食べ物や飲み物で体の中からシミやそばかす、くすみを防いで、白い素肌を手に入れることも可能で、顔だけじゃなく、全身の美白にも効果的です。
そこで今回は、そんな体の中から美白を叶えてくれる栄養素に、美白におすすめな食べ物に飲み物、
逆に、肌のくすみやシミ、そばかすを作らせやすい要注意の食べ物、飲み物についても詳しくご紹介してみたいと思います。
どれも身近な食べ物や飲み物ばかりですので、効果的なものは積極的に取り入れて、控えたいものは避けながら、体の中からくもりのない素肌、憧れの白肌を目指しましょう!
1.美白に効果的な栄養素とは?
●ビタミンC
まず、体の中から美白するのであれば、ビタミンCはぜひ取り入れたいビタミンの代表です。
ビタミンCには、肌内部でメラニンの生成を抑えてくれる効果が期待でき、
メラニンを抑制することで、シミ、そばかすができにくい素肌にも整えられるようになります。
さらに、沈着を起こしてしまっているメラニンにも働きかける効果もあり、優れた美白効果が期待できるようになっています。
他にも、肌内部でコラーゲンの生成を促す効果もあり、肌にハリや弾力を与える効果も期待でき、まさに美容に欠かせないビタミンでもあります。
●β-カロチン
β-カロチンには、高い抗酸化作用があり、肌内部でシミの原因となる活性酸素を除去する効果が期待できるビタミンとなっています。
さらに、肌の新陳代謝を促す働きもあり、沈着したメラニンやシミの排出も促して、シミを薄くしてくれたり、
紫外線による肌ダメージを和らげてくれるといった効果も期待でき、美白にも大きな効果が期待できるビタミンとなっています。
他にも、活性酸素が除去されることで肌老化を防ぐアンチエイジング効果に、体の免疫力を高めるといった効果も期待できるようになっています。
●ビタミンE
ビタミンEにもまた高い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除いて、シミを防いでくれるようになっています。
さらに、血行を促進して、血行不良を防いでくれる効果もあることから、肌の血行もよくして、新陳代謝も促してくれるといった効果も期待できるようになっています。
そして、肌の代謝がよくなることで、メラニンの沈着、シミの排出も促し、肌を明るくしてくれる効果が期待できるようになっています。
●リコピン
リコピンは、トマトなどに含まれるカロテノイドの一種であり、それにはメラニンを抑制するという効果が知られています。
そのため、シミ、そばかすの発生を防いで、肌を明るく保つことができる美白にも優れた成分となっています。
他にも、肌の血行をよくしたり、肌内部でコラーゲンの生成を促すという効果も期待でき、ハリのある若々しい肌を保つのにも効果的な栄養素となっています。
●アスタキサンチン
アスタキサンチンは、鮭やエビ、カニなどに含まれるカロテノイドの一種であり、
そんなアスタキサンチンには、非常に高い抗酸化作用があることもわかっています。
その抗酸化作用によって、シミやそばかすを防いで、美白を促してくれる効果が期待できるようになっています。
さらに、肌にハリを与えて、たるみやしわを防ぐといったアンチエイジング効果や、目の疲れを取るといった効果も期待できるようになっています。
●L-システイン
L-システインは、アミノ酸の一種であり、体内でメラニンの働きを抑制し、黒色のメラニンを無色化してくれるという働きがあります。
そのため、シミやそばかすを根本から防ぐことができるようになり、さらに、肌の新陳代謝も活発化してくれるという働きもあることから、
すでにできてしまっているシミやそばかすにも有効で、シミ、そばかすを薄くして、目立たなく整えてくれるといった効果も期待できるようになっています。
このように優れた美白効果が期待できるため、L-システインはサプリメントなどに多く配合されている成分となっています。
また、L-システインはアミノ酸ですが、食材に含まれてはおらず、直接摂ることができないのですが、アミノ酸を摂取することで体内でL-システインが作られるといわれていますので、
例えば、肉類や魚類、卵などアミノ酸を豊富に含む食材を取り入れることが有効であるとされています。
●エラグ酸
エラグ酸は、ポリフェノールの一種であり、そんなエラグ酸には肌内部でメラニンの働きを抑えてくれる効果が期待できます。
そして、シミやそばかすを防いで、肌の明るさを保ってくれる美白効果に優れています。
さらに、高い抗酸化作用もあり、老化を防いだり、あらゆる病気の予防にも効果的とされています。
●セラミド
セラミドは、人の肌にも存在する成分であり、表皮を守る角質層を構成する成分でもあります。
そしてセラミドが角質層に多く存在することで肌の潤いが保たれたり、バリア機能も丈夫に保つことができるようになります。
さらにバリア機能が保たれることにより、紫外線からも肌を守る力が高められるようになり、
また、セラミド自体にも、メラニンの合成を抑えて、シミやそばかすを防ぐといった美白効果が期待できるようになっていることもわかっています
●鉄
鉄自体に直接的な美白効果はありませんが、
鉄は血液を作るのに欠かすことのできない栄養素であり、血液はまた各細胞へと栄養を行き渡らせるものであることから、
血流が増えることによって細胞に栄養が行き渡りやすくなり、肌にも栄養が行き渡りやすくなります。
そして、肌をより健康的に保つことができたり、健康的な肌は紫外線ダメージも強い肌となります。
さらに肌に弾力やハリを与えるコラーゲンの生成も促してくれるようになり、鉄は美肌にも効果的な栄養素となっています。
2.美白に効果的な食べ物とは?
