水を飲むとやせられるって本当?水のダイエット効果に飲み方やタイミング、1日の量、炭酸水や水素水でも効果はある?

水を飲むと代謝がよくなって、血行促進や便秘解消、デトックスでダイエットに効果的ということで、この方法は「水ダイエット」とも呼ばれています。

ではこの「水ダイエット」の効果のほどはどうなのでしょうか?またその方法は?

そこで今回はそんな水を飲むことによるダイエット効果や1日に飲む量、飲む時間やタイミング、水の種類はどれを選べばいいのか、

水以外にも効果はあるのか、炭酸水や水素水でもいいのかなどの疑問、注意点についても詳しくご紹介してみたいと思います。

今までなかなかやせられなかった方も、水ダイエットで、手軽に水を飲んで代謝アップ、ストレスフリーのダイエットを目指しましょう!

1.水のダイエット効果とは?

水を飲む女性

●体の新陳代謝を高める

水分をしっかりと取ることがダイエットにいい理由は、まずは、水分を取ることによって体の代謝をよくすることができるというところにあります。

水を飲むことで、まず、血流がよくなり、

そして血流がよくなることで、体中の各細胞へと栄養や酸素が行き渡りやすくなり、さらにそうなると、細胞の代謝、生まれ変わりも活発になり、

必然的に体全体の代謝も高めることができるようになります。

また、水分を取ることで、一時的に体温が低下し、その体温を上げようと体が働くため、そのことでも代謝がよくなります。

当然、体の代謝がよくなることで、カロリー消費も促され、ダイエットにも効果的となります。

●老廃物の排出が促される

水を飲むことで、当然、尿や汗が出やすくなります。

そのことで体内の老廃物の排出が促されることになります。

さらに、水分を取ることにより、リンパの流れもよくすることができ、そのようなリンパ液というのは、体内の老廃物を取り込んで、排出を促すといった働きもあるため、

リンパの流れがよくなることでもより老廃物の排出が促されることになります。

また、体に老廃物が溜まってしまうことで、体の代謝の低下やむくみ、肥満などの原因にもなり、

逆に老廃物の排出が促されることで、むくみの解消や、さらに代謝もよくなり、やはりダイエットに効果的となります。

●便秘を防ぐ

水でデトックスが促され、便秘が解消された女性

水分を取ることにより、代謝がよくなるとともに、腸のぜん動運動も活発になります。

腸がしっかりと働くことにより、便秘を防ぐことができ、

便秘になりにくくなることで、よりデトックス、老廃物の排出が促され、ダイエット効果が得られるようになります。

●食欲をコントロールできる

水を飲んで食欲が抑えられた女性

水を飲むことによって、胃が水で満たされることになり、一時的ではありますが、空腹感を和らげることができます。

さらに、胃液も薄めることができるため、より空腹感を抑えることができるようになり、食欲をコントロールして、食べすぎも無理なく防ぐことができるようになります。

●むくみを改善する

足のむくみが気になる女性

水分を多く取ると、むくんでしまうというイメージがありますが、実はその逆で、人の体というのは生命維持のために水分を一定に保つ働きがあり、

水分が不足することによって、少しの水分でも体に溜め込もうとしてしまいます。

そのため体がむくみやすくなり、むくみとともに代謝も悪くなります。

そして逆に水分をしっかりと取ることによって、体内の循環がよくなり、むくみににくくなって、またむくみの改善にも効果的となっています。

2.ダイエットのためには1日にどれくらいの水を飲めばいい?

コップに注がれた水

このようにダイエットのためにも水を飲むことはとてもいいことなのですが、でも、いくらいいといっても、飲めば飲むほどいいというわけではなく、適量というものがあります。

一般的には、1日に2リットルほどの水を飲むのがいいと言われることが多いのですが、

これはあくまでも目安であって、正確には、その人の体重によって適量は変わってきます

そして、目安とされているのが、

体重の4%ほどの水を飲む

のがいいとされています。

4%というのは、例えば、体重が50kgの方であれば、

50kg × 0.04=2

つまり2リットルの水を飲むのがよくて、

60kgの方であれば、

60kg × 0.04=2.4

2.4リットルの水がダイエットのためには適量とされています。

3.いつ飲めばいい、飲むタイミングは?

