ブルドック顔は絶対に嫌!顔、頬のたるみを撃退し、あの頃のハリ、弾力を取り戻す法

肌のたるみはターンオーバー、肌の代謝の低下や乾燥、紫外線、加齢など、様々な原因によって起こってしまいます。

そしてそんなたるみにより、頬にハリがなくなったり、フェイスラインがたるみやすくなったり、他にも、ほうれい線や毛穴の原因にもなってしまいます。

今回は、そんな女性にとって本当に嫌なたるみについて、その原因や改善法、あらゆるケア法などを様々にご紹介しています。

1.たるみとは

たるみというのは、

肌の真皮内にある弾力を支えるコラーゲンやエラスチンといった組織が減少するなどして、肌内部の弾力やハリが不足してしまう状態のことです。

2.たるみによって現れる症状

たるみによって、

・ほおのハリがなくなり、さがってくる
・目元や口元がさがってくる
・フェイスラインが下がってくる
・ほうれい線や小じわが目立ってくる
・毛穴が目立ってくる

といった症状が現れてしまいます。

3.たるみが起こる原因

たるみには、たるみに直接的につながる原因があり、その一方で、そんな直接的な原因を引き起こしてしまう、間接的な原因もあります。

直接的な原因として考えられるのが、

直接的な原因
・ターンオーバー、肌代謝の衰え
・コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少
・肌の乾燥
・加齢による肌の老化
・女性ホルモンの減少

間接的な原因として考えられるのが、

間接的な原因
・紫外線による肌の老化
・ストレス
・睡眠不足
・栄養不足
・運動不足
・表情筋の衰え

といったことです。

ターンオーバー、肌代謝の衰え

ターンオーバー、肌代謝の衰えに悩む女性

肌のターンオーバー、つまり肌の生まれ変わり、代謝が衰えることによって、肌の内部では、新しい肌細胞が生まれにくくなり、

その結果として、みずみずしくハリのある肌を保つことが難しくなり、たるみにつながってしまいます。

コラーゲンやエラスチンの減少

コラーゲンやエラスチンの減少に悩む女性

肌内部の組織の一つである真皮には、コラーゲン繊維やエラスチンが細胞と細胞を結びつけるように存在しています。

そして、それらが十分に存在することによって、真皮内でクッションのような役割を果たし、肌に潤いやみずみずしさはもちろん、

ハリや弾力をもたらしてくれるようになっています。

そんなコラーゲンやエラスチンが減少することにより、肌内部でクッションとなる部分も減少してしまうために、ハリがなくなり、たるみにつながってしまいます。

肌の乾燥

乾燥した状態のイメージ

肌が乾燥するということは、肌内部の水分量が低下することにもつながり、肌表面のキメが乱れたり、ごわついたりするだけではなく、

みずみずしさやハリが失われる原因にもなります。

また、肌のバリア機能を弱めたり、肌の免疫力も低下させてしまい、その結果としてターンオーバーの乱れにもつながり、よりたるみの原因にもなってしまいます。

加齢による肌の老化

加齢による肌のたるみ

年齢を重ねることによって、肌の生まれ変わり、ターンオーバーが遅くなり、新たな肌細胞が生まれにくくなります。

また、コラーゲンやエラスチンの生成に大きく関わる繊維芽細胞の働きも衰えるために、

コラーゲンやエラスチンが生成されにくく、そのために、ハリがなくなり、たるみにつながってしまいます。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの減少に悩む女性

女性ホルモンの中でも、エストロゲンという女性ホルモンには、分泌されることによって肌内部の真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を高めるといった働きがあります。

そのことにより肌に弾力が生まれたり、みずみずしさやツヤも保つことができるようになり、そのためにエストロゲンは、“美肌のホルモン”とまで呼ばれるほどです。

そんなエストロゲンが今まではきちんと分泌されていたのに、何らかの原因で、ホルモンバランスの崩れが生じ、エストロゲンが減少してしまうことがあります。

そのことで、肌のたるみが生じてしまうことがあります。

紫外線による肌の老化

紫外線の強い日差し

紫外線には、UVA(紫外線A波)やUVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)というものがあるのですが、

