化粧水は手でつける?コットンでつける?結局どっちがいい?それぞれのメリット、デメリットに、意外な効果やケース別おすすめ方法も

化粧水は手でつけるかコットンでつけるか?と迷ってしまう方も多いかもしれません。また、そのつけ方によっても化粧水の効果が違ってくることもあります。

今回はそんな化粧水、手でつけるかコットンでつけるか?それぞれのメリットやデメリットは?意外な効果などについてもご紹介してみたいと思います。

1.化粧水を手でつけるか、コットンでつけるかについて正解はない?

化粧水を手に取る女性

化粧水をつける時に、手で直接つけたほうがいいのか、コットンでつけたほうがいいのか、どちらが正しい方法といえるのでしょうか。

結論からいえば、どちらが正しくて、間違っているということはなく、

使用する方の肌質や、今現在の肌の状態によって正しい方法は異なり

それを見極めて判断するのが最も正しい方法であるといえるんですね。

そのためには、それぞれの方法でメリットもデメリットもありますので、まずはそれをきちんと知っておくことで正しい方法を選ぶことができるでしょう。

2.手で化粧水をつけることのメリットとは?

手で化粧水をつける様子

化粧水を手でつけることのメリットとしては、

まず、

●肌に刺激を与えずに優しくつけられる

手のひらで化粧水をなじませる女性

コットンではどうしてもコットンの繊維などが肌に直接触れることになりますので、それが刺激になったりすることがあるのですが、

その点、手も当然皮膚であることから、その表面はコットンと比べてもなめらかであり、

チクチクしたり、摩擦などの刺激を与えることなく、優しくつけることができるようになっています

●細部にまでしっかりとつけられる

コットンだと、例えば、小鼻など凹凸のある箇所はどうしてもつけづらく、つけムラができてしまうこともあります。

でも、手でつける場合には、広い面では手のひらを使って満遍なくつけることができるようになっていますし、

凹凸のある細かい箇所は指の腹を使って簡単につけることができ、

細部にまでしっかりとつけることができるようになっています。

●手のひらのぬくもりで浸透力を高めることができる

手でつける場合には、手のひらの熱を化粧水にも伝えることができるようになり、

そのことで化粧水の浸透を高めることができるようになります。

特に、ヒアルロン酸などが配合されたとろみのある化粧水の場合には浸透させることが難しいとされているのですが、温めることで浸透させやすくなります。

●手のひらで肌の状態がわかる

手のひらで化粧水をつける場合には、直接手を素肌に当てることになりますので、

今の肌の状態が、かさついているのか、ゴワつきがあるのか、ざらついているのか、

あるいは、柔らかく、しっとりとした状態を保てているかなどがその都度わかります。

そのことで、例えば、乾燥がひどくなっているのであれば、化粧水の量を増やすようにしたり、

逆に、しっとりとした状態が保てているなら、このままのケアをキープしようといった風に、

今の肌の状態が判断できることで、より効果的なケア、正しいケアも可能になるというメリットもあります。

●取った化粧水をほとんど使えるので経済的

手でつける場合には、手のひらに取った化粧水をそのままダイレクトにつけることになるので、

手に取った量の化粧水をほぼ使い切ることができるようになります。

また、顔に使ったあと、手のひらに化粧水が残ったとしても、それを首やデコルテに使ったりすることで、

取った化粧水は無駄なく全て使い切ることができ、経済的でもあります。

●ハンドプレスで浸透させやすい

手で化粧水をつける場合には、顔全体に塗布した後に、そのまま両手でハンドプレスすることができるようになっています。

そのことでより化粧水を浸透させやすくなるでしょう。

3.デメリットは?

