同じ年齢でもどうしてあの人はあんなにきれいで、若々しいのだろうと思ったことはありませんか?
そんな人は必ず、20代、30代、40代、50代と、それぞれの年代や年齢に応じたスキンケアをしていて、
年齢を重ねても、それを感じさせない若い肌、美しい肌を保っている証拠だといえるでしょう。
今回はそんな、美肌、若さを保つために、年代別、年齢別に変えていきたい正しいスキンケア、さらに、どんな年代にも共通するケアについてもご紹介してみたいと思います。
1.年代でスキンケアは変えるべき?
20代、30代、40代、50代と年齢を重ねていくことによって、お肌のコンディションも刻々と変化していきます。
毎日スキンケアしていると、ついその方法に慣れてしまって、同じケアを続けてしまいがちですが、
でもある時、いつものケアがあまり効果的でなくなってきたり、
きちんとケアしているつもりでも、あまり肌の調子がよくないといった場合には、
そのスキンケアの方法が年代に合わなくなってきたという証拠かもしれません。
そんな場合には、今のお手入れの方法を見直す時期に来ていて、スキンケアの方法も年代によってそれに見合ったものに変えていく必要があるんですね。
2.20代の正しいスキンケアとは?
●肌のターンオーバー自体は活発、手の込んだケアは必要ない
20代のうちはまだ、肌のターンオーバーも活発で、肌の潤いやコラーゲンも保てる状態でもあります。
また、肌の修復力も高いので、
20代の方の中には、美容液や美容パックなど色々と取り入れられている方もいらっしゃるかもしれませんが、
肌代謝も活発なことから、基本的には、美容液や美容パックといった特別なケアは必要なく、
洗顔後に、化粧水をして、その後に乳液かクリームの油分で化粧水を閉じ込めてあげるというシンプルなケアで十分だといえます。
また、20代のうちは皮脂の分泌も活発であることから、それだけ肌がべたつきやすく、テカりやすかったり、
毛穴にも皮脂が詰まりやすく、黒ずみやニキビもできやすい年代でもあります。
ただそのことで、一生懸命にやってしまいがちなんですが、20代の方であってもやはり洗顔のしすぎは肌の乾燥につながってしまいますので、洗顔のしすぎには注意しましょう。
基本的には、丁寧に洗顔をしながらも、過剰な洗顔は避け、
皮脂の分泌については、洗顔だけで抑えるのではなく、肌を保湿して、乾燥させないことによって、抑えるという心がけでケアするようにしましょう。
また、スキンケア用品のタイプについても、
・脂性肌の方は、さっぱり系を使う
・乾燥肌の方は、しっとり系を使う
といったこともおすすめです。
さらに、20代であっても、紫外線対策はきっちりと行うようにしましょう。
紫外線によるダメージはやはり深刻で、そんな紫外線ダメージは年代に関わりなく、肌に深刻なダメージを与えるものであり、
若い素肌であっても、紫外線はしみやそばかす、肌老化の原因になってしまいます。
ですから、外出時には必ず日焼け止めやUV効果のあるファンデーションを塗るようにしたり、
日傘なども活用しながら、きっちりと紫外線対策を行いましょう。
3.30代の正しいスキンケアとは?
●まだまだ肌の機能は活発
30代もまだまだ肌状態は若いといえるのですが、
それでも、20代に比べると、少しずつターンオーバーが遅くなってくる年代でもあります。
また、それとともに、肌の水分量や皮脂量も少しずつ低下してくる年代となっていますので、
やはり、保湿を重視したスキンケアを行うようにします。
また、今まで乳液を使用していた方は、乾燥が気になる場合には、より保湿力の高いクリームに切り替えるようにしてもいいでしょう。
そして、30代はまだ特別なエイジングケアが必要な年代ではないのですが、
それでも、目元や口元に少しずつ年齢サインが現れ始める方もいらっしゃいます。
そのような場合には、目元や口元などの年齢が気になる箇所に使用できるアイクリームやシートマスク、美容液など、
毎日使う必要はありませんが、気になる時にケアできるようなエイジングケア化粧品を用意しておくのもいいでしょう。
さらに、30代というのは、家事や子育て、仕事などにも追われる年代でもあり、ストレスの多い年代でもあります。
そんなストレスから肌が敏感になってしまうこともありますので、
そのような場合には、低刺激で肌に負担をかけない敏感肌用のスキンケアラインを使用するのもいいですし、
スキンケアはもちろんですが、
4.40代の正しいスキンケアとは?