特にUVAは、波長が長い紫外線となっており、肌の表面にとどまることなく、真皮にまで届いてしまう性質があります。

紫外線、UVBとUVAによる肌への影響の説明図
(出典:ロート製薬)

さらには、真皮にまで届いて、真皮内のコラーゲン繊維やエラスチンを破壊してしまったり、

真皮の繊維芽細胞を壊し、肌内部でコラーゲンやエラスチンが生成されるのを抑制してしまうといった性質があるものでもあります。

その結果として、たるみや肌老化の原因となってしまいます。

ストレス

ストレスで疲れる女性

過度のストレスを受けたり、ストレスが蓄積されてしまうことにより、体の内部では活性酸素が発生し、

それが体の組織や細胞を傷つけ、衰えさせてしまうことにもなります。

肌細胞も同様で、肌細胞を衰えさせたり、真皮内のコラーゲンやエラスチンの減少も招いてしまうことになります。

さらには、ストレスがたまることで、自律神経やホルモンバランスの乱れも生じやすくなり、

そのことが肌のターンオーバーを遅らせたり、ハリを生み出しにくい肌、たるみにもつながってしまうことがあります。

睡眠不足

あくびをする女性

肌というのは夜の眠っている間に最もその新陳代謝、ターンオーバーが活発になるものです。

そのために、健康的な素肌や美しい素肌、ハリのある素肌のためには睡眠が非常に重要で、睡眠不足が続いてしまうことで、ターンオーバーの乱れや遅れに直結してしまいます。

また、睡眠不足が続くことで自律神経やホルモンバランスの乱れも招いてしまうことになり、

さらにターンオーバーを遅らせてしまうことになり、肌荒れやハリ不足の原因にもなってしまいます。

栄養不足

偏った食事や不摂生な食事、野菜不足などを続けることによって、肌へと栄養がきちんと行き渡らなくなります。

特に、肌細胞の元となり、コラーゲン生成の元ともなるたんぱく質が不足してしまったり、コラーゲンの生成を促してくれるビタミンC、

また、体の健やかな機能、調整に欠かすことのできない各種ビタミンやミネラルが不足することにより、肌の機能も衰え、たるみ、ハリ不足につながってしまいます。

運動不足

運動不足が続くことにより、血行不良や体の代謝の衰えを招いてしまいます。

もちろん、肌の代謝や血行も悪くなり、そのことによって、肌の生まれ変わり、ターンオーバーの乱れも生じてしまいます。

その結果として肌がたるみやすくなってしまったり、くすみなどの原因にもなってしまいます。

表情筋の衰え

表情筋のイメージ

顔には実に30種類以上もの筋肉が存在します。

その筋肉のことを「表情筋」と呼ぶこともあり、そんな筋肉によって、顔の皮膚の脂肪は支えられ、

また喜怒哀楽などの様々な表情を作ることができるようになっています。

ところが、そんな表情筋も、体の筋肉と同様に、年齢を重ねたり、あるいは、普段あまり使わなかったり、不摂生などによっても衰えてしまいます。

表情筋により顔のハリも支えられているために、そんな表情筋の衰えは顔のハリの減少、たるみにもつながってしまうことになります。

4.たるみを改善し、ハリを回復する方法

このようにたるみには様々な原因があるのですが、それらの原因をきちんと見極めながら、適切にケア、対処してあげることで、たるみを改善し、ハリをよみがえらせたり、

もちろん予防にも非常に効果的となっています

その方法がこちら、

・スキンケアで改善
・生活習慣で改善
・マッサージで改善
・顔の筋肉を鍛える
・美顔器で改善

5.スキンケアでたるみ改善、ハリを取り戻す

保湿、肌を乾燥させないケアが何より大事

保湿スキンケアをする女性

肌の乾燥とたるみというのはあまり関係ないようにも思えるんですが、肌が乾燥することによって、肌の機能や代謝を衰えさせてしまいます。

また逆に、たっぷりと潤っている肌を保つことで、肌の機能を自然と高めることができ、ターンオーバーのしやすい肌

