小顔メイクってシェーディングとハイライトで立体感を出して、簡単に小顔になれるけど、立体感が出すぎて、もともと立体的な顔立ちの欧米の方には合っていても、日本人には不自然になってしまうことも多いですよね。
そこで今回は、日本人の方の顔立ちにもぴったりな、より自然でナチュラルな小顔メイク術、シェーディングやハイライトの方法に、
チークやアイライン、眉メイクと、ポイントメイクでも小顔になれるメイク法もご紹介してみたいと思います。
とても簡単な方法ばかりなので、メイクだけで今よりもキュッと一回り小さな小顔、ナチュラルな小顔を作ってみましょう!
1.2トーン暗いファンデーションでシェーディングする
シェーディングというのは、顔の面積を広く見せてしまう部分、
主にフェイスラインなどに濃い色の顔料を乗せることで影を作り、見えにくくすることで顔を小さく見せることができるメイク法のことで、
このシェーディングは小顔メイクには欠かせないんですね。
通常はシェーディング専用のアイテムを使って影を作りますが、ここではファンデーションでシェーディングする方法をおすすめします。
というのも、シェーディング専用のものだとどうしても色が濃いものが多く、影が濃くなりすぎて不自然になりやすかったり、
特に、色白の方の場合には、合う色が見つけにくく、使いづらかったりもします。
その点ファンデーションだと、シェーディングほどには色が濃くなりにくくいのでより自然に影を作ることができます。
また、ファンデーションをシェーディングに使う場合には、肌の色よりも、2トーンほど暗い色を選ぶのがいいでしょう。
そして、シェーディングをする場所としては、
・おでこの髪の生え際の部分
・ほほ骨の少し下の辺り
・こめかみからあごにかけてのフェイスライン
この部分を中心に、暗めのファンデーションを乗せていくようにします。
さらに、
・あごの先端の部分
・えらの部分
この辺りにも厚めに色を乗せるようにするといいですね。
シェーディングしたい部分にファンデーションを乗せたら境目の部分はパフや指でポンポンと押さえるようにしてぼかしておくようにしましょう。
特に、シェーディングに使うファンデーションと通常のファンデーションで同じメーカーのもので揃えると、グラデーションも自然になりやすく、
よりナチュラルなシェーディングにしやすいのでおすすめです。
2.いつものファンデーションを顔の中央部を中心に乗せていく
シェーディングができたら今度は、顔の中央部分にいつものファンデーションを乗せていくようにします。
乗せ方も、いつもファンデーションを乗せる時と同じように、顔の中央部からフェイスラインへと向かって顔全体に薄く伸ばしていくようにし、
シェーディングの部分と重なる箇所では境目がわからないように自然となじませるようにしましょう。
パフの場合には、パフをポンポンと押さえるようにしたり、
指で伸ばす場合にも、指の腹を使って優しくポンポンと押さえるようにしてなじませると自然になじませやすいです。
3.それでも余白が気になれば、シェーディングを使う
普通のファンデーションと2トーン暗めのファンデーションの2色使いで自然なシェーディングは基本的にはできると思いますが、
それでもまだシェーディング効果が足りない、あまり小顔になっていないなと感じる場合には、専用のシェーディングもプラスしてみましょう。
ただしこの時すでに、ファンデーションでシェーディングがある程度できているので、専用のシェーディングではがっつりではなく、控えめに色を乗せるようにしましょう。
色を選ぶ時もご自身の肌色よりもワントーンくらい暗めの色を選ぶようにされるといいですね。
また、シェーディングには、主にパウダータイプとスティックタイプがあり、パウダータイプはブラシを使って色を乗せていくようになっていて、
スティックタイプはスティックから直接肌へ色を乗せて、その後に指やスポンジでなじませるようになっています。
基本的にはご自身が使いやすい方を選ぶのがいいですが、それぞれの特徴としては、
●パウダータイプ…
・ブラシでさっと乗せることができるので、パウダーチークのように簡単に使うことができる
・ムラにもなりにくいので、初心者の方も使いこなしやすい
●スティックタイプ…
・パウダータイプに比べて発色がはっきりとしているものが多く、より影を作りやすくて、立体感も出しやすい
・密着度が高く、色持ちもいいので、長時間崩れにくく、小顔メイクも長持ちさせることができる
このような特徴があり、例えば、初心者の方や自然に仕上げたい方はパウダータイプが、
より立体感を出したい方、メイクを長持ちさせたい方はスティックタイプを選ばれるのがいいかもしれません。
シェーディングの乗せ方も、ファンデーションでシェーディングした時と同じで、余白が気になるフェイスライン、おでこの生え際の部分を中心に、
面長の方はあごの先端を厚めに、丸顔やエラが張っている方はエラの部分も厚めに色を乗せていくようにします。
特にスティックタイプは濃くなりすぎることもあるので、薄めに乗せるようにしましょう。
4.ハイライトで立体感を出して、顔の中央部に視線を持っていく
シェーディングだけでも、フェイスラインがすっきりとしてかなり小顔になれると思いますが、
それに加えてハイライトでさらに立体感を出すのもおすすめです。
ハイライトを入れることで、視線も顔の中央部分に集中させやすくなって余白部分から視線をそらせることができるのでより効果的なんですね。
ハイライトの色は、真っ白のものを使ってしまうと、確かに光沢は出ますが、やはりそれだけ派手になりやすく、不自然感もでやすくなってしまいますので、
よりナチュラルな立体感にしたい場合には、できれば真っ白よりも、肌色に近くて、自然な立体感が出せるライトベージュなどを選ばれるのがおすすめですね。
また、ハイライトも、シェーディングと同じようにパウダータイプのものとスティックタイプのものがあって、