基本的には、飲む時間やタイミングに決まりなどはなく、いつ飲んでもいいのですが、

より、ダイエットのために水を役立てようと思えば、おすすめの時間帯やタイミングもあります。

例えば、

●起床時

起床する女性

朝起きたてに水を飲むことによって、眠っていた胃や腸を目覚めさせ、活動を活発化させることができます。

そのことで特に朝には体の代謝が低下した状態ですので、その代謝を自然と高めることができ、

さらに腸の働きが活発になることで、排便も促して、デトックス効果で、よりダイエットにも効果的となります。

朝起きたてに飲むのであれば、飲む量はコップ1杯程度が適量です。

●食事の前

ダイエットのために水を飲んでから、食事をする様子

食事の前に水を飲むのもおすすめです。

食事の前に飲むことで、空っぽの胃に水分が入り、それだけで空腹感が和らぎます。

食事の前に空腹が和らぐことで、自然と食事の量も減らすことができ、食べすぎも無理なく防ぐことができます。

当然、水ならカロリーもなく、それでいて満腹感も得られるので、カロリー過多になることも防ぐことができるんですね。

やはりこの時も飲む量はコップ1杯程度が適量でしょう。

●運動時やお風呂上りなど、汗をかいた時

運動で汗をかく様子

当然、運動をすると汗をかいて、汗をかくと体内の水分が失われてしまいます。

水分が失われることで、せっかく運動をしても、効率的に代謝を高めることができなくなるので、運動の途中や汗をかいた時には水分を取るようにしましょう。

そうすることでより代謝がよくなり、体内の循環もよくなって、汗もかきやすくなり、老廃物の排出も促され

運動によるダイエット効果も高めることができるようになります。

また、お風呂上りも汗をかいて水分不足になりやすいので、お風呂上りにも水を飲むようにしましょう。

飲む量は、運動時には、運動の程度にもよりますが、軽い運動の場合にはコップ1杯程度、たくさん汗をかいた時には2~3杯程度の水分をしっかりと補給するようにしましょう。

お風呂上りであれば、コップ1杯程度が適量でしょう。

●こまめに飲むようにする

このように、ダイエットのために水を飲むのなら起床時や食事の前、運動時やお風呂上りなどがおすすめといえるのですが、

先のとおりに、ダイエットのためには1日に2リットル前後の水分を取るのが効果的とされているので、

それ以外にも飲む必要があります。

でも、かといってそれ以外のタイミングで1度に大量に水を飲むのは避けるようにしましょう。

水はできるだけ数回に分けてこまめに飲むようにすると、そのつどで代謝をよくすることができダイエットにもより効果的ですし、

また、水を一度に多量摂取してしまうと、血液中の塩分濃度が極度に下がってしまうことになり、低ナトリウム血症といった、いわゆる水中毒などを引き起こしてしまう恐れがあります。

体にも良くないので、水はこまめに飲むようにしましょう。

4.水の温度は?温かい方がいい?冷たい方がいい?

水の温度については、常温の水がおすすめです。

冷たい水だと体を冷やしてしまい、体の代謝が逆に悪くなってしまうこともありますし、冷え性の方の場合、症状が悪化してしまうこともあります。

また、お湯だと胃や喉への負担が大きく、ダイエット効果を得るためにはある程度の水分補給が必要になるため、

その分、胃や喉に負担がかかってしまいますので、やはり体にあまりよくありません。

また、常温でも体が冷えてしまうという方は、50℃前後の白湯でもいいでしょう。

体を優しく温めてくれて、代謝アップにも効果的です。

5.水の種類は?水道水でもOK?やっぱりミネラルウォーターがいい?

●日本の水道水は安全、でも環境によっては水質が悪化することも?

