化粧品の成分が刺激になる、肌がすぐにかゆくなったり、赤くなったりする、それは肌のバリア機能の低下が原因かもしれません。
そして最近では、バリア機能が低下して肌が敏感になる方も多いといいます。ではそんなバリア機能の低下はなぜ起こるのでしょう?
そこで今回はバリア機能の低下の原因に、今すぐに始められるバリア機能を回復させる方法、セルフケア法、日ごろから気をつけたいことなどについても詳しくご紹介してみたいと思います。
バリア機能の低下や肌の敏感に悩まれている方はぜひ、今のスキンケアを見直し、実践なさって、芯から丈夫で健康的な素肌、揺るぎない素肌を目指しましょう!
1.バリア機能とは?
肌のバリア機能というのは、肌のある組織を表すものではなく、
肌の表面の組織である、わずか0.02mmほどの角質層が、適切に水分を保持しており、
それがきちんと厚みを持ち、整っていることによって、外部の刺激や乾燥から肌は守られています。
そんな角質層が肌を守る機能のことを「バリア機能」といいます。
2.健やかなバリア機能とは?
では、健やかで、外部刺激や乾燥からも肌を守ってくれる「整ったバリア機能」とはどういう状態のことをいうのでしょうか?
角質層というのは、
・肌を構成する肌細胞
・肌の潤い、水分量の元になる「天然保湿因子(NMF)」
・細胞と細胞とを埋め尽くす「細胞間脂質」
・角質層の表面を保護する「皮脂膜」
とで構成されています。
そして、健やかなバリア機能、バリア機能が整った状態というのは、
・天然保湿因子(NMF)、潤いがきちんと保たれている状態
・角質層内で、細胞間に水分をとどめて保持する細胞間脂質もきちんと保たれている状態
・細胞間脂質の水分の蒸発を防いだり、外部からの刺激や乾燥からも肌を守る皮脂膜もきちんと保たれている状態
このような状態のことをいいます。
3.バリア機能が低下すると肌ではどんなことが起こる?
バリア機能が低下してしまうと、例えば、
・肌が敏感になりやすい
・肌がすぐにかゆくなったり、赤くなったりする
・外部の刺激(髪の毛や衣服が触れる、汗をかくなど)でも反応しやすくなる
・化粧品の成分などで、刺激が起こりやすい
・肌表面のキメが乱れやすくなる
・キメが乱れることから、肌内部の水分が逃げやすくなり、肌が乾燥しやすくなる
このようなことが起こってしまいやすくなります。
4.バリア機能が低下する理由は?
バリア機能が低下する理由は一つではなく、様々なことが考えられ、
主に、
・内的要因
とに分けられます。
5.誤ったスキンケア
バリア機能を低下させてしまう外的要因として、誤ったスキンケアが原因になっていることが多く、
それも、肌に良かれと思って続けてしまって、気がついた時にはバリア機能の低下を招いてしまっているということも多くあり、
肌が敏感になって初めて気付くことも多くなっています。
そしてそんなバリア機能低下につながる、誤ったスキンケアとしては、
●洗顔のしすぎ、クレンジングのしすぎ
洗顔をしすぎてしまったり、クレンジングをしすぎることにより、
肌が乾燥しやすくなり、角質層に十分に水分が保持できない状態が続くことになります。
そのことで、バリア機能の低下を招き、さらに肌が乾燥しやすく、刺激にも弱くなってしまいます。
特に、脂性肌の方は皮脂が気になったり、毛穴の黒ずみなどが気になって、洗顔をしすぎる傾向があり、
また、メイクが濃い方もクレンジングをしすぎる傾向にありますので、注意が必要です。
●肌のこすりすぎ
肌の表面を守る角質層というのは、先にもある通り、その厚さはわずか0.02mmほどで、非常に薄くデリケートにできています。
そのため摩擦にも弱く、少しの摩擦にも傷つきやすく、それが日常的になってしまうと、角質層は薄くなり、必然的にバリア機能も弱くなってしまいます。
肌をこすっていないつもりでも、洗顔時やスキンケアの際に意外とこすってしまっていたり、タオルで顔を拭く時や、メイクでパフやスポンジを使う時、
また、油とり紙などで皮脂を取る時なども、知らず知らずのうちに肌をこすってしまっていることもありますので、注意が必要です。
●熱いお湯での洗顔
熱いお湯ですすぐことにより、肌の水分が流れやすくなります。
そのことで肌内部の水分量が不足してしまい、肌の乾燥を招いて、バリア機能の低下につながってしまいやすくなります。