やっぱり、シェーディングと同じで、パウダータイプはブラシでさっと乗せることができて、簡単に使えて、ムラにもなりにくいので、初心者の方も使いやすくなっていて、
スティックタイプのものは、直接肌に乗せて、指やスポンジでなじませるようにするタイプで、
パウダーよりも発色がいいものが多く、より立体感を出しやすく、また、肌への密着度も高いので、長時間崩れにくくなっています。
やっぱり、好みや使用感、使いやすさで選ばれるといいでしょう。
さらに、ハイライトを乗せる場所としては、
・鼻筋
・頬
・あご
この4点に入れるといいでしょう。
顔の中でも出っ張っている部分ですね。
ハイライトの入れ方としても、
・おでこ…
おでこは、おでこ全体ではなくて、出っ張ってる中央の部分だけに丸く入れるようにし、そこから眉の上の辺りにも少し入れるようにしましょう
・鼻筋…
鼻筋は、鼻の付け根の辺りから鼻先にかけてスーッと入れるようにします
・頬…
頬も、頬全体ではなくて、頬骨の一番高い箇所よりも少し上の位置から目尻にかけて、V字を描くようにして入れます
・あご…
あごは、あごの一番高い部分に丸く自然に入れるようにしましょう
このようにハイライトを入れることで自然な立体感が出て、小顔効果も高めることができるんですね。
5.チークでも小顔に見せるテクニック
基本的にはシェーディングとハイライトで小顔メイクはできてしまうんですが、ポイントメイクでもさらに小顔に見せることができます。
小顔に見せるためには、チークの色は膨張色である淡いピンク系の色よりも、オレンジ系やブラウン系の方が引き締まって見えて、良いとされていますが、
例えば、色黒の方であればオレンジ系やブラウン系のチークは似合いますが、普通肌の方や色白の方の場合、オレンジやブラウンでくすんで見えてしまうこともあって、合わないこともあるので、
チークの色は、ピンク系でも、コーラルピンクやベージュピンクといった落ち着いたピンクのチークがおすすめですね。
このような色であれば、肌全体が膨張して見えすぎずに、また、色合いも落ち着いているので、大人の女性にも自然になじませることができるんですね。
そして、チークを入れる位置としては、
・頬骨の少し下の辺りから、こめかみの少し下の辺りにかけて斜めに入れる
このように入れることで、頬にほんのりと赤みを足しながらも、フェイスラインを引き締まった印象に仕上げることができるんですね。
・頬骨の一番高い場所よりも少し下の辺りに、楕円形に入れる
面長の方の場合には、頬骨よりも少し下の辺りに楕円形に入れることで、頬よりも下の余白がチークで埋まることになって、面長な印象も和らげることができるんですね。
チークでも結構小顔効果が狙えますので、普段チークをあまり使わないといった方も試されてみてはいかがでしょう。
6.アイラインで目を大きくして、さらに小顔に
目を大きく見せることによって、相対的に顔の余白の面積を小さく見せることができ、輪郭も小さくなり、小顔に見せることもできるんですね。
これはいわゆる錯覚メイクというもので、アイラインでも簡単にできてしまいます。
その方法も、いつものように、上まぶたにアイラインを引いて目の輪郭を強調した後に、
さらに、目尻の部分をいつもよりも少しだけ強調するようにします。
いつもよりもラインを1mmほど長く引くようにして、さらに、いつもは下まぶたの部分にはラインを引かないという方も、
下まぶたの部分、目尻から内側3分の1程度にもアイラインを細く引くようにします。
そうすることでいつもよりも目を大きく見せることができ、目が大きくなると、相対的に顔を小さく見せることができるんですね。
とても簡単な方法なのでおすすめです。
7.眉を少し長く描く
眉を少し長く描くこともおすすめですね。
これも、アイラインでデカ目にするのと同じ原理で、眉を少し長く描くことによって顔の余白が埋まることになり、相対的に輪郭を小さく見せることができます。
いつもよりも、1、2mm程度でも長くすることでも効果が現れます。
ただし、長すぎてもやっぱりおかしくなってしまいますので、眉尻の位置は、口角と目尻とを結んだ延長線上の位置を目安として、
それよりも若干、やはり1、2mmほど長くするようにしてもいいですね。
迷った時には、鏡を遠めで見てバランスを取るようにしたり、誰か他の方にも見てもらってより小顔に見えて、きれいに見えるバランスを見つけるようにしましょう。
8.まとめ
いかがでしたか?
キュッと小さな顔はそれだけで可愛くて、いつの時代も女性の憧れで、でも、骨格は生まれつきのもので、
特に、丸顔の方やエラが張っている方、面長の方は、小顔になりたいけれど、生まれつきだから自分には無理とあきらめている方も多いかもしれません。
でも、そんな小顔もメイクだけで作ることができますし、それもとても自然な小顔にもなれるんですね。
ただ小顔メイクというとシェーディングで顔の気になる余白の部分を隠したり、ハイライトで立体感を出すというのが一般的で、
そんな小顔メイクや立体メイクはもとから凹凸のある、彫りの深い欧米の方なら似合うかもしれませんが、
日本人の方が立体メイクをすると逆に不自然になってしまうこともも多いメイク法でもあるんですね。
そこでこちらでは特に、日本人の方向けの、自然でばれにくく、ナチュラルな小顔メイク、それもいつものファンデーションを使うことができたり、
いつものチークやアイメイク、眉メイクなどのポイントメイクを少し変えるだけという、とても簡単なメイク術、今すぐにでも始められるメイク術もご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって、メイクだけで簡単手軽に、そして自然に、でも今よりももっと小顔、キュッとしまったフェイスラインを作ってみましょう!
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