軽い運動を心がけながら、そこへさらに燃焼を促す食材を摂ることによって、より効果的に体脂肪を減らすことができるようになるでしょう。
7.まとめ
いかがでしたか?
体の中で脂肪の燃焼が促されることによって、気になる体脂肪を減らし、ぽっちゃりも自然と解消されます。
そして脂肪燃焼というとどうしても、辛いエクササイズや運動を思い浮かべて、ちょっと嫌になってしまう方も多いかもしれませんが、
私たちが毎日食べている食べ物の中にも、食べることで脂肪の燃焼を促して、ダイエットや肥満の予防のためにも効果的な食べ物があるんですね。
運動、エクササイズと組み合わせることでより効果を発揮してくれるようになっていますし、
体脂肪を減らすことは健康や美容にももちろん効果的ですので、積極的に活用していきましょう。
よろしければシェアをお願いいたします。