首のしわって意外と見られているもので、首にしわがあるだけで老けて見られたり、逆に首がつるんとしているだけで若々しい印象も保つことができます。
かといって、首は顔のようにメイクでカバーすることも難しくて、気になるけどそのままにしているという方も多いかもしれません。
そこで今回はそんな気になる首のシワの原因や、あまり知られていない意外な原因、
しわ改善のための簡単ケアや予防法、首にしわができてしまう毎日のNG行動や注意点などについても詳しくご紹介してみたいと思います。
どれも簡単に今すぐ始められるものばかりですので、ぜひ実践なさって首から若々しい印象、エイジレス肌を目指しましょう!
若い方で首のしわに悩まれている方にもおすすめです!
1.首のしわの原因とは?
●顔筋の衰えによるあごのたるみ
首にしわができる主な原因としてまず、顔筋の衰え、そのことによってあごがたるんでしまうことが考えられます。
顔には表情筋と呼ばれる筋肉が張り巡らされていて、その表情筋の一つに「広頸筋(こうけいきん)」という筋肉があるのですが、
この広頸筋という筋肉は、あごの下から胸のあたりにまで広がっている筋肉であり、あごのあたりを支えている筋肉でもあります。
そしてその広頸筋が衰えてしまうことによってあごがたるんでしまい、あごのたるみで下に下がることによって、重力に逆らえずに首の皮膚も下に下がってしまい、
その結果として首にしわができてしまうことになります。
またそんな広頸筋の衰えは主に加齢が原因として考えられます。
●肌の弾力不足
年齢とともにどうしてもコラーゲンが減少して、肌の弾力も低下してしまいます。
そのことによってどうしても肌にしわができてしまいやすくなり、顔に小じわができてしまいやすくなり、年齢とともに小じわが目立ってきたという方も多いと思いますが、
そんな顔のしわと同様に、首の皮膚も弾力が失われることによって、しわが目立ちやすくなってしまいます。
●肌の乾燥
肌というのは潤っている状態だとしわが目立ちにくくなり、乾燥した状態になるとどうしても目立ってしまいます。
やはり乾燥による顔の小じわと同様に首の皮膚が乾燥した状態だとしわが目立ちやすくなります。
また顔の皮膚に比べると、首の皮膚は薄くなっていて、その分乾燥しやすく、
さらに、首は顔に比べると汗もかきやすくなっていて、汗をかくと、汗が蒸発する時に水分まで同時に奪ってしまうことになり、より肌の乾燥をすすめてしまいます。
そのことにより細かなしわができやすくなるといいます。
●姿勢の悪さ
例えば、うつむいて首にしわができてしまうような姿勢を長時間続けることによって首にしわが刻まれてしまうことがあります。
通常しっかりとコラーゲンが保たれていたり、潤いが保たれている肌であれば、元の姿勢に戻せば、しわも自然と消えるのですが、
肌に弾力が足りなかったり、乾燥した状態であれば、うつむいた時にできてしまったしわが元に戻りづらく、
またしわができている時間が長くなると、深く刻まれてしまうことになり、姿勢を元に戻しても、しわができた状態になってしまうこともあります。
2.首のしわを改善させる5つの方法
このように首のしわの原因にはいくつかあって、特に、筋肉の衰えや弾力不足によるしわは加齢が原因になっているものもあるので、
年のせいだとあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
きちんとケアをしてあげることでしわを改善させたり、予防することも十分に可能です。
ここからはそんな首のしわを改善させるためのおすすめの方法についてご紹介してみたいと思います。
●軽くマッサージする
軽くマッサージしてあげることも効果的です。
その方法としては、
1.まず首の中央を、下から上にかけて、両手で撫で上げるようにして、優しくマッサージしてあげます。
しわを伸ばす効果はもちろん、下がりがちな皮膚をリフトアップする効果、血行を促して、血液やリンパの流れをよくする効果、
皮ふの代謝をよくするといった効果も得られます。
2.首の中央のマッサージができたら次は、首の側面のマッサージです。
首のしわの多くは横方向にできるものですので、首の側面のマッサージも横方向に行うようにします。
首の中央から右に向かって優しくなでるようにマッサージし、
次に反対側、首の中央から左に向かって優しくマッサージします。
この時、右側は左手の手の平で、左側や右手の手の平で行うとマッサージしやすいですね。
マッサージする時は、肌を傷めないようマッサージクリームなどを塗ってから行うようにすると、摩擦を減らすことができますし、