さらに熱いお湯は、肌のバリア機能を保つためにも必要な皮脂を必要以上に落としやすくし、皮脂も足りなくなり、
より乾燥を招き、やはり、バリア機能を低下させてしまいます。
●ピーリングのしすぎ
ピーリングは、肌にとって不必要な古い角質を取り除くとともに、その強力な作用によって必要となる角質層まで剥ぎ落としてしまうこともあります。
特に、こするタイプのピーリングや、こする必要があるゴマージュ、スクラブといったケア、
あるいは、強力なピーリング剤、薬剤を用いてのケア、はがすタイプのパックなども、角質層へ作用し、バリア機能も弱めてしまいやすいので注意が必要です。
●過剰な皮脂ケア
皮脂は肌にとって必要不可欠なもので、皮脂が肌の表面を適切に覆っていることで外部刺激などから肌が守られ、
また、肌の水分蒸発を防いで、肌の潤いを保つのにも重要な役割を果たしています。
もちろん、バリア機能を保つためにも必要不可欠なものですが、
例えば、皮脂のテカりが気になるからと1日に何度もあぶら取り紙などで過剰に取り除いたり、
毛穴パックなどで強力に取り除いてしまうことによって、必要な皮脂までも不足してしまい、それがバリア機能の低下につながってしまうことがあります。
●過剰な保湿ケア
保湿をすることは肌にとって必要不可欠なことですが、特に、保湿力の高い保湿化粧品を毎日たっぷりと使い続けることによって、
肌が本来持っている保湿機能や修復機能が働かなくなるといったことが起こることがあります。
特に、保湿力の高い、油分が多く含まれている乳液やクリームを過剰に使い続けることで、肌は常にそれらのたっぷりの油分に覆われることになり、
そんな化粧品が乾燥も、外部からの異物の侵入も防いでくれるようになるので、肌の修復機能が低下してしまい、
バリア機能も十分に働かなくなり、結果、バリア機能の低下を招いてしまうことがあります。
特に、若い方の場合は、さほどケアしなくても潤いを保てたり、肌の修復機能も活発なため、過剰な保湿ケアには注意が必要で、
与えすぎない、適度なケアを心がけることも大切です。
6.紫外線や花粉などによる環境要因
紫外線は、日焼けやシミ、そばかすの原因になるだけではなく、肌の乾燥も招き、バリア機能の低下にもつながってしまいます。
また花粉などの外部刺激が、直接バリア機能の低下につながるわけではありませんが、
それが刺激となり、肌のかゆみや炎症を起こし、そのことでバリア機能が弱くなってしまうことがあります。
特に、元々バリア機能が弱い敏感肌の方やアトピーの方は刺激を受けやすいので花粉などにも注意する必要があります。
7.睡眠不足などの生活習慣の乱れ
睡眠不足の状態が続くことにより、肌のターンオーバーは確実に乱れ、肌が十分に育たなくなります。
また、肌の活発な新陳代謝や修復のために大きな役割を果たす成長ホルモンも十分に分泌されなくなり、さらに、健やかなバリア機能が育たなくなります。
そして、肌というのは、バリア機能が多少弱くなっても、新陳代謝を繰り返すことで修復されて、正常化していくものなのですが、
そのような睡眠不足の状態では、弱くなったバリア機能の修復されにくくなり、さらにバリア機能が弱くなるという負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。
8.ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンには、肌内部でコラーゲンの生成を促したり、そんなコラーゲンを助けるエラスチンの生成を促すといった働きがあり、
肌の潤いやハリを保つのにも重要なものなのですが、そんな女性ホルモンのバランスが乱れてしまうことで、
潤いやハリを保つことができなくなり、バリア機能の低下にもつながってしまうことがあります。
9.アトピー性皮膚炎
健康的で厚みのあるバリア機能を保つためには、角質層に天然保湿因子(NMF)が十分に保たれている必要があり、
近年、そんな天然保湿因子が肌で作られるためには、「フィラグリン」というたんぱく質が大きく関わっていることがわかっています。
さらに、そんなフィラグリンは、通常の肌では元々備わっているのですが、アトピー性皮膚炎の方は、そのフィラグリンが不足してしまっていることが多く、
そのことにより、天然保湿因子が上手く作られずに、バリア機能も丈夫に形成されないといわれています。
10.バリア機能を回復させるには?