水といっても、水道水にミネラルウォーター、さらにミネラルウォーターにも軟水に硬水もあって、

どれを飲めばいいか迷ってしまいます。

基本的には、水であればどれでもダイエット効果は期待できます

ただ、水道水の場合には、日本の水道水は徹底的に殺菌処理が施されていますので、直接飲んでも安全といえるのですが、

その殺菌処理のために塩素を使う必要があり、その塩素が残留して、どうしても独特の臭みなどを感じることがあります。

そのような臭みが気になる方の場合には、たくさん飲むことも辛くなってくるでしょうから、ミネラルウォーターの方がおすすめといえるでしょう。

また、水道水自体は安全であっても、水道管が古くなっていてカビが付着している場合もありますし、

マンションなどの貯水槽から水が供給されている場合には、貯水槽が古くなっている場合もあり、やはり水質が悪くなってしまうこともあります。

そのようなことが心配な場合にはやはりミネラルウォーターの方が安心でしょう。

6.ミネラルウォーターは軟水か?硬水か?

軟水や硬水の様々なミネラルウォーター

ではミネラルウォーターを飲む場合には、軟水と硬水でダイエット効果に違いはあるのでしょうか。

結論から言えば、どちらを飲んでも同じようにダイエット効果が得られるようになっていて、大差はないんですね

ですから、ミネラルウォーターの場合には、好みで選ぶのがいいでしょう。

例えば、硬水の特徴は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが軟水よりも豊富に含まれていますので、

ミネラル分もしっかりと補給したい場合には硬水を選ばれるのがいいですし、

ただ、硬水は口あたりが重く、それが苦手な方もいますので、そのような方は、ミネラル分は少なくなってしまいますが、口あたりがまろやかで飲みやすい軟水の方がおすすめといえますね。

●硬水の特徴

・カルシウムやマグネシウムが豊富

(ダイエット効果としては、カルシウムには脂肪の吸収を抑制したり、胃腸を刺激して便通をよくする効果、マグネシウムには便を柔らかくして、やはり便通をよくしてくれる効果も)

・口あたりが重く、飲みづらいと感じる方も

●軟水の特徴

・口当たりがまろやかで、日本人の味覚にも合う

・ダイエットにも効果的なカルシウムやマグネシウムは硬水よりも少なめ

7.炭酸水や水素水でも効果ある?

炭酸水をグラスに注ぐ様子

水以外でも、例えば炭酸水や水素水でもダイエット効果は期待できるのでしょうか?

炭酸水というのは、二酸化炭素を水に溶かしたもので、口に含むとその二酸化炭素が泡となってシュワっとはじけるのが特徴の飲料です。

コンビニやスーパーなどでも簡単に購入できる飲料でもありますね。

そして水素水は、水素分子のガスを水に溶かしたものであり、水素が溶け込んではいますが無味、無臭、無色であるため、

炭酸水とは異なり、刺激もなく、普通の水のように飲むことができるようになっていて、美容効果なども高いことから話題になっている飲料でもあります。

また炭酸水には、その泡の刺激によって、血管を拡張させたり、血管が拡張することによって血流がよくなり

血行促進、代謝促進といった効果も期待できるようになっています。

さらに食前に飲むことによって、やはり炭酸がお腹を満たし、食欲を抑えてくれる効果もあり、食べすぎも防ぐことができるようになります。

そういった意味でも、炭酸水でもダイエット効果は期待できるようになるんですね。

また、水素水には、美容や美肌の効果、老化防止などの効果が期待でき、

その他にも、脂肪燃焼を促したり、基礎代謝をアップさせたり、便秘を解消するといった効果が水よりも高いこともわかっています

そのためやはり水素水もまたダイエットに効果的といえるでしょう。

そのことからどちらもダイエットに効果的で、水の代わりに飲むこともできるんですね。

でも、実際問題、炭酸水を水のようにたくさん飲むのは、炭酸の刺激もあることから難しいですし、

水素水については、水のように飲むことはできるのですが、ミネラルウォーターと比べても、その価格は圧倒的に高いため、毎日たくさん飲むことも難しいかもしれません。

ですから、炭酸水や水素水だけで100%水の代わりに置き換えるのではなく、普段は水を飲みながら、水の補助的な役割として、時々取り入れるといったことでもいいですね

8.水以外でも効果はある?

水以外、例えば野菜ジュースやフルーツジュース、ミネラル分を含むスポーツ飲料を飲むのでもダイエット効果はあるのでしょうか?