また、力加減も、なでる程度の優しい力でも効果はありますので、力が入りすぎには気を付けて行うようにしましょう。
●老廃物を排出するリンパマッサージもおすすめ
リンパの流れが滞って、老廃物が上手く排出されず、そのことで肌の代謝も悪くなり、しわになっていることもあります。
そんな場合には、リンパマッサージもおすすめです。
その方法もとても簡単で、
全身のリンパ液が集まる部分が鎖骨にありますので、
1.まず、鎖骨のくぼみの部分に指をあてて、鎖骨の内側を軽くさするようにしてマッサージし、鎖骨の部分をほぐしてあげるようにします。
2.次に、首の中央部を上から下へと5回ほど、優しくさすってあげるようにします。
3.そして最後に、首の側面を両手の平で上から下へ、あごの下から鎖骨まで優しくさするようにして、リンパを流してあげるようにします。
こうすることで、滞りがちなリンパの流れをよくすることができ、肌の代謝アップ、首のしわ改善にも効果的です。
この時も、マッサージクリームなどを塗ってから行うようにし、加える力も優しく行うようにしましょう。
●しっかりと保湿をする
顔の肌の乾燥と同様、首の肌が乾燥することでしわにつながってしまうこともあります。
また首の皮膚というのは顔よりも薄いことから、乾燥もしやすく、顔と同じようにしっかりと保湿する必要があります。
といっても特別なケアが必要というわけではなく、毎日のスキンケアで顔に使って余った化粧水や乳液、保湿クリームを首にも塗るだけでいいんですね。
この時も、顔と同じように優しく塗布してあげるようにしましょう。
また特に深く刻まれて目立ってしまっているしわには、しわ改善のために作られた専用の美容液もおすすめです。
このような美容液には、しわ改善効果が期待できるレチノールなどの有効成分が高濃度に配合されているものが多く、
主に目尻や口元に使用するものがほとんどですが、首に使用しても効果が期待できるようになっています。
この時も、皮膚にダメージを与えないよう優しく塗布するようにしましょう。
また、首は汗もかきやすいので、汗をよくかく日中よりもお休み前に使用するのもおすすめです。
さらに今では、首専用のネッククリームというものもあります。
このようなクリームにはコエンザイムQ10やプラセンタといった、肌の新陳代謝を促進し、肌にハリを与えたり、肌の内側から弾力を促して、しわを改善してくれるものも多くあります。
特に、加齢によって肌の弾力が足りなくなってしわになっている方におすすめですね。
●しっかりと紫外線対策する
紫外線はシミやくすみの原因になるだけではなく、肌の深部に届くことにより、肌内部のコラーゲンやエラスチンを破壊し、
肌のたるみやしわの原因にもなってしまいます。
顔や腕はしっかりと紫外線対策をしているけれど、首は意外と怠りがちで、まったく対策していないという方も多いかもしれません。
首も顔と同じように紫外線にさらされやすい箇所でもありますので、しっかりと対策をしておく必要があり、
例えば、日焼け止めを首にもしっかりと塗っておく、帽子をかぶる時には、首まで日よけができるつばが広い帽子をかぶるようにする、
外出する時には日傘をさす、日陰を選んで歩くようにするといったことがおすすめです。
●体の内側から改善させる
お顔と同じように、首のしわの改善も、外側からのケアと同じように、体の中からのケアも大切になってきます。
例えば、毎日の食事でも改善させることができるようになっていて、
そのためにぜひ摂りたい栄養素が、
・ビタミンC
・ビタミンE
・βカロチン
・ポリフェノール
といった栄養素です。
たんぱく質は体内で筋肉や皮膚を作り上げるもとになる栄養素です。
しっかりと筋力を保ったり、肌の弾力やハリを保つのにも欠かせない栄養素であり、ピンとした若々しい肌を保ち、首のしわの改善にも欠かせない要素となっています。
またビタミンCには高い抗酸化作用があり肌の酸化を防いだり、紫外線による肌のダメージも防いでくれる効果、
さらに肌内部でコラーゲンの生成を促してくれるといった働きもあり、しわを改善してくれるようになっています。
ビタミンEにもまた抗酸化作用があり、さらに優れた血行促進効果もあり、肌にハリも与えてくれるようになっています。
またβカロテンには、皮膚や粘膜を健康に保ってくれる働きがあり、つるんとした肌のハリにもとても効果的な栄養素となっています。
そして、ポリフェノールにもまた非常に高い抗酸化作用があり、