このように、バリア機能の低下には様々な原因があり、また、バリア機能が低下してしまうと、肌が敏感になったり、少しの刺激にも肌が反応してしまって、とても辛いものです。
しかしながら、肌には本来修復機能というものが備わっていて、一旦バリア機能が弱くなったとしてもまた元に戻すことも十分に可能なんですね。
でも、そんなバリア機能回復のために必要なケアや心がけたいこともあって、
例えば、
●優しいスキンケアを徹底させる
特に、バリア機能がすでに低下してしまっている方や、絶対にバリア機能を低下させたくない方は、肌に優しいスキンケアを徹底させるようにしましょう。
そのために心がけたいのが、
●洗顔は多くても1日2回、クレンジングは1回
洗顔のし過ぎやクレンジングのし過ぎは直接バリア機能へと作用し、弱めやすいので、絶対に避けるようにし、
洗顔は、多くても朝と晩の1日2回、クレンジングは、メイクをした日だけ、夜の1回だけにとどめておきましょう。
また、洗顔やクレンジングをする時にも、丁寧に洗う必要はありますが、時間をかけて洗ってしまうとそれだけ肌が乾燥しやすくなるので、
Tゾーンや小鼻などは少し丁寧に洗うくらいで、乾燥しやすい箇所は、さっと短時間で洗うようにしましょう。
●肌をこすらない
肌の摩擦もやはりバリア機能へと直接作用してしまいますので、日ごろから肌は極力こすらないように心がけましょう。
特に肌をこすりやすいのは、洗顔時やクレンジングの時、洗顔後にタオルで顔を拭く時だと思うので、
洗顔時には、たっぷりのキメの細かい泡を作って、泡をクッションにして、手と顔が直接触れないように洗うようにしたり、
クレンジング時には、やはりクレンジング剤をクッションにして、肌を直接こすらないようにしてクレンジングする、
そして、顔を拭く時には、柔らかいタオルで顔をポンポンと優しく抑えるようにして、水気を取るようにしましょう。
●洗顔後は、化粧水、乳液、クリームで適切に保湿する
肌の乾燥もまた、肌のキメや角質層を乱しやすく、バリア機能の低下に直接つながってしまいますので、
洗顔した後は、必ず化粧水に、乳液やクリームで保湿をしてあげるようにしましょう。
なかには、乳液やクリームのべたつきが苦手だったり、ニキビができやすいからと化粧水だけで保湿を済ませる方もいらっしゃいますが、
それだけでは、せっかく与えてあげた水分が蒸発しやすく、潤いが保てませんので、
化粧水をつけたあとは必ず乳液やクリームでそんな水分を閉じ込めてあげるようにしましょう。
また乳液やクリームの油分が、足りない皮脂の代わりとなって肌を守ってくれるようになるので、バリア機能を保つのにもより効果的です。
●保湿のしすぎにも注意
保湿はバリア機能を保つために必要ですが、過剰な保湿には注意が必要です。
先のとおりに、保湿力の高い化粧品をたっぷりとつけて保湿し続ける、
特に、保湿力の高い油分たっぷりの乳液やクリームをたっぷりとつけて、常に肌を保護し続けることによって、肌本来の保湿機能やバリア修復機能が働かなくなり、バリア機能の低下につながることがあります。
ですから保湿は、過剰になり過ぎない程度に、適切に行うようにしましょう。
特に、保湿力の高い化粧品を使う場合には、必ず説明に書かれてる適量を守るようにしましょう。
●熱いお湯での洗顔、入浴は避ける
熱いお湯での洗顔や入浴は、肌の水分を奪ったり、肌の表面の必要な皮脂までも奪いやすく、乾燥を進めてしまいますので、
洗顔時はぬるま湯ですすぐようにし、
乾燥肌の方は特に、入浴の際にも、熱めのお湯に入ることは避けて、できれば40℃くらいの少しぬるいかなと思えるくらいのお湯で入浴されることをおすすめします。
●ピーリングはやめる、もしくは、適切に行う
ピーリングやゴマージュ、スクラブといったケアは、溜まった古い角質が簡単に取れるので人気の高いケアでもありますが、
それと同時に、角質に直接働きかけるため、その方法や肌質によってはバリア機能の低下にも直接つながってしまいます。
ですから、健康的なバリア機能を保つためにはピーリングなどは行わないようにするか、
もし、行うのであれば、回数を極力少なくしたり、フルーツ酸などの極力肌に優しいピーリング剤やスクラブ剤が使用されているものを使うようにする、
さらに、角質層を弱くしやすい摩擦するタイプのものではなく、塗るタイプのものや洗顔タイプのものを使用するといった工夫をされるといいでしょう。
また、はがすタイプの毛穴パックや酵素洗顔も、角質層に大きな刺激を与えますので、やはり使用しないようにするか、どうしても使用したい場合には、使用方法を守り、適切に使用するようにしましょう。
●皮脂ケアは控えめに
特に、脂性肌の方は、皮脂ケアを頻繁にしたくなりますが、あぶらとり紙などで頻繁に皮脂を取り去ってしまうと、必要な皮脂まで取り去ってしまい、
逆に肌を乾燥させてしまいます。
また皮脂を取る時にも、つい強く抑えてしまったり、こすってしまうこともあり、そのことがバリア機能の低下につながってしまうこともあります。