確かに、野菜ジュースやフルーツジュース、スポーツ飲料であれば、水では摂ることができないビタミンやミネラルも摂ることができて、より体によさそうですが、

でもダイエットという点では、例えば野菜ジュースやフルーツジュースであれば、

たとえ砂糖不使用のものであっても、野菜や果物にも糖質は含まれ、飲みすぎてしまうとやはり糖質過多、カロリー過多になってしまいますし、

スポーツ飲料でも、砂糖が使用されているものであれば、やはり糖質過多、カロリー過多になってしまいます。

ですから、水の代わりにダイエットのために飲むためには、ある程度の量も飲む必要があることから、これらの飲料はあまりおすすめできません。

●水だけでは飽きる場合には、無糖のスポーツ飲料やお茶もおすすめ、ただし飲みすぎには注意

ダイエットのためには、やっぱり水が一番おすすめなのですが、

それでもやっぱり水だけでは飽きてしまうといった場合には、例えば、他の飲料でも、無糖のスポーツ飲料や清涼飲料水を選ぶようにしたり、

他にも、お茶なら糖質も脂質も含まれませんので、水以外にも飲みたいといった場合にはお茶もおすすめです。

ただし、無糖のスポーツ飲料や清涼飲料水でも人口の甘味料が使われていたり、

お茶でもカフェインが含まれていることから、大量に飲むことはあまりおすすめではないので、

少し味変したい時や食事の際、息抜きの際などにコップ1、2杯を飲むようにされるといいですね。

9.ダイエットのために水を飲む時の注意点

このようにダイエットのためには水を飲むことによりさらに代謝がよくなって、効果的なのですが、

それでも、体のために気をつけておきたいこともあります。

例えば、

●一度に大量に飲まない

先のとおりに、水を一度に大量に飲むことにより、血液中の塩分濃度が極端に下がってしまい、

そのことによって、低ナトリウム血症といった、いわゆる水中毒を引き起こしやすくなります。

そのため、水を一度に大量に飲むことは避け、一度に飲む量もコップ1~2杯程度に留めておき、こまめに数回に分けて飲むようにしましょう

●冷たい水を飲みすぎない

暑い時期などは特に冷たい水がおいしくて、キンキンに冷やして飲みたくなりますが、冷たい水を飲みすぎるとやはり体を冷やしてしまいます。

体が冷えてしまうと代謝の低下や血行不良を招いて、逆効果になってしまいますので、

ダイエットのために水を飲む時には、特にある程度の量の水を飲む必要があることから、常温で飲むのがおすすめです。

また、特に冷え性で体が冷えやすいといった方であれば、白湯もおすすめです。

●水道水に注意

水の種類は、日本の水道水は安全性が高いため、水道水でも構わないのですが、水道水の場合、殺菌に使われる塩素が残っているために、臭みがあり、飲みづらかったり、

水道水自体は安全でも、水道管や貯水タンクの環境が悪い場合には、水質自体も悪くなってしまっている場合もあり、その点でも水道水は注意が必要かもしれません。

そのような場合は、もっと安心、安全に水ダイエットを行うためにも、ミネラルウォーターのほうがおすすめであるといえるでしょう

10.まとめ

いかがでしたか?

水を飲むことによって、体の代謝がよくなったり、血行が促されたり、便秘を改善したり、リンパの流れもよくして老廃物の排出を促したり、むくみも改善されたりと、

ダイエットにも本当に効果的なんですね。

そのため今では、「水ダイエット」という言葉まであるほどで、水を飲むだけでいいので、今すぐにでも、簡単手軽に始められますし、

水を飲むことはもちろん体のためにもいいことですので、おすすめなのですが、

でも、ダイエット効果を高めるためには、1日に飲む水の量にも目安があったり、

飲む時間やタイミングは、朝起きた時や食事の前がおすすめだったり、

水は常温でこまめに飲むようにしたり、水の種類もミネラルウォーターがおすすめだったりと、より効果を高めるためにも一定のルールのようなものもあるんですね。

こちらではそんな、水を飲むことの効果や、ダイエット効果を高めるための水の飲み方、1日の量や水の種類、

水ダイエットをする時の注意点などについてもご紹介してみましたので、簡単手軽にダイエットしたい方、ダイエットでストレスをためたくない方、

色々と試しているけどなかなかやせにくいなという方もぜひ参考になさってみてください!

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