化粧水を手でつけることのデメリットとしては、例えば、

●手のひらからこぼれやすく、かえって使いすぎることも

化粧水を手のひらに取る際に、つい化粧水を多く出しすぎてしまい、そのまま手のひらからこぼれてしまったり、

手のひらに取った化粧水を、顔へとつけようと手のひらを傾けた時にも、こぼれてしまうこともあります。

そうなるとやはりもったいないですし、かえってコットンよりも多く使いすぎてしまうこともあります。

●手のひらに傷や荒れがあるとかえって刺激になることも

手のひらがなめらかな状態であれば問題はありませんが、

例えば、手のひらに傷があったり、手のひらが荒れている場合には、

その凹凸やザラザラしている状態で顔を触ることになり、それが肌へ刺激になることもあります。

また、ケガをしていると化粧水がつけられないこともあります。

●手のひらが不衛生であれば菌が移ることも

手のひらが汚れていたり、不衛生な状態で化粧水をつけると、手のひらの菌が顔へ移ってしまうこともあります。

まれではあるかもしれませんが、そのことで肌が荒れてしまうこともあります。

ですから、手で化粧水をつける前には必ず手を洗って、清潔な状態でつける必要があります。

4.コットンでつけることのメリットとは?

コットンに化粧水を染み込ませる様子

では、コットンで化粧水をつける場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

例えば、

●つけやすい

コットンでつける場合には、なんといってもそのつけやすさが大きなメリットでしょう。

コットンに化粧水を染み込ませて、それを肌へと塗布するだけですから、手でつける時のように、手から化粧水がこぼれてしまうといったこともありませんし、

化粧水をつけ終わった後は、コットンを捨てるだけでいいので、手でつける時のように、手のひらに化粧水が残って、ベタつきが残ったり、拭き取ったりする必要もありません。

●いつも衛生的に化粧水がつけられる

コットンで化粧水をつける場合には、もちろんコットンは毎回取り替えて、新しいものを使用しますので、

常に衛生的に化粧水をつけることができるようになっています。

また、手のひらのように気付かずに汚れた手でつけてしまって、手のひらの雑菌が顔に移ってしまうといった心配もありません。

●肌に均等につけられる

コットンで化粧水をつける女性

手のひらでつける場合には、手のひらの凹凸によって、化粧水が多くつく箇所、少なくつく箇所ができてしまい、どうしても、つけムラができてしまいます。

その点、コットンでつける場合には、コットンに均等に化粧水が染み込んでおり、また、コットンの表面も平らであることから、

顔へと均一に化粧水をつけることができるようになっています。

●パッティング効果が得られる(血行促進や引き締め効果)

コットンで化粧水をつける場合には、基本的には、コットンをポンポンと、肌へとパッティングするようにつけます。

そのパッティングによって、手のひらでおさえたり、なでるようにつけるのと比べ、肌へ適度な刺激を与えて、

血行を促進したり、その血行促進効果によって、肌の代謝がよくなったり

肌や毛穴を引き締めるといったプラスアルファの効果も期待できるようになるでしょう。

●ローションパック、コットンパックができる

コットンで普通に化粧水をつける他にも、

そのコットンにたっぷりと化粧水を含ませて、そのまま顔に貼りつけて使用すると、

簡単にローションパック、コットンパックができるようになっています。

専用の美容マスクやパックだと高価で頻繁に使えない場合でも、このようなローションパックだと、たっぷりと経済的にパックができるのもメリットといえるでしょう。

5.デメリットは?

逆に、コットンで化粧水をつけることのデメリットとしては、

例えば、

●コットンの繊維が刺激になる

コットンの場合だと、どうしてもコットンの繊維が肌へと直接当たってしまい、それが刺激になることもあります。

特に、バリア機能の低下した乾燥肌の方や敏感肌の方は刺激を受けやすく、そのことで、肌がかゆくなったり、赤くなったりすることもあり、

また、その繊維の摩擦によって、よりバリア機能の低下を招いてしまうこともあります。

●細部につけづらい

手でつける場合には、例えば、小鼻や眉間の辺りなど、凹凸があって、細かな部分には、指の腹を使って化粧水をつけることができるようになっていますが、

コットンでは、肌に接する面が広いことから、どうしてもそのような凹凸があり、細かい箇所にはつけづらくなってしまいます。

●化粧水を多く使ってしまう

コットンで化粧水をつける場合には、コットンに染み込ませた化粧水を肌へとパッティングしても、

どうしてもコットンに化粧水が残ってしまい、化粧水を100%使い切ることができません

そのため、手でつけるよりも化粧水を多く使う必要があり、経済的でないというデメリットもあります。

●つい強めにパッティングしてしまう

コットンの場合には、パッティングしてつけるようになるのですが、そのパッティングも適切に優しく行っていれば、化粧水の浸透を促したり、

血行促進など、肌によい効果をもたらしてくれるものですが、

急いでいたりすると、つい強くパッティングしてしまったり、

また、化粧水をつけることに慣れてしまって、いつの間にかパッティングが強くなってしまうこともあります。

そうなると肌への刺激も強くなってしまいますので、注意が必要です。

6.こんな時、こんな方には、この方法がおすすめ!