ですから、皮脂ケアは必要最小限に抑えるようにし、テカりなどが気になる場合には、あぶらとり紙ではなく、ティッシュで優しく抑える程度にするのもいいでしょう。
●メイクの時、スキンケアの時にも肌をこすらない
肌への摩擦は直接バリア機能の低下につながりやすいので、避けた方がいいのですが、
メイクの時やスキンケアをする時も意外と肌をこすりやすく、例えば、ファンデーションをパフやスポンジで塗る時や、
化粧水をコットンでつける時などでも、気をつけていても、ついついこすってしまうこともあります。
ですから特にバリア機能の低下が気になる方は、ファンデーションを乗せる時は、パフをすべらせるように優しく乗せるようにし、
パフも、より摩擦の少ないシリコンパフを使うようにしてもいいですね。
また、パウダーよりも、指でつけることができる伸びの良いリキッドファンデーションやBBクリームを使うようにするのもいいですし、
化粧水は、肌をこすりやすいコットンではなく、手で優しくなじませるようにするのもいいです。
また化粧水は、シュッとスプレーするだけのミストタイプなら、肌に直接触れることなく化粧水がつけられるので、よりおすすめですね。
さらに意外と肌をこすってしまうのが、テクスチャの固いクリームで、塗る時に強い力も加わってしまいやすいので、
化粧水の後はクリームではなく、塗りやすい乳液にするようにしたり、
クリームであれば、テクスチャの柔らかい、伸ばしやすいクリームを使用するのもいいでしょう。
●外出時は紫外線対策を必ず行う
紫外線によってもバリア機能の低下を招きやすいので、紫外線対策もきっちりと行うようにしましょう。
外出時には必ず、日焼け止めを塗るようにしたり、
日焼け止めの刺激も気になる場合には、UV効果のしっかりとした化粧下地やファンデーションで対策をするのもいいです。
また、日傘や帽子、アームカバーなど、紫外線対策のための用品を活用するのもいいですし、
外を歩く時はできるだけ日陰を選んで歩くようにするといった心がけをされるのもいいですね。
●睡眠を適切に取る
睡眠を毎日適切に取ることも、バリア機能を育て、健やかに保つためには必要不可欠です。
睡眠を適切に取ることで肌の新陳代謝は促され、角質層も健やかに育ち、
また、何らかの原因でバリア機能が弱くなっていたとしても、その修復も促すことができ、バリア機能も回復しやすくなります。
さらに、睡眠時間は短くてもいけませんが、長すぎてもよくなくて、7時間前後が最も理想的な睡眠時間だとされていて、
肌の代謝や修復を促す成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、夜の就寝時とされていますので、
夜更かしをして朝方に布団に入るというのではあまり意味がなく、夜の間にしっかりと睡眠を取るようにしましょう。
●生活習慣を整えて、ホルモンバランスの乱れを防ぐ
ホルモンバランスの乱れもまた、バリア機能の低下につながりやすく、肌を敏感にさせてしまうこともあります。
例えば、乱れた食生活や睡眠不足もホルモンバランスの乱れの原因にもなってしまいますので、
日ごろから、バランスのよい食事を心がけるようにし、睡眠も適切に取るなど、生活習慣を整えておきましょう。
また、ストレスや疲れもホルモンバランスを乱す大きな原因になってしまいますので、できるだけストレスをためないようにする、
日ごろから、ゆっくりリラックスできる時間を作るようにしたり、趣味などで上手くストレスを発散できるようにしたり、
疲れを感じたら無理をせずに、適度に休憩を取るようにしたりと、ストレスや疲れを溜め込まないようにしておくことも健やかなバリア機能のためには大切ですね。
11.まとめ
いかがでしたか?
肌というのはとてもデリケートなもので、肌の表面を守る角質層は、その厚さはわずか0.02mmほどなんですね。
そしてそんな角質層で肌のバリア機能は働いていることになり、特に角質層に天然保湿因子や細胞間脂質などがあって、十分に水分が保たれていること、
角質層の表面が適切に皮脂で覆われていることによってバリア機能がきちんと保たれることになるんですね。
また、それほど角質層はデリケートであることから、ちょっとした刺激や摩擦などで弱くなりやすく、それとともにバリア機能も低下してしまいやすくなります。
今では、バリア機能の低下で肌が弱くなってしまって、すぐに敏感になったり、そんな敏感肌の症状に悩まれている方も多いようです。
でもそのようなバリア機能の低下は、きちんとケアしてあげれば肌本来が持っている修復機能によって回復させることも可能で、強いバリア機能を取り戻すこともできるんですね。
こちらではそんなバリア機能の低下の原因や回復させる方法、日ごろから気をつけたいことなどについてもご紹介してみましたので、
バリア機能が弱く、肌の敏感に悩まれている方、バリア機能の低下を防いで丈夫な素肌をずっと保ちたい方もぜひ参考になさって、
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