できたシミをあきらめないで自分で消す方法!シミの種類にセルフケア法、嫌な肝斑(かんぱん)、ニキビ跡、傷跡改善にも

シミは一旦できるとあきらめるしかない?実はそんなことはなくて、今では、自宅で簡単なセルフケアで改善させる方法も色々とわかってきています。

今回はそんなシミの消し方、セルフケアについて、さらに、シミにはどんな種類がある?食べ物やサプリメントで改善できる?などについてもご紹介してみたいと思います。

こっそり始めて、憧れのシミレス肌を目指しましょう!

1.シミの種類

シミとひとくくりに言っても、それにはいくつかの種類があり、

例えば、

●老人性色素斑(日光黒子)

老人性色素斑(日光黒子)とは、

紫外線を浴びることでメラニン色素が生成され、それがターンオーバーを経ることにより、肌の表面に黒くなって現れるシミのことです。

最も一般的なシミといえるもので、当然、紫外線を多く浴びたり、日焼けをすることによって出来やすくなり、

また、若い頃はあまり目立たなくても、ターンオーバーを繰り返していくうちに、年齢を重ねてから現れてくることもあります。

その形態も様々で、薄茶色で小さなものから、濃く、大きなものもあります。

●炎症性色素沈着

炎症性色素沈着は、肌が炎症を起こし、その後、その炎症から色素沈着を起こして、シミとして残ってしまうものです。

その原因としては、例えば、ニキビの炎症からニキビ跡になり、それがシミとして残ってしまったり、

傷跡や虫さされの跡、やけどや湿疹、かぶれなどの炎症が跡になって残り、シミになることもあります。

その形態も、炎症の度合いやその後の治癒の度合いなどによっても異なり、薄茶色のものや黒いもの、

紫や赤茶などのものもあり、小さく目立たないものから、大きなものまで様々です。

●肝斑(かんぱん)

肝斑(かんぱん)とは、主に、両ほほや額、鼻の下にできるシミであり、

左右対称に、同じような形、大きさでできるという特徴もあります。

このような肝斑は、女性ホルモンが原因でできることが多いとされていて、

特に、30代後半から50代後半の女性に多いシミでもあります。

また、妊娠や出産、ピルの服用でできるといったことも多く、

さらに、精神的なストレスを受けて、ホルモンバランスが崩れた際にもできることもあるといわれています。

一般的には、50代後半、60代にかけて、薄くなっていくシミでもあります。

●そばかす(雀卵斑)

そばかすは、薄茶色あるいは黒っぽい茶色の斑点が、鼻を中心に、両ほほにかけてまだらにできるのが特徴のシミで、

その主な原因は遺伝的なものとされています。

例えば、家族の方にそばかすの方がいれば、その人もそばかすができやすく、

また、幼少期、5~6歳の頃からできはじめることが多いシミでもあります。

そして、成長とともに増えていき、10代後半の思春期の頃に最も多くなり、その後、大人になると薄くなっていく方が多いようです。

どちらかというと、白人の方に多くみられ、日本人では色白の方に多くみられるシミでもあります

●光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑というのは、短期間に強烈な紫外線を浴びたり、繰り返し日焼けをしたりすることでできるシミであり、

主に肩や背中、胸元などにできるシミです。

その形状は、花びら状をしているのが特徴で、肩や背中にできることから、気付かないうちにできてしまっているといった方も多いようです。

また、色白の方にできやすいという特徴もあります。

●脂漏性角化症

脂漏性角化症というのは、シミの角化が進んだ状態のシミのことであり、

角化が進むことにより、イボのように隆起した状態となり、分厚くなってしまいます。

これを改善させるためには、セルフケアでは不可能で、レーザーによる治療が必要となるシミでもあります。

●太田母斑

太田母斑というのは、目の周りやほほ、額、鼻に多く現れるシミであり、

通常の老人性色素斑や炎症性色素沈着のようなシミは、肌の表皮にメラニンが増えて、それが表面化することで現れるのに対し、

この太田母斑は、肌の真皮内でメラニン色素が増えるのが原因で起こります。

また、通常のシミが茶色のものが多いに対し、

この太田母斑は、青みがかった灰色や茶褐色をしているものが多く、青アザのようなシミのものも多くなっています。

一般的には顔の片側にできることが多く、生後まもなく現れるのも特徴です。

●後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性、両側性太田母斑様色素斑)