若々しく、みずみずしさやハリの生み出しやすい肌環境へと整えることができるようになります。

そのためには、洗顔後には化粧水でしっかりと水分を与え、その水分を逃がさないように、乳液やクリームでふたをしてあげる、

とてもシンプルでスタンダードなケアなんですが、それを続けることがたるみを防ぐためにも大切です。

●エイジングケアで肌代謝を高めてハリを与えるのも効果的

エイジングケア化粧品
(出典:フジフイルム アスタリフト)

また近年では、肌の代謝を良くしたり、肌の若々しさを保つのに効果的なエイジング化粧品も多く提供されています。

そのような化粧品には、肌の代謝を良くしたり、抗酸化効果によって肌の酸化や老化を防ぎ、若々しさを保ってくれるものも多くあり、

たるみの改善や予防にも非常に効果的でしょう。

例えば、その有効成分として、

・プラセンタ
・コエンザイムQ10
・プロテオグリカン
・EGF、FGF
・レチノール

といった成分があります。

それらには、肌の新陳代謝を促したり、肌の酸化を防いで老化物質を取り除いてくれたりといった効果が期待できるようになっていて、肌にハリや弾力を与えてくれるものとなっています。

また他にも、

・コラーゲン
・エラスチン
・ヒアルロン酸
・セラミド

などの成分も、ハリ改善のためにはおすすめです。

これらには非常に優れた保湿効果とともに、肌にみずみずしさや弾力を与えるといった効果も期待できるようになっているんですね。

さらには、

・ビタミンC
・ビタミンC誘導体

などもいいかもしれません。

これらにもまた抗酸化作用が期待できるようになっていた、肌の老化を防ぎ、ハリを保ってくれるようになっています。

6.生活習慣でたるみ改善、ハリを取り戻す

スキンケアとともに大切なのがやはり毎日の生活習慣で、

たるみ改善、ハリ復活のためには、

・質のよい睡眠
・バランスの取れた食事
・適度な運動
・紫外線を避ける

といったことが欠かせないでしょう。

質のよい睡眠

●いい睡眠が肌の生まれ変わりを高め、ハリを復活!

たっぷりと睡眠をとる女性

肌のハリを保つためには何といっても質のよい睡眠が不可欠です。

睡眠を十分にとってあげることにより、肌のターンオーバー、新陳代謝も健やかに保たれ、若く、ハリのある肌細胞も生まれやすくなります。

また特に、最も肌の新陳代謝が活発になるのが、眠りについてから約3時間後ともいわれることから、その時間にはぐっすりと深い眠りについておくことも大切ですね。

●お肌のゴールデンタイムに眠って、成長ホルモンを促す

さらに、よく言われるのが、夜の10時から午前2時の間に睡眠を取るのが大事ということです。

この時間帯は「お肌のゴールデンタイム」とも言われることもあり、その理由として、この時間帯に成長ホルモンが最も多く分泌されるからです。

成長ホルモンは、私たちの体の骨や筋肉を強化し、健やかな成長を促すといった働きがあるのはもちろん、

肌の新陳代謝を司るホルモンでもあり、十分に分泌されることで、それだけで肌の新陳代謝、ターンオーバーも促されることになります。

●睡眠には、ホルモンバランスや自律神経を整える効果も

ホルモンバランスが整えられ、生き生きと元気な女性

さらに、十分で質のよい睡眠を取ることによって、ホルモンバランスや自律神経を整えることにもつなげられますので、

よりハリや弾力も保たれるようになり、たるみの改善や予防にもつながるんですね。

バランスの取れた食事

●肌を作るたんぱく質、ビタミン、ミネラルもバランスよく

栄養バランスのよい食事

たんぱく質に炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルとバランスの取れた食事を取り、不摂生を避けるというのも、たるみを改善させるには必要不可欠です。