このように、化粧水を手でつけるほうがいいのか、コットンでつけるほうがいいのかは、正解というものはなく、

また、それぞれの方法でメリット、デメリットもあって、それをきちんと理解しておくことで、自分に合った方法もきちんと選ぶことができるようになるんですね。

そして特に、このような場合にはこの方法がおすすめというものもあって、

例えば、

●水っぽい化粧水の場合にはコットンで

サラサラの化粧水をコットンに取る様子

化粧水の中でも、サラサラとした水っぽい化粧水をつける場合には、どちらかというとコットンに染み込ませてつけるのがおすすめでしょう。

もちろん、手でもつけることもできますが、つける時に化粧水がこぼれやすかったり、肌へと均一につけることができないこともあります。

その点、コットンだと化粧水がこぼれることなく、均一に簡単に化粧水がつけられるようになります。

●とろみのある化粧水の場合には手で

とろみのある化粧水を手に取る様子

一方、美容液のようなとろみのある化粧水もあります。

ヒアルロン酸やプロテオグリカンといった粘性のある保湿成分が配合されている化粧水に多いと思うのですが、

そのようなとろみのある化粧水の場合、コットンよりも手でつける方がおすすめでしょう。

コットンだと染み込みにくかったり、一旦染み込むとコットン内に化粧水がとどまってしまい、十分に肌へと与えることができなかったりします。

その分、化粧水をたくさん使用する必要があったりすることもあるのですが、

手のひらでつける場合には、化粧水をそのままダイレクトに与えることができ、

また、とろみがあるので、手からこぼれる心配も少なく、100%化粧水を与えることができるようになるでしょう。

●敏感肌の方の場合には手のひらがおすすめ

敏感肌の方や、刺激を受けやすいデリケートな肌の方に場合には、やはり繊維のあるコットンよりも、

なめらかな手のひらでつけるのがおすすめです

つける際にも、コットンだとパッティングによる刺激も気になるところですが、

手の場合だと、手のひらで優しくなじませるだけでも浸透させることができるので、より低刺激に化粧水をつけることができるようになるでしょう。

●より清潔さを求めるならコットンがおすすめ

もちろん、手のひらでつける場合も、清潔な手でつければ問題ないですが、

洗顔した後に、何か他のものを触ることがあるかもしれませんし、化粧水のボトル自体が汚れてしまっていることもあります。

手についている雑菌によって肌トラブルにつながってしまうことはよほどの汚れでない限りあまりないので、それほど神経質になる必要はありませんが、

それでも、そのようなことが心配で、より清潔に化粧水をつけたい場合には、毎回新しいコットンで清潔に使うことができるので、コットンがおすすめであるといえるでしょう。

7.まとめ

いかがでしたか?

化粧水をつける場合に、どうしても迷ってしまうのが、手で化粧水をつけるか、コットンでつけるかということでしょう。

そして実際に、どちらがいいのかということに答えというものはなくて、

それぞれの方法で、いい点もあれば、あまりよくない点もあり、それをきちんと把握した上で選ぶのが正解だといえるんですね。

そしてその正解の方法も、もちろんその人の肌質や、今の肌の状態によっても違っていて、

前はコットンでつけていたけれどあまり肌の調子がよくなく、手でつけると調子がよくなったといった場合であれば、その方法が正しいということになり、その逆もしかりなんですね。

こちらでは、どちらの方法がいいかをきちんと判断していただくために、化粧水を手でつける場合と、コットンでつける場合のそれぞれで考えられるメリット、デメリット、

さらに、ケース別のおすすめ方法などについてもご紹介してみましたので、

化粧水を、より自分に合った方法で、そして、より美肌になれる方法でつけるための参考になさってみてください。

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