では、美白に効果的な食べ物で、体の中からシミやそばかすを防いだり、明るい素肌を保つことができる食べ物にはどのようなものがあるのでしょう?
例えば、
●トマト
トマトには、メラニンの生成を生成を抑えてくれるリコピンが豊富に含まれ、
同じようにメラニンの生成を抑えたり、抗酸化にも優れたビタミンCやビタミンEも豊富に含まれています。
そのため、美白に非常に効果的な食材となっています。
さらに食物繊維も摂ることができるので、老廃物の排出を促し、より肌の透明感や美肌を保つのにも効果的となっています。
またリコピンは、ビタミンEと一緒に摂ることでその働きが高められるとされていますので、同時に摂ることができるトマトはまさに美白、美肌に最適な食材となっているんですね。
ちなみに、リコピンは加熱をしても失われることがなく、トマトを加熱するお料理からでも十分にリコピンを摂ることができるようになっています。
さらにリコピンは油と一緒に摂ることによってその吸収率が高まるとされていますので、
油と一緒に炒めたり、サラダで食べる時に、油が含まれるドレッシングをかけたり、オリーブオイルをかけたりして食べてもより効果的ですね。
●カボチャ
カボチャには、高い抗酸化作用に、血行をよくしてくれるビタミンEが豊富に含まれ、また、ビタミンCも豊富に摂ることができるようになっています。
さらに温野菜でもあることから、体を温め、より肌の代謝をよくして、肌を明るくしてくれるようになっています。
またこのようなカボチャの栄養素というのは皮の部分に多く含まれていることから、できれば皮ごと調理するのがおすすめで、例えば、皮ごと食べることができる煮物などもおすすめですね。
●ブロッコリー
ブロッコリーには、美白に効果的なビタミンCに、肌の代謝をよくしてくれるβカロチン、ビタミンEも含まれており、
シミ、そばかすを防いで、肌の透明感を守ってくれる食材となっています。
さらに、やはり美肌にいい葉酸や食物繊維、カリウムなども豊富となっていて、あらゆる肌トラブルからも肌を守って、美肌を保つのにも非常に効果的となっています。
そんなブロッコリーの栄養素は茎の部分にも豊富に含まれていて、食べる時には、房とともに茎も一緒に食べるのがより効果的です。
●キウイ
キウイには、ビタミンCにビタミンEが豊富に含まれ、美白効果を発揮して、シミ、そばかすを防いでくれるようになっています。
さらにキウイの葉緑素(クロロフィル)には、ビタミンCと一緒に摂ることで、その働きを高めてくれる効果もあり、より美白を促してくれるようになっています。
他にも、食物繊維やカリウム、抗酸化物質なども豊富に含まれ、肌荒れの防止や肌の修復を促したり、
また、むくみや便秘の予防、老化防止などの効果もあり、女性に嬉しい食材でもあります。
●いちご
いちごには、ビタミンCが豊富に含まれていて、やはり美白効果が期待できる食材であり、ぜひ積極的に食べたい果物となっています。
また、そんないちごのビタミンCは、へたの部分にも多く含まれていますので、へたまでは食べる必要はありませんが、
できれば、食べる前に、へたを残したままで洗うようにし、食べる時にへたを取って食べるのがおすすめです。
●ナッツ
ナッツには、血行をよくしたり、肌の代謝をよくしてくれるビタミンEに、糖や脂質の代謝をよくし、やはり美肌に効果的なビタミンB群、
さらに、肌を健康的に保ってくれるオメガ3脂肪酸などの良質な油、デトックスを促してくれる食物繊維も含まれています。
そのため、美肌を保つのにも大変おすすめ食材であり、特に、ビタミンEの働きによって肌の血行がよくなり、肌の新陳代謝もよくなって、シミやそばかすを排出してくれたり、
抗酸化にも優れているので、よりシミやくすみを防いで、肌の透明感を保つのにも効果が期待できるようになっています。
またナッツは、手軽に食べることができるようになっていて、糖質も低いので、糖質の多いおやつの代わりに食べてもいいですね。