後天性真皮メラノサイトーシスは、別名を「両側性太田母斑様色素斑」や「遅発性太田母斑様色素斑」ともいい、

太田母斑と同様に、肌の真皮内でメラニンが増えることでできるシミでもあります。

また、太田母斑が生後まもなく発症するのに対し、この後天性真皮メラノサイトーシスは、一般的には、20代以降に現れることが多いシミでもあります。

その特徴としては、両ほほに斑点状の小さなシミとして現れたり、

額の生え際や目の下に現れることもあり

左右対称に現れることが多いことから、肝斑やそばかすと間違えられることも多いシミでもあります。

2.セルフケアで改善できるシミは2種類

シミ、そばかすをセルフケアする女性

このようにシミにはいくつかの種類があり、またその原因や特徴もそれぞれで異なっています。

そしてその改善方法についても、自分でセルフケアで改善させることができるものもあれば、医療機関での専門的な治療が必要なものもあります。

また、そのなかでもセルフケアでできるものとしては2種類であり、

それが、

・老人性色素斑(日光黒子)(一般的なシミ)

・炎症性色素沈着(ニキビ跡や傷跡、やけど跡などによるシミ)

です。

これらは、シミの中でもその大半を占めるシミであり、その原因や対策法も比較的はっきりしているので、セルフケアも可能となっているんですね。

また、肝斑も、これら2種類のシミに比べて難しくなりますが、有効な成分やケアを取り入れることで改善が可能な場合もあります。

3.セルフケアでの改善方法

ではこのようなシミはどのように改善させることができるのでしょうか?

例えばそのためには、

●ハイドロキノンを与える

ハイドロキノン配合の化粧品

ハイドロキノンというのは、二価フェノールとも呼ばれる成分であり、身近なものではコーヒーやイチゴ、ブルーベリーなどにも含まれる成分でもあります。

そしてそれには、高い還元作用があることがわかっており、

実際に肌を白くする美白効果も認められていて、そのことから「お肌の漂白剤」とも呼ばれています。

そのため、すでにできているシミに対しても有効で、その色を徐々に薄くし、目立たなくさせる効果が期待できるものでもあります。

実際にハイドロキノンはアメリカでは、その美白効果が医薬品としても認められています。

また、このような優れた美白効果から、今ではハイドロキノンが配合された化粧品も多く提供されていて、

美白化粧水から美容液、乳液、クリーム、集中クリームなど様々あります。

ですからシミが気になるといった方はこのようなハイドロキノン配合のものを取り入れてみるのもいいでしょう。

●高い効果がある一方で、刺激性の高い成分
●濃度が5%以下、ドクターズ系の化粧品を選ぶようにする

ただ、このような高い効果がある一方でハイドロキノンは刺激性の高い成分でもあるとされていて、

なかには、使用していて、かぶれたり、炎症を起こしたりといった刺激が起こるケースもあり、

特に肌の弱い方や、これまでに化粧品で刺激やアレルギーが起こったことがある方は注意が必要な成分でもあります。

ですから、そのような方はあらかじめパッチテストなどを行ってから使用するようにしましょう。

また、比較的肌が丈夫な方でも、高濃度のハイドロキノンを長期に渡って使用したり、質のよくない、安定していないハイドロキノンを使用することで、肌トラブルを起こすこともありますので、