肌の酸化を防いで肌の若々しさを保ち、また、紫外線ダメージも防いで、紫外線によるしわ防止にもとても効果的な栄養素となっています。
このような栄養素が豊富に含まれる食べ物をバランスよく食べるのがおすすめで、
例えば、たんぱく質ならお肉や魚、大豆や大豆製品などがおすすめですし、
ビタミンCなら柑橘類やキウイ、アセロラ、ブロッコリーやかぼちゃなどの緑黄色野菜がおすすめです。
またビタミンEなら、ナッツ類や植物油、うなぎ、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜からも摂ることができるようになっていますし、
βカロチンなら、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草、モロヘイヤなどの緑黄色野菜や、
柑橘類やスイカなどの果物からも摂ることができるようになっています。
さらにポリフェノールなら、緑茶やトマト、赤ワイン、赤ブドウ、チョコレート、コーヒー、ココア、紅茶、大豆や生姜などから摂ることができるようになっています。
毎日の食事の中でこのような食品をバランスよく取り入れることもおすすめですね。
3.毎日の何気ない習慣にも注意が必要!
首にしわができる原因として、毎日の何気ない動作や習慣が原因になっていることも意外と多くて、
特に、若い方で首にシワができてしまっている方の場合、このような習慣を見直すことで簡単に改善させることもできるかもしれません。
例えば、その原因としては、
●姿勢の悪さ
首のしわの原因として、姿勢の悪さが原因になっていることも多いです。
例えば、仕事でパソコンと向き合っている時間が長いといった方も多いと思いますが、その時、パソコン画面の位置が低いとどうしても顔が下向きになり、
そのことで首にしわができてしまい、そんなしわのできた姿勢が長時間続くことで、改善させにくい状態まで刻まれてしまうこともあります。
また特に注意が必要なのが長時間のスマホの使用で、スマホを使う時には、パソコン以上に姿勢が悪くなってしまいがちで、
やっぱりそんな姿勢の悪い状態が続くことでしわが刻まれてしまうこともあります。
そのため例えば、パソコンの画面の位置が低すぎないように調節する(できれば目線の高さかやや下向きくらいがおすすめ)、
スマホやタブレットを使う時には、下を向きすぎないよう、画面の位置をやや高めに持ってくるようにして、
また、パソコンにしてもスマホ、タブレットにしても、長時間の使用になる場合には、定期的に休憩を取るようにして、
休憩の際には、首を伸ばすことができるようなストレッチをするのもおすすめですね。
●枕の高さが合っていないことも
普段の姿勢と同じくらい、首のしわの原因になることとして、睡眠時も考えられます。
例えば、多いのが、枕が高すぎることで首にしわができている状態で何時間も眠ってしまうことになり、
そのことで、やはりしわが刻まれてしまうこともあります。
特に眠っている間はそのことに気づきにくく、習慣化しやすいため、起きている時以上に注意する必要があります。
また、眠る時の理想の姿勢としては、頭、首、背中の位置が、立っている時の自然な位置のような姿勢がいいとされています。
さらに枕の高さとしては、個人差はあるものの、3センチ~5センチ程度がいいとされていて、
そのことで首にしわができにくくなりますし、またそのように正しい姿勢で眠ることで、質の良い睡眠が得られたり、血流もよくなるといった嬉しい効果もあるんですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
首って顔と同じように、年齢が表れる箇所であり、年齢が表れるのに、顔のようにメイクでカバーすることもできなくて、
それでいて、意外と見られている箇所でもあるんですね。
それに同じ年齢であっても首のしわが目立つ方とそうでない方では圧倒的に首にしわがない方の方が若く見えますよね。
首のしわも顔のと同じように、年齢だからとあきらめかけてしまいがちですが、そんな首のしわにはいくつかの原因もあって、その原因を知って、きちんとケアしていくことで改善させることもできるんですね。
こちらではそんな気になる首のしわの原因やあまり知られていない意外な原因、
さらに今からでもすぐに始められるケア法、予防法などについても色々とご紹介してみましたので、
ぜひ参考になさって首から若見えを目指しましょう!
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