特に、たんぱく質は肌細胞を作り上げる元となる栄養素でもあり、健康的でハリのある肌を作るのにも欠かせない栄養素です。

また、ビタミンCには、肌の内部でコラーゲンの生成を高めてくれるといった働きがあり、肌へとハリを与えてくれるようになっていますし、

さらに抗酸化作用もありますので、肌の老化も防いでくれるようになっています。

※食事、食べ物については下記(↓第11章)のところでさらに詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

適度な運動

●運動で血行促進、肌の代謝も良くして、たるみ改善

運動をして、代謝アップ、ハリのある肌の女性

適度な運動もまたたるみ改善、ハリ復活のためには大切ですね。

日ごろあまり運動されない方にとっては、運動というとちょっとハードルが高くて、何から始めたらいいかわからないといった方もいらっしゃるかもしれませんが、

例えばウォーキングや軽いジョギングなどの簡単なものでいいんですね。

それも、長時間行う必要はなく、1日に10~30分程度でもいいので、それを続けることが大切でしょう。

そのことによって、体の血行もよくなって、血行がよくなることで自然と肌の代謝も高めることができるようになります。肌の代謝がよくなるとさらに自然とハリも生み出されるんですね。

●逆に激しい運動は老化の原因に、無理のない軽い運動でOK

また逆に、激しい運動は、体に疲労を蓄積させ、老化のもとにもなってしまいますので、避けるべきで、

少し汗をかくくらいの軽い運動、無理なく続けられる運動がおすすめです。

さらには、

・体を冷やさない
・ストレス発散

といったことも大切になってきます。

●体が冷えると肌代謝低下の原因に

冷えに悩む女性

体が冷えることによって、血行も悪くなりますし、そのことで肌の代謝も低下し、肌機能の衰え、たるみにもつながってしまうことがあります。

ですから、日ごろから体を冷やさないようにすることも大切です。

例えば、軽い運動も冷えを防ぐのにも効果的ですし、毎日湯船につかって、入浴し、体を温めるといったことも効果的です。

■夏場の冷房にも注意、部屋では1枚羽織るなどの工夫を

また最近では、夏場であっても1日中冷房が効いた室内にいて、年中体が冷えてしまっているという方もいらっしゃるでしょう。

そのような方も注意が必要で、例えば、職場などでなかなか冷房の温度が調節できないといった場合には、室内ではカーディガンなどを1枚羽織るようにしたり、

靴下を重ねてはいて、足元からの冷えを防ぐといったこともいいでしょう。

ストレス発散で心も肌も元気になる

リラックスして、ストレスが軽減される女性

日ごろからストレスを上手く発散し、ためないことも、たるみを防ぐには必要です。

ストレスは、体の自律神経やホルモンバラスにも影響を与えてしまいますので、肌のターンオーバーを乱して、たるみの原因になってしまいます。

それだけではなく、肌老化自体を招いたり、心身の不調にもつながってしまいます。

ですから、できれば普段から、趣味に没頭できる時間や、音楽やアロマ、ティータイムなど、心身ともにリラックスできる時間をできるだけ作るようにする、

あるいは、休める時にはきちんと休む環境を作って、疲れをためないといったことも必要ですね。

7.マッサージでたるみ改善、ハリを取り戻す

マッサージをしてあげることによって、肌の血行を良くしたり、代謝を高めて、たるみを改善することも可能です。

こちらでは、いつでも思いついた時にできるようなとても簡単なマッサージ法をご紹介してみたいと思います。

★たるみ改善簡単マッサージ

①まず、人差し指から小指までの4本の指の腹で、頬の少し下から頬を持ち上げるようにしてあげます。

②次に、その頬の部分から、顔の外側、こめかみの辺りまで指をスライドさせるようします。

頬のたるみ改善マッサージ

③こめかめみまでスライドさせたら、こめかみを引き上げるように優しく指を持ち上げて上げます。

こめかみをプッシュする女性

★フェイスラインの引き上げマッサージ

①まず、あごの下に両手の4本の指を置きます。