ハイドロキノン配合の化粧品を使用する際には、

例えば、ハイドロキノンの濃度は5%程度であれば、問題なく使用できるとされていますので、配合濃度が5%以下のものを選ぶようにしたり、

開発、製造がしっかりしている、製薬会社やドクターズ系の化粧品を使用するといったこともいいでしょう。

●ターンオーバーを促す成分を与える

ターンオーバーを促してシミをケアする女性

ハイドロキノンは美白のためには非常に有効ですが、でも肌への刺激が気になるといった方は、

時間はかかってしまいますが、肌のターンオーバーを促す成分を与えてあげることもおすすめです。

肌というのは日々ターンオーバーを繰り返すことにより、けがをしても修復されますし、ニキビや炎症も治すことができるようになっています。

それはシミも同じで、

上手くターンオーバーを繰り返す肌へと整えてあげることで、時間はかかってしまうかもしれませんが、それでも少しずつシミも薄く整えることができるようになるでしょう。

またそのようなターンオーバーを整えたり、活性化して促してくれる成分としては、例えば、

●プラセンタ

プラセンタには成長因子が含まれ、肌の新陳代謝を促し、ターンオーバーを整える効果があります。

●EGFやFGFなどの成長因子

成長因子の一種であるEGFには、肌の上皮の生まれ変わりを高める作用があり、

FGFには肌の真皮の代謝を促す作用があり、どちらもターンオーバーを正常化させる作用があります。

●コエンザイムQ10

コエンザイムQ10には、細胞の働きを活性化し、ターンオーバーも活性化して、その周期を正常化させる作用があります。

また、肌細胞の修復や再生も促してくれるようになっています。

●馬油

肌への浸透性が高く、肌の血行を促したり、ターンオーバーを促す作用もあります。

●ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体には肌細胞の働きを活性化し、ターンオーバーを整える作用があります。

●リンゴやアルガンなどの幹細胞エキス

リンゴやアルガンといった植物の幹細胞を培養させて得られる幹細胞エキスには、肌代謝を促進し、ターンオーバーを整える作用があります。

また、傷ついた細胞や古い細胞を修復し、新しく生まれ変わらせる作用も期待できます。

●ローヤルゼリー

ローヤルゼリーにも成長因子が含まれ、肌の新陳代謝に働きかけて、ターンオーバーを促してくれるようになっています。

このような成分がシミ改善のためにも有効でしょう。

また、このような成分はエイジングケア化粧品にも多く配合されていますので、手軽に取り入れることができるようになっています。

●保湿する・肌を乾燥させない

肌を保湿して、肌の代謝をよくする様子

保湿しただけでシミを完全になくすことができるわけではありませんが、

肌が乾燥状態にあるとそれだけで肌のターンオーバーの乱れにつながってしまいます。

また、ターンオーバーの乱れや遅れは、シミの色素沈着を促してしまいますし、今あるシミをひどくさせたり、濃くさせることもあります

ですから、保湿もやはりシミケアには必要不可欠であり、保湿をすることでよりターンオーバーを整え、

肌の新陳代謝を促し、シミが薄くなる肌環境を整えておくことも大切になってきます。

また、そんな肌の保湿のためにおすすめなのが、

・ヒアルロン酸
・セラミド
・コラーゲン
・アミノ酸
・プロテオグリカン
・リピジュア

といった成分です。

これらはいずれも優れた保湿効果が期待できる成分ばかりで、人の肌への親和性も高い成分であることから、安心して使用することができるようになっています。

●適切にピーリングする

ピーリングする女性

例えば、肌に古い角質が蓄積することによって、やはりターンオーバーの乱れや遅れの原因になってしまいます。

そのことでもシミが濃くなったり、できやすくなったりすることがありますので、そんな古い角質を取り除くピーリングもまた効果的でしょう。

古い角質が取り除かれることでターンオーバーが促され、メラニンやシミの排出を促し、目立たなくさせるといった効果も期待できるでしょう。

●ケミカルピーリングや酵素洗顔がおすすめ
●使用方法、頻度などにも気をつける

今ではピーリングも、自宅で手軽にできるものもたくさんあって、

それは主に、AHA(フルーツ酸)などを使って行うケミカルピーリングですが、

その種類も、洗顔タイプのものから、ジェルやクリーム、美容液タイプのもの、拭き取りタイプのものなども様々あって、肌質や好みに合わせて選ぶことができるようになっています。

古い角質を取り除くケアでいえば、他にも酵素洗顔やゴマージュ、拭き取り化粧水などもあります。

ただ、ピーリングにしても、酵素洗顔やゴマージュなどにしても、比較的刺激の強いケアでもありますので、

行う際には、用法などをきちんと守って、適切に行うようにし、頻度などにも気をつけて行うようにしましょう。

4.美白化粧品でシミは薄くなる?