●大豆、大豆製品
大豆や大豆製品には、健康的な肌を作るのに欠かせない良質なたんぱく質に、ビタミンEやビタミンB1、鉄分も含まれています。
そのため、美肌はもちろん、美白にも優れた食材となっていて、
さらに、大豆といえば、注目されるのが大豆イソフラボンで、
そんな大豆イソフラボンには、肌内部でメラニンの生成を抑制し、シミやそばかすといった色素沈着を防いでくれる働きがあることもわかっています。
他にも、抗酸化作用があることもわかっていて、紫外線によるダメージも防ぎ、より美白や肌の老化防止にも効果的となっています。
さらに、大豆や大豆製品には大豆セラミドも含まれていて、
そんなセラミドにもまた、メラニンを抑制し、美白を促してくれる効果がありますので、より透明感のある肌にも効果的な食材であるといえます。
もちろんお豆腐や納豆、お味噌といった大豆製品にも栄養素は豊富に含まれていますし、豆乳などを飲むのもいいですね。
ただ、大豆イソフラボンの摂り過ぎはあまりよくないとされていますので、適量は守って、過度に食べすぎたり、飲みすぎたりしないようしましょう。
●こんにゃく
こんにゃくには、植物性セラミドが豊富に含まれています。
そんなセラミドには、先のとおりに、肌内部でメラニンが合成されるのを抑えて、メラニンによる色素沈着、シミやそばかす、くすみの発生を抑えてくれる効果が期待できるようになっています。
さらに、セラミドには高い保湿効果もあり、食べて摂取することでも、体の内側から潤いを与えて、肌の水分量を高めてくれるといった美肌効果も期待できるようになっています。
またこんにゃくには、グルコマンナンという水溶性の食物繊維も豊富に含まれていることから、便秘の解消や予防にも効果的で、
そんなデトックス効果により、さらに健康的な肌のために効果的な食材となっています。
●にんじん
にんじんには、βカロチンが豊富に含まれていて、そんなβカロチンにはその強力な抗酸化作用から、メラニンの活性を抑制し、また活性酸素を取り除きながら、
シミやくすみを抑制してくれる効果が期待できるようになっています。
また、活性酸素が除去されることにより、たるみやしわの予防にも効果的であり、紫外線にも強い肌を保つといった効果も得られるようになっています。
にんじんには他にも、ビタミンCにビタミンB2、塩分の排出を促してくれるカリウムや、老化防止に効果的なポリフェノールも含まれていますので、
美白はもちろん、美肌や若返りにも効果が期待できるようになっており、
さらに、にんじんは免疫力アップの効果も期待できる食材で、健康にももちろんいいので、積極的に食べるようにしましょう。
●鮭
鮭には、アスタキサンチンが豊富に含まれています。
そんなアスタキサンチンには、非常に強力な抗酸化作用があり、紫外線ダメージから肌を守り、
シミやそばかす、くすみを防いで、肌の明るさ、透明感を守ってくれるようになっています。
さらにアスタキサンチンには、肌にハリを与えるといった効果も期待でき、若々しい素肌、アンチエイジングのためにも効果的です。
また、鮭からは良質なたんぱく質も豊富に摂ることができるようになっていますので、やはり美肌食材として大変おすすめな食材といえます。
●アボカド
アボカドは、別名「森のバター」や「食べる美容液」とも呼ばれるほどに栄養豊富な食材です。
例えば、血行をよくし、美白も促してくれるビタミンEに、優れた抗酸化、美白効果のあるビタミンC、健康的な肌に欠かせないビタミンB6、
他にも、カリウムやカルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル分、
水溶性の食物繊維に不溶性の食物繊維、たんぱく質も含まれています。
特に、ビタミンEやビタミンCの働きによって、優れた美白効果も得られ、シミやそばかすを防いだり、
肌を丈夫に保つ効果で、紫外線にも強い肌にもサポートしてくれる食材でもあります。