②あごから顔の両サイドに向かって、フェイスラインに沿うかたちで、耳の下まで指をスライドさせてあげます。

フェイスラインをマッサージする女性

この時も肌に摩擦を与えないように、プッシュしながらがいいでしょう。

③そして、フェイスラインを引き上げるように、上方向へ優しく力を加えてあげるようにしましょう。

★口元のたるみ、ほうれい線改善マッサージ

4本の指を使って、口の周りを優しくプッシュしてあげるようにします。これだけです。

マッサージは力を入れすぎずに、優しい力で行うようにしましょう。

また、肌をこすらずに、プッシュする感じで行うほうが、肌を傷つけずに、安心です。

★首から肩へのリンパマッサージもおすすめ

首から肩へおろすように指を指をすべらせてマッサージしてあげるのも効果的でしょう。

そのことで、リンパの流れをよくすることができ、老廃物の排出が促されて、たるみの改善にもつなげられます。

※マッサージする際には、指をスライドさせてしまうと、肌への摩擦が強くなり、肌を傷つけてしまう恐れがありますので、

指をすべらせるのではなくて、軽くプッシュするようにしながら、動かしていくようにしましょう。

また、肌への摩擦が気になる際には、乳液やマッサージクリームを使用するのもおすすめです。

8.顔筋(表情筋)を鍛えるエクササイズでたるみ改善

顔には、30種類以上もの筋肉があり、肌のたるみやハリのなさというのは、そんな顔の筋肉の衰えが原因ということもあります。

また逆に、そんな顔筋を鍛えてあげることにより、いつまでもハリのある肌、持ち上がる肌も維持することができるでしょう。

★簡単あいうえお体操

口を大きく開けて、順番に「あ」「い」「う」「え」「お」の口を作る。これだけです。

「あ」と大きく口を開ける女性「い」の口の形をつくる女性

声に出さなくても、この形に口を作るだけでもいいですね。

簡単な体操でありながら、普段では鍛えにくいような頬の筋肉や口の周りの筋肉も鍛えることができるようになっています。

※口を大きく開ける際には、無理のない範囲で行うようにしましょう。

★目の周りの筋肉を鍛えるエクササイズ

①まず目を大きく見開きます。

②次に上を見るようにします。これだけです。

上を見ることで、頬が持ち上げられ、目のたるみや頬のたるみの改善にもつなげられます。

※この時も無理なく行うようにしましょう。

9.ツボ押しでたるみを改善

顔には多くのツボが存在し、なかには肌の新陳代謝を高めて、程よく刺激してあげることにより、肌にハリを与えたり、たるんだ部分の引き上げにも効果的なツボもあります。

それがこちらです。

たるみを改善するツボの位置

●下関(げかん)

耳の前、両ほほの少し上の部分にあるツボのことです

このツボを押すことで、肌の新陳代謝をよくすることができ、肌にハリを生み出して、たるみを改善してくれるようになっています。

●けんりょう

頬骨の少し下の部分にあるツボです。

このツボを押すことで、頬の筋肉の引き締めや、頬のたるみ改善の効果が期待できるようになっています。

●頬車(きょうしゃ)

両方のあごの、エラの部分から約1cmほど頬へと内側に移動させた部分にあるツボのことです。

頬車(きょうしゃ)のツボの位置

このツボを押すことで、顔のたるみ改善はもちろん、フェイスラインの引き締めにも効果的となっています。

どのツボも、押す際には、人差し指や親指を使って押すようにします。

力加減は、強すぎてももちろんいけないのですが、弱すぎてもあまり効き目がないので、少し痛気持ちいかなと思えるくらいがいいかもしれません。

※力を入れすぎないよう、無理のない程度に行いましょう。

10.美顔器でたるみ改善、ハリを取り戻す

最近では美顔器の種類も豊富になっていて、肌にハリや弾力を与えて、たるみ改善のための美顔器も多くなっています。

本当にいろいろなものがあるのですが、たるみ改善のための美顔器としては、

・EMS(低周波)美顔器
・超音波美顔器
・イオン導入器
・LED美顔器
・ローラー美顔器

といったものがあります。

それぞれの特徴として、

●EMS(低周波)美顔器…

EMS美顔器
(出典:エレモアエクラ)