美白化粧品の数々

今では、美白化粧品も様々に提供されていて、毎日のお手入れでも簡単に美白ができるようになっているのですが、

このような美白化粧品で、すでにできてしまっているシミは改善させることができるのでしょうか?

結論からいえば、その多くはあくまでもシミの元を断ち切り、シミを予防することが目的で作られているものがほとんどであり、

すでにできているシミに対しては、薄くしたり、なくしたりといった効果はあまり期待できないというのが現状です。

例えば、それらには、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸、コウジ酸、エラグ酸、プラセンタなどが配合されているものが多いのですが、

それらは、メラニン色素の生成を抑制したり、メラニンの排出を促したり、

あるいは蓄積したメラニンを攻撃し、シミを作らせないようにする効果が期待できる成分となっています。

ですから、使用の際には、予防を目的として使用するのが適切といえるでしょう。

ただなかには、トラネキサム酸やコウジ酸のように、肌自体のトーンを明るくさせる効果が期待できるものもあり、

長く使い続けることで、シミを薄くさせる効果が期待できるものもあるようです。

5.体の中からシミを改善させる方法

このようにすでにできてしまったシミをセルフケアで改善させるにはいくつかの方法があって、

外側からのスキンケアでも改善させることは可能ですが、

それとともに体の中から、インナーケアで改善を心がけることも可能になっています。

そのためには、

●ターンオーバーを促す生活習慣を心がける

●睡眠

質のよい睡眠を取って、肌を整える女性

睡眠は健康と美容のために必要不可欠であることはもちろん、

毎日、適切に睡眠を取るだけで、肌のターンオーバーを正常に整えることができるようになります。

そして、肌の修復が促されるとともに、メラニンの排出やシミの排出も促し、結果的にシミの改善にも効果が期待できるものになります。

また、睡眠の取り方についても、ただ単に眠ればいいというものではなく、

シミの改善にも効果的な睡眠の取り方としては、例えば、

・夜の間にしっかり睡眠を取る(昼夜逆転を避ける)

夜の眠っている間に、肌の代謝にも関わる成長ホルモンが最も多く分泌されるため、

できれば日付が変わるころ、0時頃までには眠りにつくようにし、遅くても、2時、3時頃までには眠りにつくようにしましょう。

・睡眠時間は7時程度が最適、短すぎても長すぎてもよくない

・就寝する、1時間くらい前にはお風呂をすませる

お風呂から上がって、1時間後くらいでちょうど眠くなり、質のよい睡眠につきやすくなりますので、できれば、就寝する1時間くらい前にお風呂をすませておきましょう。

他にも、

・寝る前に食べ物を食べない、できれば夕食は寝る3時間前にはすませておく

(寝る前に食べ物を食べると胃に血流が集中して、安眠を妨げるため)

・寝る前は強い照明やテレビ、スマホの光は避ける

(蛍光灯やテレビ、スマホの光の刺激によって、自然で質のよい睡眠を促すメラトニンというホルモンの分泌が妨げられるため)