●肌の老化が進行しやすくなる年代
40代に入ってくると、20代、30代と比較しても肌の老化が進行しやすくなってしまう年代といえます。
40代になったからといって肌が一気に老化するわけではありませんが、
40代のお肌の水分保持力というのは、20代に比べると約半分にまで減少するといわれ、また、女性ホルモンも減少しやすい年代となっており、
年々、少しずつではあるけれど、年齢サインが確実に出始める頃でもあります。
ですから、本格的にエイジングケアに取り組んでいく必要がある年代ともいえ、
例えば、エイジングケアを促してくれる有効成分として、肌の代謝をよくしてくれたり、たるみやくすみなどの改善、抗酸化もサポートしてくれる
・プラセンタ
・EGF、FGF
・フラーレン
・コエンザイムQ10
・幹細胞エキス
といった有効成分が配合されているものを使用したり、
肌に弾力やハリを与える、
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・セラミド
・エラスチン
といった成分や、
小じわの改善にも効果的な、
・レチノール
といった有効成分が配合されたものを使用するのもおすすめです。
さらに、化粧水や乳液、クリームの基本のケアにプラスして、
エイジングケア対策のための美容液や美容マスク、アイクリームなども本格的に取り入れていくようにしましょう。
30代の頃にも取り入れていた方は、その頻度も増やしていくようにし、年齢肌対策に本格的に取り組んでいくようにしましょう。
40代もやはり、家事に子育て、仕事に追われる年代でもあり、さらに、30代の頃よりも体に無理が利かなくなってくる年代でもありますので、
これまで以上に、睡眠や食事のバランスもしっかりと心がけ、また、ストレスを上手く軽減させる心がけもしっかりと行うようにし、
生活習慣、ストレスケアも行いながら、体の中から、潤いやコラーゲン、女性ホルモンを減らさないようにしておくことも大切です。
5.50代、60代以降の正しいスキンケアとは?
●徹底した保湿ケアに、より徹底的なエイジングケアも
50代、60代、それ以降の年代の方は、40代に引き続いて、保湿ケアを欠かさずに行い、乾燥させないケア、
そして、40代よりもさらに徹底的なエイジングケアが必要になってくる年代でもあります。
エイジングケアについても、
また必要に応じて、アイクリームやほうれい線対策のためのクリーム、美容液やシートマスクなども積極的に活用していくのもおすすめです。
また、50代以降は、さらに皮脂の分泌量もすくなくなってきますので、洗顔でより乾燥しやすくなり、洗顔も適切に行う必要があります。
皮脂や水分を奪いやすい石鹸よりもむしろ、潤いを残してくれる洗顔フォームなどの使用の方が安心といえますし、
これまで、朝も夜も洗顔料できちんと洗顔していた方は、それでは乾燥がすすんでしまうこともあるため、
朝だけはぬるま湯だけの洗顔に切り替えていくことも必要になるかもしれません。
さらに、特に60代以降の女性は、閉経も経ることになることから、女性ホルモンの分泌がさらに低下する年代でもあり、
その頃には、肌が敏感になってしまうこともあります。
そのような場合には、低刺激処方の化粧品を選ぶようにしたり、
特に、エタノールや石油系界面活性剤などの肌への刺激の強い成分が使用されていないような化粧品を選ぶことも大切になってきます。
外側からのスキンケア同様、もちろん、生活習慣を整えておくことも大切で、やはり、40代に引き続き、
睡眠に栄養バランス、適度な運動なども心がけながら、
特に、60代以降の方は、大豆イソフラボンなど、体の中で女性ホルモンの働きをしてくれる成分を積極的に補給するようにしたりと、
女性ホルモンを減らさないように心がけることも有効になるでしょう。
6.どの年代にも共通するケアもある
若い年代であっても、年齢を重ねた年代であっても、どの年代でも共通して心がけたいケアもあります。
それが、
●保湿
年齢に関わらず、常に心がけたいのが保湿です。