EMS(低周波)美顔器というのは、低周波を利用することによって筋肉へと微弱の電流を流し、その刺激によって肌をリフトアップし、ハリを与えてくれる美顔器となっています。

脂肪の燃焼も促して、たるみやむくみの改善にも効果的となっています。

期待できる効果…

・脂肪燃焼
・リフトアップ
・たるみ、むくみ改善

●超音波美顔器…

超音波美顔器
(出典:エステナードソニックROSE)

超音波美顔器というのは、超音波によって肌へと振動を起こし、肌の血行をよくして、肌の代謝を高め、肌へとハリを与えてくれるものとなっています。

さらに、脂肪を燃焼させたり、筋肉をマッサージする効果もあり、たるみを引き締めてくれるといった効果も期待できるようになっています。

期待できる効果…

・脂肪燃焼
・たるみ引き締め
・筋肉マッサージ

●イオン導入器…

イオン導入器
(出典:ブロードイオン)

イオン導入器というのは、イオンが電気的に反発するという性質を利用することにより、

通常のスキンケアでは浸透させることのできない美容成分を肌の内部にまで浸透させることができる美顔器です。

例えば、ビタミンC誘導体を導入することによって、シミやそばかすを防ぐ効果とともに、コラーゲンの生成を高めて、ハリ、弾力を与える効果も期待できるようになります。

さらに、プラセンタを導入することで、肌代謝をよくして、たるみの改善にも効果的となっています。

期待できる効果…

・美容成分浸透
・ビタミンC誘導体導入により、コラーゲンの生成を促す
・ハリ、弾力

●LED美顔器…

LED美顔器

LED美顔器というのは、様々な波長のLEDの光を当てることにより、エイジングケアやニキビ、肌荒れの改善といったあらゆる効果が期待できるものとなっています。

それには赤色と黄色、青色のLEDが用いられ、

特に赤色には、血行を促進し、肌の代謝をよくしてくれる効果、

黄色には、真皮に届いて肌のターンオーバーを促進してくれる効果が期待でき、たるみの改善に効果的となっています。

期待できる効果…

・新陳代謝アップ
・ターンオーバーを整える
・たるみ改善

●ローラー美顔器…

ローラー美顔器
(出典:ReFa(リファ))

ローラー美顔器というのは、フェイスローラーとも呼ばれる美顔器で、電気を使わずに、手でもって肌の上をコロコロと転がす美顔器です。

転がすだけで肌の血行をよくしてくれたり、筋肉をマッサージしてくれる効果もあり、たるみやむくみの改善、リフトアップにも効果的となっています。

期待できる効果…

・肌の血行促進
・たるみ、むくみ改善
・リフトアップ

このように美顔器には色々あって迷うところなのですが、より効果が期待できるのは、EMSや超音波、イオン導入あたりかもしれません。

ただEMSなどは使用する際に少し刺激があるようで、それが苦手といった方もいらっしゃるかもしれません。

★LED美顔器は肌に優しくおすすめ、ローラー美顔器ならより手軽に!

その点では、LEDなどは光を与えるだけなので、肌にもとても優しいものとなっていますので、肌への刺激が気になる方にはおすすめでしょう。

また、ローラー美顔器などは、電源も要らず手軽に使うことができるようになっていますので、より手軽に使いたいといった方にはおすすめですね。

11.栄養、食べ物でたるみ改善、ハリを取り戻す

毎日の食事も肌のたるみを改善し、ハリのある素肌を保つためには、毎日の食事、栄養も非常に重要になってきます。

特に食べ物や栄養のなかにはたるみ改善のために効果的なものもあり、

栄養素としては、

たんぱく質
ビタミンE
ビタミンC
βカロチン(ビタミンA)
イソフラボン
亜鉛
パントテン酸

などが挙げられます。

そしてそれぞれの栄養素の働きとして、

たんぱく質…肌細胞を作るアミノ酸の元ともなる栄養素。美しい素肌や健康的な素肌、肌の弾力にも欠かせない栄養素。

ビタミンC…肌内部でコラーゲンの生成を促してくれる働きがあり、肌へとハリを与えて、保水力もアップさせてくれる。抗酸化作用にも優れていて、肌の酸化も防ぎ、ツヤも与えてくれる。