またアボカドには、コエンザイムQ10も含まれていて、そんなコエンザイムQ10には肌の生まれ変わりを促進してくれる効果があり、
より、美白や肌老化の防止、アンチエイジングに大きな効果を発揮してくれる、女性に嬉しい食材となっています。
●パプリカ
パプリカには、ビタミンCが豊富に含まれ、その含有量はレモンの2倍にも上るとされています。
特に、赤パプリカのビタミンCは豊富で、
そんなビタミンCにより、高い抗酸化作用、メラニンの抑制作用が得られるようになっていて、シミ、くすみを防いで、明るい肌を保つのにも効果的な食材となっています。
またパプリカは、彩りもとてもきれいな食材でもあるので、色々なお料理にピーマンの代わりに使ってみてもいいですね。
●アセロラ
アセロラにもまた、ビタミンCが豊富に含まれ、そんなビタミンCがメラニンを抑制し、美白を促してくれるようになっています。
さらに、肌内部でコラーゲンの生成を高めてくれる効果も期待でき、肌にハリや弾力を与えてくれるといった効果も期待できるようになっています。
またアセロラには他にも、アセロラポリフェノール(アントシアニン、ケルセチン)が豊富に含まれていて、
そんなアセロラポリフェノールにもまた、高い抗酸化作用によって、活性酸素やメラニンの排出を促してくれる効果が期待できるようになっています。
そのためより美白に効果的となっています。
ただ、アセロラは保存期間が短いことから、そのままで流通していることは少なく、酸味も非常に強いことから、そのままを食べるというよりも、
今では、アセロラジュースなども多く提供されていますので、ジュースなどをおいしく飲んで取り入れるようにしましょう。
3.飲み物でも美白ができる?
●豆乳
大豆から作られる豆乳にもまた、良質なたんぱく質に、ビタミンEにビタミンB1、鉄分も含まれ、
もちろん、大豆イソフラボンやセラミドも摂ることができるようになっています。
そのままで飲むことができるので、大豆を食べるよりもより手軽に栄養素を摂ることができ、
美肌に、そして、シミやそばかすを防いで、明るい素肌を保つ美白にも効果的な飲み物となっています。
もちろんそのまま飲んでもおいしいのですが、豆乳は味もとてもまろやかなことから、お料理にも使えて、
例えば、牛乳の変わりにクリームシチューに入れてみたり、豆乳鍋にして、たっぷりのお野菜と一緒に食べるのもいいですね。
●トマトジュース
トマトジュースには、メラニンを抑制し、シミ、そばかす、肌のくすみも防いでくれるリコピンが豊富に含まれ、
抗酸化作用に優れたビタミンCやビタミンEもたっぷりと摂ることができるようになっています。
トマトジュース自体、コンビニやスーパーで簡単に買うことができて、今では、トマトの酸味なども抑えられておいしく飲むことができるトマトジュースもたくさん提供されています。
ですから、トマトが少し苦手、でもトマトの栄養素で美肌や美白を叶えたいといった方にもトマトジュースはおすすめですね。
ちなみに、リコピンの吸収率が最も高まるのは朝の時間帯とされていますので、朝食にトマトジュースを飲むのもおすすめです。
●ローズヒップティー
ローズヒップティーは、バラの果実から作られるハーブティーの一種です。
そしてそんなローズヒップティーには、ビタミンCが非常に豊富に含まれていることもわかっていて、
そのことから「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれているんですね。
他にも、ビタミンEも含まれていますし、ビタミンCの働きを高めてくれるビタミンPや、
βカロチン、鉄分、カルシウムなども含まれ、まさに美肌にとって必要な栄養素が凝縮されたハーブティーといえます。
4.逆にNGの食べ物、飲み物とは?
美白によい食べ物や飲み物はぜひ積極的に取り入れたいものですが、
では逆に、美白にとってあまり好ましくない、できれば避けたい、摂りすぎには注意が必要な食べ物や飲み物というのはあるのでしょうか?