・寝具やパジャマは常に清潔に保ち、心地よいものを使用する

といったことを心がけられるといいでしょう。

●適度な運動

ジョギングを楽しむ女性

運動もまた、肌のためにはとてもいいことで、

運動することによって、体の血行がよくなり、血行がよくなることで、肌の新陳代謝、ターンオーバーも促されます

そのことでやはり、シミの排出が促され、改善させやすい肌環境に整えるのにも効果的でしょう。

また、運動といっても何も専門的で難しい運動である必要はなく、

例えば、散歩よりも少し早く歩くウォーキングや、軽いジョギングなどでもいいですし、

日常生活の中でも、できるだけ歩くようにしたり、

エレベーターやエスカレータを使う代わりに、階段を使うようにしたり、買い物などに行く時には車を使うのではなく、自転車で行くようにしたりと、

無理なく続けられる、軽い運動がおすすめです。

●入浴で血行促進

入浴で肌の新陳代謝をよくする女性

入浴もまた、血流をよくして、肌のターンオーバーを整えるのにも有効です。

そのためには、お風呂は、シャワーだけで済ませるのではなく、ゆっくりと湯船につかって、入浴するようにしましょう。

また、お湯の温度や入浴する時間についても、お湯が熱すぎたり、入浴時間が長すぎても、体に負担をかけてしまいますので、

できれば、お湯の温度は夏場であれば38℃くらい、冬場であれば40℃くらいの少しぬるいかなと思う温度で、

15分~20分程度ゆっくりとつかるのがいいでしょう。

そうすることで体の芯から温めることができますし、肌の代謝もよくなり、シミも改善しやすくなります。

●体を冷やさない

冷え性の方は特に要注意で、体が冷えることで、血行が悪くなり、血行が悪くなると肌のターンオーバーの乱れにもつながってしまいます。

ですから、日ごろから体を冷やさないようにし、

やはり適度な運動を心がけるようにしたり、入浴をするようにしたり、

また、夏場であっても、冷房の効いた部屋では長袖を着るようにしたり、靴下を履くようにするのもいいでしょう。

さらに、冷たい食べ物、飲み物の食べすぎ、飲みすぎに気をつけるようにしたりといった、細かなことも心がけながら、体を冷やさないように気をつけましょう。

6.食べ物で改善できる?

ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物

食べ物に含まれる栄養素の中にも、肌の代謝をよくして、ターンオーバーを整えたり、メラニンに働きかけて、シミの改善に効果的なものもあり、

そのような食べ物を積極的に摂ってあげることも効果的でしょう。

シミ改善のために摂りたい栄養素、食べ物としては、

例えば、

●ビタミンC

ビタミンCには、体内でメラニン色素の沈着を抑えて、肌をワントーン明るくしてくれる働きがあり、

そのため、シミの予防はもちろん、シミの改善にも効果が期待できるビタミンでもあります。

他にも、肌内部でコラーゲンの生成を助け、肌にハリ、弾力を与えたり、

高い抗酸化作用もあることから、肌の老化を防いでくれる効果もあり、シミ対策としてはもちろん、美肌自体に欠かすことのできない栄養素でもあります。

そんなビタミンCが豊富に含まれている食べ物としては、

キウイ、アセロラ、グレープフルーツ、レモン、イチゴ、赤ピーマン、ブロッコリー、パセリ

などがあり、他にも柑橘類からはおおむねビタミンCが豊富に摂ることができるようになっています。

●ビタミンE

ビタミンEには、血流をよくしてくれる効果があり、細胞の新陳代謝を活発にし、肌の生まれ変わりも高めることができます。

さらに、紫外線から肌を保護するという効果も期待でき、シミやそばかすの改善にも効果が期待できるビタミンです。

また、ビタミンC同様に優れた抗酸化作用もあり、肌の老化を防いで、たるみやしわなどを防ぐ効果もあり、そのため“若返りのビタミン”と呼ばれることもあります。

そのようなビタミンEが多く含まれる食べ物としては、

アーモンドやピーナッツ、カシューナッツなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃ、ブロッコリー、うなぎ、鮭、卵黄、胚芽米

といったものがあります。

●βカロテン

βカロテンは、体に取り入れることでビタミンAへと変わり、そんなビタミンAには、肌や粘膜を健やかに保ったり、

肌の新陳代謝を促す作用があります。

肌のターンオーバーを整える効果にも優れていて、シミ、そばかす、くすみの改善にも効果的とされています。

そんなβカロテンが豊富に含まれる食べ物としては、

ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草、しそ、モロヘイヤ、春菊

などが挙げられます。

●抗酸化作用の高いポリフェノール

抗酸化作用の高いポリフェノールには、体内で活性酸素を取り除いてくれるといった効果があり、

そのような活性酸素は肌の老化をもたらすだけでなく、シミの原因にもなってしまうものであり、シミの予防にも効果を発揮してくれる栄養素となっています。

ただ、ポリフェノールだけでシミが完全に改善できるというわけではありませんが、

シミを防いで、肌に透明感を与えるという効果から、肌の明るさを保つには効果的とされています。

またそんなポリフェノールの中でも特に、美白に効果的とされているのが、

・リコピン(トマトなどに含まれる)

・アスタキサンチン(鮭やいくらなどに含まれる)

・クロロゲン酸(コーヒーに含まれる)

他にも、

緑茶などに含まれるカテキンやりんごに含まれるりんごポリフェノール、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンといったポリフェノールもおすすめです。

7.美白サプリメントで改善できる?