ビタミンE…血行をよくして高めてくれる作用があり、肌の血行や代謝も高めてくれる。優れた抗酸化作用もあり肌の老化も防いでくれる。

βカロチン(ビタミンA)…肌の生まれ変わり、再生を促してくれる効果があり、肌の新陳代謝を高めてハリや弾力、肌の修復も促してくれる。

イソフラボン…ホルモンバランスを健やかに整え、特に、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌を促す作用があり、「エストロゲン」によりコラーゲンの生成が促され、肌にハリや弾力が生まれる

エラスチン…肌細胞内においてコラーゲンとコラーゲンを結びつける役割があり、肌のハリやみずみずしさを高める効果が期待できる

亜鉛…肌の新陳代謝を高める効果があり、また、肌内部のコラーゲンを増やす効果も期待できる栄養素。肌のハリや弾力アップ、若々しさの維持に効果的。

パントテン酸…脂質や糖質、たんぱく質代謝に関わる酵素を補助する役割があり、また、ビタミンCの働きを助ける栄養素でもあり、よりコラーゲンの生成を促す効果が期待できる。

≪たんぱく質を多く含む食べ物≫

牛肉、豚肉、鶏肉、大豆などの豆類、卵(卵白)、乳製品など

≪ビタミンCを多く含む食べ物≫

ブロッコリー、アセロラ、レモン、ピーマン、キウイ、イチゴ、パセリなど

≪ビタミンEを多く含む食べ物≫

アボカド、アーモンドなどのナッツ類、鮭、うなぎ、レバー、菜種油などの植物油

≪βカロチン(ビタミンA)を多く含む食べ物≫

にんじん、カボチャ、ほうれん草、モロヘイヤ、春菊、小松菜、レバー(鶏・豚)など

≪イソフラボンを多く含む食べ物≫

大豆製品(豆乳、納豆、お豆腐、きな粉、お味噌など)、山芋など

≪亜鉛を多く含む食べ物≫

牡蠣、するめ、レバー、牛肉、チーズ、納豆、高野豆腐、アーモンド、カシューナッツなど

≪パントテン酸を多く含む食べ物≫

ブロッコリー、アボカド、挽き割り納豆、小麦胚芽、シメジ、なめこ、卵、レバーなど

他にも、鮭やセサミン豊富なごま、ポリフェノール豊富なベリー類など、高い抗酸化作用が認められる食べ物も、肌の老化を防いで、たるみの改善にも効果的ですね。

12.たるみ、こんな意外な原因も

たるみの原因には、肌のターンオーバーの衰えや、生活習慣の乱れ、紫外線など様々なものがあり、

それらの要因が絡み合っても起こってしまうこともあります。

さらに、このような要因の他にも、一見たるみとは関係のないようなことが原因になってしまっていることもあります。

例えば、それが、

・姿勢の悪さ
・頬杖をつく
・過度なダイエット
・喫煙

といったことです。

●姿勢の悪さ

猫背、姿勢の悪い女性

例えば、猫背など、姿勢が悪いことによって、体の代謝が悪くなってしまいがちで、肌の代謝を低下させることにもつながってしまうこともあります。

さらに、特に猫背になることで、顔が前に出て、あごも前に出てしまいやすくなります。

そのことによって、フェイスラインがたるみやすくなり、二重あごの原因にもなってしまいます。

ですから、姿勢の悪い方は、姿勢を正すように心がけるようにしたり、

特に、デスクワークが多い方だと、いつのまにか前かがみになってしまう方も多いでしょうから、

できるだけ、椅子に深く座るようにしたり、座っている時も背中を伸ばすよう心がけるようしましょう。

●頬杖をつく

頬杖をつく女性

頬杖をつくことによって、顔の片方にだけ力が加わることが多くなってしまい、顔のゆがみにつながってしまうことはもちろん、

たるみにもつながってしまうこともあります。

ですから、頬杖を付く癖があるといった方も注意が必要ですね。

●過度のダイエット

過度なダイエットをすることにより、たるみの原因となってしまうこともあります。

緩やかなダイエットであれば問題ないのですが、過度なダイエットを行うことで、体重も急激に落ち、