例えば、
●糖質を多く含む食べ物
糖質を多く含む食べ物には要注意です。
糖質を多く摂りすぎてしまうと、体内では糖化を進めてしまうことになり、
その糖化というのは、食事から摂取した糖質が体内で消費されずに余ってしまうと、体内のたんぱく質と結びついて起こる現象のことで、
そんな糖化が進むことで、体内では細胞の劣化や老化を招いてしまいます。
そのような糖化は、肌の老化も招き、肌のコラーゲンを破壊して、たるみを引き起こしたり、
さらに、くすみの原因にもなり、特に、黄色くよどんだような、いわゆる「黄ぐすみ」の原因にもなってしまいます。
糖質というのは、砂糖がたくさん使用されたお菓子やスイーツ、ジュースなどはもちろんですが、
ご飯やパン類、麺類などの炭水化物もそれにあたりますので、食べすぎには注意しましょう。
●脂肪分の多い食べ物
脂肪分の多い食べ物もまた注意です。
脂肪分を摂りすぎることで、消費されなかった脂肪分は、過剰な皮脂として肌で分泌されることがあり、
毛穴に皮脂を詰まらせたり、脂性肌の原因にもなってしまいます。
また、古い角質として肌に蓄積されやすくなることもあり、
古い角質が蓄積することで、肌のターンオーバーが阻害されて、ターンオーバーを遅らせてしまうこともあります。
そのことで、メラニンの排出も滞ってしまい、くすみの原因になったり、シミやそばかすができると、その改善も遅くなってしまいます。
ですから、脂肪分の多いこってりとした食事の摂りすぎや、また特に、動物性の脂肪には注意が必要とされていますので、脂身の多いお肉の食べすぎにも注意しましょう。
●アルコール
アルコールを摂取すると、肝臓に負担がかかることはよく知られていますが、体内では、アルコールを解毒するためにビタミン類なども消費されてしまいます。
特に、美白や美肌にとって必要となるビタミンCや、ビタミンB群なども多く消費されることから、そのようなビタミン不足も起こってしまいます。
ビタミンが不足すると、当然肌が荒れやすくなり、肌のくすみの原因にもなってしまいますので、アルコールも摂り過ぎないようにしましょう。
ただ、適度なアルコールは血行をよくし、肌にもいいとされていますので、飲むのなら適量を守りながら飲むようにしましょう。
●カフェイン
カフェインもまた、摂りすぎてしまうと体内でビタミン類が消費されてしまいます。
アルコール同様、カフェインを摂取することでもビタミンB群が消費されやすくなり、またビタミンCの排出が促されることもあるそうです。
そのためやはりビタミン不足が生じやすくなり、特に、ビタミンCの排出が促されてしまうと美白にとってもよくありません。
カフェインが含まれるものとしては、コーヒーが有名ですが、他にも、紅茶や緑茶、コーラなどにも含まれています。
ただ、コーヒー、紅茶、緑茶には、ポリフェノールも豊富に含まれていることから、適量飲むのであれば、肌にもいいですし、美白効果も得られるようになっていますので、
やはり、飲みすぎには注意しながら、適度に飲むようにされるのがいいですね。
5.朝にかんきつ類を食べるのは避けた方がいい?
グレープフルーツやみかんなどのかんきつ類には、ビタミンCが豊富に含まれ、美白にも効果的とされていて、お肌のためにも積極的に食べているといった方も多いでしょう。
確かに、かんきつ類は美肌や美白にいいビタミンが豊富に含まれているのですが、
その一方でソラレンという成分も多く含まれています。
そんなソラレンという成分には、紫外線の感受性を高める作用があり、光毒性物質とされています。
そして、紫外線を浴びる前に摂ってしまうことで、紫外線を吸収しやすくなり、シミやそばかすができやすくなってしまうことがあります。
またこのようなソラレンの光毒作用というのは、摂取してから2時間ほどでピークになるとされていますので、
特に、これから外出する朝に食べるのは控えた方がよさそうです。
そして、この光毒作用はまた、摂取してから数時間ほどで失われますので、夜摂るのには問題なくて、朝になってしまうと光毒作用は失われてしまいます。
ですから、かんきつ類を食べるのなら夜がおすすめです。
ちなみに、ソラレンは、グレープフルーツやオレンジ、レモン、みかんをはじめ、キウイやいちじく、セロリ、パセリ、三つ葉などにも含まれていますので、注意しましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
肌の美白というと、美容液や化粧水などのスキンケアで行うものというイメージがありますが、
私たちが日ごろ口にしている食べ物や飲み物でも、シミやそばかすを防いだり、肌に明るさを与えてくれるものもあって、体の中から美白を叶えてくれるものもあるんですね。
それも、トマトだったりアボカドだったり、大豆やこんにゃく、豆乳など、とても身近な食べ物や飲み物ばかりで、毎日でも手軽に食べたり、飲んだりできるものばかりです。
そしてその一方で、肌をくすませたり、シミやそばかすをできやすくさせてしまう要注意の食べ物や飲み物もあって、それらもとても身近なものばかりなので、つい食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしてしまうものもあります。
今回はそんな、シミやそばかすを体の中から防いで、明るい素肌を叶えてくれる栄養素や、そんな栄養素をたっぷりと含んだ食べ物や飲み物、
逆に、美白によくない食べ物や飲み物などについてもご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、食べ物から健康的に白い素肌を目指しましょう!
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