美白サプリメントを手に取る様子

今では、美白効果のあるサプリメントもたくさん提供されていて、

そのようなサプリメントを取り入れることは効果的といえるのでしょうか?

このような美白サプリメントもまた、美白化粧品と同様に、

メラニンの生成を抑えて、シミができるのを防ぐことが目的となっているものが多くなっています。

そのため、すでにできてしまっているシミを完全になくすといった効果が期待できるものは少ないといえるのですが、

なかには、肌のターンオーバーに働きかけて、それを促進し、メラニンやシミの排出を促すといった効果があるものもあります。

例えば、そのような効果が期待できる成分として、

●L-システイン

L-システインは、アミノ酸の一種であり、それには、メラニン色素の生成を抑制し、シミができるのを防ぐ効果とともに、

肌のターンオーバーを整える効果もあり、

肌の新陳代謝を促進し、メラニンの排出や、シミの色素沈着の排出を促してくれる効果も期待できるようになっています。

そのためできてしまっているシミに対しても一定の効果が期待でき、美白サプリメントにも多く配合されている成分でもあります。

●トラネキサム酸

トラネキサム酸もまたアミノ酸の一種であり、それにもメラニンの生成を抑える働きがあり、シミ、くすみの予防に、

さらに抗炎症にも優れていることから、特に紫外線による炎症性のシミ(一般的なシミ)をはじめ、

炎症から色素沈着したニキビ跡、傷などによるシミの改善にも効果的とされています。

また、メラノサイトにも働きかけ、その活性を抑えてくれるといった働きもあり、

一般的なシミはもちろん、そんなメラノサイトの活性と大きく関係している肝斑の改善にも効果的とされています。

●ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンCには、先のとおりに、メラニンの生成を抑制し、シミを防いでくれる効果に、

高い抗酸化作用や美白効果によって、肌の透明感を高めて、明るく保ち、シミの改善にも効果的とされています。

ですから、食事からだけでは十分に摂りきれない場合には、サプリメントで補ってあげるのもいいでしょう。

また、ビタミンCは美白サプリメントにも多く配合されていて、美白サプリメントに配合されている場合に、「アスコルビン酸」として表記されているものもあります。

8.根気よく続けることが何より大切

根気よくシミ、そばかすのケアをする女性

このようにシミをセルフケアで改善させる方法には、外側からのスキンケアに、体の内側からのケアもあります。

そのどれもが、今すぐにでもできるケアなのですが、すぐに効果が現れるものではなく、

ある程度は時間がかかってしまうものです

というのも、肌というのはターンオーバーを繰り返し、そのことで、肌細胞は新しく生まれ変わり、

傷ついた細胞も修復されたり、再生させることができるようになっているからで、

シミもまた傷ついた肌細胞の一種であることから、やはりターンオーバーを整えることでしか改善させることができないと考えられるからです。

もちろん、ハイドロキノンといった有効成分には、他の成分と比べても即効性があるのですが、

それでも、高濃度に与えてしまうと刺激が強すぎて、他の肌トラブルにつながってしまうというリスクがあり、

安全に使用するためには、ハイドロキノンであっても、やはり時間がかかってしまうことになります。

ですから、今すぐに消したいシミではありますが、毎日、根気よく、じっくりとケアを続けていくのがシミ対策では最も大切であると考えられるんですね

9.まとめ

いかがでしたか?

シミというと、一旦できてしまうと、改善させたり、なくしたりするのは本当に大変で、

色々とケアしても、なかなか消えてくれなくて、あきらめてしまっている方も多いかもしれません。

でも、そのケア法も今では色々とわかってきていて、専門的な治療や薬を使わなくても、自分でセルフケアで改善させることも可能になっているんですね。

外側から行うケアに、体の中から行うインナーケアも色々とあって、

こちらではそんな、シミ改善セルフケアについてご紹介してみましたので、

なかでも、今すぐにでも、自宅で簡単に始められるものばかりをご紹介していますので、ぜひ参考になさって、

シミやくすみにもう悩まされない、憧れの透明感、すっぴん美人を目指しましょう!

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