それと同時に、それまで肌のハリを支えていた顔の脂肪もまた急激に落ちることになります。

そのことで肌がたるんでしまうことがあり、また、体とともに肌も栄養不足の状態に陥ってしまうことも多く、さらにハリが失われる原因となってしまいます。

●喫煙

喫煙をすることにより、体の中ではビタミンCが過剰に消費されてしまいます。

ビタミンCは、肌でコラーゲンの生成を高めてくれる栄養素であり、肌のハリにとっても欠かせないビタミンであることから、

喫煙によって、ビタミンC不足になることによって、ハリが生み出されなくなり、たるみの原因にもなってしまうようです。

さらに、喫煙は血行も悪くしてしまい、肌への血流や栄養補給も阻害してしまいますので、より、ハリを失わせる原因になることもあります。

このような意外な原因もありますので、気をつける必要があるでしょう。

13.コラーゲンを食べるのはハリに効果的なのか?

コラーゲン豊富なフカヒレ

肌の弾力やハリにとって欠かすことのできないのがコラーゲンであり、女性の中でも、ハリを保とうとコラーゲンが含まれる食品を好んで食べている方も多いかもしれません。

でも、一説には食品などでコラーゲンを補給しても肌には届かないといった説もありますよね。

実際にはどうなのでしょう。

●継続して摂取することでコラーゲンの生成が高まる

以前なら、そのようにコラーゲンを補給しても効果がないといわれていたこともあったんですが、

最近では、継続して摂取することにより、肌をはじめ、体内のコラーゲンに再生成される機会が多くなるということも言われています。

つまり、コラーゲンを食べて、すぐに肌がぷるぷるになるというわけではないが、食べていくうちに、効果がみられるということです。

また、コラーゲンだけとっても意味がなく、他の栄養素もバランスよく摂ることによって、よりコラーゲンの生成を高めることができるようになります。

さらに、食品だけでは十分に補給できない場合には、

サプリメントやドリンクなども効果的だということで、

というのは、このようなサプリメントやドリンクというのは、コラーゲンの補給や吸収といったことを目的として作られているために、食品よりも吸収率が高いものが多くなっているからなんですね。

コラーゲンドリンクとサプリメント
(出典:ファンケル ディープチャージコラーゲン)

14.加齢によるたるみは仕方がないのか

加齢によるたるみに悩む女性

たるみの原因というと、真っ先に思いつくのが加齢と言う方も多いかもしれません。

確かに、年を重ねることによりどうしても肌の新陳代謝も衰えてしまうことになり、肌の筋肉も衰えたりと、たるみの原因が増えてしまうことは確かです。

しかしながら、できうる限り、毎日の正しいスキンケアに、きちんと睡眠をとって、日焼けも防ぎ

食生活も整えるなど、当たり前のことなんですが、それを積み重ねていくことによって、加齢による老化のスピードも遅らせることができ、

年齢を重ねてもたるみにくい素肌を保つことは十分に可能になるといえるんですね。

15.まとめ

いかがでしたか?

肌のたるみやハリ不足の原因には本当に様々ものがあって、それらが色々と重なり合って、頬のハリのなさやフェイスラインのたるみ、ほうれい線などにつながってしまっていることもあります。

また裏を返せば、原因を知ることによって、それに対処し、それに合わせたケアや、生活習慣の見直しもできるようになり、

できてしまっているたるみの改善にもつなげられるようになります。

他にも、表情筋をエクササイズしたり、美顔器を取り入れてみたりと、

たるみに積極的に働きかけてあげることによって、ぷるんとしたハリを復活させることも可能になるんですね。

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