年齢とともに、肌の保水量や皮脂の分泌量というのは低下してしまいますので、年齢を重ねていくほどに保湿が重要になってくるのはもちろんですが、
若い年代の方の場合であっても、確かにまだ肌自体が水分量を保つことができるので、乾燥しにくい状態といえるのですが、
それでもやはり、ケアが不十分だと着実に乾燥はすすんでいってしまいます。
●クレンジング、洗顔をしすぎない
クレンジングや洗顔に注意することも、どの年代に共通していえることです。
特に、若い年代になるほど、皮脂の分泌量も活発で、肌もテカりやすかったり、毛穴に皮脂が詰まりやすいので、
ついつい洗顔しすぎてしてしまうこともあります。
そのことで、肌の乾燥を招いてしまって、余計に皮脂の分泌を促してしまうこともありますので、
洗顔は丁寧に行いながらも、しすぎないようにしましょう。
メイクをした日にはクレンジングは必要ですが、短時間でさっと落とすようにし、こすりすぎや長時間のクレンジングも避けるようにし、
そして、洗顔は、その回数も、朝と晩の1日2回にとどめておくようにしましょう。
また、乾燥肌の方は、朝の洗顔はぬるま湯だけの洗顔にするといったこともおすすめです。
●紫外線対策
紫外線対策も、年代、年齢に関わらず、必ず行いましょう。
紫外線による肌へのダメージは年齢に関係なく大変深刻なものであり、しみやそばかすの原因になることはもちろん、
肌の乾燥にもつながったり、UVダメージが肌の深部にまで達してしまうと、肌のコラーゲンの変性ももたらし、肌のたるみや、しわが深く刻まれてしまったりと、
深刻な肌老化の原因にもなってしまいます。
若い年代の方の場合、まだ若いからと油断してしまいがちですが、
その紫外線ダメージが後々になって現れてくることもありますので、しっかりと紫外線対策を若いうちからしておく必要があります。
また40代以降の方の場合、どうしても肌代謝が遅くなったり、紫外線への耐性も弱くなってしまうことから、
より紫外線対策を徹底して、外出時には日焼け止めやUV効果のあるファンデーションを付け、そこへさらに日傘などを併用するようにしてもいいでしょう。
●インナーケアも大切に
外側からのスキンケアと同じように大切なのがインナーケアで、
これもまたどの年代、年齢の方にも共通していえることです。
例えば、
・質のよい睡眠をとる
・偏った食事や暴飲暴食を避け、栄養バランスの取れた食事を取る
・適度な運動を心がける
・ストレスや疲れをためない
・喫煙はやめ、お酒もほどほどにする
といったことですね。
このような生活習慣は美肌を保つのに欠かすことができないのはもちろん、健康を維持するのにも必要不可欠なものですね。
それに加えて、例えば、サプリメントやドリンクなどでコラーゲンやヒアルロン酸などを補ってあげるといったインナーケアも効果的です。
年齢を重ねれば重ねるほどこのようなインナーケアがより重要になってくるでしょう。
7.まとめ
いかがでしたか?
20代、30代、40代、50代と、肌というのは日々その状態が変化していき、肌のコンディションにターンオーバーも変化していきます。
もちろんそれに応じたスキンケアの方法というものもあり、年代や年齢によって、スキンケアも変えていく必要があるんですね。
そして、それぞれの年代に合ったスキンケアへと変えていくことによって、しっかりと美肌を保つことができるようになりますし、
さらに、年齢を重ねても、それを感じさせないような若さも保つことができるようになるでしょう。
特に、毎日スキンケアをしていても何だか肌の調子がよくならないといった方や、最近、年齢を感じるようになったという方、
あるいは、今まで使っていたものが合わなくなってきたといった方は、もしかして、年齢に合ったケアができていないかもしれません。
こちらではそんな年代別、年齢別の正しいスキンケアについてご紹介してみましたので、今一度、ご自信のスキンケアと比べてみて、ぜひ、年代に合ったスキンケアの参考になさってみてください。
よろしければシェアをお願いいたします。